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【ダイヤモンドオンライン】ブラック企業認定?「すき家」への不買運動の可能性

 ダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマルチスコープ」に「 ブラック企業認定?「すき家」への不買運動の可能性 」と題する記事を書きました。(※リンクをクリックすると、新しいページが立ち上がります。)

 「すき家」の長時間労働等の問題で、運営するゼンショーホールディングスが設置した第三者委員会の調査報告書が発表されました。
 第三者委員会とはいえ、運営側が設置した組織であり、報告書の記述は随分マイルドだという印象を持ちましたが、全体の印象として、少なくとも調査対象期間の「すき家」は、従業員を使い潰すことをいとわない「ブラック」な職場だと認定されたと見てよいと思います。

 しかし、この結果を受けて、仮にゼンショーホールディングス以外の企業も含めた「ブラック企業」に対し、「反ブラック企業」のデモをやったとしても、広い共感は得られないでしょう。
 現代の日本において、デモは騒々しくて生活に不便を掛ける「迷惑なお祭り」と化しています。「運動」にも工夫と戦略が必要です。

 そこで、記事本文では、デモに代わり「すき家」及びゼンショー関連企業(「なか卯」など)に対する「不買運動」について考えてみました。
 スタッフは辞めても補充が利き、株は下がりすぎれば安く買い増しできますが、売り上げの減少は業績に直接響くからです。

 不買運動の呼びかけは簡単で、極端な話、誰でも直ぐに始められます。しかし不買運動が営業妨害として違法になるかならないかの線引きは難しく、違法にならない範囲であっても、(1)不買の対象をどこまでとするのか、(2)運動の目標をどう設定するのか、(3)運動の中心を誰が担うのか、その収束は誰がするのか、などの加減を考えることは重要です。
 また、誰がやるにせよ、何らかの報復を受ける可能性があることは、一般常識として考えておきたいところです。

 私は、現時点で、すき家ないしゼンショーホールディングスに対して、不買運動を起こすべきだとも、起こしてはいけないとも思っていません。
 但し、個人的には、オペレーションがきついことが分かっている飲食店は、食事をしても雰囲気が悪いし、美味しくなさそうなイメージを感じるので、食事をしようとは全く思わないことも付け加えておきます。
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