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【今日のブログ記事No.3596】■(つづき『国の借金』No.2)GDP(国内総生産)の2.37倍・1400兆円もの『国の借金』を作ったの一体は誰なのか?

2021年03月05日 10時42分43秒 | 政治・社会
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【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰する市民革命派ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。    

昨日金曜日(2021.03.04)夜に放送しました【YYNewsLiveNo.3185】のメインテーマを加筆訂正して【今日のブログ記事】にまとめました。

【放送録画】82分37秒

http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/670496894

【放送録画】

【今日のブログ記事No.3596】

■(つづき『国の借金』No.2)GDP(国内総生産)の2.37倍・1400兆円もの『国の借金』を作ったの一体は誰なのか?

結論から先に言うと、それは歴代自民党政権の政治家と財務官僚と日銀官僚とメガバンクおよびその背後にいる世界中の中央銀行と民間銀行を支配する『ロスチャイルド国際金融マフィア』である!

▲戦後の日本では1965年の『赤字国債』(注山崎1)を例外として国債発行は『財政法』が禁止したタブーであった。したがって本格的な国債発行を開始した1975年以前の日本の『国の借金』はゼロだったのだ!
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(注山崎1)1965年、佐藤栄作内閣は戦後初の赤字国債発行を閣議決定した。前年の東京五輪開催で政府財政が大幅に赤字になったからである。戦後施行の財政法は赤字国債の発行を原則禁じており『赤字国債』は特例だったため『特例国債』と呼んでいる。
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しかし1971年のニクソン米大統領が突然発表した『ドルと円の兌換停止(ニクソンショック)』によって、米中央銀行(FRB)をはじめとする各国の中央銀行の『貨幣貨発行額』の制約がなくなった。

すなわち、各国の中央銀行は好きなだけ貨幣を増刷して市中(民間銀行)に供給できるようになったのである。

中央銀行が創造する莫大な『中央銀行資金』を吸収するために、各国政府は国債を発行てし民間銀行に引き受けさせ、利子を払って民間銀行から『借金』して財源を確保するという、現在の『国の借金漬け』(注山崎2)の仕組みが生み出されたのである。
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New!(注山崎2)現在の『国の借金漬け』の仕組みとは何か?

それは政府と民間銀行と中央銀行が『三位一体』となり、国民資産を以下の『三段階』で合法的に横領する『巧妙な仕組み』である!

①第一段階:政府による国債発行

自民党政府の政治家と財務官僚は、毎年総額180兆円の『四つの国債』を発行してすべてを民間銀行に引き受けさせて9兆円の利子を払って民間銀行から借金して以下の財源に使ってきた。

②民間銀行による国債の引き受け

民間銀行は毎年政府が発行する180兆円の国債すべて引き受け9兆円の利子を受け取って政府に融資する。

③日銀による民間銀行保有国債の購入

日銀は、民間銀行が保有する国債を買い取ることで民間銀行に紙幣増刷による『日銀資』金を供給する。

その結果日本の『国の借金』は2020年には1401.0兆円に積み重なり、日本国民は『低経済成長』『失業・倒産の増大』『総貧困化』『増税』『社会福祉予算・年金削減』『住民サービス悪化』によってそのツケを『永遠に支払い続ける』ことになる。
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▲日本では1975年の三木武夫内閣時に10兆円の国債を発行したがその後毎年国債発行額はうなぎ上りに上昇した。

【画像1】日本の政府総債務残高の推移グラフ(1980年-2020年)

ソース:世界経済のネタ帳
https://ecodb.net/country/JP/imf_ggxwd.html

【表1】国債発行残高と担当内閣名

1970年  0円  佐藤栄作内閣 (自民党政権)

(1971年 ニクソンショック(ドルと円の兌換停止))

1975年 10兆円  三武武夫内閣 (自民党政権)

1980年 70兆円 鈴木善幸内閣 (自民党政権)

1985年 150兆円  中曽根康弘内閣 (自民党政権)

1990年 180兆円  海部俊樹内閣 (自民党政権)

1995年 220兆円  村山富市内閣 (自社さきがけ政権)

2000年 380兆円 森喜朗内閣 (自公内政権)

2005年 530兆円 小泉純一郎内閣 (自公政権)

2010年 600兆円  菅直人内閣  (民主党政権) 

2015年 800兆円 安倍晋三内閣 (自公政権)

2019年 900兆円 安倍晋三内閣 (自公政権)

▲毎年180兆円の国債を発行して民間銀に9兆円の利子を払って融資を受けて国家運営をしている日本はなぜ『国家破産』しないのか?

その理由は以下の三つである。

理由1:ギリシアやアルゼンチンのように多額の借金を抱えて『国家倒産』した国の借金の大部分は国外の銀行やIMFなどの国際機関からの借入だったため、外貨準備金を十分に持たない国は借金返済が出来なくなった時点で『デフォルト』を宣言され『国家破産』に追い込まれたのである。

一方日本の場合『国の借金』の95%は国内の銀行からの借入であるため、日本の民間銀行が日本政府に『デフォルト宣言』することは決して無いのである。

理由2:日本政府には多額な貿易黒字や海外資産の利息収入などで十分な『外貨準備金』があるために海外から『信用不安』が起こらなかったこと。

理由3:これが最大の理由であるが、日本政府は毎年『国の借金』の民間銀行への元本返済を新たな国債『借換債』を発行して確実に返済してるために『金融機関』の『絶対的信用』で決して『デフォルト』宣言もうけず『国家倒産』しないのである。

日本政府は毎年180兆円の国債を発行して全額を民間銀行に引き受けさせ9兆円の利子を払って銀行から借金してるが、そのうちの110兆円は償還期限が来た国債の元本支払いのために発行する『借換債』である。

▲180兆円の国債の内訳は以下のとおりである。

①赤字国債(財政赤字の補填財源): 40兆円

②財投国債(銀行への融資財源):  20兆円

③建設国債(ゼネコンへの融資財源): 10兆円

④借換債(償還国債の元本支払い財源):110兆円

▲『国家破綻』しない代わりに巨額な『日本国の借金』のツケは誰がどのように支払っているのか?(次回のテーマNo.3)

(No.2おわり)

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情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
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