goo

まだ続く永田メール問題

民主党・永田議員の偽メール問題がまだくすぶっている。情報提供者とされる西沢孝氏を証人喚問すると自民党が言っているわけだが、これは自民党の立場に立って考えるならば、当然の戦略であり予想できたことだ。

民主党は、早い時点で永田議員辞職を打ち出すべきだったし、時間経過後は前原代表の辞任くらいの処置が必要だった(時間が経った後の謝罪はスケールアップが必要だ。これは、提出が遅れた仕事の質が高くなければいけないのと同じだ)。もちろん、国会はこれだけをやっているわけではないが、メディア的には、依然としてこのニュースの露出が多い。政治的には、国会の実質的に後ろ半分を棒に振ったといっても過言ではないだろう。

偽メール問題の解明は、明らかに「国民生活に影響のある国政上の一大事」ではない。しかし、ここまで来ると、あまりにもだらしがない野党の実態を解明することが、国民にとっても重要だという気がしてくるので、西沢氏の証人喚問には反対しない。虚言癖がある記者と報じられているが、どのくらい下らない人物に民主党が引っ掛かったのか、また、民主党がどのような意思決定で永田質問に至ったのかが明らかにされるならば、まんざら無駄ではないような気がする。

それにしても、民主党は、これが絶対多数与党を牽制すべき野党第一党なのかと思うと、あまりの情けなさに気が遠くなりそうだ。当事者にとっては、民主党内のポジションや勢力争いが大切なのかも知れないが、この体たらくを見せられる国民の身にもなって欲しい。かつての社会党以下だと思う。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする