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《注目意見》 DVD「たたかう社会科教師 増田都子取材記録」をみて たろじいのブログ

2009年05月09日 11時09分15秒 | 政治・社会
■ DVD「たたかう!社会科教師 増田都子取材記録」をみて たろじいのブログ

 2009.4.23  http://pub.ne.jp/tarojii/?entry_id=2104814

東京で,ひとりの女性教師が,不当な免職(解雇)の取り消しをもとめて裁判をたたかっている。

韓国とイギリスのテレビ局が取材した4つの番組を収録した,22分,200円の軽い DVD だが,内容は重い。

なぜ重いのだろうか? それは日本のテレビ局がほとんど報道していないこと自体の重さであり,東京都教職員組合

足立支部が所属組合員をうらぎった誤りの重さであり,日本の右傾化がいよいよ力をおびてきたことの重さではないだろうか? 

逆にいえば,それにもかかわらず断固としてたたかう増田都子さんの,自立した個人としての人格の重さとも感じられる。

2005年に韓国の MBC テレビが報道した番組のなかに,こんな書状が紹介される。これは卒業する教え子から増田さんに贈られたもので,毛筆の楷書体で,ていねいに書かれている。

「私達は三年間を通して勉強の必要性を学びました。特に私達にとって大きなプラスとなったのは二年生から社会でやり始めた紙上討論です。そこで他人の意見と自分の意見を照らし合わせ深く考えさせられました。自分の愚かな行動や考え方に気付いた人もいます。また自分の行動や考え方に自信をもてるようになった人もいます。私達はまっとうな判断力を身につけ,社会に適応できるようになってきています。勉強とはそうなるためにするものだと思います。平成八年度第五十回卒業生一同」

実は、これは1997年3月の足立区立第十二中学校卒業式の答辞だそうだ。答辞作成実行委員会の生徒たちが、卒業学年の全生徒に「3年間で印象に残ったこと」というアンケートを取り、そして、こんなふうにまとめて卒業式の全来賓・全生徒・全教職員の前で読み上げてくれた。それだけでなく,この答辞をコピーして全学年の教師にプレゼントしてくれたそうだ。増田さんは「私の生涯最高の宝物です!」と語られている。

社会科の授業で歴史の真実を教えようとしたために,2次にわたり,計3年間も,教職員研修センターの密室で懲罰の「研修」を強要され,精神的拷問にさらされた。そのうえ「反省」の強要を拒否したために「公務員不適格」として免職を発令されるということに,正当性があるとはおもえない。

増田さんひとりの問題ではない。日本がいま流されつつある道への警告として,すべての人の問題として,とらえなければならないだろう。日本でいくつも活動しているはずの国連 NGO は,この問題を国連人権理事会に報告したのだろうか?

DVD の申しこみ先

郵便番号 272-0836 市川市北国分4-2-14 土野方

都教委による増田さんの不当解雇を撤回させる会事務局

関連サイト

「教育を破壊するのだ誰だ!」
増田都子のホームページ
http://www.masudamiyako.org/

増田さんの不当解雇糾弾!
http://www.hige-toda.com/_mado12/hinomaru_kimigayo/1_05kakikomi_1htm.htm

パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
http://wind.ap.teacup.com/people/773.html

都教委包囲・首都圏ネット
http://kenken.cscblog.jp/monthly/200904.html

「韓国併合」100年市民ネットワーク
http://www.nikkan100.net/

(終わり)


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