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《注目情報》 ビルダーバーグ画策も、結局不可避な空前の大恐慌の本格化は遅くても2012年

2009年05月18日 16時41分40秒 | 政治・社会
■ ビルダーバーグ画策も、結局不可避な空前の大恐慌の本格化は遅くても
 
  2012年。米国生活水準はもう永遠戻らない。 投稿者 のどけからまし

   2009 年 5 月 16 日 「阿修羅掲示板」

  http://www.asyura2.com/09/hasan62/msg/589.html

参加者に、所属機関とは無関係に自由に意見をのべ、そのミーティングで誰が何を言ったか口外を許さないルール(Chatham House rule=チャタムハウスルール)のビルダーバーグ会議(5月14日から17日の間で,現在、ギリシアの超高級ホテル(Nafsika Astir Palace Hotel in Vouliagmeni, Greece),が現在開かれている最中だ。

英国一級紙であるガーディアン紙の記者Charlie Skeltonが,プレスとしての取材でこのホテルの外側から写真を撮っていただけで,ギリシア警察に逮捕された。この記者がインタビューに答え、逮捕された経緯を話している。

報道記者が写真を撮ったという理由だで逮捕するのは異常だろう。

http://www.youtube.com/watch?v=D7tFo3V86WU&eurl=http%3A%2F%2Fwww%2Ecasttv%2Ecom%2Fsearch%2FBilderburg%2F1&feature=player_embedded

チャタムハウスルール

http://en.wikipedia.org/wiki/Chatham_House_Rule

ビルダーバーググループは、50年の歴史をもつ欧米の権力エリート(王侯貴族、軍人トップ、国家元首、政治家、金融トップ、多国籍企業オーナー、メディア、学術界など高度な影響力を持つ人物)による閉鎖的私的クラブであり,毎春、世界各地で会議を開いている。最近は,会議側が自らプレスリリースをして,討議アジェンダや参加者リストを公表している。これまで,1人として,日本人は招かれたことはない。要するに欧米の白人エリートクラブなのだ。

表向き、賢者の知恵の提供を受けて,世界をよくするための討議をしたいとのたまうが、それならネルソン=マンデラやダライ=ラマなどが招かれてもいいだろうが,招かれたことはない。看板に偽りありなのだ。日本人は欧米エリートに、秘密を守れない連中としてよく知られていることもあるのかもしれない。戦争中,捕虜になった日本の将校などが、日本の軍や国家機密などを、敵方にぺらぺらぺらぺらしゃべったことがよく知られている。

確かに,ある意味、われわれ日本人はよくも悪くも公的な秘密を守り通すことができない、公明正大な人々といえるかもしれない。

メジャー報道機関ではCNNがめずらしく2008年1月、ビルダーバーググループについて詳しく報道している。

http://tr.youtube.com/watch?v=6I3sqpRtKUA&feature=related

またギリシアの討論番組が,2008年この会議について特集した。ギリシア人参加者の女性を呼んで,どのような会議なのかと問いつめている。

http://www.youtube.com/watch?v=Um0Qy-KeHHg&feature=related

さて、現在行われている会議のその討議内容が漏れ聞こえて来ているている。この報告を行っているジャーナリスト、ダニエル=エスタリンDaniel Estulinは会議の参加者に,内通者を持っているという。メディアエリートでは、ワシントンポスト紙、ニューヨークタイムズ紙、ウォールストリート紙の所有者や編集長が、もちろん報道陣としてではなく、パワーエリート当事者として、参加している。

彼は1年前、2年前のこの会議内容をやはり当時,暴露している。それは何だったか。2008年、住宅ローンバブルのクラッシュ、また経済メルトダウンが引き起こされることを2006年(カナダ)と2007年(トルコ)のこの会議内通者からリークされており,彼はこれらの発生について,発表済みだった。結果は完全に正確だった。

エストリンはロシア人で、カナダに移動,現在はスペインを本拠とする。彼のビルダーバーグを暴いた著書がカナダでのフィクション大賞を取っている。現在のところ,彼が一番情熱を持ってビルダーバーグを徹底調査糾弾している、

しかも若手ナンバーワンといえる。

彼がインタビューに答えている。極めて知的で,かつ勇気と正義感あふれる人物であることが分かる。

http://tr.youtube.com/watch?v=nYRI70fQRsI&feature=related

カナダのオンタリオから世界に3千万人の視聴者をもつ衛星放送を行っているメディアでのインタビュー。

http://video.google.com/videoplay?docid=-6053180618439306862&

ei=hdIMSpaAC57WqAPWjYzyCw&q=Daniel+Estulin&client=safari

95年から調査を本格的に始めた彼はこの会議はいわゆるユダヤ人やフリーメーソン、イルミナティーの陰謀とも関係ない、という。彼らの長年の一貫したテーマは,エネルギー問題、エネルギー,特に石油のコントロールであるという。

カネの問題は2番目で、というのは、エネルギーが不足すればカネの問題云々というのは意味がないからだという。

エネルギーは相対的に不足する,人口が邪魔である、だから人口は減らした方がいいという思考方式をもっているという。

また、世界を一つの憲法、ひとつの通貨にするのが最終目的と考えているという。その第一ステップが,欧州の統一機構、次が北米(カナダ、アメリカ、メキシコ)の統一機構、東アジアの統一機構(日本、中国、朝鮮)を経て,最終的に一つのシステムにする構想をもっているという。

現在この週末にギリシアで進行中のこの会議の討議は

“Either a prolonged, agonizing depression that dooms the world to decades of stagnation, decline and poverty … or an intense-but-shorter depression that paves the way for a new sustainable economic world order, with less sovereignty but more efficiency.”

つまり、

1.世界を数十年間にわたる停滞、経済落ち込み,貧困にあふれる恐慌におとしいれるか(数十年の長さという点に注目)

あるいは

2.強烈だが短期の恐慌で露払いをして、その後新しい,継続可能の、しかし,国家主権を弱体させ、より効率化をすすめる道

この二つの道のどちらを選ぶか,現在,参加者で討議が割れているという。

”Estulin warns that Bilderberg are fostering a false picture of economic recovery, suckering investors into ploughing their money back into the stock market again only to later unleash another massive downturn which will create “massive losses and searing financial pain in the months ahead,” according toa Canada Free Press report.”

エスタリンがカナダのフリープレス紙を通じて警告しているのは、会議者たちは、世界経済が回復しつつあるかの間違ったイメージを情報操作で行い、投資家たちを安心させ,株式市場に資金投下をさせたあとで数ヶ月後、株を一斉に売り払い、今一度株価を下落させることで、一般投資家たちに’甚大な損失を与え、経済的な苦しみを与える作業をすすめている、ということ。

ここには書かれていないが、ポジティブ情報を流し,お気楽な投資家をおびき出し、そのあと、株を大量に売り払うことで、利益を売る株価操作のことは英米の株式インサイダーでの言葉では通常sucker's rallyと呼ばれており、今起きている世界的株価上昇が典型的にこれであることを、私自身,阿修羅で書こうとしていた矢先だった。というのも、

米英とも不動産差し押さえ、失業率も異常上昇し、クライスラー倒産、GMも間違いなく倒産という状況で株価が上がるという異常状況で典型的株価操作であることは見え見えだからだ)。

会議が推定しているのは,米国失業率が今年末までに14%前後、つまり現在の公式の失業8.1%の2倍に上がっているだろうということ。また,内通者によれば会議が決めていることとしてこの9月10月にリスボン条約(先年、アイルランドの国民投票で否決されており、EUはこの条約を発効できないでいる)を今一度通過させる試み、つまり今一度のアイルランドの国民投票でとうしても通過させ、そのことによって、ヨーロッパ連邦を樹立させたいということ。

反リスボン条約運動のリーダー、Declan Ganleyが阻害要件となっているため、米英メディアに、彼が米国武器商人から資金提供をうけているという偽情報を流し報道させ,彼の信頼を失墜させることで、なんとか国民投票を通したいと計画しているという。リスボン条約が通過すると,欧州各国の憲法が無効になり、かわって、EU憲法が発効する運びとなっている。

しかし、大統領を民主的に選ぶ制度が担保されていないことが,欧州国民に受け入れられない理由となっている。

しかし,通常、議会で批准するので、国民投票にゆだねる国は基本的になく、例外的にアイルランド人だけが欧州の希望となっている。これを否決した彼らは英雄として扱われた経緯がある。しかし、これにビルダーバーグなどのエリートたちが、頭に来ているわけだ。

このビルダーバーググループは,年一回エリートが集まってお話に興じるお話の会ではなく、新しい世界秩序の形成に

向けたアジェンダを実施するワーキンググループだという(an integral planning forum for the new world order agenda.)。

ベルギーの現在の会議議長Étienne Davignon公爵が先月4月に、われわれこそ90年代初期、ヨーロッパの共通単一通貨ユーロ導入を提案し、実現に持ち込んだものであると誇らしげに語っていたという。

BBCの調査報道で、EUはこのグループの会議で構想されたことが伝えられているという。実はビルダーバーガー会議について、他の日米欧メディアがほとんど取り上げない中で、欧州ではBBCだけが、この会議の毎年この開催時期になると記事を書いていることは、私自身知っていた。

なにせトニーブレアが参加者として彼らに毎年追っかけられていた。2002年春の会議で参加者のブッシュ大統領が同年夏にはイラク侵攻の意向を持っていることに対し会議側はそのはやる気持ちを遅らせるように要請したため(欧州市民の反対運動が強かったため)、翌年3月になったという。

また,この会議で米英の大統領や首相が誰になるべきか決めているキングメーカーぶりだという。ビル=クリントン、トニー=ブレアも無名時に、この会議で推挙され準備されたという。2008年、ポルトガル紙が、Pedro Santana Lopes 、Jose Socrates ともに2004年のイタリアでの会議に参加し,そのあと,ポルトガルの首相に着任した点を報道しているという。

昨年の会議はワシントンDCで行われたがそこでは急騰する石油値段1バレル150ドル水準を懸念して,値段を下げるべきだと討議し,そのあと,それがバレル50ドルへと実現化したという。2005年まだバレル40ドルのとき,石油が急騰することを予測していたが,それは,この年のミュンヘンでの会議で,石油高騰を唱導していたからだという。参加者だったキッシンジャーが,他の複数の参加者に,向う12ヶ月から24ヶ月の間石油値段は倍になるとエリートたちが決定済みだ、と伝えていたのだという。

また、昨年の会議では当時国務長官だったライスが当時の国防長官ゲイツを交え、チェコの外相Karel Schwarzenberg.と、イランのミサイルに備え、チェコに米国レーダー基地を設立することの条約締結について討議したという。

またこの時の会議で、報道の追っかけを逃れヒラリークリントンとオバマが密談できるように、差配されたとみられているという。少なくともヒラリーの到着は,張り付いていたジャーナリストに目撃されていた。彼女が大統領選の11月のキャンペーン先の講演後、大学生グループから、2006年6月のあの会議に参加していたですよね、あなたを目撃したという人たちもいますからね、一体何を議論していたんですか、そこで何が起きていたんですか、と問いつめられた彼女が、それなんのこと、あなたの言っていることの意味がわからない、と知らぬ存ぜぬをとおし、学生から逃げるように立ち去るヒラリーのビデオ。

http://www.youtube.com/watch?v=9Wz5ShpBAmc

ちなみにダンナのほうは2008年3月に、1991年のビルダーバーグ会議に参加したことを自ら語っている。

http://www.youtube.com/watch?v=3jmzWi_nhQg&feature=related

昨年のワシントンDCでの会議について,米国主要メディアは一切,報道をしていない。ワシントンポスト、ニューヨークタイムズ、ウォールストリート紙のオーナーたちは参加しているのだが。

これまでこの会議開催について、少ない本数だがBBCは記事を書いている。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/4290944.stm

http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/magazine/3773019.stm

以下は、BBC国際放送でこのグループについて特集したもの。昨年ワシントンDCで行われた際のもので、記者が,会議開催予定の

ホテルのマネージメントに電話をして、この週末、会議が開かれるようだがと,尋ねているが,ホテル側は,結婚式しか入っていないし、ビルダーバーグ云々は,全く与り知らないと答えている。

http://www.disclose.tv/action/viewvideo/3090/BBC_radio_on_the_bilderburg_group/

(終わり)


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