杉並からの情報発信です

政治、経済、金融、教育、社会問題、国際情勢など、日々変化する様々な問題を取り上げて発信したいと思います。

安倍自公ファシスト政権が民意を偽造して国民を騙しても問題とならない日本は民主国家でも先進国でもない!

2015年03月09日 20時05分47秒 | 政治・社会
☆【今日の画像】:

エラー表示が出て録画が見れなくなっている先週土曜日(3月7日)放送の【YYNewsLive】の画面。

いつもお世話様です。

【杉並からの情報発信です】【YYNewsLive】【市民ネットメデイアグループ】【草の根勉強会】【山崎塾】主宰の山崎康彦です。

本日月曜日(3月09日)午後3時半分から放送しました【YYNewsLive】の放送台本です!

1)No1 60分    http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/149236452

No1

2)No2 11分29秒 http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/149252475

No2

☆緊急なお知らせ

先週土曜日(3月7日)に放送しました【YYNewsLive】の録画がエラー表示がでて見れない状態が今でも続いています。誰がやったかは不明ですが、これは【日本国憲法】が第21条で国民に保障している【表現の自由】を棄損し【検閲の禁止】に違反する重大な犯罪行為である!断固として抗議します! 

☆【今日の映像】:

①映画「ファルージャ」

高遠菜穂子さんの3月7日付けFBより

さきほど、ファルージャ病院から「女性や子どもたちの死傷者が運ばれてきた」との報告がありました。ファルージャ病院は映画「ファルージャ」に出てきますが、今はもうボロボロです。この映画は、イラクが現在の絶望的な状況に陥る少し前に、伊藤めぐみ監督とカメラマンさんがファルージャ病院に滞在して撮影しました。デモに参加していた市民が政府軍に殺傷される事件にも遭遇します。その後も武力鎮圧でデモ参加者が多数殺害されますが、それでも市民は歩き続けていました。今のイラク情勢を理解するには、この部分を理解しなければなりません。

現地に思いを馳せるといろんなことを考えてしまいます。映画にも出てきますが、重度の先天性欠損症を持って産まれてくる赤ちゃんたちの儚く短い命。けれど今、恐怖に支配され、空からは爆撃が続く中、命は無事に産まれることができているだろうか。どれだけ生き長らえることができるのだろうか。保育器は動いているだろうか。酸素は足りているだろうか。そんな時に家族が殺されたりしたら?そんな時に避難民になってテント暮らしになったら?

映画「ファルージャ」は各地で自主上映が続いています。今日は新潟だったみたいですが、この後、東京、静岡、石川で上映が予定されています。こちらの映画もイラク戦争12年のこの時に、ぜひ。
http://fallujah-movie.com/theatre.html

☆ 【座右の銘A】:

①世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない。(宮沢賢治の言葉)

②命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この
始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)をともにして国家の大業は成し得られ
ぬなり。(西郷隆盛の言葉)

③【天下の正道に立ち、天下の大道を行う人】とは (孟子の言葉)

どんなにカネをつまれようとも、カネの誘惑に負けて正道を踏み外すことは絶
対ない。

どんなに貧しくなろうとも、志を曲げてカネのために悪を働くことは絶対にない。

どんなに強力な権力が脅しにかかろうとも、恐れ命を惜しんで屈服することは
絶対にない。

④本当の意味で戦争をなくそうとするなら「死にたくない」だけでは足りない。「人 を殺したくない」という気持ちこそがはじめて戦争の抑止力となる。
   (スタジオジブリ高畑勲監督の言葉)

⑤「私がもっとも正したい人間の欠点は攻撃性です」「攻撃性は、洞窟で暮らしていた時代には、より多くの食べ物、土地、生殖のパートナーを獲得して生き延びるために好都合だったのかもしれませんが、いまでは私たちすべてを破滅させるおそれがあるのです」
[私たちに必要なのは攻撃性ではなく共感です。共感があれば、私たちに平和に愛し合う状態がもたらされます」(英国の理論物る学者ホーキング博士の言葉)

⑥下記のものは公共のために働き税金で生計を立てる公務員(政治家、国家公務員、地方公務員、準公務員)になることを禁止する!(山崎康彦の主張)

New!1)【日本国憲法擁護資格者検定試験(仮称)】の中級以上の有資格者

2)憲法破壊者

3)極右排外主義ファシスト

4)サイコパス(反社会的人格破壊者)

5)戦争マフィア

6)金融マフィア

7)売国奴

8)金持ち

9)過去と現在の戦争犯罪人とその後継者

10)過去と現在の特高公安警察官とその後継者

11)カルト宗教信者

☆特別なお願い:

独立系ネットジャーナリスト&社会政治運動家山崎康彦への財政支援をよろしくお願いいたします。

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/15fd50f07b9430a8841025fa08afd742

財政支援

1945年の敗戦から数えて70年を迎えた今年2015年から2018年までの4年間は,日本と世界にとって最大の危機の年となるでしょう!

安倍晋三ファシス&サイコパス(人格破壊)首相とその一味ファシストたちは、戦後の日本を支えてきた【日本国憲法】の基本理念①主権在民②反戦平和③個人の自由と基本的人権の尊重④近隣諸国との平和共存をことごとく破壊しようとしています。

彼らは2015年から2018年までのこの4年間で【日本国憲法】を廃棄して、明治維新から敗戦までの148年間、明治天皇、大正天皇、昭和天皇を頂点とする【天皇制軍事独裁体制】によるアジア・太平洋戦争をはじめとする海外侵略戦争と国民生活の全面破壊と特高による国民弾圧を可能にした【大日本帝国憲法】を【自民党憲法草案】の形で復活させようとしています。

私は、日本の戦後最大の政治的、社会的、経済的、金融的危機を迎えるこの4年間、安倍晋三ファシス&サイコパス首相とその一味ファシストたちが企てる戦争、弾圧、生活破壊の暴挙を絶対に阻止し、資本主義の最終段階である【超金融資本主義】社会を終わらせて来るべき我々が望む【共有・共生人間資本主義】社会へと切り替えていく闘いを続行したいと考えております。

つきましては、広く皆様に財政支援をお願いする次第です。

支援していただく金額は皆様にお任せします。

あるいは【年間購読料】として\5,000(消費税込み)を支援していただくことも可能です。
支援していただける方は、以下のゆうちょ銀行口座あてに支援金をお送りください。

その際実名でもハンドルネームでも結構ですので,お名前とメールアドレスを以下のアドレスあてにご連絡ください!

yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp

【支援金送付銀行口座】

1)ゆうちょ銀行からの振込みの場合

口座名:ヤマザキ ヤスヒコ

記号:10820

番号:7679021

2)他の金融機関からの振込みの場合

口座名:ヤマザキ ヤスヒコ

店名:〇八八

以上よろしくお願いいたします。

店番:088

種目:ふつう預金

口座番号:0767902

以上よろしくお願いいたします。

☆【今日の呼びかけ】:

①全国津々浦々に【家族勉強会】と【草の根勉強会】を立ち上げ①【日本国憲法】②【日本の支配と搾取の構造】③【世界の支配と搾取の構造】を徹底的に学ぼう!

今まで政治の表舞台に登場してこなかった【利権・特権を拒否するフツーの市民】1000万人が本格的に政治の表舞台に登場するためには、まず日本 全国津々浦々に【家族勉強会】と【草の根勉強会】を立ち上げ、①【日本国憲法】②【日本の支配と搾取の構造】③【世界の支配と搾取の構造】を徹底的に学ぶ必要がある!

我々は【家族勉強会】と【草の根勉強会】の中で、日本の最高法規であり国民の価値基準・動基準となる【日本国憲法】を学び、そして日本と世界の【支配と搾取の構造】を勉強して多くの人と共有する必要がある。

そして社共の【左翼リベラル】勢力や小沢一郎氏に代表される【保守リベラル】勢力や山本太郎氏に代表される【無党派リベラル】勢力と共に、安倍自公ファシスト政権打倒の【反ファシスト 統一戦線】を形成し、来るべき我々の望む【市民革命政権】樹立に向けて活動しなければならない!
                                   
我々は、今の【支配と搾取】社会を解体し【反ファシスト統一戦線】による【市民革命】と【市民革命政権】樹立を通して、【1%利権・特権支配勢 力】による【支配と搾取の構造】を解体し【世界がぜんたい幸福になる】社会に大転換させる必要があるのだ!

(2)【家族勉強会】と【草の根勉強会】の基本原則

①タブーは一切なし!

②参加者は全員平等であり発言時間の制限や年齢制限など差別は一切無い!

③哲学と日本と世界の近現代史および日本語を重点的に学びます。

(3)【家族勉強会】や【草の根勉強会】を立ち上げたいと考えておられる皆さん!立ち上  げのお手伝いをしますので是非ご連絡ください!

  yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp

(4)【富士吉田勉強会】を地元の勉強会【山中湖憲法勉強会】に衣替えします。
  勉強会参加を希望される方は下記のメール宛てにてご連絡ください!

yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp

☆【今日のお知らせ】:

①CD『大人は手遅れかも知れないが子供たちに伝えなければならないことがある』(音楽工房Amakane、\1,000)【YouTube】に公開!

https://www.youtube.com/watch?v=gPBmP3zaFyw

『大人は手遅れかも知れ  ないが・・・

②CD『大人は手遅れかも知れないが子供たちに伝えなければならないことがある』(音楽工房Amakane、\1,000)が発売されました!

私が4年前に書いた詩【大人は手遅れかも知れないが子供たちに伝えなければならないことがある】に作曲家高橋喜治さんが曲を、7名の音楽家が歌と 演奏を、CDブックレットの3枚の絵をパロディ作家マッド・アマノさんが担当してCD化が実現しました。

★ CDのご購入は下記の3通りの方法でお求めいただけます。

総合案内:http://goo.gl/TU7em2

1)サイト
http://haruan37shop.cart.fc2.com/

2)メール
amakane@mac.com

3)ファックス
045-345-4469

☆(1)今日のメインテーマ:

その国の【民意】とは何か?

まともな政府とまともな政治家とまともな官僚とまともなマスコミとまともな国民がいれば、その国の【民意】はその国の最高法規である【憲法】の規定と基本理念に沿ったものになるだろう。

安倍晋三ファシスト政権が自分たちに有利な【民意】を捻じ曲て偽造し、多くの国民が騙されても平然としている日本という国は『民主国家』でも『先進国』でも何でもないのだ!
今の日本は安倍自公ファシスト政権と霞が関官僚と大手マスコミが一体となって、125年前に『統治権』『統帥権』『神権』の三つを天皇に同時に与えて【天皇制軍事独裁体制】を確立してアジア太平洋諸国への侵略戦争と国民弾圧を正当化した【大日本帝国憲法】の復活を目指す【民意】を意図的に作り出されているのだ。

本当の【民意】とは、国民がその国の最高法規である【憲法】を良く理解し自分たちの価値基準や行動規範として日常的に使うほど慣れ親しんでいれば、政権が交代するたびに揺れ動くものではないのだ!

☆(2)今日のトッピックス

① 大臣の資格なし オカルトに傾倒する下村文科相の精神構造

2015年3月8日 日刊ゲンダイ

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157857/1

「博友会」の問題で苦境に立たされている下村博文文科相(60)。博友会幹部の実名告発によって次々にウソが暴かれ、“口止めメール”の存在まで明らかになった。よくも安倍首相は、こんな男を大臣に就けたものだ。そもそも下村氏は文科相にふさわしい人物なのか。ネット上では、下村文科相が「教育」とは程遠い“オカルト”にのめりこんでいたことが問題になっている。

 下村文科相の「オカルト」や「スピリチュアル」に対する傾倒は半端じゃない。どう考えても怪しい人物の教えを本気で信じている。

 下村文科相が傾倒していたひとりが、ジュセリーノ・ダ・ルース氏という予言者だ。ブラジル生まれの54歳で、予知夢で未来の出来事を知ることができるという。日本のTV番組にも出演したことがあり、「予言的中率90%以上」などと紹介されている。米同時多発テロ、東日本大震災まで予言したと豪語するが、その多くは“事後報告”で、ハッキリ言ってマユツバものだ。ところが、下村文科相は、07年に動画サイトで「『ジュリアーノ』さんの予知は、ほとんど90%は当たっている」と名前を間違えながらも持ち上げ、「各国政府関係者に手紙を出し、予知を未然に防げるような警告を出している」と称えているのだ。

「『本当の自分』を引き出し、最高の人生を実現するという『心の学校』なるセミナーの主宰者と親しく、インドの瞑想法にもハマっています」(自民党関係者)

■インチキ批判の団体から表彰

 下村文科相の“オカルト”への傾倒ぶりはそれだけじゃない。11年に「日本アルベルト・シュバイツァー顕彰協会」という団体から表彰されている。この協会は「EM菌」という物質を取り扱う団体を母体としているのだが、ネット上では、「インチキ」と批判されている。

「EM菌は水質浄化や放射能の低減に効果アリとうたっていますが、科学的根拠はハッキリしていません。土などと混ぜて練りこんだ『EM団子』を全国の河川に投げ込む活動が展開されましたが、08年に福島県環境センターが『環境基準を超える汚染物質投入に当たる』と一刀両断にしています」(事情通)

12年5月には「発達障害の原因は親の愛情欠如」と主張する「親学」をブログで取り上げ炎上。発達障害は「親の愛情」とは全く関係ないのに、「発達障害にならないためには、これまでの伝統的育児をすることだ」と、あたかも親に責任があるように書き、「親御さんたちの苦労を踏みにじる」と非難囂々だった。

元法大教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。
「非科学的な物事を肯定したり評価する行為は、教育界の最高責任者としてふさわしくありません。これは下村大臣が進めている、戦前回帰につながりかねない『道徳』の教科化にも関連しています。ある意味、戦前の道徳教育も“オカルト”的で、無謀な戦争に突っ込んでいった。下村さんのような非科学的なことを信じる人物に日本の教育を任せていたら大変なことになりますよ」

もともと塾経営者だった下村文科相は、「塾を大きくしたかったのは、政治家になるための資金確保と選挙地盤づくりが目的」と著書で語っていた。「教育」も自分がのし上がるための道具だった。一刻も早く辞めさせないとダメだ。

②政務官室で20回超「密会」か 路チュー不倫の中川氏に新疑惑

2015年3月8日 日刊ゲンダイ

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157861/1

西川公也農相が辞任した2月23日の夜、農水政務官でありながら同僚議員と不倫「路上キス」をしていた場面を「週刊新潮」に撮られた中川郁子代議士(56)。
 なにしろ、手をつないで六本木の街を歩き、立ち止まって見つめ合い、お互いを強く抱き寄せた後、濃厚なディープキスをかわしているのだから、言い訳は利かない。

自民党の門博文代議士(49)との不倫がバレた中川郁子は、6日国会に呼ばれていたが、体調不良を理由にトンズラ。2週間入院し、ほとぼりが冷めるのを待つつもりらしい。
しかし、政務官辞任は時間の問題だ。なんと、政務官室で“密会”を繰り返していた疑いが新たに浮上しているからだ。民主党も、門代議士が政務官室を訪ねたことがあるかどうか、農水省に記録の提出を要求している。

「用もないのに門博文議員が政務官室を訪れ、中川郁子さんと2人きりで部屋に閉じこもり、1時間以上、出てこないことが頻繁にあった、という話が一斉に広がっているのです。一説には、昨年9月に中川さんが政務官に就任して以来、門議員が訪れた回数は20回以上との話もあります。農水省のなかには『まさか役所をラブホテル代わりに使っていたんじゃないだろうな』と不信感を強めている官僚もいる。発情した野良猫のように路上でイチャつき、キスをしているのだから、なにを言われても仕方ないでしょう」(政界関係者)

実際、門代議士は政務官室を頻繁に訪れていたのか。「回数」を農水省に質問したところ、「回数は把握していません」とのことだった。門代議士の事務所も「正確な回数と滞在時間は把握していません」との回答だった。把握できないほど、政務官室で頻繁に逢瀬を重ねていた、ということなのか。

 しかし、国会議員は税金で養われている身である。公務も果たさず、真っ昼間から役所で乳繰り合っていたとしたら、とんでもない話だ。
 中川政務官は「酒席の後とはいえ軽率な行動だった」と、不倫を酒のせいにしているが、夫だった故・中川昭一氏は酒の失敗で財務大臣を辞任しているだけに、これでは夫婦揃って酒で身を崩したとレッテルを貼られるだけだ。それにしても、なぜ“ソープ通い”を自慢するような男との不倫に走ったのか。中川昭一氏は泣いているのではないか。




☆(3)今日の【安倍自公ファシスト政権の犯罪】

①朝日誤報問題は目くらましだ!マスコミが隠す吉田調書の恐ろしい本質

伊勢崎馨

2014.09.02 Litera

http://lite-ra.com/i/2014/09/post-425-entry.html

「福島第一事故『吉田調書』、『全面撤退』明確に否定」(産経新聞2014年8月18日)「福島第一事故吉田調書 『全面撤退』強く否定」「朝日報道 吉田調書と食い違い」(読売新聞2014年8月30日)

福島第一原発事故で陣頭指揮をとった故・吉田昌郎所長の聴取結果書、通称「吉田調書」に再び焦点が当たっている。吉田調書は9月中旬に政府の手で公開されることが決まっていたのだが、それに先がけてこの8月、産経、読売が立て続けに全容をスクープしたのだ。

ただし、どちらの記事もメインにしているのは事故の深刻さや東京電力本社の対応の問題点ではなく、朝日報道への批判だった。今年5月20日、朝日新聞は吉田調書をもとに、「所長命令に違反 原発撤退」という見出しを掲げ、当時、待機命令に反して9割の作業員が第二原発に逃げたと報道していた。

ところが今回、産経、読売が吉田調書の正確な中身を紹介。実際には吉田所長は「線量が低いようなところに一回退避して次の指示を待てと言った」が、その指示がうまく伝わらなかったため9割の所員が第二原発に退避した、「よく考えれば、2F(第二原発)に行った方がはるかに正しいと思った」と語っていたとして、朝日新聞の報道は事実を歪めていると指摘したのだ。

たしかに朝日の記事は証言をつぎはぎして意図的に別の結論に誘導しようとする明らかなミスリードだった。しかも、この報道の背後には、政治的な思惑があったともいわれている。

「朝日のネタ元は事故当時の民主党政権幹部ではないかといわれ、細野豪志・元原子力防災担当大臣などの名前があがっている。原発事故の対応をめぐっては菅直人元首相や民主党関係者が語った『東京電力が全面撤退を言い出した』という証言の真偽が論争になっており、朝日はネタ元の民主サイドの主張を裏付けるために、無理矢理、吉田証言を切り貼りしてこじつけようとしたのではないか」(全国紙社会部記者)

これが事実なら、今なお責任逃れに終始する民主党の体質とそれにくっつく朝日の不見識にうんざりさせられるが、しかし実を言うと、政治的なふるまいをしているのは、朝日を追及している産経、読売も同じなのだ。そもそも、9月に政府から発表される予定のものがなぜ、それより早くこの2社にだけ流出したのか。官邸担当記者が語る。

「産経、読売に吉田調書を流したのは官邸です。内閣の事故調の聴取結果は内閣官房、官邸が握っていて、あそこまで正確な内容は官邸からしか出ない。官邸は今、本気で朝日を潰しにかかっている。官邸がこの吉田調書を本人の非公開の意志があったにもかかわらず公開にしたのは、5月に朝日の例の誤報があって、本物を出せば、民主党と朝日潰しの材料にできると考えたからです。そして、自分たちに近い産経と読売に前打ちさせた。産経のネタ元は菅義官房長官、読売のネタ元は今井尚哉首相秘書官だといわれています。とくに今井秘書官と読売の関係は有名で、TPP交渉はじめこのところの官邸がらみの重要なニュースは今井秘書官のリークでことごとく読売がスクープしている」

実は今回の吉田調書で誤報が発覚したのは朝日だけではない。読売新聞は事故後しばらくたった2011年5月、一面トップで当時の菅首相が「海水注入中断」を命じ、「震災翌日、55分間」に中断があったと報道しているが、吉田調書では海水注入を止めてきたのは「(東電の)武黒フェロー」であり、しかも、吉田所長は中断をせずに海水注入を続けたと証言していた。読売も完全に誤報をおかしていたわけだが、こちらの方は菅元首相がブログでひとり騒いでいるだけでまったく問題になっていない。読売、産経、官邸連合軍によって、明らかに朝日だけが狙い撃ちされているのだ。

 まあ、朝日がどうなろうが知った事ではないし、ひもつきの新聞同士の醜い争いもメディアの裏がどんどん露呈されることになるので悪いことではない。しかし、この吉田調書をめぐる報道が問題なのは、調書のもっとも重要な部分が別の問題にすりかえられてしまったことだ。

 A4版で約400頁という吉田調書には、細かい退避命令の行き違いなどとは比べ物にならない、恐るべき“実態”が描かれている

「われわれのイメージは東日本壊滅。本当に死んだと思った」
 
これは2号機の原子炉水位が低下し、危機的な状況に陥った3月14日夜のことを吉田所長が思い出して語ったものだ。「東日本壊滅」。この一言だけでも、原発事故がどれほどの状況だったかがわかるだろう。吉田所長によれば、この時、2号機はまさに危機的状況だったという。格納容器の圧力が上昇し、消防車の注水ができない。

「われわれのイメージは東日本壊滅ですよ。完全に燃料露出しているにもかかわらず、減圧もできない、水も入らないという状態で、本当にここだけは一番思い出したくないところです。ここで本当に死んだと思ったんです。2号機はメルト(ダウン)して、完全に格納容器の圧力をぶち破って燃料が全部出ていってしまう。最悪の事故ですから。チェルノブイリ級ではなくてチャイナシンドロームではないですけれども、ああいう状況になってしまう」

東日本壊滅、そしてチャイナシンドロームが目前に迫っていたのだ。すんでのところで、踏みとどまることができたが、もしもう一歩、ほんの一歩間違えれば、東日本一帯が壊滅し、首都圏を含む広大な地域とそこに生活する人間が被爆するところだった。多くの人間が逃げ惑い、人口の密集する東京は大パニック、人々は西へ西へと向かう。もちろん交通機関もマヒし、物資は滞り、そのために略奪や殺人さえ起きていても不思議はなかった。直接的原発事故の被害だけでなく、そうなれば多くの人々が命を落としていただろう。本当にもう一歩──。この証言は、原発事故がいかに恐ろしい事態を生み出すかをリアルに伝えるものだった。

ところが、読売や産経は朝日新聞誤報と菅首相の対応のまずさだけを書きたてるばかりで、このもっとも重要な部分をほとんど報じなかったのである。読売は吉田所長が「東日本壊滅」を覚悟した部分の記述は一切なし、産経も第一報の9日後に、連載の最終回で触れただけだった。

周知のように、産経、読売は何十年も前からから自民党政権とともに原発導入の旗ふり役をつとめ、福島原発の事故後も原発再稼働を叫んできた。まさに原発シンジケートの一角をなしている2 つのメディアが、同じく原発再稼働をもくろむ安倍政権とともに仕掛けた情報誘導―?それが今、起きている吉田調書騒動の本質なのだ。

 だが、残念ながら、多くの読者やネットユーザーはまんまとその情報操作に踊らされ、吉田調書の本質については見向きもせずに、朝日批判に目を奪われている。

 たしかにミスリードをしながら官僚的対応を続ける朝日はどうしようもない。だが、一報道機関の誤報よりももっと恐ろしい事態が進行していることになぜ誰も気づかないのだろうか。

(伊勢崎馨)

②セレブママ雑誌「VERY」を安倍内閣が検閲

2014.06.05 Litera

http://lite-ra.com/i/2014/06/post-173-entry.html

【サイゾーウーマン初出】(2014年4月)

「VERY」(光文社)は、30代から40歳前後の母親をターゲットにした人気ファッション雑誌だ。井川遥を表紙にしたセレブママ路線が受け、部数も35万部を誇っている。ところが、その「VERY」編集部に意外なところから一本の電話がかかってきた。電話の主は内閣広報室。安倍内閣のメディア対策を一手に担っている部署だ。電話をとると、相手はこう切り出したという。

「秘密保護法を特集するのですか。それならうちも取材してくれませんか」

確かに、「VERY」3月号には「お母さんこそ、改憲の前に知憲! 今、改憲が実現したら、将来、戦地に行くのは誰?」と題された記事が掲載される予定で、そこでは特定秘密保護法についても詳しく触れられていた。つまり、安倍内閣は批判記事が掲載されるのを知り、「こちらの言い分も載せろ」とやんわり圧力をかけてきたといえる。

しかも、電話がかかってきたのは同号の発売数日前。記事を予告するような広告も打っておらず、掲載関係者しか知りえない企画を知っていたことに、編集部は騒然となったという。

「内閣広報室は『書店の情報で知った』といっているが、ちょっと信じがたい。安倍内閣は自分たちに批判的な報道を事前把握するために、かなりいろいろやっていますから。たとえば、同じ内閣官房の組織である内閣情報調査室は定期的に大手出版社の編集幹部を接待して、内部情報を聞き出している。おそらくその辺から情報が入ったんじゃないでしょうか。安倍首相は以前から女性誌を使ったPRに熱心なので、その意を汲んで動いた可能性もある」(官邸担当記者)

こうした行為に、弁護士などからは、事前検閲や言論への恫喝という危険性さえあると、批判の声が上がっている。それにしても、なぜ「VERY」のようなセレブママ雑誌が憲法や秘密保護法のような問題を取り扱ったのだろうか。

「VERY」は今、女性誌の中では異色ともいえる社会派路線を強く打ち出しており、読者から好評を博しているというのだ。その目玉の1つが、「VERY白熱教室」という連載で、子育てや暮らしと密接に関係するような社会問題を、同誌のモデルが知識人や専門家から学ぶという形式で取り上げている。「これからの『いのち』の話をしよう」「あなたならどう考える? 出生前診断」「養子を迎えるという選択肢」「『3歳児神話』のリアル非リアル」……。安倍内閣が問題視した記事はこのシリーズ第10弾で、憲法改正や秘密保護法の成立、集団的自衛権の解釈など、憲法に絡むさまざまな問題をテーマに、やはり同誌のモデルが弁護士、若手学者らを集めて座談会を開いたものだ。 

☆(4)今日の重要情報

① 福島原発事故は今も謎だらけ!“東日本壊滅”が避けられたのもただの偶然だった…

2015.03.09 Litera

http://lite-ra.com/i/2015/03/post-927-entry.html

最悪の原発事故から、もうすぐ4年が経とうとしている。しかし、問題は何も解決していないと言ってもいい。

高濃度汚染水は今も増え続け、昨年内に終了する予定だった処理作業はトラブル続き。海への汚染拡大も懸念されている。また、事故原因も解明されず、責任についても誰もとってはいない。業務上過失致死傷容疑で告発された東京電力の勝俣恒久・元会長と当時の幹部2人に対し、東京地検は2度にわたり不起訴処分とした。

「謎が多くて何も分からない」──それが福島第一原発と事故の現在だ。『NHKスペシャル メルトダウン』シリーズは事故以降5回に渡って放映されてきた検証・取材番組だが、その取材班による『福島第一原発事故7つの謎』(NHKスペシャル『メルトダウン』取材班/講談社)には、恐るべき原発事故の内幕が描かれている。

 そこで浮かんでくるのは、まさに危機の連続だった。1号機の冷却機能喪失はなぜ見逃されたのか。ベントはなぜ遅れたのか。消防車が放水した水はどこに消えたのか──。こうした謎に挑んだ本書だが、なんといっても最大の恐怖は2号機を巡る攻防だ。吉田昌郎所長をして「東日本壊滅」「死を覚悟した」と言わしめ、全体の4割もの放射線をまき散らした2号機。実はこの2号機こそ、「福島第一原発事故最大の危機を迎えた主戦場」だった。2号機の状態いかんでは“最悪の事態”が引き起こされた可能性が高かったのだ。その裏では何が起こっていたのか。

実は水素爆発を起こした1、3号機に比べ2号機は、3月14日夜まで冷却機能が維持されていた。それは偶然と幸運がもたらしたものだった。2号機の中央制御室が停電する直前、RCIC(原子炉隔離時冷却系)の操作が行われ、冷却機能が維持された。しかし、14日正午にはRCICが動きを止める。そのため、ベントと同時に原子炉の圧力を格納容器へ逃がすSR弁を開く作業を行うが、双方とも失敗、2号機の操作は完全に行き詰まる。原子炉の減圧ができず、原子炉の水位はどんどん下がっていく。そして減圧しなければ消防車のポンプの水の圧力との関係から原子炉に水は入らない。2号機には注水さえできなかった。吉田調書にはこのときのことが、こう記されている。

「私自身、パニックになっていました。(中略)廊下にも協力企業だとかいて、完全に燃料露出しているにもかかわらず、減圧もできない、水も入らないという状態が来ましたので、私は本当にここだけは一番思い出したくないところです。(中略)ここで本当に死んだと思ったんです」

 そのタイミングは最悪のものでもあった。このとき、既に1号機と3号機は水素爆発していたが、両機ともまがりなりにもベントは成功、消防車による注水が行われていた。しかし──。

「2号機のSR弁が開かず、全く水が注げないままメルトダウン、そして格納容器破壊のシナリオになってしまった場合、1号機と3号機に水が注げなくなってしまい、さらに使用済燃料プールへの対策が滞ってしまうことだった。まさに福島第一原発の最悪のシナリオだ。そしてそこから放出された放射性物質の影響で南におよそ10キロの所にある福島第二原発もオペレーション不能になれば、それこそ東日本全体が放射能に覆われてしまう」(同書より) 

 この最悪のシナリオが現実に迫ってくる。そのため、吉田所長の調書には「東日本壊滅」「死」との言葉が出てくるのだ。

 実際、2号機は最後まで原子炉格納容器の中の圧力を下げる緊急措置であるベントができず、危機は広がっていった。

「その結果、圧力に耐えきれなくなった格納容器の配管のつなぎ目が壊れたり、蓋の部分に隙間ができたりして、断続的に放射性物質が漏れ出したのではないかと見られている」

 こうして14日深夜、2号機から放射性物質が大量放出されたと“推測”され、東京の渋谷でも通常の2倍もの放射線量を記録した。だが、ベントができなかった“謎”について、実は現在でも解明されていないという。

「高い放射線量に阻まれ、現場の配管を十分に調査することができないため、事故から3年半以上経った今も謎のままである」

さらに大きな謎がある。放射性物質を大量放出した2号機だったが、吉田所長が恐れた東日本壊滅という事態には至らなかったことだ。

「結果的には幸運にも吉田所長が恐れたように、原子炉の核燃料全体が一気に放出されるまでには至らなかった。2号機の格納容器の封じ込め機能は、東日本壊滅をもたらすほど決定的には壊れなかったのである」

(以下略)

☆(5)今日の注目情報

①メルケル首相「日本もドイツのように脱原発すべき」 7年ぶりの訪日前にメッセージ

執筆者: 安藤健二

2015年03月08日 ハフィントンポスト日本語版

http://m.huffpost.com/jp/entry/6825660

3月9日から7年ぶりに訪日するドイツのメルケル首相が、同国が進めている脱原発政策について「日本も同じ道を進むべきだ」とビデオメッセージで述べ、エネルギー政策の転換を呼びかけた。

ドイツ政府が7日、福島県出身の井上茂義博士(ベルリン工科大学)と対話するメルケル首相の映像を公式サイトに掲載した。この中で、メルケル首相は「ドイツは原子力から撤退するという決定をし、再生可能エネルギーに期待している。日本も同じ道を取るべきで、日独で協力していけるはずだ」などと話した。井上博士との詳しいやり取りは以下の通り。

■「安全性が最も重要だ」

井上博士:日本と福島のことについて聞きたいと思います。あなたもご存じのように、2011年の震災で、私の故郷の福島県は大きな被害を受けました。津波や原発事故が起きたことで、不幸なことに日本のイメージは悪化しました。イメージを回復するにはどうすればいいと思いますか?

メルケル首相:はい、この恐ろしい事故に私たちは同情しました。そして、ドイツはより早く原子力から撤退するという大きな決定をしました。私たちは再生可能エネルギーに、とても期待しています。私は日本も同じ道を取るべきだと思っています。より良い方向に向かうことだからです。私たちドイツと、日本は協力していけるはずです。

再生可能エネルギーの発展について話しましょう。もちろん、私たちにはいわゆる「ベースロード電源」が必要です。日本も他の島国と同様に資源の問題を抱えています。それゆえに、日本とドイツは原子力に関しては全く同じようにはできないかもしれません。しかし、福島の事故の経験から言えることは、安全性が最も重要だということです。

私は福島の事故を経験したドイツの首相として、できるだけ早く原子力から撤退することを提唱します。

☆(6)今日の【大手マスコミが報道しない真実】

① アベノミクスの裏で…2014年は“隠れ倒産”2万7000件だった

2015年2月13日 日刊ゲンダイ

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157190

昨年の倒産件数が1万件を割り込んだことで、安倍政権からは「24年間で最低」「アベノミクスの成果」なんて声が聞かれた。

だが、その裏で中小企業が次々に廃業や解散など“隠れ倒産”していることが分かった。
東京商工リサーチの「14年の休廃業・解散企業調査」によると、昨年は2万6999件の休廃業・解散があった。前年を若干下回ったものの、過去10年間で3番目に多い件数だという。

「倒産件数だけを見ていては企業動向の全体像を把握しきれません。中小企業のなかには、経営者の高齢化や後継者難によって廃業を選ぶケースもありますが、業績悪化で廃業を決めざるを得ない場合が多いのです」(東京商工リサーチ情報部の関雅史氏)

実は08年のリーマン・ショック以降、「倒産(破産)」「休業」「廃業」「解散」の合計数はずっと4万件近くで推移している。エルピーダメモリが選んだ会社更生法や、スカイマークの民事再生法など法的整理(倒産)は減少しても、日本全体の“消滅企業”数はほとんど変わっていないのだ。

「金融機関は政府筋の圧力もあって、苦境に陥りつつある中小零細企業に対し、倒産する前に会社を畳んだほうが身のためだとアドバイスしているといいます。だから倒産件数は減っているのです。中小企業の経営実態はリーマン・ショックのころと何も変わってはいません」(市場関係者)

大企業への優遇策ばかりを打ち出すアベノミクスは、日本経済を根底から支える中小企業に、もっと目を向けたほうがいい。

☆(7)今日のいい話:

①「有給は24日消化、上司は20代女性」ドイツにあるグローバル企業の働きかたとは?

2015年03月08日 ハフィントンポスト日本語版

http://m.huffpost.com/jp/entry/6824160

大学や企業で「グローバル化」という言葉が掲げられるようになった。しかし真の「グローバル化」とは、具体的に何を示すのだろうか。今回は、アメリカに本社を置く企業のドイツ・ベルリン支社で、多国籍な同僚とともに働く日本人の米中里美(こめなか・さとみ)さんに、グローバル企業での働きかたや日本との違いについて聞いた。

■多国籍な社員、オフィスの公用語は英語

米中里美さんが勤務するのは、世界各国で画像や映像、音楽素材を提供する会社「シャッターストック」のドイツ・ベルリン支社。本社はニューヨークにあり、ベルリンオフィスでは、ヨーロッパ国籍の人々を中心に、世界各国からやって来たスタッフが働いている。オフィスの共通言語は英語だ。

米中さんは、ベルリン支社でただ一人の日本人として、日本企業や英語圏法人への電話によるカスタマーサポートと営業を担当。日本の時間帯に合わせて勤務するため、午前3時から翌日の正午までが就業時間だ。日本企業だけでなく、ヨーロッパ、アメリカ、インドと、世界中からかかる英語での電話にも対応する。ほかの社員の就業時間は、各自の担当言語によって異なる。

日本では、IT系や旅行業など、外資系も含めて数社に勤務した経験のある米中さん。その後、ワーキングホリデーを利用してイギリスに渡り、日系の旅行会社2社で働いた。海外勤務は今回が初めてではないが、ここまでインターナショナルな環境のオフィスは、これまでなかったという。

■仕事の説明を理解していない? 異文化が生んだ誤解

考えかたや行動、文化が、日本とはまったく異なる環境で、周囲と理解し合いながら働くのは容易ではない。それは、ニューヨーク本社で行われた入社前研修の時点で、早くも明らかになった。

「研修中に、仕事の説明を黙って聞いていたら、仕事内容を理解していないのではないかと思われてしまったんです」

説明を聞いている最中に、ほかの同僚たちが疑問点をすぐに質問するのとは対照的に、米中さんは日本にいたときのように、後でまとめて質問していたという。これが会社側には、消極的な態度と見なされてしまった。

また、同僚は説明終了時には疑問を解消しているためにすぐ働けるが、米中さんは後で質問する分、仕事に取りかかるまで時間が余計にかかった。

それは英語力の問題というよりは、日本で培ってきた行動から生じた問題だった。

たとえば、これまで勤務した日本の会社では、会議中に発言を求められることはなかった。学校の授業も、多くは教師の説明をノートにまとめるなど、受け身の姿勢が多い。ディスカッションの機会も、ヨーロッパに比べれば少ないだろう。

「その場で何か言わなくてはと思っても、そういう習慣がなかったので、とっさに言葉が出てこないんです」

これに対して、同僚のヨーロッパ人たちは、とにかくよく発言する。それは幼少時から、そのように教育されてきた結果だろう。多国籍の人々の中で、日本人が同じ頻度で発言するのは非常に困難だと思う。筆者にも経験があるが、口を挟むタイミングが見つからないのだ。習慣がないと、行動できないものなのである。

■有給は全消化。外国人社員に配慮し、長期休暇を取りやすく

海外企業で働く難しさに直面した研修だったが、その後に行われた上司との1対1のミーティングで、会社側は米中さんの状況を理解。当時上司だった20代のアメリカ人女性は、米中さんの話をきちんと聞き入れ、誤解も解けて、仕事がスタートした。

会社側にとって、帰国子女ではない、日本で生まれ育った日本人を受け入れたのは、米中さんが最初だった。そのため、会社も日本人特有の考え方や行動がわからなかったのだろう。しかし、上司との丁寧なミーティングを通して、米中さんは会社側が自分を理解しようと努力している姿勢を感じたそうだ。

「日本では、仕事が生活のすべてだった」という米中さん。しかし、ベルリンオフィスで働くようになり、ヨーロッパ人の同僚たちが生活のために仕事をし、余暇を楽しむ様子を目の当たりにした。

「同僚たちにとって、仕事は生活の一部。でもそれは、決していい加減なのではなく、仕事だからこそ就業時間内に終われるように集中するのだとわかりました」

本社はアメリカだが、有給休暇などの労働条件は、オフィスがあるドイツに則っている。米中さんは、年間24日の有給休暇を完全消化した。もちろん病欠は、有給には含まれない。

(以下略)

☆(8)今日の【役に立つ情報】

①「Googleフライト」を使い倒す6つのトリック よりお得な航空プランを自動表示

執筆者: Suzy Strutner

投稿日: 2015年03月07日 ハフィントンポスト日本語版

http://m.huffpost.com/jp/entry/6821036

「グーグル・フライト」をご存知でしょうか。グーグル社が提供するフライト情報の検索機能で、フライトに関連する機能は大体揃っています。例えば、出発・到着の時間や乗り換えの数に基づいて便を探したりといった具合に。こういった機能は「カヤック」や「オービッツ」(アメリカの航空券検索サイト)と同じ技術が使われています。

ところが「グーグル・フライト」には、こういった機能以外にも素晴らしい機能がたくさん付いています。人間の旅行代理店でもかなわないところがあるかもしれません。信じられない?では、以下の6つの機能を見ていきましょう。

1. どこに行きたいかわからない? 地域を指定して、各都市への運賃を比較する

例えば「ヨーロッパ」と検索ボックスに入力して、「フライト」タブを開いてみましょう。ヨーロッパ全体の地図が現れ、各都市への所要金額が表示されます。つまり、ロンドンとパリに行くのはどちらの方が安いのかといった比較をすることができます。この検索結果を航空会社・飛行時間・予算によってフィルターにかけることもできます。

2. 「アイム・フィーリング・ラッキー」ボタンで、グーグルおすすめの旅行プランを表示する

検索ではお馴染みの「アイム・フィーリング・ラッキー」ボタンは、グーグル・フライトでも健在です。出発地点を選んで「アイム・フィーリング・ラッキー」ボタンを押すと、グーグルがあなたの検索履歴やトレンドなどに基づいたおすすめの旅行先を表示してくれます。また、いつ出発すると最も安いのかが、棒グラフを使って表示されます。

3. 「おすすめのフライト」ボックスで、どのフライトが最もコストパフォーマンスに優れているのか教えてもらう

検索結果には「おすすめのフライト」ボックスが表示され、値段と所要時間の組み合わせが最も優れたフライトを教えてくれます。もう、乗り継ぎ・直行便どちらにすれば良いのかなどと迷うことはありません。1番上に緑色の文字で表示されるのがハイライトです。旅行代理店で言えば、「もし私がお客さんだったらこれにしますよ」といった具合でしょう。

4. 同じ日付の中で最も安いフライトを表示する

どの日に出発すれば最も安く旅行できるのか、カレンダー上に表示することもできます。最も安い日が緑色でハイライトされます。カレンダーの下の棒グラフは、料金の変動を知ることもできます。

5. より「お得」なフライトを自動表示してくれる

もしあなたが選択したフライトに、別の日付でより安い便があった場合、「ヒント」バーに自動表示、どれだけのお金を節約できるのかを教えてくれます。自分の渡航プランと比較して決めることができます。

6. 価格の変動をチェックしてもらう

もし気に入ったフライトを見つけたら、「この旅行プランを保存」ボタンを押せば、「グーグル・ナウ」アプリが価格の変動を追跡してくれます。スマートフォン上でこのアプリを起動すれば、価格がどう変動しているのかチェックできます。また価格が大きく変動した場合にはEメールを受信することもできます。

☆(9)今日の【大企業の犯罪】(1)セブン-イレブン

①本部に追い込みかけられ…セブン-イレブンオーナーの自殺者が続出!
小石川シンイチ

2014.11.10 Litera

http://lite-ra.com/i/2014/11/post-617-entry.html

セブン‐イレブン(以下、セブン)商法の本質は加盟店オーナーを食い物にするフランチャイズシステムにあることをこれまで指摘してきた。しかも、オーナーたちは借金まみれになって自殺にまで追いこまれるケースも続出しているという。

「セブン‐イレブン加盟店オーナーの自殺の噂は、私もこれまで何件も耳にしていた。この一年の取材中に少なくとも、六、七件になろうか。埼玉(二件)、群馬、宮城(三件)、東京・世田谷……なぜ、オーナーたちは自殺に追い込まれるのか」というのは『セブン‐イレブンの罠』(渡辺仁/金曜日)だ。

とくに宮城県の加盟店オーナーの自殺は3件と多い。実は宮城県は北海道、東京都に次いで人口あたりのコンビニ数が多い激戦地区。2000年代にセブンがドミナント(高密度多店舗)出店方式を展開、たとえば、人口三万人のエリアにセブンだけでも5店、他のコンビニもあわせると13店とコンビニ過密地帯を生み出しているのだ。

(以下略)

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【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】
情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
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