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杉並からの情報発信です

政治、経済、金融、教育、社会問題、国際情勢など、日々変化する様々な問題を取り上げて発信したいと思います。

【YYNews】市民革命派は憲法破壊クーデターで天皇制軍事独裁復活を目指す安倍晋三自公ファシスト・・

2016年02月22日 22時49分06秒 | 政治・社会

いつもお世話様です。                          

【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰するネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。

☆本日月曜日(2016年2月22日)午後8時半から【ツイキャスTV】で放送しました世直しネットTV【山崎康のYYNewsLive】の放送台本です!

1)No1  78分50秒   http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/244712079

No1

☆財政支援のお願い!

皆様より【YYNews】への財政支援をお願いしておりますが、多くの方々に支援をお願いするために、従来の年間購読支援(\5,000円)に加 えまして、1カ月間購読支援 (\500円)、3カ月購読支援(\1,500)、6カ月購読支援(\2,500)を新たに設けました。

http://goo.gl/x9KPjD

1)年間購読支援:\5,000円

2)6カ月購読支援:\2,500

3)3カ月購読支援:\1,500

4)1カ月購読支援;\500円                         
     
▼【財政支援送金先情報】

1)ゆうちょ銀行からの振込みの場合

口座名:ヤマザキ ヤスヒコ

記号:10820

番号:7679021

2)他の金融機関からの振込みの場合

口座名:ヤマザキ ヤスヒコ

店名:〇八八

店番:088

種目:ふつう預金

口座番号:0767902

以上よろしくお願いいたします。

☆今日の画像

①共同通信の【でっちあげ内閣支持率世論調査】:内閣支持率7ポイント下落46% 政府与党に「緩み」77%

*大手マスコミによる世論誘導目的のすべての【世論調査】を即座に禁止しろ!

*東京新聞よ!共同通信の【でっちあげ内閣支持率世論調査】を垂れ流すな!

②国会内で開かれた防衛会議の様子

③報道圧力団体「視聴者の会」司令塔文藝評論家小川榮太郎

④高校生の政治活動の届け出制の動き

☆今日のひとこと

①バーニー・サンダースのメール

ネバダの最終結果が入ってきた。私たちは若干少ないといってもクリントンとほとんど同数の代議員を確保して、他の州に向かうことになるようだ。私は、この結果が意味するものについて完全にはっきりとさせることが必要だと思 う。

ネバダは、クリントンの選挙運動にとっては「おあつらえ」の州で、彼女は40ポイントのリードを確保していた。しかし、今日、私たちは、この国の 政治経済を支配するエスタブリッシュメントを麻痺させるようなメッセージを送った。

わたしたちのキャンペーンは、どこでも勝つことができるということだ。来月は、26の予備選挙と党員集会が幹部会がある。私たちの運動がもたらし たこの間の3つの明瞭な結果は、私たちの対立候補と彼女の政治資金組織に資金を供給している百万長者や億万長者から強硬な反応を呼び起こすでしょ う。(略)一緒に立ち上がり続けるならば、私たちは勝ち続くことができます。連帯を、バーニー・サンダーズ(保立道久の研究雑記 2016年2月21日)

【関連記事】

▼共和トランプ氏2連勝 民主、クリントン氏 大統領候補選び第3戦

2016年2月22日 朝日新聞

http://news.asahi.com/c/adq7eEzMyygvgYaz

米大統領選の民主、共和各党の候補者指名に向けた「第3戦」が20日に行われた。共和党サウスカロライナ州予備選では、実業 家のトランプ氏(69)が9日のニューハンプシャー州予備選に続いて2連勝する一方、当初本命視されていたブッシュ元フロリダ州知事(63) が撤退を表明。民主党はネバダ州党員集会を実施し、クログイン前の続きリントン前国 務長官(68)が辛勝した。

▼2面=リベラルな発言も、6面=ブッシュ氏逆風覆せず

共和党は、米CNNなどの集計では、トラン プ氏が32・5%の票を得て、2位に10ポイントの差をつけて勝利。本命候補としての地歩を固めつつある。トランプ氏は20日、支持者を前 に、23日に予定される共和党ネバダ州党員集会に向け、「大きな勝利をつかもう」と訴えた。

2位は最年少のルビオ上院議員(44)。今後、候補者の絞り込みが進めばその受け皿となって支持を広げ、トランプ氏に挑む戦略を描く。一 方、支持低迷が続いていたブッシュ氏は、4位に終わり、20日に「選挙戦から撤退する」と表明した。

民主党のネバダ州党員集会では、開票率96%で、クリント ン氏が52・7%の票を得て左派のサンダース上院議員(74)との接戦を制した。各州での予備選・党員集会は、クリントン氏の「2勝1敗」 となった。民主党は27日にサウスカロライナ州で予備選挙を予定している。

(コロンビア〈米サウスカロライナ州〉= 佐藤武嗣)

☆ 【座右の銘A】

①世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない。(宮沢賢治の言葉)

②命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。こ始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)をともにして国家の大業は成し得られぬなり。(西郷隆盛の言葉)

③【天下の正道に立ち、天下の大道を行う人】とは (孟子の言葉)

どんなにカネをつまれようとも、カネの誘惑に負けて正道を踏み外すことは絶対ない。

どんなに貧しくなろうとも、志を曲げてカネのために悪を働くことは絶対にない。

どんなに強力な権力が脅しにかかろうとも、恐れ命を惜しんで屈服することは絶対にない。

④ガンデイー七つの社会的罪

マハトマ・ガンディーは1925年10月22日に雑誌『Young India』(英語版)で「七つの社会的罪」(Seven Social Sins) を指摘した。

道義なき政治 (Politics without Principle)

労働なき富 (Wealth without Work)

自覚なき快楽 (Pleasure without Conscience)

人格なき学識 (Knowledge without Character)

道徳なき商業 (Commerce without Morality)               
                                    
人間性なき科学 (Science without Humanity)

犠牲なき信仰 (Worship without Sacrifice)

⑤『私に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ!そうすれば誰が法律を作ろうと
そんなことはどうでも良い。』(ドイツ・ロスチャイルド商会創設者マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの言葉1790年)

⑥『私の息子たちが望まな ければ戦争が起きることはありません。』

マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの妻であり5人の息子の母親でも あったグートレ・ロスチャイルドの言葉!

☆今日の推薦図書 (朗読編)

■リチャード・ヴェルナー、石井正幸著『福井日銀総裁危険な素顔』(アップル出版社、2003.06.12刊、\1500+税)

6章 福井日銀に緊急提言・こうすれば景気は回復する

窓口指導の復活と外貨準備を使った外貨貸の創設を

P130-133 朗読

☆(1)今日のメインテーマ

■我々【市民革命派】は【憲法破壊クーデター】で【天皇制軍事独裁体制】復活を目指す安倍晋三ファシスト・自公ファシスト政権・極右ファシストを 打倒する義務がある!

何度でも言う!安倍晋三ファシストと自公ファシスト政権と皇国史観を唱える極右ファシストたちが主張する【憲法改正】は現憲法を1890年の【大 日本帝国憲法】に差し替えて【天皇制軍事独裁体制】の復活を狙う【憲法破壊クーデター】 である!

彼らが【憲法破壊クーデター】を強行して戦前の【天皇制軍事独裁体制】の復活を目指す目的とは何なのか?

それは、明治維新で成立した絶対権力者=天皇による【天皇制軍事独裁体制】の復活と未完に終わった【大日本帝国】の再建なのだ!

彼らが望む【天皇制軍事独裁体制】の復活と【大日本帝国】の再建は【明治維新】までさかのぼるのだ!

明治維新とは、英国政府と英国政府を実質的に支配していたロスチャイルド国際金融マフィアが、阿片戦争を仕掛けて中国を植民地にしたのに続いて。 鎖国の日本を植民地にするために、江戸幕府に反感をもつ薩長土肥の外様大名を財政・軍事支援して、その中心部隊として下級武士と被差別民を近 代兵器で武装させ江戸幕府を武力で打倒した【軍事クーデター】だったのだ。

彼ら討幕派武装勢力は、公武合体で平和裏に体制変革を望んだ孝明天皇と睦人親王(明治天皇)を殺して田布施出身の大室寅之助に差し替え明治天皇を 偽装させ、政治権力、軍事権力と共に【神権】をも併せ持った世界に類のない絶対権力者=天皇を作り上げたのだ。

討幕派武装勢力の中心人物の伊藤博文は、自ら犯した天皇二人の暗殺と明治天皇の差し替えという大犯罪を完全に隠ぺいするために、大日本帝国憲法を 自ら起草して1890年に施行したのだ。

天皇を絶対権力者とするこの憲法によって、日本国民はカルト宗教【天皇教】に洗脳され、反対する国民は徹底的に弾圧され、大多数の国民は昭和天皇 が主導する【大日本帝国】建設のためのアジア・太平洋侵略戦争に総動員され、日本国民310万を含むアジア太平洋諸国民5000万人の死者と国民 生活の完全破壊をもたらしたのだ。

安倍晋三ファシストと自公ファシスト政権は今、今年7月の参議院選挙で自公+橋下大阪維新の会+野田・前原民主党内安倍別働隊+αで議席の2/3 以上を獲得して、来年2017年春にも衆議院と参議院で【憲法改正国民投票発議】を行い、再来年2018年に【憲法改正国民投票】を実施して投票 者の過半数の賛成を得て【憲法改正】を強行するスケジュールを立てているのだ。

安倍晋三と自民党が2012年に作成し発表した自民党憲法改正草案は、1890年に伊藤博文らが天皇を【生き神】にして全国民を天皇教で洗脳し反 対する国民を者を虐殺して全国民を侵略戦争に動員した大日本帝国憲法(明治憲法)と全く同じ内容であり、現憲法の5つの基本理念を完全に破壊する ことを目的としているのだ。

日本国憲法の5つの基本理念

①主権在民 

②民主主義

③反戦平和

④個人の自由と基本的人権の尊重 

⑤隣国との平和共存 

本国憲法が国民に保障する5つの基本理念は、ドイツ基本法の第一条1項,2項,3項と第20の1項,2項,3項と同じく、一切の憲法改正を認めな い【永久条項】なのだ

▼【ドイツ基本法の永久条項】(Wikipediaより抜粋)

すべての当局の義務:「人の尊厳は不可侵である。それを尊重し守ることは、すべての当局の義務である」(第1条)

人権の公認:「ドイツの人々はそれゆえ不可侵で不可譲の人権を、すべてのコミュニティ、平和、および世界の正義の基礎 として認める」(第1条第2項)

直接執行可能な法:「次に述べる基本的権利は、立法、行政、司法に、直接執行可能な法として義務づける」(第1条第3 項)

共和制(政府の形態):(第20条第1項)

連邦制度:(第20条第1項)

社会福祉制度: (第20条第1項)

人民主権:「すべての当局の権威は、人民から生じている」 (第20条第2項)

民主主義:「すべての当局の権威は、投票および選挙による人々により、また具体的な立法機関、行政機関、司法機関によ り行使される」(第20条第2項)

法の支配:「立法は憲法の秩序の支配下にある。行政および司法は法律に縛られる」(第20条第3項)

権力の分立:「具体的な立法機関、行政機関、司法機関は、それぞれ、法律に縛られる」(第20条第2、3項)

(永久条項終り)

安倍晋三ファシスト首相と自公ファシスト政権は【憲法改正】の偽名で強行する【憲法破壊クーデター】によよって5つの基本理念を以下のようにした のだ!

①主権在民 → 天皇主権

②民主主義 → 独裁

③反戦平和 → 他国への侵略戦争

④個人の自由と基本的人権の尊重 → 個を認めない国家・全体主義

⑤隣国との平和共存 → 隣国との敵対から戦争へ

我々【市民革命派】は、【憲法破壊クーデター】を強行して戦前の【天皇制軍事独裁体制】の復活を目指す安倍晋三ファシストと自公ファシスト政権と 皇国史観を唱える極右ファシストたちを完膚なきまでに打倒・粉砕する義務があるのだ!

(終り)


☆(2)今日のトッピックス

①内閣支持率7ポイント下落46% 政府与党に「緩み」77%

2016年2月22日 共同通信・東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016022101001427.html

共同通信社が20、21両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は46・7%で、1月末の前回調査から7・0ポイ ント下落し た。不支持率は3・6ポイント増えて38・9%だった。一連の閣僚や自民党国会議員の不祥事や不適切発言を踏まえ、77・7%が政府、与 党内に「緩みが出ていると思う」と答えた。

有識者調査会が衆院議員定数10減を答申した衆院選挙制度改革について「次の衆院選から定数を削減するべきだ」との回答は50・6% だった。「次の衆院選からでなくてもよいが」を含めると「削減するべきだ」が86・1%に達した。

②制服組自衛官が権限大幅移譲要求 防衛省、背広組は拒否

2016年2月22日 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016022101001899.html

集団的自衛権行使を含み、今年3月施行される安全保障関連法を初めて全面的に反映させる自衛隊最高レベルの作戦計画策定に当たり、防 衛省内で制服組自衛官を中心とする統合幕僚監部が、背広組防衛官僚が中心の内部部局(内局)に権限の大幅移譲を要求していることが21日、複数の防衛 省・自衛隊関係者の証 言で分かった。内局は拒否、調整が続いている。

昨年6月の改正防衛省設置法成立で防衛省は、防衛官僚が自衛官より優位な立場から大臣を補佐する「文官統制」制度を全廃、内局と統幕が対等になった。統幕の要求が認められれば、軍事専門家である制服組主導となる可能性もあり、危惧する声は多い

③共産党が1人区候補取り下げ 「野党共闘」民主党どうする?

2016年2月22日  日刊ゲンダイ

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/175813

高校生も「野党共闘」訴え(C)日刊ゲンダイ

共産党の思い切った決断を、今度こそ民主党は真摯に受け止められるのか――。共産党は20日、党本部で臨時幹部会を開き、32ある参院選1人区で 候補者を取り下げる方針で一致した。「国民連合政府」構想を横に置き、「安保法廃止」 を旗印に野党共闘して、とにかく候補者を一本化する決意を示 したわけだ。

野党共闘では、民主と維新の合流話が先行しているが、解党するのかどうかや合流後の党名で揉め、ゴタゴタが続いている。煮え切らない状況にズバリ 的を射た発言をしたのが社民党の又市幹事長だ。20日の党大会でこう言った。

「落ち目の三度笠の2つが一緒になっても倍にならない」

「選挙区で1人の候補者を支援する形をつくり上げることこそ、今求められている。合流が破綻した場合、野党共闘をぶっ壊す空気になりかねない」

1人区の選挙協力こそ最優先すべきということだ。

実際、共同通信が20、21日に実施した世論調査では、民維合流について「1つの党になる必要はない」が65.9%にも上っている。

21日は、安保法反対の高校生グループ「T―ns SOWL(ティーンズソウル)」が全国一斉デモを行ったし、19日には安保法成立5カ月で国会前に7800人が集まったが、そこでも「野党は共闘」が叫ばれていた。

野党5党は23日、幹事長会談で1人区の調整を本格化させる方向だが、失敗すれば「打倒安倍」を求める有権者の落胆は計り知れない。参院選では共 産党の独り勝ち、民主党の大幅議席減が必至だ。

④高校生の声 「私たちも主権者。安保法反対」

2016年2月22日 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016022290070144.html

安全保障関連法に反対する高校生グループと、沖縄県名護市辺野古(へのこ)への米軍新基地建設に反対する市民らが二十一日、それぞれ 全国各地で抗議行動を繰り広げた。十八歳以上への選挙権年齢引き下げを受け、高校生たちは「私たちも主権者だから声を上げます」と訴え た。

安保関連法に反対する高校生グループ「T-ns SOWL(ティーンズ・ソウル)」のデモは、東京・渋谷や大阪、仙台などであった。 名古屋でも高校生がスピーチをした。

渋谷では中高生ら約五千人(主催者発表)が参加。都立高二年あいねさん (16)は先導する車の上から、高校生の校外での政治活動について 学校への届け出制 とするのを文部科学省が容認したことに言及。「小さな積み重ねがこ の国の民主主義をつくっていくから、私は縛られずデモに行くし、政治に ついて日々考えて いく」と主張した。

西東京市から練馬区にかけて中高生が企画した「反戦パレード」もあった。安保法に反対する市民ら約百人が「子どもを守れ!」などと訴えながら、住 宅街を練り歩いた

⑤ロンドン市長が離脱主張 EU国民投票で首相に痛手

2016年2月22日 共同通信

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016022201001279.html

【ロンドン共同】ロンドンのジョンソン市長は21日、英国民にとって欧州連合(EU)から離脱した方が有利だと表明し、6月23日の 国民投票に向 けて離脱派の運動に加わることを明らかにした。将来の首相候補の一人と目される保守党の有力者だけに、EU残留を目指す同党党首のキャメ ロン首相には大き な痛手となった。

キャメロン政権内ではゴーブ司法相ら複数の閣僚が反旗を翻して公然と離脱を主張。人気が高いジョンソン氏も離脱派に合流したことで、 下院で単独過半数を占める保守党の分裂が深まった。

(3)今日の重要情報

①シリアを侵略している傭兵集団を支えているトルコのエルドアン大統領はシリ
ア侵略の権利を主張

2016.02.22 櫻井ジャーナル

http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201602220000/

2月20日にトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はUNESCOのイベ ントで演説、トルコはシリアで作戦を遂行する全ての権利を 持っていると言ってのけた。軍事侵攻する権利があるというわけだ。

トルコが直面する脅威と戦うためだというが、シリアを侵略しているワッハーブ派/サラフ主義者を中心とする武装勢力、つまりアル・カイダ系武装勢 力やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILなどとも表記)を支えてきた国のひとつがトルコであり、シリアから見ればトルコは脅 威どころか侵略者だ。エルドアン大統領はシリアやその同盟国がトルコを破壊することを受け入れなければならないことになる。

2011年3月にシリアへの侵略戦争が始まった当時からトルコのインシルリク空軍基地は侵略軍の拠点で、アメリカの情報機関員や特殊部隊員、イギリスとフランスの特殊部隊員が戦闘員を軍事訓練しているとも伝えられていた。シリアへ侵攻した戦闘員への兵站線はトルコから延びている。昨年9月 30日にロシア軍が空爆を始めるまで、シリア北部の制空権はトルコ軍が握っていたので、この兵站線は守られていた。

侵略軍がシリアやトルコで盗掘した石油はトルコへ運び込まれているが、この密輸で黒幕的な役割を演じているのがエルドアン大統領の息子であるビラ ル。この人物が所有するBMZ社が盗掘石油を輸送、その背後にはジェネル・エネルギー社が存在していると言われ、現在イタリア当局からマネー・ロ ンダリングで捜査の対象になっている。

ジェネル・エネルギー社はロンドンを中心とするタックス・ヘイブン網の一角を占めるジャージー島に登記されている。投資会社のジェネル・エネル ジ・インターナショナルがバラレスに買収されたのだが、この投資会社を創設したのはアンソニー・ヘイワード(元BP重役)、金融資本の世界に君臨 しているナサニエル・ロスチャイルド、その従兄弟にあたるトーマス・ダニエル、そして投資銀行家のジュリアン・メセレルだという。

侵略勢力はシリアのバシャール・アル・アサド体制を倒し、傀儡政権を樹立させるか、リビアのような無政府状態の破綻国家にしようとしているのだ が、その目論見を潰しかけているのがロシア軍の空爆。これを止めさせようと侵略勢力は必至。

そうした中、「国境なき医師団」の病院が爆撃され、例によって西側はロシア軍を批判する。ただ、病院スタッフの証言以外に証拠はなく、しかも病院 にはジュネーブ諸条約が定める特殊標章が表示されていないことも判明した。通常、こうした施設はGPSで関係国に正確な位置を伝えておくのだが、 この病院はそうしたことも行っていなかった。これは地元スタッフが要求したからだという。ロシア側は病院の空爆を否定している。

ちなみに、「ジュネーブ諸条約第2追加議定書」の第12条は次のように書かれている。

「医療要員及び宗教要員、医療組織並びに医療用輸送手段は、権限のある関係当局の監督の下で、白地に赤十字、赤新月又は赤のライオン及び太陽の特 殊標章を表示する。特殊標章は、すべての場合において尊重するものとし、また、不当に使用してはならない。」

シリアを侵略している国々は、政府軍による住民虐殺や化学兵器の使用を口実にして自らが軍事介入しようとしたが、いずれも嘘だということが発覚し ている。化学兵器を政府軍が使用したという偽情報は2013年8月に流されたが、その発信元も今回と同じ「国境なき医師団」だった。
化学兵器を使ったと見られる攻撃の直後に現地を調査したキリスト教の聖職者マザー・アグネス・マリアムはいくつかの疑問を明らかにしている。例え ば、攻撃が午前1時15分から3時頃(現地時間)にあったとされているにもかかわらず犠牲者がパジマを着ていないのはなぜか、家で寝ていたなら 誰かを特定するこ とは容易なはずだが、明確になっていないのはなぜか、家族で寝ていたなら子どもだけが並べられているのは不自然ではないのか、 親、特に母親はどこにいるのか、子どもたちの並べ方が不自然ではないか、同じ「遺体」が使い回されているのはなぜか、遺体をどこに埋葬したのかと いったことだ。(PDF)

攻撃の直後、ロシアのビタリー・チュルキン国連大使はアメリカ側の主張を否定する情報を国連で示して報告書も提出、その中で反シリア政府軍が支配 しているドーマから2発のミサイルが発射され、ゴータに着弾していることを示す文書や衛星写真が示されたとジャーナリストがフェースブックに書き 込んでいる。

そのほか、化学兵器とサウジアラビアを結びつける記事も書かれ、12月になると、調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュもこの問題に関する記事 を発表、反政府軍はサリンの製造能力を持ち、実際に使った可能性があるとしている。また、国連の元兵器査察官のリチャード・ロイドとマサチュー セッツ工科大学のセオドール・ポストル教授も化学兵器をシリア政府軍が発射したとするアメリカ政府の主張を否定する報告書を公表している。ミサイ ルの性能を考えると、科学的に成り立たないという。

2013年8月の化学兵器使用について、トルコの国会議員エレン・エルデムらは捜査記録などに基づき、トルコ政府の責任を追及している。化学兵器 の材料になる物質はトルコからシリアへ運び込まれ、そこでダーイッシュが調合して使ったというのだ。この事実を公表した後、エルデム議員らは起訴 の脅しをかけられている。

☆(4)今日の注目情報

①報道圧力団体「視聴者の会」賛同者はやっぱり安倍応援団と日本会議だらけ
だった! 憲法改正のための報道統制が狙い

2016.02.20 Litera

http://lite-ra.com/2016/02/post-1994.html

「放送法遵守を求める視聴者の会」ホームページより

『NEWS23』(TBS)岸井成格氏を降板に追い込んだ報道圧力団体「放送法遵守を求める視聴者の会」(以下、視聴者の会)が読売新聞2月13 日付朝刊に、2度目の全面広告を出稿したことは既報のとおりだ。

くだんの広告では「ストップ!“テレビの全体主義”」「視聴者の目は、ごまかせない。」などと見出しを打っているが、よくもまあ恥ずかしげもな く、とため息が出る。

本サイトが追及してきたように、「視聴者の会」の実態は、“安倍応援団”に他ならない。代表呼びかけ人のすぎやまこういち氏は、「安倍総理を求め る民間人有志の会」の発起人を務めた人物。事務局長の小川榮太郎氏は『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎)という“安倍礼賛本”を出版してデビュー。同書を700万円分、安倍事務所に“爆買い”してもらったことで有名な安倍首相お抱え 評論家だ。

こんな連中が視聴者を代表するような団体を騙っているというのは、ほとんど詐欺行為としか言いようがない。

しかも、同会HPを見てみると、2月8日に「会員制のスタート」のお知らせが。曰 く、「報道番組の検証」などに相当の費用がかかるが、「利益団体 ではないため、財政状況が極めて不安定」であるとし、一口3000円からの会費制会員を募集するのだという。……いや、前回と今回の新聞広告費を 合わせると推定1億円弱はかかっているはず。いったいどの口で“お金に困ってます”などと言っているのか。

しかし、どうやら連中は、組織の巨大化と活動の拡大を本気で狙っているようだ。そのひとつのあらわれが、同会の「賛同者」の急増だ。

「視聴者の会」がHP上で公開している賛同者を数えてみると、総勢61名に激増しているのがわかる。しかも、そこには、大学名誉教授や憲法学者な ど、錚々たる顔ぶれが──。

しかし、騙されてはいけない。そのリストに上がっている名前をひとりひとりチェックしてみると、やっぱりか、という素性の人物ばかりだった。

いったいどういう人物が、「視聴者の会」賛同者に名前を連ねているのか、ざっと検証してみよう。

・青山繁晴(株式会社独立総合研究所代表取締役)……テレビ出演多数だが、中国脅威論の喧伝や翁長雄志沖縄知事バッシングで安倍政権をアシストす るゴリゴ リの保守論客。「日本を真珠湾攻撃に引き込んだのはアメリカの陰謀だ」という 歴史観も持つ。日本会議を中心とした改憲団体「美しい日本の 憲法をつくる国民の会」代表発起人。日本会議の機関誌「日本の息吹」にも登場。

・青山武憲(元日本大学教授・憲法学)……保守派の憲法学者。安倍首相の小学生時代に家庭教師だった自民党・平沢勝栄が「集団的自衛権行使を可能 にする安保法制を『合憲』とする憲法学者10人」なかのひとりとして名を挙げた。

・浅野一郎(元徳山大学学長・元参議院法制局長)……櫻井よしこが代表を務め、日本会議関係者が多数参加、提携関係にある「民間憲法臨調」の副代 表。

・浅野善治(大東文化大学教授・憲法学者・元衆議院法制局法制主幹)……「民間憲法臨調」運営委員。昨年7月、朝日新聞のアンケートで、安保法案 は「憲法違反にはあたらない」、9条は「改正する必要がある」と回答。

・荒木田修(弁護士)……日本会議・田久保忠衛会長、小堀桂一郎副会長、小田村四郎副会長ら、日本会議中枢が参与する「『南京大虐殺』の歴史捏造 を正す国民会議」呼びかけ人。同じく日本会議に深い人物らが参加する「朝日新聞を糺す国民会議」代表呼びかけ人。

・石川真理子(作家)……著書に『女子の武士道』(致知出版社)、『いまも生きる「武士道」』(講談社)など。肩書きは「武家女性研究家」。著書 の内容は “女は家を守れ、男に尽くせ!”という保守反動女性自己啓発。

・伊藤哲夫(日本政策研究センター代表)……日本会議政策委員。「李登輝友の会」常任理事。“安倍晋三のブレーン”のひとり。日本政策研究セン ターは教育勅語の精神や安全保障など安倍政権の広報的シンポジウムを随時開催。「生長の家」出身者との指摘も。

・潮匡人(評論家)……元航空自衛官。日本会議系シンクタンク「国家基本問題研究所」客員研究員。この研究所は、理事長が櫻井よしこ、副理事長が 田久保忠衛、事務局長が椛島有三・日本会議事務局長という布陣。保守メディアや日本会議の機関誌「日本の息吹」に寄稿。テレビでも安倍政権を盛ん に支持、援護射撃多々。日本会議イベントで講演多数。

・梅原克彦(元仙台市長)……市長在任中から右翼団体との関係が指摘されていた。現在「頑張れ日本!全国行動委員会」関係者。中心人物らが日本会 議と重複する「李登輝友の会」常務理事。昨年、日本会議宮城県本部主催イベントで講演も。

・エドワーズ博美(メリーランド大学・日本語講師)……アンチ・フェミニスト。 日本会議が事務局となった「外国人参政権に反対する一万人大会」な どの日本会議系イベントに登壇。「日本の息吹」、日本協議会・日本青年協議会の機関誌「祖国と青年」にも登場。

・大高未貴(ジャーナリスト)……ネット右翼御用達の「文化放送チャンネル桜」 キャスター。保守雑誌の常連で、昨年『「強欲チャンプル」沖縄の真 実』(飛鳥新社)なる沖縄ヘイト本を出版。今年2月11日、日本会議がバックアップする 愛媛県での「建国記念の日奉祝大会」で講演。

・尾崎幸廣(弁護士)……前述の「『南京大虐殺』の歴史捏造を正す国民会議」呼 びかけ人。「朝日新聞を糺す国民会議」代表呼びかけ人。

・呉善花(拓殖大学教授)……人種・民族差別本を多数出版。韓国ヘイト論客。 「国家基本問題研究所」評議員。「美しい日本の憲法をつくる国民の 会」代表発起人。今年2月、日本会議が支援する福岡県「市日本の建国をお祝いする市民の集い」で講演。「WiLL」(ワック)や「正論」(産経新 聞社)、「日本の息吹」の常連。ネトウヨを嬉々とさせることに長ける。

・小田村四郎(元拓殖大学総長・明成社社長・元大蔵官僚)……日本会議副会長。「日本教育再生機構」顧問。「李登輝友の会」会長。明成社は日本会 議の御用出版社。「『南京大虐殺』の歴史捏造を正す国民会議」呼びかけ人。「朝日新聞を糺す国民会議」代表呼びかけ人。「明治の日」制定運動など を推進。「安倍晋三総理大臣を求める民間有志の会」発起人など、安倍復活に尽力したシンパのひとり。

・小山和伸(神奈川大学教授・経済学博士)……極右政治団体「維新政党・新風」 から国政選挙出馬の過去(落選)。日本会議神奈川相模原支部の総会 などで講 演。「日本文化チャンネル桜」の常連。南京大虐殺を否定。歴史修正主義者。

・加瀬英明(外交評論家)……日本会議代表委員・幹事・東京都本部会長。日本青年協議会顧問。「新しい歴史教科書をつくる会」顧問。「李登輝友の 会」副会長。「『南京大虐殺』の歴史捏造を正す国民会議」呼びかけ人。「朝日新聞を糺す国民会議」代表呼びかけ人。「安倍晋三総理大臣を求める民 間有志の会」発起人。幅広い人脈を持ち、新たな右派論客の発掘にも余念がないとの評判。

・勝岡寛次(明星大学戦後教育史研究センター・歴史学者)……「新しい歴史教科書をつくる会」元理事。「日本教育再生機構」評議員。生長の家系 「新教育者連盟」理事。大東亜戦争肯定、南京虐殺否認などで知られる歴史修正主義者。日本会議豊島支部主催や、日本会議北海道後援のイベントなど で講演。「日本の息吹」常連。

・勝間和代(経済評論家、中央大学大学院客員教授)……新自由主義的な主張が多く、歴史修正主義や国家主義の傾向は薄いが、一方で、「視聴者の会」の呼び かけ人であるネトウヨ経済評論家の上念司氏とはビジネスパートナー。また、2012年に発足した「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志 の会」の発起人でもある。

・岸博幸(慶應義塾大学大学院教授・メディア学)……元経産省官僚、小泉政権下では竹中平蔵大臣の秘書官となり、格差助長政策を推進。勝間同様、 新自由主義者という印象が強いうえ、安保法制については、経済誌などで安保法制賛成の論陣を張っていた。

・小堀桂一郎(東京大学名誉教授・ドイツ文学、比較文学、日本思想史)……日本会議副会長。「『南京大虐殺』の歴史捏造を正す国民会議」呼びかけ 人。「朝日新聞を糺す国民会議」代表呼びかけ人。「祖国と青年」にも登場。日本の侵略戦争を否定する歴史修正主義者。「安倍晋三総理大臣を求める 民間有志の会」 発起人として総理再登板を積極支援。

・佐々淳行(初代内閣安全保障室長)……元エリート警察官僚。「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人。昨夏、櫻井よしこ、田久保忠衛ら を中心とする「平和安全法制の早期成立を求める国民フォーラム」に協力、安保法可決を推進した。

・池勝彦(弁護士)……「新しい歴史教科書をつくる会」会長。「民間憲法臨調」代表委員。村山談話の取り消しを主張。「『南京大虐殺』の歴史捏 造を正す国民会議」呼びかけ人。「朝日新聞を糺す国民会議」代表呼びかけ人。百人斬り訴訟や朝日新聞集団訴訟などで弁護団代表を務める。稲田朋美を百人斬り訴訟に引き入れた人物でもある。

・高木桂蔵(静岡県立大学名誉教授・文化人類学)……生長の家系「新教育者連盟」理事。「祖国と青年」にも登場。皇室本の他、スピリチュアル本も 上梓している。

・俵孝太郎(政治評論家、元ニュースキャスター)……産経新聞出身で保守派キャスターとして活躍。最近音沙汰がなかったが、往年の俵の躍動を思う とまっさ きに「中立でない放送」の槍玉に挙げられそうな気がするが。

・土田龍太郎(東京大学名誉教授・インド文学)……日本会議系「国家基本問題研究所」理事。

・西岡力(東京基督教大学教授・現代朝鮮研究)……「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)会長。「国家基本問題研究 所」企画委員。“安倍晋三のブレーン”のひとり。「『慰安婦問題』はなかった」が持論の歴史修正主義者。

・西修(駒澤大学名誉教授・法学者、政治学博士)……安保法制を合憲と言った憲法学者のひとり。実態は安倍首相の安全保障の私的諮問機関委員にし て日本会議の御用学者。「民間憲法臨調」副代表。「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人。日本会議関連イベントでの講演多数。「日本の 息吹」常連。

・西原正(平和・安全保障研究所理事長)……元防衛大学校長。産経等で活躍する保守論客。昨年、安保法制の内容に苦言を呈したが、それは“自衛隊 の活動を制限しすぎ”“もっと憲法を骨抜きにしろ”という意味だった。

・西元徹也(第22代陸上幕僚長、第20代統合幕僚会議議長)……「民間憲法臨調」 代表委員。「国家基本問題研究所」で講演。「平和安全法制の早 期成立を求める国民フォーラム」に協力。安倍政権での首相の私的諮問機関「安全保障有識者懇談会」メンバー。

・濱口和久(拓殖大学地方政治行政研究所客員教授)……防衛大学校卒の元陸上自衛官。核武装論者。「チャンネル桜」常連組。「朝日新聞を糺す国民 会議」代表呼びかけ人。「祖国と青年」にも寄稿。日本会議福岡筑豊支部総会、日本会議京都「平成19年建国記念の日奉祝京都式典」などで講演。

・浜谷英博(三重中京大学名誉教授・比較憲法、防衛法)……安保法制を「間違いなく合憲」と明言。実際は日本会議系シンクタンク「国家基本問題研 究所」の評議員を務める御用学者。「民間憲法臨調」の運営委員も務めた。日本会議が支援する広島県呉市での建国記念日奉祝式典で記念講演も。

・東中野修道(亜細亜大学教授・歴史学者)……“南京虐殺はマボロシ”が持論の歴史修正主義者。名誉毀損裁判で全面敗訴したことで知られる。「日 本の息吹」 にも登場。

・廣池幹堂(公益社団法人モラロジー研究所理事長)……日本会議代表委員。「モ ラロジー」とは何か? ここで説明するにはあまりにも紙幅が足りな いので別の機会に譲る。

・福田逸(明治大学教授・演出家、翻訳家)……保守派文化人の重鎮・福田恒存の息子。「つくる会」元副会長。「安倍晋三総理大臣を求める民間有志 の会」発起人。前述の日本会議系「国家基本問題研究所」の評議員。

・松井嘉和(大阪国際大学名誉教授・日本語学、思想史)……皇室、神道関係の著書多数。「祖国と青年」に長年寄稿。「「生長の家」創始者・谷口雅 春先生を学ぶ会」の講演に呼ばれるほどの人物。

・松浦光修(皇學館大学教授・日本思想史)……「つくる会」元理事。過去に、三重県名張市での日本会議参加者を募るセミナーや、「建国記念の日を 祝う千葉県民の集い」などで講演。「『南京大虐殺』の歴史捏造を正す国民会議」呼びかけ人。「朝日新聞を糺す国民会議」代表呼びかけ人。「日本の 息吹」にも登場。

・松尾新吾(九州経済連合会名誉会長)……日本会議福岡会長。九州電力元会長、現相談役。「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人。昨年 11月には「今こそ憲法改正を!1万人大会」in日本武道館で講演。

・丸山敏秋(一般社団法人倫理研究所理事長)……日本会議代表委員。「親学推進協会」の評議員。「倫理研究所」はもともと「扶桑教ひとのみち教団」(現・ PL教団)より分裂した組織。「視聴者の会」小川榮太郎が仕切る手前味噌の番組調査組織とも関係が深い。

・茂木弘道(「史実を世界に発信する会」事務局長)……南京虐殺否定論者。歴史修正主義者。12年には幸福実現党主催の「放射能を怖がるな!~脱 原発は集団自殺である」なる講演会に講師として参上。

・森敬惠(ソプラノ歌手・「甦れ日本の心コンサート」主宰)……日本会議の女性 部会「日本女性の会」代表委員。「教育再生機構」代表委員。ブラジ ル日本会議主宰でコンサート開催。日本会議神奈川の定期総会などで歌声を披露。「日本の息吹」の常連。

・山村明義(ジャーナリスト)……「正論」の常連論客。「日本の息吹」にも登場。神道を激賞、GHQが日本を洗脳したが持論。14年の広島県大規 模土砂災害や佐世保女子高生殺人などもGHQのせいにする。なお、安倍晋三とは何度も一緒に飯を食う仲。

・吉田好克(宮崎大学准教授・思想史、ヨーロッパ文学)……日本会議百人委員会委員。11年、日本会議が支援する宮崎県宮崎市での建国記念日集会 で講演。昨年も日本会議宮崎延岡支部でセミナーの講師。「日本の息吹」にも登場。

(以上、「視聴者の会」の「賛同者一覧」(1月13日現在)より抜粋。敬称略、
50音順)

いかがだっただろうか。やはり、「視聴者の会」の賛同者は安倍応援団ばかり…… いや、それどころか、日本を戦前に戻そうとするカルト右派団体・日 本会議関係者がやたら目につくことがわかるだろう。

数えてみたところ、視聴者の会「賛同者」(1月13日現在)61名のうち、日本会議の役員、もしくは日本会議、関連団体、機関誌などに参加・講 演・寄稿を行ったことのある人物は32名にものぼった。

こういう偏りまくった人たちが口を揃えて「公平な放送を!」「ストップ!“テレビの全体主義”」などと叫んでいるのだから、もはや何かの冗談とし か思えない。

しかし、これこそがまさに、連中の作戦なのだろう。安倍政権を熱烈に支持し、 戦前回帰と人権制限、歴史修正を企む右派勢力はこれまでも、政権批判 や安保法制批判の動きを「偏向」「言論弾圧」などと攻撃してきた。そして、最近は、それをさらに一歩進め、中立を装うような別団体を次々と立ち上 げ。ソフトなタッチで憲法改正運動を展開する一方で、逆に憲法を守ろうとする動きを「憲法論議をつぶそうとする全体主義」「日本国憲法の信者が戦 争を引き起こす」などと倒錯した論理で攻撃を始めている。

おそらく、この視聴者の会の動きもその延長線上にあると考えるべきだろう。 「美しい日本の憲法をつくる国民の会」「憲法おしゃべりカフェ」などの 日本 会議ダミー団体と連動する形で、憲法改正に反対するテレビ報道を封じ込めるために、この組織を拡大して、テレビ局に圧力をかけていこうとして いるのではないか。

まったく卑劣としか言いようがないが、しかし、この「視聴者の会」のHPを眺めていて、ひとつ対抗策を思いついた。

実は同会の賛同者の中には、一人、ちょっと変わった人物が含まれていた。それは、暴力団取材などで知られるジャーナリストの溝口敦氏だ。溝口氏が 日本会議や歴史修正主義勢力と関係があるなんていう話はこれまで聞いたことがなく、「なんで?」と思っていると、溝口氏はなんとこんな賛同メッ セージを載せていたのである。

〈NHK、民放を問わず、局の体質はゼイ弱です。ともすれば、権力と多数陣営に迎合しがちです。せめて放送法を盾に民主主義を守り、戦前への回帰 を阻止せねば、と思います。〉

そう。これ、視聴者の会とは、まったく逆の主張なのである。溝口氏がいったいどんな意図で賛同者になったのかはよくわからないが、メッセージを受 け取った視聴者の会側はさぞかし困惑したはずだ。だが、「政治的中立」という建前を掲げているために、無下に断ることはできず、そのまま掲載せざ るをえなかったのだろう。

ならば、憲法や報道の自由を守ろうと考えている識者や報道関係者はこの溝口氏を見習って、どんどん、視聴者の会に参加していったらどうか。そし て、この会のHPに「放送法をたてに報道の自由を侵害しようという安倍官邸の動きに抗議します」「報道の公平は、権力をきちんと批判して初めて担 保されるものです」といいう正論をメッセージで埋め尽くしていく。

あるいはこの会のHP上では「問題があると感じた報道の情報」を募集しているので、安倍政権の応援団と化している、日本テレビ報道局解説委員・青 山和弘氏や、時事通信解説委員の田崎史郎氏らが「安倍政権の主張を無批判に垂れ流している」「中立じゃなく安倍政権に加担している」との情報をど んどん送り付けていく。

中立を装って戦前回帰を狙うこういうダミー団体の跋扈を許さないためにも、本気でこの作戦を提案したいのだが、いかがだろうか。
(編集部)

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【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】
情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
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