▼ 全米トップ「フレンチ・ランドリー」、ロンドンに一時出店
全米で最も予約のとれないカリフォルニアのレストラン「フレンチ・ランドリー」が、10月に、ロンドンのデパート「ハロッズ」に
一時的に出店する。
「フレンチ・ランドリー」は、ナパヴァレーのヨーントヴィルにあるミシュラン3つ星レストラン。シェフのトーマス・ケラーが、
自家農園の野菜や最高の食材を使った270ドルのプリフィックスを提供する。キャビアを使った「カキと真珠」、ポップコーン・アイスクリームな ど、
フレンチや和食のエッセンスを取り入れた独創的な皿ばかり。2か月前から予約を受け付けるが、毎晩、2回転以上するにもかかわらず、
米国では最も予約のとれないレストランとして知られている。
ケラーは今年、サルコジ大統領からフランスのレジオンドヌール勲章を授けられた。ニューヨークの「パー・セ」でも3つ星を有し、
米国最高のシェフと見なされている。ビストロの「ブション」もヨーントヴィル、ラスベガス、ビバリーヒルズに展開しているが、
海外展開は初めて。今回は10日間の出店となる。アラン・デュカスやピエール・ガニェールらフランスのトップシェフが出店するロンドンに、
本格進出するかどうかは未定。
(2011年8月4日 読売新聞)
▼ ブルゴーニュトップ生産者、機械収穫の禁止を要求
ブルゴーニュのトップ生産者たちが、機械収穫の禁止に向けて動き始めた。
モノポールのラ・ロマネ、ロマネ・コンティ、クロ・ド・タール、ラ・グラン・リュを単独所有する生産者が、禁止を求める提案を
INAO(国立原産地・品質研究所)に提出した。「グレート・グロウス・ユニオン」会長のルイ・ミシェル・リジェ・ベレールは、ブドウの
樹へのダメージや選別の難しさを理由にあげている。
(2011年8月3日 読売新聞)
▼ 2015年には2人に1人がワイン飲まない…仏の研究
フランスのワイン消費量はますます減少し、消費者の嗜好は高価なAOCに向かうという調査結果が発表された。
フランス食品振興会によると、この調査はポー高等商業学校の講師・研究者であるティエリー・ロレイ氏とパスカル・プーテ氏の共同研究。
ワイン消費の減少について、65歳以上、30~40歳、18~30歳の3つの世代に分けてアプローチし、39件の対面調査などを行った。
研究によると、3つの世代には「大きな隔たり」がある。いずれの世代もワインのコンヴィヴィアリテ(懇親性)を楽しんでいるが、
飲む頻度は異なる。65歳以上では、家族や友人とともにほぼ毎日ワインを飲む一方、30~40歳は時々、あるいは特別な機会に飲む。
18~30歳ではワインを飲むのは例外的で、健康への影響を考えている。
ワインを日常的に飲む消費者の割合は、1980年には51%だったが、現在は17%にまで落ち込んでおり、2015年には13%程度になると予 測される。
一方、ワインを全く飲まない人の割合は、1980年は19%だったが、2010年には38%に拡大し、2015年には43%になると見込まれる。
「消費量の減少は拡大し、社会的なステイタスの象徴としてのワインの高価値化が続くだろう。ヴァン・ド・ターブルは減少し、
AOCワインの割合が増えると推測される」とロレイ氏は説明している。
(2011年8月2日 読売新聞)
(終わり)
全米で最も予約のとれないカリフォルニアのレストラン「フレンチ・ランドリー」が、10月に、ロンドンのデパート「ハロッズ」に
一時的に出店する。
「フレンチ・ランドリー」は、ナパヴァレーのヨーントヴィルにあるミシュラン3つ星レストラン。シェフのトーマス・ケラーが、
自家農園の野菜や最高の食材を使った270ドルのプリフィックスを提供する。キャビアを使った「カキと真珠」、ポップコーン・アイスクリームな ど、
フレンチや和食のエッセンスを取り入れた独創的な皿ばかり。2か月前から予約を受け付けるが、毎晩、2回転以上するにもかかわらず、
米国では最も予約のとれないレストランとして知られている。
ケラーは今年、サルコジ大統領からフランスのレジオンドヌール勲章を授けられた。ニューヨークの「パー・セ」でも3つ星を有し、
米国最高のシェフと見なされている。ビストロの「ブション」もヨーントヴィル、ラスベガス、ビバリーヒルズに展開しているが、
海外展開は初めて。今回は10日間の出店となる。アラン・デュカスやピエール・ガニェールらフランスのトップシェフが出店するロンドンに、
本格進出するかどうかは未定。
(2011年8月4日 読売新聞)
▼ ブルゴーニュトップ生産者、機械収穫の禁止を要求
ブルゴーニュのトップ生産者たちが、機械収穫の禁止に向けて動き始めた。
モノポールのラ・ロマネ、ロマネ・コンティ、クロ・ド・タール、ラ・グラン・リュを単独所有する生産者が、禁止を求める提案を
INAO(国立原産地・品質研究所)に提出した。「グレート・グロウス・ユニオン」会長のルイ・ミシェル・リジェ・ベレールは、ブドウの
樹へのダメージや選別の難しさを理由にあげている。
(2011年8月3日 読売新聞)
▼ 2015年には2人に1人がワイン飲まない…仏の研究
フランスのワイン消費量はますます減少し、消費者の嗜好は高価なAOCに向かうという調査結果が発表された。
フランス食品振興会によると、この調査はポー高等商業学校の講師・研究者であるティエリー・ロレイ氏とパスカル・プーテ氏の共同研究。
ワイン消費の減少について、65歳以上、30~40歳、18~30歳の3つの世代に分けてアプローチし、39件の対面調査などを行った。
研究によると、3つの世代には「大きな隔たり」がある。いずれの世代もワインのコンヴィヴィアリテ(懇親性)を楽しんでいるが、
飲む頻度は異なる。65歳以上では、家族や友人とともにほぼ毎日ワインを飲む一方、30~40歳は時々、あるいは特別な機会に飲む。
18~30歳ではワインを飲むのは例外的で、健康への影響を考えている。
ワインを日常的に飲む消費者の割合は、1980年には51%だったが、現在は17%にまで落ち込んでおり、2015年には13%程度になると予 測される。
一方、ワインを全く飲まない人の割合は、1980年は19%だったが、2010年には38%に拡大し、2015年には43%になると見込まれる。
「消費量の減少は拡大し、社会的なステイタスの象徴としてのワインの高価値化が続くだろう。ヴァン・ド・ターブルは減少し、
AOCワインの割合が増えると推測される」とロレイ氏は説明している。
(2011年8月2日 読売新聞)
(終わり)