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「なぜ東京地検特捜部がこれほどまで傍若無人に暴走出来るのか」の答えをみつけた

2010年02月12日 21時49分53秒 | 政治・社会
フリージャーナリスト岩上安身氏が孫崎享元外務省国際情報局長にインタビュー
した記事の中に、「なぜ東京地検特捜部がこれほどまで傍若無人に暴走出来るのか」の答えをみつけました。

以下の記事をお読みいただき情報拡散をお願いします。

■「特捜部は、日本の権力者に歯向かう役割でスタートした。その後ろ盾には米
軍がいたんです。それが今も続いているんです」

~1月14日孫崎享元外務省国際情報局長インタビュー13

2010-02-12 岩上安身ホームページ

http://www.iwakamiyasumi.com/column/politics/item_257.html

前回までのエントリーの続き。1月14日孫崎氏インタビューの番外編。

ビデオを回しながらのインタビューは、前回までのところで終了。

その後、奥様がケーキと紅茶を出してくださり、ここからさらに2時間も歓談。
このときの孫崎氏の話がまた面白い。

録音もメモもとらずに聞いていたが、途中からあまりの面白さにもったいなく
て、許可を得て、レコーダーをONにした。

話は、先に孫崎氏がさらっと口にした「検察の動きを見ていると、アメリカの意
思が分かる」という言葉について。

なぜ、検察の動きを見ていると、アメリカの意思が分かるのか、そうたずねる
と、「特捜部という組織について知るには、その起源を知らなくてはならない。

特捜部の出発は、GHQ(進駐軍)が支配していた戦後直後にさかのぼるんです」
と孫崎氏は語った。

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孫崎「戦後、隠匿物資を、発掘するために特捜部がつくられました。こんな資産
を日本政府は隠していて使っているという。それと政治家と結び付いているというので、隠匿物資の摘発が始まっているわけです。それが特捜部の出発点なんですね」

岩上「隠匿物資というのはこの場合は、戦前の日本軍か?」

孫崎「そうそう。ダイヤモンドであるとか……」

岩上「あの児玉誉士夫とか、戦中、軍部に協力していた人達が抱え込んでいた軍
需物資をドサクサに紛れて私物化して、戦後、すごく成功するじゃないですか」

孫崎「そうそう」

岩上「ああいう一連の戦後右翼と同じように、どさくさに紛れて、いろいろ物資
を私物化していった連中がいるという話ですが……」

孫崎「どさくさに紛れなくても、日本政府が持っているわけです」

岩上「特別会計の埋蔵金みたいなもんですかね」

孫崎「日本政府そのものが持っていて、日本の政治がそれを利用しているわけ。
それを……」

岩上「どこか帳簿に載っていないとか、国民の為に使われていないとか……」

孫崎「そう。そういうことが起こっているわけですよね。利用の仕方がかなり恣
意的なものなんだけど、それを一番追っかけたかったのがアメリカなんですよね」

岩上「日本の隠し財産を発掘しようと」

孫崎「要するに、自分の目のつかないところで、勢力をもっていこうとしている
わけだから、全部の経済財産はアメリカの方が把握しているわけだけども、隠匿物資だけは隠しているわけだから、わからない。それを使って動いているわけだから……」

岩上「地下経済ですからね」

孫崎「それの摘発で、特捜部は始まった」

岩上「隠匿物資の私物化ということは、闇屋ややくざのように、私的利益で動い
ている連中もいるでしょうけど、当時、アメリカの占領下の中で、アメリカに気づかれないように動こうというのは、アメリカに隷従することを潔しとしない勢力、日本の自主独立を求める勢力。いわば、アメリカにとっては非常に困る勢力でしょう、愛国主義勢力というのは」

孫崎「そうそう、そういうことです」

岩上「それを摘発する東京地検というのは、愛国者を摘発する勢力……」

孫崎「愛国者という言葉を避けると、その時の政府に、その時の日本の権力者に
歯向かう役割で特捜部はスタートしているわけですよ。

じゃあ誰が後ろ盾にいるかというと、米軍がいたわけですよ。それが今日まで続
いているわけです」

岩上「そうなんですか、なるほど。日本国内の、国民に選ばれた正当な政治権力
に対しても特捜部は歯向かう。

その背後には、そもそも出発点からアメリカの存在があった。ということは、東
京地検が日本が対米隷属から離れて、独立独歩の道を歩もうとする政治家をねらい打ちにしてきたのは、ある意味で当たり前なんですね」

孫崎「当たり前。だから、特捜部の姿勢は一貫している。田中角栄にも歯向か
う。要するに、非常に簡単なことなんですけど、官僚が時の政府に立ち向かうということは、普通やらないです。しかし、時の政府よりも強いものがいると思うからやるんです」

岩上「なるほど。官僚は、一番強いものにくっつきますからね。本来は、官僚は
権力に従うものですから。それが官僚というものの本質であり、性質ですよね」

孫崎「というようなことを思っていくと、特捜部というのは何者かという。そう
いう意味で歴史的なものが、今日までどうなっいてるかという、これまでの特捜部長であるとか、それをずうっと追っかけたら、面白いものができるかもしれない」

岩上「面白い。やりたいけれども、うかつにやろうとすると、つぶされますね
(笑)つぶされないでやるための方法を考えないといけないですね」

孫崎「特捜部のトップは、皆、外務省に出向して、駐米大使館勤務を経験したり
していますよね。あれは、大使館勤務が大事なのではない。

留学でも何でもいい。検察に入ってから、アメリカに何年間か滞在することが大
事。その滞在期間中の経験こそが、大事なんです。

その期間中に、権力の機微を学ぶんですよ。くわしくは、私は専門家ではないの
で、これ以上は言いませんが」

岩上「権力の機微を学ぶとは?」

孫崎「くわしくは、私はその方面の専門家ではありませんから、これ以上は申し
上げませんが」

岩上「官僚を動かす一番のテコは、人事ですよね。米国が人事に介入することが
できれば、それを通じて政府や官僚機構の操作も可能ですね」

孫崎「先に述べたように、小池百合子さんが武村官房長官について話しているこ
となどが、ひとつの例でしょう。他にも多々あると思いますよ。

各省庁の幹部に、どれだけ米国への出向経験者がいるか、ということを調べた人
がいます。すると、法務省では、出世組の中に、米国出向経験者の占める割合が高いんですね。他省庁と比べても、ずっと高い。不思議ですよね、これ(笑)」

岩上「これは面白いなぁ(笑)」

孫崎「いやいや、面白いかどうかは別として(笑)。リスクをとらないと」

岩上「僕自身は、リスクをとるのはかまわないんですが、僕だけでは説得力があ
りませんから(笑)」

孫崎「それはやっぱり、一番説得力のあるのは元の公安調査庁であるとか、ある
いは検事であるとか、そういうような人たちに、これでいいのかと思っている人達が必ずいるはずなんですよね。その辺をどうつかむかですよね」

岩上「やっぱりこの捜査はおかしいという風に発言している弁護士というのは、
元東京地検の検事なんですよ。郷原さん」

孫崎「ああ、郷原さん」

岩上「郷原さんに実は昨日(1月13日)の夕方、インタビューの約束を入れてい
て、彼の事務所に着いた時に『小沢氏の関係各所に強制捜査が入る』という速報が、携帯に入りました。うわーっ、とうとう入っちゃいましたね、というところで、郷原さんとのインタビューを始めたんです。

それを大急ぎ、今朝、YouTubeにアップしてきました」

孫崎「第二、第三の郷原さんが出てくると、いいんですけどね。だって郷原さん
だけだったら、今度彼の足元をすくわれたら……。

『郷原さんというのは、あんまり信用ができない』などという、そういうような
『評判』を立てていくでしょうからね。

ちょうど寺島実郎さんが一時期やられたでしょう? あれと同じような感じにな
るわけだから。ああいうような人が次から次へと……」

岩上「ああいうような、寺島さんに対する、一種のディスインフォメーションの
ようなものも、ある程度組織的にやっているわけですよね?」

孫崎「やっていると思いますね。あれは口コミですごい、広まっている。ええっ? と思うような人が、

『寺島さんというのは、仕事はあんまりやらないんだよな』とかね。全然違うよ
うなところから、攻撃しているんですよね」

岩上「なるほど。先生ばっかり目立ってはいけないんで、複数の人が立ち上がら
ないと。できるだけ、とにかく、やりたい事は簡単なんで、この気持ち悪い状態を何とかしたい。この気持ち悪さというのは、本能的に誰でも分かりますから。この気持ち悪さをを分からない人たちは、ちょっと変だと思うんですよ」

孫崎「しかし、郷原さんや、あなたのような人というのは、ほとんどいませんよ」

岩上「たしかに今はまだ数は少ない。小沢会見で、120人いる報道陣の中で手を
挙げて、『検察の不当捜査、マスメディアがリーク報道で足並みそろえている異常事態をどう思うか』と質問したのは、僕だけですから、ええ。もう気が狂っているというふうに、

記者クラブ側からは思われているでしょうけど、僕は記者クラブ側のほうこそ気
が狂っていると思いますからね、やっぱり。

検察と、主要マスメディアがやっていることは、集団狂気による集団リンチでに
等しいと思います。捜査のデュー・プロセスも、推定無罪の原則も、冤罪可能性への配慮も、集中報道による人権侵害の懸念も、何もない。

それが、小沢一郎という権力者に対する『反権力』のポーズをとりながら、実
は、寄り上位の権力にこびへつらっている姿であるとすれば、看過できないですね、やはり」

(終わり)

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