週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

はじめての? 山登り 白猪谷へ その2

2012年05月09日 | 自然写真 季節の花

 5月6日 初めての?山登り より続きです。

201205061345_319  昼食を終えると、三脚を展開して滝の撮影を開始。陽当たりのいい斜面なので、シャッタースピードを落とすのは難しい。PLフィルターにNDフィルターを重ね、1/2秒程度までシャッター速度を落とす。
 新緑に囲まれた渓谷の写真は、緑がかって見えてしまう。なかなかいい感じにならない。綺麗な滝なのだが、撮り方が分からないといった感じだろうか。まだまだ自分の引き出しが少ないことを痛感する。
 メインの滝の脇にもう一つ小さな滝。別の流れが滝となって合流する。小さな夫婦滝といった感じだろうか。

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Photo

 名残惜しいが滝を後にして、沢を少し遡り、登山道に戻る。沢と道の合流地点にはワサビ田。山荘しらさのマネージャーの話によれば、白猪谷から昇って来た道は、この地点でシラサ峠行きと子持権現行きとに分岐することになる。子持権現行きの道は廃道になっていると言っていた。もう少し注意していれば道を見つけられたかも。
 登山道は沢から離れて下っていく。途中見つけたいろいろな花を撮影しながらの、ゆっくり楽しい道のりだった。
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 登山道から林道に降りたのは14時半。少し歩いて再び登山道へ。もう一度林道に出てバンガローを通過すると、今度は渓谷沿いの遊歩道。
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 シャクナゲが残る気持ちのいい遊歩道を歩く。生憎シャクナゲの花は写真に向いた場所になく、いい絵が撮れなかったが、美しい水の渓谷、心地よい水音。ここを歩くだけで、ここまでやってきた甲斐があったと思える。

 渓谷沿いに咲くキツヅジ。水辺に咲いている二人とも喜んで近づき、流れをバックに撮影する。写し終わるたびに「今日はこれで十分」と言いながら、次の花を見るとやっぱり撮影してしまう。
 一人の時は、これほど花にこだわったことはなかったが、やはりKENさんと一緒のせいだろうか。KENさんの写した後を追いかけるだけでなく、自分でもいい絵を探している。これが本当に楽しい。
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 車を停めておいた白猪谷遊歩道入口に着いたのは16時近く。降りるだけなら2時間足らずの道程を、食事しながらとはいえ4時間近くをかけて歩いたことになる。それだけこの道を楽しんだわけだ。
 私の車でシラサ峠まで戻る。山荘しらさの前で小休止していると、山荘のマネージャーが施錠の為出て来たので、改めて情報の礼を言って、帰路に着く。
 KENさんはスカイラインを帰るかと思ったら、私と同じく瓶ケ森林道を東に向いて走る。もう一ケ所アケボノツツジのポイントを教えてくれるというのである。来るときには気づかなかったのだが。寒風茶屋まであと少しというところで、アケボノツヅジの群生が目に入る。東から来たら気付かない場所である。ここでも花は十分な数ではないが、楽しめる場所だった。
 しばらく同じ方向に走り、裏寒風に回るというKENさんとわかれて、後はまっすぐ帰路に。

 帰宅したのは19時半。片道3時間近く走った遠征だが、今までとは違う充実感のある一日だった。滝巡りでない遠征もいいものだ。いい道連れがあってのことだが。

 339km 18,757歩 心地よい疲れと、撮った写真の整理の大変さに思いを残しながら、早々に眠りにつくのだった。

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初めての? 山登り 白猪谷へ その1

2012年05月08日 | 風景写真

 5月6日 初めての?山登り より続きです。

201205060936_203  岩黒山頂上から、別ルートで降りてくる。丸滝へと直行するルートに合流し、土小屋駐車場へと戻る。途中の会話は、山に登る頻度について。
 山行会の会長をされているKENさんは、月一回の山行会の合間に個人で山歩き。私の方は、日曜・祝日の度に滝めぐりに出かけている話をすると、疲れませんかと言われた。確かに身体的には疲れるが、いつも机にしがみついて仕事している身にとって、滝巡りはこれ以上にないリフレッシュ手段である。自然に触れ合う楽しみを知っているKENさんだから、私の思いはすぐ理解していただける。
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 下りながら、途中の野草も見逃さない。一人だとあまり気にしないのだが、KENさんにつられて、私も野草撮影。
 この時装着していたレンズは18-200mm。少し離れて望遠側で撮影。野草を撮るには、地面に腹ばいになったり、斜面に乗り出したり・・・。バリアングル液晶だとこういう時便利だが、今日は持ってきていない。腹ばいになってまで撮影していると、いかにも野草撮影という感じで、面白かった。
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 土小屋駐車場に戻り、それぞれの車で白猪谷入口に向かう。よさこい峠から長沢林道へ、その途中で見かけたアケボノツツジ。バックは今登ってきた岩黒山である。
 白猪谷の入り口に私の車を停め、KENさんの車に同乗して、再び長沢林道を戻る。シラサ峠まで戻り、情報収集の為、山荘しらさでコーヒーを注文した。山荘のマネージャーに冬の状況について情報をもらった後、、山荘の脇から谷へ下りていく。
 ウィンドブレーカーを脱ぎ、バックに入れる。この頃にはすっかり青空で、快適な山歩きである。光さしこむ新緑の森を楽しみ、野草を楽しみ、立ち止まっては撮影しながら、白猪谷への道をおりていく。
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 小さな沢を越えたところで、KENさんが「食事にしませんか」と。気がつくと1時半になろうとしている。二人ともすっかり時間を忘れて楽しんでいたのだ。
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 適当な場所を探していると、心湧きたつ水音が聞こえる。滝があるようだ。道を外れ沢沿いに少し下ると、綺麗な滝が見えてきた。滝前に降り、ザックを下ろして昼食タイム。

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初めての? 山登り 岩黒山のアケボノツツジ

2012年05月07日 | 風景写真

 昨秋から石鎚系秘境三滝をご一緒したKENさんから、白猪谷ルート探索行のお誘いがあった。冬の瓶ケ森挑戦の為の調査ということだったが、冬山を見てみたいと思っていたし、山を歩くにはベテランについて歩くのが一番なので、喜んでお誘いを受けた。
 朝4時半出発。高松の天候は薄曇り、気温は21℃。いよ西条で高速を降り、寒風山から瓶ケ森林道へ。高度を上げるにつれ、薄い雲は晴れ、青空が広がってくる。山歩きには絶好の日に思える。
 いつもより早く、7時過ぎに土小屋到着。8時集合なので早すぎる。土小屋周辺はガスに覆われ、気温は7℃。少し準備体操をして、装備を確認。思っていたより寒かったので、ウィンドブレーカーを着込む。ノースフェイスのこのウィンドブレーカーはコンパクトで持ち運びしやすく、結構暖かいし、フードを広げれば簡易雨具にもなるスグレモノ。こういうときは重宝する。
 7時半になってKENさんにメールを入れると、すぐに電話が。電話をとりながら外を見るとKENさんが歩いてきている。いつ到着したのか気付かなかった。早速支度して出発。
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 最初は岩黒山を登る。土小屋駐車場からすぐ登山道が始まっており、アケボノツツジが目的である。
 道中KENさんが、昨年より一週間早く来たが、少し早かったかなと話していると、ピンクの花が見えた。これはいけるかと話しながら、KENさんご推薦の第一ポイントへ。
 斜面にピンクの花。道を少し外れ、笹の低い藪を掻き分けていくと、丁度アケボノツツジノのバックに石鎚が入る。薄曇の空を背景にしたのがKENさんの好みだそうだが、これが青空だとどんな感じだろう。
201205060759_013_2  KENさんは突き出した岩に登って違う角度で撮っている。続こうと思ったら、急に強い風が吹いて来たのでやめた。 KENさんは強風の中、まったく気にせず岩の上から撮影している。このバランス感覚があるから、山道をスムーズに歩けるのだと思って、うらやましくなる。

 しっかり堪能して次のポイントへ。
強風が雲を呼び、時折雨がぱらついてきた。
稜線上に、一本のアケボノツツジがあり、そこから脇を見ると、いい形の木が目に入る。
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201205060837_081  北東側の斜面なのだろう、バックには瓶ケ森。花開いているのは一部で、上の方が色づいていないのが残念。ここで三脚を取り出し、腰を据えて撮影。
 今日持ってきたのは折りたたみ式の軽い三脚。笹の覆いしげる斜面では軽い三脚は使い勝手が悪い。何とか笹の間に脚を据え、露出を絞り込んで、遠景を生かそうと試みる。
 斜面を少し降りただけで、こちらは全く風が来ない。稜線の反対斜面では、木々を揺らす風の音がしているのに、こちら側は平和そのもの。
 後から来た人たちが、入れ替わり撮影していく中、我々はしっかり腰を据えている。左右・上下に見る角度を変え、アップや広角、ホワイトバランス、露出を変えて、かなりの枚数を撮影。デジタルならではである。
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201205060900_147  ここでもしっかり堪能してポイントを移動。頂上までの山登りをしたことがないと言ったら、せっかくだから頂上まで行きましょうということになり、稜線に沿って頂上を目指す。
 途中、スカイラインを見おろすポイントにピンクの花。花の数が少しさびしいが、スカイラインのくねったラインがポイントになる。
 ここでも風が強かった。少し歩いて稜線を少し下がったあたりで、風をしのぎながら小休止。
 ここでKENさんから文旦を頂いた。思ったより甘い。疲れをいやしてくれる。そうしていると、フードをかすめるように何かが飛んできた。振り向くと。50cm先の枝に野鳥。
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 シジュウカラかと思ったが、帰って調べてみるとヒガラのようだ。急いでカメラを取り出すと、飛び去った・・・と思ったら、すぐ近くの枝へ、そして今度は足もとの草へ、再び最初の枝へ。
こんな機会はなかなかない。出発して1時間半で1日分堪能した気分。

 休憩を終え、再び山頂を目指す。山頂に着いたのは9時40分。ほぼ同時に到達した方に、記念写真を撮ってもらう。バックに石鎚で、いい記念になった。下りはルートを変えて、土小屋駐車場に戻る。

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初めての? 山登り アケボノツツジへ

2012年05月06日 | 風景写真

 GWの最後は、KENさんからお誘いを受けた白猪谷ルート探索の為の山歩き。アケボノツツジノのおまけつき。滝を目的としない山歩きは、初めてのようなもの。
 さすがに今日は疲れました。取りあえず一枚だけUPします。
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魚止めの滝と新田の滝

2012年05月05日 | 自然写真 滝

5月4日 上﨟の滝のつづきです。

 上﨟の滝を後にして、R438に出ると西へ向かう。神山町には雨乞いの滝を始め、数多くの名滝があり、未訪瀑の滝も多い。上﨟の滝の初訪瀑を果たしたので、後は久しぶりに訪れる滝を目指す。美馬市との境近くで国道を外れ、未舗装の道を3.5km走って到達する魚止めの滝。
 4年前に訪れた時には、行き止りの500m手前で道が崩壊していたが、修復され通過可能になっていた。と思ったら後100mのところで落石。天候があやしいので一応傘を持って、出発。
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 最初に石伝いに渡渉し,砂防堤の脇を登っていくと、前方に見えてくる。と、その少し手前、右岸側から合流する沢にも綺麗な滝。前回記憶にないので、増水した時に現れる滝かもしれない。
 濡れた苔で滑りやすい岩場を越えて、滝前に着いたが、水しぶきが掛かるので、少し戻って荷を下ろす。丁度正午になったので、まず昼食。
 一息つくと撮影開始。さすがに今日は水量が多いので、滝前をわたって左岸に渡るときは一苦労。何とか少し靴を濡らす程度で済んだが、長靴でくるべきだったと少し後悔。
 前回の訪問では、高さを感じなかったのだが、今回は結構落差があるように感じた。周囲の緑に映えて、優美な滝の印象があり、桂さんのHPでも水量が少なめの方が美しいかもとのコメントがあった。今回も新緑の中で優美な感じは変わらないが、私としては今回の水量の方が好みである。
Photo
 装備を背負っての帰り際、下から見上げる滝も見事だったので再び三脚を下ろして撮影。
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 魚止めの滝を後にし、R493を美馬市に入る。半月前なら枝垂れ桜に彩られていた川井峠を下り、旧・木屋平村へ。ここで新田の滝を訪れようと思い、木屋平中のまでから国道を外れ、川に降りていく。昔はなかった綺麗な橋がかかったが、それだけでその先の道がない。昔からある細い道で川を渡り、標識に従って山道を登る。「名勝・新田の滝」の小さな標識の脇に丁度一台分の駐車スペースがあり、そこに停めると、今度は長靴に履き替えて遊歩道へ。
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 少し崩壊気味の遊歩道を5分ほどで到着する、新田の下の滝。以前は大木が滝前に横たわっていたのだが、朽ちた分が折れたようで少し見やすくなっていた。残った木伝いに渡渉しようとしたが、もろそうだったので、浅い部分を長靴で渡る。滝の右岸がわに踏み跡があるのでそれを伝って上へ登ると、新田の滝が見えてくる。

 綺麗な直瀑で、滝めぐりを始めた頃、あこがれた滝の一つだが、あまりに素直すぎて、最初ほどの感動はない。
 天候がいいと白飛びしてしまうので、曇り空の今日の方が写しやすい。増水して迫力のある姿を見ると、やはり心が弾む。

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 滝前のスペースは狭いので、ここではワイドコンバータの広角が嬉しい。PLフィルターを付けられるワイドコンバータを入して正解。
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 新田の滝を後にしたのは15時過ぎ。もう一ヶ所寄りたかったが、時間的に無理そうなので、帰路に着く。
 藤巡りは失敗だったが、上﨟の滝初訪瀑、増水した魚止め・新田の滝を訪れることができ、今日も充実した遠征だった。
 今日の走行距離212km 10,381歩

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