昨日(8月29日)行われた民主党代表選の第一回投票で「国民的人気No1」の前原誠司候補(74票)に大差をつけて、
野田佳彦候補が102票を獲得して143票の海江田万里候補に次ぐ第二位につけました。
野田候補の予想外の大量得票に会場は一瞬どよめきが起こったほどでした。
代表選当日の朝開かれた野田候補決起集会に集まった国会議員は50名程でしたが第一回投票では102票を獲得したのです。
この逆転劇に関し昨日の日刊ゲンダイに以下のような気になる記事を見つけました。
<<・・・小沢グループの若手議員が言う。「たしか菅首相が退陣表明した当日(8月26日)でしたが、旧知の財務官僚がふらりと事務所に来て、
『先生がご熱心のあの案件、予算が付けられる方向でやりたい』なんて言うんです。『野田さんなら、この予算の必要性がわかる』とか
『そのためにはマニフェストの見直しはやむおえないところも・・・』とか、暗に野田支持を呼び掛けてきた。ほかの議員のところにも、
同じような誘いがあったと聞いています」。なんとしても増税派の野田に勝ってもらいたい財務省が、予算を人質に他陣営の切り崩しにかかっていたの だ。>>
すなわち野田候補の選対本部が表で多数派工作を行っている時に、裏では財務官僚が投票日までの3日間に中間派議員をターゲットに
予算を盾にした「買収工作」を仕掛けていたのです。
このような不正行為は決して許されるべきではありません。
▼ 昨年の民主党代表選でも「党員・サポーター票不正行為」の疑い!
昨年年9月14日に投開票が行われた小沢一郎氏と菅直人氏とが争った民主党代表選では党員・サポーターも投票できました。
この時の党員・サポーター登録者数は342,493人、投票総数は229,030票、投票率は66%でした。
すなわち約11万人の党員・サポーターが棄権したのです。
民主党の党員・サポーターはわざわざ会費を払って党員なりサポーターになった人たちですので、党の代表すなわち日本の首相を選ぶ
選挙に対しては一般の有権者よりも強い投票意欲を持っています。
この重要な代表選を11万人の党員・サポーターが棄権したとは普通では考えられえられないことです。
菅直人氏は137,998票、小沢一郎氏は90,194票を獲得したと発表されましたが、実際は小沢一郎氏の獲得票数がずっと多かったのだと思い ます。
この時の問題は、党員・サポーターに配布された投票ハガキには候補者名を隠す「保護シール」がなく誰でも見れる状態で集められた事でした。
投票用紙に書かれた候補者名は配達の郵便局員にも、営業倉庫で仕分け作業したアルバイトにも、現場で指揮した選挙管理員にも誰でもが見れる状態 だったのです。
あまりにも多すぎる棄権者数と「保護シール」がなく誰でも見れる投票用紙の二点から推測すると、数万票の小沢一郎氏と書かれた投票用紙が
密かに破棄され棄権者として集計されたのだろうと推測されます。
▼NHKの「誤報」を装った露骨な野田候補誘導工作!
NHKは昨日の民主党代表選の決選投票中継の最中、「馬淵澄夫前国土交通相が海江田万里経済産業相以外の候補を支援する」と嘘の
情報を記者に言わせました。
この嘘情報は決選投票の最中に流されましたので、中間議員の中にはこの情報を受けて勝ち馬の野田候補に投票した議員がいたかも知れません。
NHKはその後の番組で訂正しましたが、一言で簡単に訂正すれば良いというものではありません。
NHKの経営幹部は「誤報事件」の真相を調査しその経緯を公表し謝罪して関係者を厳重に処分すべきなのです。
以下はこの件を報道する朝日新聞の記事です。
● 馬淵氏の呼びかけめぐりNHKが訂正 民主代表選
2011.08.29 朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY201108290475.html
NHKは29日、民主党代表選の決選投票の中継放送で、馬淵澄夫前国土交通相が海江田万里経済産業相以外の候補を支援すると報道し、
その後の番組の中で訂正した。当時投票は続いていて、投票行動に影響した可能性がある。馬淵氏は代表選終了後、「増税はすべきではない、
デフレ脱却を第一に掲げると言ってきた。海江田氏に投票した」と記者団に語った。
NHKは野田佳彦財務相、海江田両氏が争った決選投票を実況中継するなかで、男性アナウンサーが「鹿野道彦農林水産相の陣営は野田財務相に
一致して投票する方針を確認した。また、馬淵前国交相は今日午前の出陣式で、決選投票になった場合は海江田経産相以外の候補者に投票するよう
自らの陣営に呼びかけた」と伝えた。
その後、この中継番組の中で代表選の解説などをしていた政治部記者が「正しくは馬淵さんが『増税はすべきでなく、決選投票になった場合は
私の政策に近い海江田さんに投票していきたい』と表明した」と説明し、報道内容を訂正した。
NHK広報局は「馬淵氏の決選投票の対応は投票開始後に伝えたが、取材情報に基づいて、改めて馬淵氏の対応を伝えた」と説明した。
______________________________________________________________
(転載終わり)
▼ 民主党代表選挙に「公職選挙法」を適用せよ!
実質的に日本の首相を選ぶ民主党代表選挙は公的な選挙とは認められず、あくまでも政党の私的な選挙としてみなされて「公職選挙法」は適用されませ ん。
小さな市の市会議員選挙で候補者が選挙民を招待して3000円程度の食事、酒を提供したとして「公職選挙法」違反容疑で警察に候補者本人と妻が逮 捕され、
支援者が拷問的な取り調べを受けたという事件がありました。
他方、一国の首相を選ぶ民主党代表選には「公職選挙法」が適用されず、財務官僚のあからさまな「予算を人質にした買収工作」やNHKの「誤報事 件」など
勝つためにはなんでも許されるという、法治国家としては考えられない不正が行われても何の処罰も何の規制もないのです。
政党には年間350億円の政党助成金が支払われています。政党の代表を選ぶ代表選挙は私的なものではなく公的なものです。
しかも一国の首相を選ぶ与党の代表選挙は最も重要な公的な選挙であり厳格な「公職選挙法」を適用すべきですなのです。
(終わり)
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野田佳彦候補が102票を獲得して143票の海江田万里候補に次ぐ第二位につけました。
野田候補の予想外の大量得票に会場は一瞬どよめきが起こったほどでした。
代表選当日の朝開かれた野田候補決起集会に集まった国会議員は50名程でしたが第一回投票では102票を獲得したのです。
この逆転劇に関し昨日の日刊ゲンダイに以下のような気になる記事を見つけました。
<<・・・小沢グループの若手議員が言う。「たしか菅首相が退陣表明した当日(8月26日)でしたが、旧知の財務官僚がふらりと事務所に来て、
『先生がご熱心のあの案件、予算が付けられる方向でやりたい』なんて言うんです。『野田さんなら、この予算の必要性がわかる』とか
『そのためにはマニフェストの見直しはやむおえないところも・・・』とか、暗に野田支持を呼び掛けてきた。ほかの議員のところにも、
同じような誘いがあったと聞いています」。なんとしても増税派の野田に勝ってもらいたい財務省が、予算を人質に他陣営の切り崩しにかかっていたの だ。>>
すなわち野田候補の選対本部が表で多数派工作を行っている時に、裏では財務官僚が投票日までの3日間に中間派議員をターゲットに
予算を盾にした「買収工作」を仕掛けていたのです。
このような不正行為は決して許されるべきではありません。
▼ 昨年の民主党代表選でも「党員・サポーター票不正行為」の疑い!
昨年年9月14日に投開票が行われた小沢一郎氏と菅直人氏とが争った民主党代表選では党員・サポーターも投票できました。
この時の党員・サポーター登録者数は342,493人、投票総数は229,030票、投票率は66%でした。
すなわち約11万人の党員・サポーターが棄権したのです。
民主党の党員・サポーターはわざわざ会費を払って党員なりサポーターになった人たちですので、党の代表すなわち日本の首相を選ぶ
選挙に対しては一般の有権者よりも強い投票意欲を持っています。
この重要な代表選を11万人の党員・サポーターが棄権したとは普通では考えられえられないことです。
菅直人氏は137,998票、小沢一郎氏は90,194票を獲得したと発表されましたが、実際は小沢一郎氏の獲得票数がずっと多かったのだと思い ます。
この時の問題は、党員・サポーターに配布された投票ハガキには候補者名を隠す「保護シール」がなく誰でも見れる状態で集められた事でした。
投票用紙に書かれた候補者名は配達の郵便局員にも、営業倉庫で仕分け作業したアルバイトにも、現場で指揮した選挙管理員にも誰でもが見れる状態 だったのです。
あまりにも多すぎる棄権者数と「保護シール」がなく誰でも見れる投票用紙の二点から推測すると、数万票の小沢一郎氏と書かれた投票用紙が
密かに破棄され棄権者として集計されたのだろうと推測されます。
▼NHKの「誤報」を装った露骨な野田候補誘導工作!
NHKは昨日の民主党代表選の決選投票中継の最中、「馬淵澄夫前国土交通相が海江田万里経済産業相以外の候補を支援する」と嘘の
情報を記者に言わせました。
この嘘情報は決選投票の最中に流されましたので、中間議員の中にはこの情報を受けて勝ち馬の野田候補に投票した議員がいたかも知れません。
NHKはその後の番組で訂正しましたが、一言で簡単に訂正すれば良いというものではありません。
NHKの経営幹部は「誤報事件」の真相を調査しその経緯を公表し謝罪して関係者を厳重に処分すべきなのです。
以下はこの件を報道する朝日新聞の記事です。
● 馬淵氏の呼びかけめぐりNHKが訂正 民主代表選
2011.08.29 朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY201108290475.html
NHKは29日、民主党代表選の決選投票の中継放送で、馬淵澄夫前国土交通相が海江田万里経済産業相以外の候補を支援すると報道し、
その後の番組の中で訂正した。当時投票は続いていて、投票行動に影響した可能性がある。馬淵氏は代表選終了後、「増税はすべきではない、
デフレ脱却を第一に掲げると言ってきた。海江田氏に投票した」と記者団に語った。
NHKは野田佳彦財務相、海江田両氏が争った決選投票を実況中継するなかで、男性アナウンサーが「鹿野道彦農林水産相の陣営は野田財務相に
一致して投票する方針を確認した。また、馬淵前国交相は今日午前の出陣式で、決選投票になった場合は海江田経産相以外の候補者に投票するよう
自らの陣営に呼びかけた」と伝えた。
その後、この中継番組の中で代表選の解説などをしていた政治部記者が「正しくは馬淵さんが『増税はすべきでなく、決選投票になった場合は
私の政策に近い海江田さんに投票していきたい』と表明した」と説明し、報道内容を訂正した。
NHK広報局は「馬淵氏の決選投票の対応は投票開始後に伝えたが、取材情報に基づいて、改めて馬淵氏の対応を伝えた」と説明した。
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(転載終わり)
▼ 民主党代表選挙に「公職選挙法」を適用せよ!
実質的に日本の首相を選ぶ民主党代表選挙は公的な選挙とは認められず、あくまでも政党の私的な選挙としてみなされて「公職選挙法」は適用されませ ん。
小さな市の市会議員選挙で候補者が選挙民を招待して3000円程度の食事、酒を提供したとして「公職選挙法」違反容疑で警察に候補者本人と妻が逮 捕され、
支援者が拷問的な取り調べを受けたという事件がありました。
他方、一国の首相を選ぶ民主党代表選には「公職選挙法」が適用されず、財務官僚のあからさまな「予算を人質にした買収工作」やNHKの「誤報事 件」など
勝つためにはなんでも許されるという、法治国家としては考えられない不正が行われても何の処罰も何の規制もないのです。
政党には年間350億円の政党助成金が支払われています。政党の代表を選ぶ代表選挙は私的なものではなく公的なものです。
しかも一国の首相を選ぶ与党の代表選挙は最も重要な公的な選挙であり厳格な「公職選挙法」を適用すべきですなのです。
(終わり)
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