コメント
 
 
 
PRコンサルタントの役割 (snowbees)
2007-08-11 16:56:35
自民党も民主党も、PRコンサルタントを起用している。メディア戦略を、時には丸投げしている?なお、参議院における民主党の人事は、江田・議長をのぞいて、不安が残る:

<世耕は好んで「コミ戦」という言葉を口にする。前回総選挙では、「コミ戦」=コミュニケーション戦略チームがメディア対策を担った。そして今回の参院選も、幹事長・中川、幹事長代理・石原伸晃や世耕らで構成する「広報戦略会議」に、前回同様、PRコンサルタント会社「プラップジャパン」が参画して、メディア対策の先頭に立った。このプラップジャパンは、総選挙当時、幹事長代理だった安倍らが選んだPR会社なのだ。まさに二匹目のドジョウを狙ったわけだ。>
 
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-08-11 23:10:22
あなたの経歴とコメントの矛盾さはひどすぎ。
 
 
 
そうかな (ミラ)
2007-08-12 01:44:56
ノーネクタイがヒルズのお兄ちゃん達くらいにしか似合わない気もするんですが。楽と言う前に。山崎さんは安倍さんをかなりキラってますが、安倍首相という存在には、どうでも良い国民の方が多そうです。問題は安倍さんの美しい国ではなく、いつも乱世では既存の価値観が転換するのに、日本は転換しにくい事ですよ。政治も日本で働く上司達もですね。山崎さんは執筆業に疲れてたからと思いますが、でも、バカは、言わない方が良いですよ。同じレベルのバカだとあの話では、証明してしまう事になります。人の相談は、悩みを聞いて欲しいだけが、実際、どうも人間は図々しい様で、多いんですよ。孫さんの研究にあるでしょう。個性的な人は1%で後は日本人は常識人が多く程々で良いと思ってる。と。だから常識人と対話してると大体思わないと、そっちの方が、日本の過ごし易いスタイルですね。ポジティブとか私はネガティブな方でも、フリはしますし。働いて居たりすれば。だって、こんな人がダメとか言ってて会社の経営がなり立てば結構ですが。上司の話も聞き、部下の話も聞き、私が見て、一人にやりたいやり方があるのを、二つのアドバイスで、達成させる、ささやかな役割なんですから。大人になってこんな人はダメ、ダメいう人は、自分の人付き合いの出来なさを隠してる。人間がまだ素直な時期に、優等生グループでもグループに呼ばれず、皆で宿題を見せ合い、これだ、とか、毎日決断を楽しむ、とかも、なかったのではないのかなぁ。と思うし。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-08-12 02:28:40
ここ最近のエントリーは人を小バカにしすぎるな。
文章表現も読んでいて、後味が悪い。
 
 
 
Unknown (porco)
2007-08-12 05:56:43
確かに。山崎センセイ、放言もいいかげんにお止めなさいナ。あなたの知性が疑われていますぞ。
 
 
 
トイレの落書き (snowbees)
2007-08-12 06:55:39
ところで、「トイレの落書き」のようなコメントは、見苦しい!

<あなたの経歴とコメントの矛盾さはひどすぎ。>

<ここ最近のエントリーは人を小バカにしすぎるな。
文章表現も読んでいて、後味が悪い。>

 
 
 
Unknown (ティグ)
2007-08-12 08:43:10
クールビズが定着しない理由は、声に出さずとも大方のひとが分かっているのではないでしょうか。スーツという標準形が、株式会社・官公庁とほぼ同様に制度化されている以上、半袖やノーネクタイはどうあれ場違いの装束にならざるをえません。(そうではない職場環境も勿論ありますが、スーツを駆逐し、代わりの標準形を世に広めるにはまだまだ多大な時間を要するでしょう。就職活動がクールビズで出来るようになったら、たいしたものだと思います。)

まさに、山崎さんのご意見の通り、大半の日本の政治家にとっては、黙って「やらぬが勝ち」が最善手ではないかと思いました。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-08-12 13:03:53
snowbeesさま

コメント欄をオープンに開けておくと、いろいろな書き込みが入ってきますね。

傾向としては、今のところ、ある程度まとまった意見を書ける方が書き込んで下さっているので、掲示板の落書き的な一口コメントは、場違いな雰囲気を書き手が感じるものか、あまり多くありません。

また、私も、単なる一ことだけのコメントや、「・・・はどうですか?」というような単純な質問には、答えていません。

また、このブログに不満のある人は、そう何度も訪れないでしょうから(不満を何度も書き込みながら、わざわざ見に来るというのは、考えてみると自己矛盾していて奇妙ですし)、今のところ、コメント欄は書き込み自由にして、内容のヒドイ物(エロ・サイトの勧誘など)のみ気付いたら削除する、という方針にしています。

もっとも、全体の雰囲気が壊れるようなコメントが増えた場合には、何らかの整理を考えることにします。
 
 
 
本音が小気味いいです (子育て主婦)
2007-08-12 13:33:28
山崎さま

いつも拝読しています。

批判が多いですが、猛暑の中、山崎さまの意見を読んでスカッとしております。
安部さんに関しては、「役が人を作る」という例えもありますが、彼に関してはそれは当てはまらないでしょう。 彼が総理になった時から不安でしたが、やはり頭の悪い人はダメ! 

スーツ姿は、さえない夫さえもいい男に仕立てあげてしまいます。 暑い日本で、クールビズが浸透するには、若い世代からファッションセンスを磨いていないと・・・まだまだ、時間がかかりそうです。


 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-08-12 14:29:00
子育て主婦さま

>若い世代からファッションセンスを磨いていないと

これは、文字通り「痛感」します。本当に残念です。

本来、私は、スーツ&ネクタイが好きなわけではないのですが、長年これに甘えてきた御蔭で、それ以外の物を着るセンスが退化してしまいました。

また、「似合う・似合わない」にあっては、本人の「着慣れ」の問題が大きいと思うのですが、この点でも、私は、全く練習不足で、基礎が出来ていません。
 
 
 
ホントに省エネ? (kayano)
2007-08-12 16:23:49
はじめまして。
山崎さまのエントリはもとより、皆々さまのコメントいつも楽しみです。ありがとうございます。
さて、クールビズですが、閣僚の方々の、時として‘容疑者'風に見えてしまうファッションをTVで拝見しながら、これで本当に省エネになっているのだろうか、と疑問を感じています。クールビズの使用前・使用後で国会議事堂の電気使用量は変化したのでしょうか?小池元環境大臣の名を高めはしましたが。
 
 
 
批判のこと (ドゥビ)
2007-08-12 20:38:56
山崎様:私は安倍総理をそれほど否定的には見ておりませんので(どちらかと言えば肯定的です)山崎様のお話に首を傾げる部分も少なくありませんが、一方で経済的な部分においては学ぶ部分もあり、読者として読ませていただいております。

ただ、一行コメントの批判でも見られるように、些か批判も過ぎている印象はなくはありません。個人のブログに対してとやかく言うほどやぼではないつもりですが、山崎様もすでに私人というよりは、評論家としての公人としての印象もありますから、ある程度のバランス感覚はあってもよろしいかとは思っています。

私は批判はまったく構わないと思うのです。

しかし、山崎様の最近の自民・安倍批判は批判のための批判、安倍の政策論には深くは踏み込まない(辛うじて年金問題では具体策が論じられていたと記憶しますが)、人間性への攻撃の域を出ていないようにさえ感じられます。そういう批判の仕方を、私は学生運動の吊るし上げの時代の話の中や、団塊の世代の人との飲み会の話の中にしばしば耳にしますが、あまりよい印象は持っていません。

なるほど、コメント欄にもありますように、こういう書き方に溜飲を下げる方がいる、ということは存じ上げています。

しかし、山崎様のためらうことのない人格的(「頭脳の頼りなさ」など、言葉はマイルドですが、要するに馬鹿だ、ということですよね)な批判にどれだけの意味があるでしょうか。しかも、他党の問題については多くは言及せず(言及してもクールビズの話くらいでしょうか)、自民・安倍を徹底してこきおろす書き方に、それほど溜飲が下がるものなのか、私にはどうも理解できないことです。

一例として、丸川氏というタレント議員を立候補させる自民を厳しく責める一方で、大橋巨泉やさくらパパへの言及は避ける姿勢(その後、コメントでは言及がありましたが)あたりにそれが象徴的にうかがわれるような気がしています。結局、批判の矛先から勘案するに、必ずしもタレント議員の問題を掘り下げることが意図されていたわけではなさそうでした。

いずれにいたしましても、願わくば、政治を論じられるのであれば、いくらご自身の政治的な立場に立たれるとしても、批判の前提として一定のバランス感覚をもたれることを期待しております。

もちろん、ご自身のブログですから、ご自由になさればよろしいわけですが、私も山崎様の著書を購入させていただき、読ませていただいたものとして、一言ご意見を申し上げさせていただきました。お書きになるのも自由ですし、私が読むのも読まないのも自由ではありますが、やや残念に思っていることだけは確かです。

中立である必要はありません。しかし経済評論家として「毎日TVに移る安倍首相にあっては、襟元が心許なく空いていて、言葉の軽さと共に、頭脳の頼りなさが、日々、一層強く印象付けられている」という人格批判的な印象論はやめたほうがよろしくないでしょうか。私はどうせ批判されるのであればやはり山崎様の安倍のとる経済政策・その方向性に対しての具体的な批判をお伺いしたいというのが個人的な希望です。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-08-12 20:56:38
批判がある人は自分のブログに堂々と筋の通った文章を書けばよいのにと思います。他人のブログに書き捨てのような落書きコメントでは、いささか程度が低いと受け取られても致し方ないのでは。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-08-12 22:17:10
ドゥビさま

ご意見、よく承りました。私は、「公人」を意識するほどの者ではありませんが、「一定のバランス感覚」が重要等のご指摘には、素直に頷けます。

たとえば、安倍氏の「能力」は、既に、それ自体が十分に政治・社会問題であると思いますが、ご指摘のような人格批判的な印象論と取られない批判をする方が、効果的でしょう。

また、安倍氏の能力(端的に言ってアタマ)の批判のようなことも、何度か、書いたり、言ったりしているうちに、乱暴でもいいだろう、というような気がしてくるものですが、時々、「根拠は大丈夫か?」、「表現が拙くないか」といったチェックは必要なので、ご指摘は、助かります。

もっとも、ブログは、これまで通り、気楽に、書くつもりです(もちろん、願わくは、上記の意味で、できるだけ的確にですが)。

ブログの場合、読者の反応が直ぐにあるので、自分の意図しない受け取られ方や意外な反応が分かったり、書き方・言い方の行きすぎが分かったりする点に、それだけではありませんが、私は、メリットを感じています。

もちろん、ブログは、公的な場でもあるので、節度を持ち、ルールに則ることは重要だと思っていますが、ある種の実験場もであり、アンテナ・ショップ的な使い方をしていることを、ご理解いただけると、助かります(たとえば丸川氏の批判は、厳密には「反則」だろうな、と意識しながら書いたものです)。

気が向いたら、またお越し下さい。
 
 
 
Unknown (ドゥビ)
2007-08-12 22:52:58
山崎様:早速のご返答をどうもありがとうございました。つまらない指摘に対して丁寧にレスをいただいたこと、それは、私はやはり山崎様の誠実さだと思っております。

今後ともブログを楽しみにしております。

あまりブログの内容の催促をするものでもないのでしょうが、これから秋にかけて、テロ特措法の議論がマスコミや政界で上がってきそうです。これをどうするべきか。あるいは中止するとしてその経済的な影響はどれほどのもの、どういう性質のものになりうるか、など、また、いずれお聞かせいただければ有難く存じます。

私はテロ特措法については情報が少ないせいもあって全く評価のしようがありません。経済評論家としてどうご覧になられるか、いずれ、お話があればありがたく存じます。

いえ、あくまでもこの場でリクエストなどすべきではないのですが、もののついでで申し上げました。

ともあれ、どうもご返答をありがとうございました。
 
 
 
強い円は日本の国益? (snowbees)
2007-08-13 07:17:26
山崎さん、
神谷(みたに)氏の意見は、財務省や財界が反対する?
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20070803/131667/?P=2
<しかし、そんな先人たちの努力で積み上げた価値も、バブル崩壊後のデフレ対策によって、無駄に終わらせようとしている。ゼロ金利と無制限な流動性供給という緊急措置を恒久措置にしたことで、自国の通貨価値を実質的に購買力以下に低めてしまった。それを是正することもなく、日本経済はすっかり「円安麻薬患者」になっている。そこにはかつて必死になって生産性を向上してきたような気概も気迫も、全くない。>
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-08-13 10:26:04
私は、安部首相は能力的に問題があると考えています。

なぜならば、例えば、彼は、教育再生会議に関して、子供に何が不足しているのか、子供の何が問題なのかについての詳細(再生事項の特定)を明確にしないで、対策についての議論をどんどん進めていることを許容していることからも分かるように、彼は、論理展開の仕方に問題があることに気付かないからです。

安部首相及び彼の能力に問題が無いと考える人は、論理展開を書面で記録することを要求される、法律関係や技術関係の仕事には、向かない人と思います。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-08-13 11:03:09
>ドゥビさま

テロと糞、いや、テロ特措法の問題は難しいですね。国連に関する法的な解釈が間違っていた場合、小沢氏もアメリカも大きな痛手を受けると考えられますが、曖昧な解釈がどれくらい続けられるものなのか、どう決着するのか、素人にはなかなか分かりません。

直観的には「テロとの戦い」なるもの自体が、戦争の正統性に疑問があり(もともと「正しい」戦争なんててありませんが)テロに対して実はそれほど有効ではない、アメリカ軍需産業向けの有効需要対策のような気がしますが、これに対して、日本がどう対応できるか・どう対応すべきか、については、立場によっていろいろな意見があるのでしょう。

仮に小沢氏が日本の政策の主導権を取るようなことがあっても、現実的には、アメリカが承認する何らかの「落とし所」に落ち着かざるを得ないとは思いますが、それがどの辺にあるのか、私の国際情勢分析能力ではよく分かりません。

>snowbeesさま

そもそも客観的「国益」なるものが存在するという前提を疑うべき議論だと思いますが、「円安」が「いい」のか「わるい」のかについては、議論が分かれそうです。

デフレによる景気低迷が悪いと考える人達、企業も労働者も含めた「売り手」にとっては、通貨価値を上げる、つまりデフレを進め、日本の商品を売りにくくする円高はとんでもない、ということになりそうです。財界は基本的に売り手ですし、雇用や景気を価値観上重視することの多いエコノミストは、こちら側に立つことが多いでしょう。

一方、通貨を持っている「買い手」である日本人にとっては、購買力の低下が経済厚生を高めるはずはありませんから「円安」は歓迎できない。それで、やっと景気が保っているのだ、と言われても、誤魔化されているような気がするでしょうし、他人の景気のために円安に意図的にするのは止めてくれ、と思うでしょう。

私個人は、賃金が下方硬直的でフレキシブルに決まらない以上、ある程度「円安より」を我慢しなければならないのかな、とは思いますが、そろそろ現水準の維持には無理があるのではないかと思っています。

現在、為替リスクを過小評価した外貨投資が増えているので、この増加が止まったときの(いつかは止まるはずですが)円高は少々心配です。

>Unknownさま

安倍首相の能力には、私も大いに問題があると考えています。個人的には、「頼むからこの社長を替えてくれ!」と叫びたい零細株主の心境です。

もっとも、彼への批判は、動かぬ根拠を積み上げて「きちっと」(←安倍さんの口癖)、且つ慎重に、願わくは逃げ道のないような形で、やらなければいけないのでしょう。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-08-13 23:05:15
山崎先生は投信会社などの金融機関を数多く転職されてきたと聞いております。それにもかかわらずなぜか金融機関や金融商品を罵倒した表現が多いと思います。自分の過去を否定することにつながっているのではと感じるのは気のせいでしょうか?当時の職場の方々への気遣いなどはないのでしょうか?
 
 
 
テロ特措法 (ドゥビ)
2007-08-13 23:27:59
山崎様:お返事をどうも有難うございました。この問題については、経済専門家の山崎様でさえ、やはり見通しは論じにくい、不透明なところがある、ということでしょうか。いずれにしても情報が少ないだけに難しい問題です。これからの政治的な展開を注視したいと思います。有難うございました。
 
 
 
話をクールビズに戻してみました (三匹のこぶた)
2007-08-14 01:17:15
政治家のセンセイ達からネクタイとジャケットを取ると何故かみずぼらしく見えるのは、逆に言えば「スーツを着慣れて過ぎている」ということではないでしょうか?

労働者や技術者の中には、お洒落じゃなくてもクールビズに馴染んでいる方が多いですよね(実は私の夫もその一人です)。

実用的でありさえすれば、服装で権威を示さなくてもいいという気負いの無さが、クールビズには必要なのかもしれませんね。

逆に、政治家という職業は(労働者側に立つ共産党などの一部の政党やゴルフシーンなどを除いて)、権力や権威のためにもネクタイとジャケットが必要な職業なのでしょう。



さて、コメント欄で盛り上がっているblogでの発言ですが、テレビで拝見する口数の少なさも、雑誌などの記事で少し堅いながらもわかりやすく書かれている文章も、当blogでの表現も…といった幅広さと意外性を私は楽しんでいるので、あまり問題にしなくてもいいんじゃないかなぁと思いました。読み手にとって納得のいかない内容や文体であっても、余裕があれば面白がれるものではないでしょうか。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-08-14 05:17:16
>Unknownさま

>金融機関や金融商品を罵倒した表現が多いと思います
>当時の職場の方々への気遣いなどはないのでしょうか?

エントリーのテーマではないので、簡単にお答えします。

金融商品等に対する表現・評価は、概ね事実に即した妥当な(意見の違いはあっても根拠は十分な)ものだと思います。その証拠に、運用会社から編集部を通じた抗議は近年全くありません(出版社の広告営業に嫌味を言いに来ることはあるようで、これは、嫌な感じですね)。商品を正当な根拠無く非難されれば、彼らから、当然抗議があるはずです。不当な「罵倒」だと思われる箇所があれば、個別にご指摘下さい。(他の読者に迷惑な込み入った話であれば、yamazaki_hajime@mail.goo.ne.jpにメールして下さい)

かつての同僚への反応ですが、実は、多くの心ある運用マンたちは、現在の運用商品に満足していないようです。営業系の人と少々温度差があるようですが、批判すべき点は、批判して欲しいと思っている友人・旧同僚が多いと感じています。業界の友人との関係は変わらず良好です。運用業界がおしなべて好景気でもあり、ご心配なく。

そういえば、週刊ダイヤモンドのよく売れた特集号「投信の罠」と「金融商品の罠」は、近々、単行本化されるようです。私は、そうたくさん原稿を書いている訳ではありませんが、お楽しみに!(行動ファイナンスによる、「非合理的な金融商品がよく売れる理由」の解説は、割合好評でした)

尚、コメントを書き込む際には、ハンドルネームでいいので(もちろん実名でも結構ですよ)、何か名乗って下さい。

>三匹のこぶた様

私(=仕事柄「権威」は必要ありません)がそうでしたが、油断すると、スーツの無難さに甘えてしまい、他の服装が落ち着かなくなるようです。残念ですが、今さら、急に変えられないし・・・・。

実は、これから、テレビ出演(火曜日のテレ朝「スーパーモーニング」)に出掛けるのですが、やっぱりスーツを着ていくことにします。

テレビでの「口数」はもう少し増やしてもいいのですが、どの番組も時間が押し気味(予定よりもオーバー気味)になることが多く、気を遣ってしまいます。VTRの内容も含めて構成をみていただけるとお分かり頂けると思いますが(コメント無しで内容が伝わるように出来ている事が多いはずです)、コメンテーターの実質的に最大の役割は「時間調整」なのです。従って、コメントを、考えては捨て、考えては捨て・・・、ということが多くなります。

生来口数の少ない方ではありませんが、バランス上突出してしゃべるのは見苦しいかな、というようなことを考えることもあります。

しかし、せっかくスタジオまで出掛けるのですから、タイムキーパーやMCをはらはらさせながらでも、もう少しコメントをねじ込むチャンスを探してみましょうか!
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-08-14 11:17:23
>ドゥビさま

あくまでも状況からの素人推測に過ぎませんが。シーファー駐日米大使が民主党にも機密を開示すると言いだしたことから見ると、国連決議の解釈では、米側が強く押すことができる条件が整っていないようですね。

或いは、米側が、小沢氏・民主党にサービスしているのかも知れません(考えてみると、データ漏洩など粗相の目立つ安倍政権に対する評価が高くないのかも知れません)。テロ特措を最終的に呑むにしても蹴るにしても、民主党にとって舞台の価値が上がっています。

「良く分かった、アメリカ様には超党派で」と恩を売ることも出来るし、「国連の承認を取るのが先だろう」と強く、自民党が久しく言えなかった『NO』を言うことも出来ます。

世論動向がカギですが、小沢氏が上手に前者に豹変すると、「民主党に、政権担当能力有り」というムードが急に出来上がるかも知れませんね。もっとも、私個人は、そういう方向は、あまり好ましいと思っていませんが。



一方、小池大臣と守屋次官がもめています。事務方とトラブルを起こすことの損や、テロ特措法の国会審議を控えていることを思うと、小池大臣としては、よほどの事情がない限り、事務次官更迭にメリットがありません。

一部で伝えられているように、防衛産業との癒着問題等が本当にあるのかも知れません。

そうした事情が無いにもかかわらず、目立ちたいためにやったとすると、小池氏はかなりのおバカさんということになりますが、さて、どうなのでしょうか。

また、首相が小池氏を切るということは田中真紀子氏の例から見て考えにくいし、産経新聞が伝えたように小池氏の人事案を承認するということなら、昨日の様子を見ると、塩崎官房長官が外れるという流れが既に出来ているのかも知れません。

しばらく防衛省関連は目が離せませんね。
 
 
 
色々なコメントにご苦労様です (パコパコ)
2007-08-14 12:59:36
山崎様こんにちは。
何か色々とコメントがあるようですね。
良きも悪しきも意見を導き出す文章だと思います。
山崎様の場合,自分の名前を明かして意見を述べている分だけ「勝ち」だと思います(勝ち負けではありませんけど)。

安倍首相について,色々な意見があると思われますが,基本的に「苦労知らずのボンボン」のように見えます。
理想を持ち,理想に向かって進むのですが,苦労してない分周囲への影響や周囲に対する配慮が欠けている。そう言う意味で,小泉首相や鈴木宗雄さんと正反対っぽいと思います。理想よりも(理想もあるのかも知れませんが),周囲への配慮や全体の流れを見ることに一生懸命で,『理想の日本の姿』が見えていない…。

政治家は『理想』がないと良い政治ができないと言われますが,『理想』だけでも困りものです。安倍首相の政策そのものは嫌いではないのですが,如何せん周囲(特に国民)に対する配慮が欠けているように感じます。

ノーネクタイがゆるく見える…確かにそうかも知れません。そもそもワイシャツは下着だそうで,ネクタイは「それ(下着)を隠しているもの」らしいです。だから,若いお兄ちゃんが白いシャツを見せて格好良いかも知れませんが,オジサンが白いシャツを見せるとオッサン臭いのに似ているかも。

ただ,主な原因は本人のセンスだと思います。
 
 
 
「スパモニ」見ましたよ (snowbees)
2007-08-14 18:16:54
山崎さん、
1.8/14スパモニを拝見しました。「朝青竜」問題について。大沢弁護士と並んで、山崎さんのコメントも分かりやすい。若宮氏?のしゃべりは、毎回、聞き苦しい。
2.洋上給油の延長について。安倍内閣がレイムダック状態なので、本件が注目されている。しかし、民主党は、参議院で単純過半数ではなく、社民・共産の協力を今後も要するので、今回は反対を貫く。従い、自民党が衆議院の多数で可決すると、私は予想する。
 
 
 
感謝します (ドゥビ)
2007-08-14 19:57:26
山崎様:お返事をどうも有難うございました。民主党の姿勢については本当に「舞台の価値が上がった」と言ってよいものかどうかは私は否定的に見ているほうです。

国連の決議を優先すべき(これがどこまで妥当な意見であるかは私は知りませんが)という理由以外には必ずしも民主党からは議論が提出されておらず、反対のための反対の印象が拭いきれません。

国際社会の要請はどうであるか。協力は「ガソリンスタンド」の意味しかないものなのか。これを中止した場合のデメリットや日本の国益の展望はいかなるものでありうるのか。

その議論の深まりが民主党の中から出てきていないように見える以上、「価値が上がった」とするには時期尚早に思われます。むしろ、アメリカの言うように政争の具とする危険性を感じさせます。

9.11でそれなりの数の日本人被害者を出した日本の役割というものも、再検討が必要です。仮に何もしないとしても、では国際協調はいかなる形においてなされるべきであるか。いろいろと考えることはありそうですが、いずれにしても、情報が少なすぎる印象です。

小池大臣については、常識で言えば、

>目立ちたいためにやったとすると、小池氏はかなりのおバカさんということになりますが、

ということはありえないと思います。目立ちたいという理由からなされる人事は、いくらなんでも可能性はゼロに近いでしょう。

ありえるとすれば、癒着、それから長期執権に伴う組織の硬直化、マスコミに伝えられるような守屋氏の強権的な人事など、当然に具体的な理由があるものと想像すべきかと思います。

これも情報が少なくて何とも言えませんが、それが職権乱用か妥当な判断か、と言われれば、手続きとしてはそれなりの理由づけさえなされれば妥当な判断、ということになるのかと思います。

任命権者である大臣はあくまで国民の意思に基づく国会議員から正規の手続きを経て認められたものですから、一旦は、何らかの理由がある以上、その判断を尊重し、そこに問題点があるようであればそれを国民やマスコミの側からあらたに疑問を提示するということになることでしょう。

この手続きの過程において、一般論で言えば、少なくとも目立ちたいからというのは、ないと思います。

仮に小池が提示した理由が適切なものでなかったとして、この場合は、小池氏と守屋氏をともに切る、というのが官邸の手続きになるのではないか(小泉もそうでしたが)と思われます。

個人的には、もしも小池を切るようなことになれば安倍内閣は終了であると思っています。それは、防衛省の硬直したしこり(不正か癒着か人事的なものかはまだ不明ですが)を放置するに等しい結果になると思われるからです。
 
 
 
一サラリーマンの小池防衛相観 (山崎元)
2007-08-14 21:22:28
ドゥビさま

私も、大筋では、小池大臣は、よくよくの事情があって守屋次官を切ろうとしている、と思っています。そうでなければ、常識的に考えて、彼女側のリスクとデメリットが大きすぎます。

ただ、仮にそうだとしても、人事、今回は、要はクビ切りですが、これを、(1)表沙汰になるような形でやる、(2)本人に事後連絡の形で顔を潰す、(3)よそうされる反撃ルートである塩崎・山拓を事前に抑える根回しをしていない、というのは、いかに何でも、常識が無さ過ぎると思います。

小池氏に大組織のサラリーマンの経験がないからなのかも知れませんが、この人事のやり口は、劣等サラリーマンである私から見ても、非常識です。

まあ、政治家は、普通の感覚じゃないのかもしれませんが。
 
 
 
スパモニ (山崎元)
2007-08-14 22:02:27
snowbeesさま

スパモニをご覧になったとのこと、感謝します。今日は、発言回数を増やした積もりですが、コメントにはキレを欠いていたかな、と自己反省しています。

林野庁の会計のコメントでは「木を見ても、森を見てもダメですねえ」「まあ、社会保険庁よりは、払い込んだ記録が残っている分ましですか」というくらいのことを言おうかと思っていたのでしたが、言いそびれました。

とくダネ!と比較すると、打ち合わせも、オープニングのリハーサルも、もちろん番組の進行も、番組終了後の様子も、少しずつ違っていて面白いなあ、と思っています。
 
 
 
資質はともかく方向性 (シンパ)
2007-08-14 22:40:57
山崎様、いつも楽しくブログその他読ませていただいております。

安倍首相に関してですが、おっしゃる通り、人事管理が甘かったり、いろいろ問題はありますが、やろうとしている政策そのものは支持をしています。とくに、公務員改革です。

憲法や教育などはさておき、現在の日本では、年金や財政難など、経済的な問題に対する取り組みの緊急度や優先度が高く、これには公務員改革が不可欠だと思っています。

天下りによる莫大な税金の無駄遣い、箱モノ行政による多額の国の借金、複雑怪奇な官僚優遇のための年金など、今日日本が抱える経済的な問題は、官僚制度に起因している部分が大きいのではないでしょうか。(年金に関しては、人口構造の変化も大きいでしょうか)しかも、官僚は”継続性を重視するため、過去行ったことを否定しない”という特殊な思考回路の持ち主なので、このまま放っていては、問題が全く是正されることはないので、よって安倍内閣のやろうとしている公務員改革を支持しています。まだ成功していませんが。

前置きが長くなりましたが、山崎様にご意見を伺いたいのは、安倍内閣が退陣すれば、公務員改革は衰退すると思われるでしょうか?それとも、自民党の安倍さんの後継者あるいは民主党の小沢代表が政権を運営しても、変わらず公務員改革は進んでいくと思われるでしょうか?

個人的には、安倍さんがこのまま続ける、という選択肢が、最も公務員改革が進展しそうなので、支持を続けたいと思います。


追伸:
山崎様の倉田真由美氏との共著「ダメだ!この会社!」という本に、ダメな会社の典型例として、「部長がホノルルマラソンを部員に強制参加させる会社」というようなくだりがありましたが、実は私は該当すると思われる会社に一時期在籍していました。私自身はマラソンは走りませんでしたが、やはり全体的に相当ダメな会社で、社内には閉塞感が漂い、社員の平均勤続年数も1年足らずぐらいだったと思います。
 
 
 
男性の服装のこだわりについて (岩田亮)
2007-08-14 22:43:25
こんにちは。

男性のファッションについてですが、男は「格好にこだわらないことにこだわる」ことがあります。これは、格好にこだわっていろいろと工夫したものの上手くいかず、数々の失敗を経て、外見にこだわるのは格好悪いと考えるようになるからです。

結果として、こだわりを脱せられない上に、外見はますますひどくなります。当然周囲の評判が悪くなるので、しかたなく常識的な服装に落ち着くことになります(結果として、こだわり始める前と同じような服装です)。

そこで己の状況に気づき、流されたり妥協したりしながらも、服装について研究するという、こだわりを脱しつつ、外見に気をつける境地を目指すべきなんでしょうね。ようやくスタートラインに立っただけかもしれないけれど。


自分も「反省すべき点は反省して」「しっかりと」「熟慮して断行」したいと思います。
 
 
 
小池氏のこと (ドゥビ)
2007-08-14 23:15:19
山崎様:どうも有難うございます。それにしても信じられないのが、だれがマスコミにリークしたかということです。本当に小池氏がリークして、そのまま米国に発ったのでしょうか。

実は、私はどうもこれにしっくりしない印象を抱いています。官邸にも相談せず(テレビ報道によるとそうらしいですが)、官房長官にも相談せず、勝手に後任者を決めて、守屋氏にも連絡せずにマスコミにリークする、という手続きは、いくらなんでもありえる話でしょうか。

また、小池氏も一応は、一時期はサラリーマンだったのではないでしょうか(キャスター)。いくら政界渡り鳥でも人事のありように対して全くの無知であったとは思えません。過去に環境大臣、内閣府特命担当大臣を複数年勤めた人でもあります。

実は、もっと違った裏があるのではないかと個人的には想像しています。具体的に言えば、官邸は小池の人事をすでに聴いていた(了承していたかは不明)のではないか、それに対して反対の立場をとる誰かが小池の人事をリークし、即座に反対運動に動いたのではないか、などです。

もしも報道どおりなら仰るとおり常識も何もありませんが、どうも釈然としない印象です。

官邸や小池氏がとくに反論をしていないことは、報道を認めているというよりは、いらぬ混乱をできるだけ避けて、落ち着いて事を収めるという姿勢であるという解釈も可能かもしれません。ともあれ、どうも話は単純でないような気がするのです。

単なる想像で申し上げても仕方ない話ですが…。いずれにしても、自民党の内部では大きな権力闘争が進行中のように見受けられます。不幸なことではありますが、今度の内閣改造で、その結果の一端がある程度は見えてくるのではないかと思っています。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-08-14 23:35:37
>シンパさま

こんにちは。

改革は、俺が元祖で本家だ、と言いたげな顔をしていた小泉前首相は、一時官僚改革に期待を持たせましたが、物事の細部を官僚に「丸投げ」し、郵貯・簡保のようなものでも廃止でなく民営化という看板替えを許すごとく、改革のポーズだけで官僚の領域には触らない人でした。

安倍首相は、人材バンクという妙な形ながら(一体誰が考えたのだろうか)、官僚の人事制度に手を突っ込もうとして動いており、この点は、評価できます(私は、JMMにもそのようなことを書いたことがあります)。

ただ、社保庁改革で見ると、安倍案は年金官僚の焼け太りを許しそうな廃止と再生同時進行の、実質看板替えです。

一方、民主党の年金改革案では、国税に統合する歳入庁構想ですから、こちらの方が根本的です。

もっとも、民主党には、野党の気楽さがあり、彼らが政権を取っても、同様の構想を進めるヤル気と馬力が十分あるのか、という点は、大いに疑うべきでしょう。

自民・民主、あるいは安倍・非安倍、どちらが、どなたが、より根本的なことをしてくれるのかは、現時点では、結論が出そうにありません。

結局、この国では、政治家よりも官僚の方が、何段階か強いのかも知れませんね。

>岩田亮さま

こんにちは。

男の自意識というのもなかなかやっかいなものなので、目的と自分の資源とを明確に認識して、手段としての服装を最適化する、という状況に、自分を持ち込むことが、大変なのかも知れません。

例の方のように、「熟慮して断行」する頃には、賞味期限切れで、好感をもって迎えられなくなっている、ということかもしれませんね。
 
 
 
ファッションセンス格差 (ミルフィーユ)
2007-08-14 23:41:52
山崎 様

はじめてコメントさせていただきます。
以前 私も、私のブログの中で「ファッションセンス格差」について書いたことがあります。
http://independenceday2030.blog93.fc2.com/blog-entry-11.html
政治家の方々にはスタイリストはついていないのでしょうか?
投資信託を購入するときにコストを考えるように、ビジネス等でファッション(着こなし・他人からの見え方、印象)を考えることは、長い目で見て自分にリターンをもたらしてくれると思っています。
自分のファッション(格好)に投資をする人と気にしない人では、いろいろなところで格差が生まれるような気もします。
それにしても去年の夏思ったことですが、筑紫哲也さんのクールビズはひどかった…パジャマを着たおじいちゃんといった印象を受け、まるで説得力がなかった。。。
 
 
 
クールビズ管見 (masakosama)
2007-08-15 10:32:46
 1.ネクタイをきちんとしめたときのワイシャツの襟の線は直線であるので、上に乗っかるお顔のゆるみ・たるみをひきしめる効果があるように思います。
 2.ネクタイをしめないときは、襟があくばかりでなく、けっこうおおくのかたが「アイロンをかけない状態」でシャツをお召しになるように思います。首の周りに直線がなくなると、上に乗っかるお顔にゆるみ・たるみ状態がある場合にはなんだかそれが倍加されて見えるようです。

 小泉前首相は、頬・あごのお肉が少なめであったこと、いいシャツをお召しになっていたの二点から、クールビズ姿は他の閣僚に比べ、決まっていました。

 女性の場合は、Vネック、Uネック等、襟のあたりをおもいきりあける、という手法が従前より一般的であり、首は見られる存在であるとの意識が普及していることが男性との違いではないかと考えます。

 シャツの襟元の直線を意識していただくだけでクールビズ姿の見栄えは違ってくるのではないでしょうか。
 
 
 
不可欠なのは公務員改革ではない (Unknown)
2007-08-15 12:47:34
これまで、公務員或いは官僚の問題が多く知られているが、そのような問題の責任と原因との第一は、公務員或いは官僚にあるのではなく、政治家にある。

なぜなら、そのような問題の大部分は、公務員や官僚の違法行為により生じたのではないからだ。

政治家が、そのような問題の責任や原因を公務員や官僚に押付けるのを見ると、なんと厚顔な人達だろうと思う。

公務員や官僚が、問題とされるような裁量を行い得るような法律を、これまで作り続けた政治家こそが、問題の責任と原因との第一である。

そして、問題とされるような裁量の中に、政治家が介入して利権を得る構造があったのも事実。正に、政治家と、公務員や官僚は、問題とされるような裁量の中で、お互いに、持ちつ持たれつ、お互いの利益を得てきた。

問題とされるような裁量を行い得るような法律を作り続ける構造を維持したまま、いわゆる公務員改革なるものを行なっても、根本的解決にはならず、実効性は薄い。

問題とされるような裁量を行い得るような法律を作らないことこそ、公務員改革の目的とするものの達成に必須である。

改革の目的とするもの、そして改革の対象とされる現象の原因の核心を、詳細明確にすることなく、改革の手段を論じることは、論理的に破綻しているのである。

 
 
 
小池・防衛相は小泉前総理が推薦した (snowbees)
2007-08-15 17:40:21

<ドキュメント「美しい国」内閣の瓦解(4)

 公明党の厳しい態度は、公明党参院会長・草川昭三から、前首相秘書官・飯島勲を通じて、小泉に伝わった。ここで小泉は、「久間はもたない」とみて、電光石火の動きを見せる。政治的反射神経においては、安倍とは比べるべくもない。小泉は飯島=井上ラインを通じて、安倍への助言を伝えた。「久間更迭。間髪入れずに小池百合子起用」。小泉らしいワンフレーズの“指示”だった。時をおいて飯島は井上に助言した。「後任人事を固めるまで、久間を官邸に入れてはダメだ。後任を発表する時間から逆算して、久間を呼ぶのがよい。そうすれば安倍のリーダーシップをアピールできる」。
 それでも、まだ安倍は逡巡していた。「三人>

 
 
 
小泉が小池を推薦していた (snowbees)
2007-08-15 17:46:30

<ドキュメント「美しい国」内閣の瓦解(4)

 公明党の厳しい態度は、公明党参院会長・草川昭三から、前首相秘書官・飯島勲を通じて、小泉に伝わった。ここで小泉は、「久間はもたない」とみて、電光石火の動きを見せる。政治的反射神経においては、安倍とは比べるべくもない。小泉は飯島=井上ラインを通じて、安倍への助言を伝えた。「久間更迭。間髪入れずに小池百合子起用」。小泉らしいワンフレーズの“指示”だった。時をおいて飯島は井上に助言した。「後任人事を固めるまで、久間を官邸に入れてはダメだ。後任を発表する時間から逆算して、久間を呼ぶのがよい。そうすれば安倍のリーダーシップをアピールできる」。
 それでも、まだ安倍は逡巡していた。「三人目の閣僚交代」は、異例の事態であり、内閣の崩壊につながるのではないか。野党は首相の任命責任を追及し、さらに支持率低下を招くのではないか。当の久間もこの日の昼まで、辞めるつもりなどなかった。結局、最後に久間の>

 
 
 
Unknownさんへ (シンパ)
2007-08-15 18:13:27
すみません、「不可欠なのは公務員改革ではない 」というエントリですが、官僚がやっていることは違法でないから責任はない、というご意見は、少し違うのではないか、と思いコメントさせていただきます。

現時点では違法でなくても、例えば天下りによって多額の税金がムダ遣いされていることは事実であり、そこを改革しようと現政権は努力していますが、官僚からのものすごい抵抗にあっています。

現時点で適法であるからといって、例えば退職金目当てがミエミエの、何度とない天下りを律する責任は官僚側にはないのでしょうか?(もちろん個人差はあるとは思いますが)

もちろん、おっしゃる通り、長年政治家と官僚は持ちつもたれつの関係だったわけですが、「過去そうだったから」と理由づけしてるのでは、何ら改革が進まないと思います。過去は変えられないのですから。

既得権益や税金のムダ遣いにつながるような裁量を認めない法律を作ることは大事ですが、同時に、官僚のほうにも国益を優先に考え、天下りのような不条理な既得権益をいさぎよく手放す必要があると思っています。
 
 
 
年金について (シンパ)
2007-08-15 18:23:57
山崎様、お返事のコメントありがとうございます。

確かに、年金の改革案に関しては、民主党のほうがリーズナブルだと思っています。諸外国に比べても、本当に複雑怪奇な年金制度だと思いますし。

ただ、ある財政学者が山崎様も出演なさっている朝の番組で言っていたのですが、民主党案の年金システムを採用した場合、完全に移行・運用されるようになるのは、40年後ぐらいだ、とのことです。対して、自民党案(厚生年金と共済年金の一本化)は是非はともあれ、現実的なプランとして掲げているのだろう、と。

民主党案が本当に40年もかかるのか、真偽は良くわかりませんが、いずれにしても、年金制度を抜本的に変えるというのは困難なことなんでしょうね。
 
 
 
年金について (山崎元)
2007-08-16 00:05:47
シンパさま

「完全な移行」が何を意味するかですが、たとえば今60歳で年金の裁定を受けて年金を貰い始めたた人が居なくなるには、確かに40年くらい掛かります。また、現制度で保険料を納めてきた人達の条件をどうするかという問題もあります。確かに「完全」を言えば40年掛かるというのは、やりようによっては、嘘ではありません。

但し、制度変更は決め事の問題ですから、たとえば、昔の確定給付の年金を止めて、確定拠出の企業年金に移行してしまった企業のように(年金部分だけを見ると、たいてい労働者が大損していますが)、制度を変えることは出来ます。

要は、当事者が合意したことはほぼ何でも出来るし、将来価値の問題を現在価値で清算するような手段もあります。

現在の加入者は、たとえば厚生年金加入者の所得比例部分の権利に相当する然るべき積立金に換算した金額を持っていることにして(たとえば、仮想積立金にして非市場性国債を割り当てるといい)、民主党のいう「所得比例部分」を、ただちに、誤魔化しの起こりにくい積立方式にすることが可能です(所得比例部分はそうしないと国民の納得が得られないでしょう)。

もちろん、基礎年金の税方式化は、保険料の徴収を止めればいいのだから、その気になれば再来年度くらいから可能でしょう(来年度かな?)。

専門家というものは、専門分野について「それは大変です」と大袈裟に言いたがる傾向の強いものですが、100%真に受ける必要はありません。原理原則を重視して考えましょう。それに、専門家は、現在の制度の専門家なので、変化を好まないという傾向もよくあります。(システム屋さんが、しばしば、自分の覚えている開発言語やシステムに拘泥するのと似ています)

現在あるものをいじらないのが「現実的」なのだと言っていると、世の中は何も変えられません。

丁寧にやれば、制度変更の影響は40年くらい残りますが、それで困るわけでもないし、年金制度の変更自体は、短期間で可能です(担当当事者を大幅に変えた方がいいでしょうが)。心配は要りません!
 
 
 
天下りとは (Unknown)
2007-08-16 09:59:13
ウィキペディア(Wikipedia)で調べると、天下りの範囲については、中央省庁の斡旋・仲介がある場合のみを含めるとする意見と、斡旋・仲介などの手法に関係なく、特定企業・団体に一定の地位で迎えられる場合全てを含むとする意見があるとのことですが、そのどちらにしても、

問題は、
1)天下りを受け入れた先が、国や地方自治体等々から直接的或いは間接的な正当でない利益(例えば仕事の優先受注や、適正より高額な受注)を受けているか否か、
2)天下りの受入れが、国や地方自治体等々との直接的或いは間接的な何かの交換条件(例えば許認可)として、強制されているか否か、
であると考えます。

これらの問題に抵触しないなら、天下りがあっても、国民に不利益は無いのではないでしょうか?

現在、安部政権が進める公務員改革が、上記二つの問題の解消に確実に有効とは、とても思えません。

付言するならば、公務員や官僚による無駄遣いは、法律による裏付けを伴って、行なわれている場合がほとんどだし、また、無駄遣いのきっかけを法律が作ったことも、多々あります。そのような法律の「立法責任」は、あくまで、発案がどこからだったにしても、公務員や官僚にあるのではなく、政治家にあります。そのような法律を政治家が作らなければ、無駄遣いは大幅に減るのです。
 
 
 
公務員のコントロールは難しい (山崎元)
2007-08-16 12:27:44
Unknownさま、シンパ様

仰ることはごもっともです。

公務員の知り合いと官僚問題を議論すると、最後にはしばしば、「役人は、ほとんどは法律を守っているし、組織に従って動いている。予算は国会で承認されているし、組織も仕事も法律の基づいて出来ている。結局は、政治家を選んだ、国民の責任ですよ」という話になります。

まあ、その通りなのですね。だから選挙は大切だ、という話になります。

同様の議論をすると、政治家にも言い分があって、「我々は選挙で選ばれて承認されている」という話になります。

「仰ることは、ごもっとも。次の選挙で覚悟せよ・・・」というしかないのですが、開き直られても困るのですね。一票で、何でも承認したことにされてしまうシステムなので、仕方がありません。

「政治家が悪い」ことに異論はありませんが、次の論点を付け加えたいと思います。

1)悪意やサボリ、無駄遣いなどを、完全に防ぐ立法や組織作りは、現実には困難です。制度が不完全な場合、最終的な行政のパフォーマンスは、官僚の行動の良し悪しに左右されるのが現実です。

2)「政治家が悪い」という事実は、「官僚が悪くない」ということを論理的には意味しません。最近の話題で言えば、社保庁、林野庁などは、政治家も悪かったし、官僚も悪かった、と考えるのが自然でしょう。

かつては、官僚のモラルがもっと高かったのかも知れませんし、国民が気付かなかっただけなのかも知れませんが、制度や組織の寿命ということもあってか、ここのところ、驚くような不祥事や無駄遣いが目に余りますね。

また、年金問題などを見ても分かりますが、官僚が自分達の雇用と権限の確保をはかるために、制度を複雑にして、情報をコントロールすることで、政治家(このごろ政策通が減っています)を思うとおりに動かそうとしている面があり、残念ながら、これが方々で成功しています。この際、政治家が悪いのはもちろんですが、官僚も良くない、ということは、お分かり頂けると思います。

もちろん、政治家はもともとスーパーマンではありませんが、それにしても、劣化しています。

ただ、政治家が悪いことを幾ら指摘しても、それだけでは、官僚が悪くないことには何らならないのであり、多分、両方に問題があるということでしょう。

尚、コメントを書き込まれるときは、「Unknown」ではなく、何らかのハンドルネーム(本名でも勿論結構ですが)を付けてください。せっかくのご意見なので!
 
 
 
襟と首 (山崎元)
2007-08-16 17:48:25
masakosamaさま

こんにちは。確かに、シャツの襟に直線が出ているかどうかは重要ですね。襟がしっかりしているシャツか、せめてボタンダウンのシャツだと、ノーネクタイのだらしなさが、幾らか緩和されることが多いように思います。

「首」の皮の具合には、緊張感の他に、年齢が出ますね。私は、男女を問わず、年齢不詳の人物の年齢を推定するときには、首を見ることにしています。
 
 
 
プレジデント誌拝読しました (ひろさと)
2007-08-19 16:44:37
いつも楽しく拝読しております。
ここに書く事の適否はよく分かりませんが、プレジデント誌9.3号の「確定拠出型年金」についての山崎さんの記事に「我が意を得たり!」と嬉しくなってコメントさせて頂きました。

私の勤務先も昨年から確定拠出年金がスタートしたのですが、運用商品決定について、手数料だけで考えると、外国株式のインデックス投信が「自分で持つ事」と比較すると一番割安でした。
401Kスタート以前から、個人的に証券会社で米国債を保有していたり、「Sかみ教」に「洗脳」されてSかみファンドの定期購入をしていたので、それらと比較すると、外国債券や日本株式の投信には余り魅力を感じませんでした。(日本の債券は初めから論外→これって間違ってますか?)

上記のコメントで
「但し、制度変更は決め事の問題ですから、たとえば、昔の確定給付の年金を止めて、確定拠出の企業年金に移行してしまった企業のように(年金部分だけを見ると、たいてい労働者が大損していますが)、制度を変えることは出来ます。」
とありますが、私の元上司(50台半ばで早期退職されました)が、勤務先の401K移行に伴い、受取っていた確定給付の企業年金を強制的に「利子付で全額一時払」で「受取らされ」た事に憤慨しておられたのを思い出しました。「バイト位しかしていない俺の年収が一千数百万円もあるなんて…来年税金なんぼ払わないかんねん!!」と。
退職後も悠々自適で、会ってもいつもニコニコしておられただけに「怒り心頭」と言った様子だったのが印象に残っています。

暑い中どうぞご自愛下さい。今後の著作も楽しみにしております。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-08-20 10:16:36
無駄遣いなどを、完全に防ぐ立法や組織作りは、現実には困難です。制度が不完全な場合、最終的な行政のパフォーマンスは、官僚の行動の良し悪しに左右されるのが現実です。

こんないい加減な前提に基づき、論理を展開する方だったのですね・・・ 呆れました。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-08-20 12:03:11
>ひろさと様

こんにちは。確定拠出年金の運用内容をどうするかは、一意的な手順で、割合簡単に最適解が出る問題なので、取材を受けていて、楽だった覚えがあります。

尚、同じ号の「プレジデント」の別の箇所に、別のライターさんが取材された記事がありますが、随分文章の調子が違っていて、なかなか面白いと思いました。

>Unknownさま

「完全な制度」があり得ないのは、私が勝手に作った前提ではなくて、世の中がそうなっているという現実です。「投票によって、」という前提とコミの場合なら、K.アローの不完全性定理の本でも読むと、論理的にもそうなるのだな、ということが分かります。

現実を見る限り、政治家だけが悪くて、官僚は悪くない、という結論にはなりそうにありませんね。残念でした!
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-08-20 12:38:25
完全なシステムでないから制御不能との論理は成り立ちません。完全さの度合いによって精度や確率等が変化するのです。行政のパフォーマンスは、官僚の行動により変化するのは当然ですが、官僚の行動は、それを制御する「完全な」システムがないからと言って、制御不能ではないでしょう? 

文章には、人柄の本性が、思いがけずに、露出されますね。
 
 
 
あなたの主張は何? (山崎元)
2007-08-20 15:13:11
Unknownさま

凡そシステムには、制御が全く不能な状態と、完全に制御が出来る状態がありますが、本件に関して、現実はその中間だろうと思います。従って、政治家にも責任がありますが、そのことは、論理的に官僚に責任がないということことを意味しません。私が言っているのは、それだけです。

Unknownさまは(同一の方なのかどうかも分かりませんが、取りあえず)何を主張されたいのでしょうか?

「政治家が悪いし、官僚にも悪いところがある」と仰るなら、私の結論も一緒です。「政治家が悪く、官僚が悪くない」ということであれば、どうしてそうなるのかは、今のところ、私には理解できません。

尚、これ以上何か書き込まれる場合は、Unknownでなく、ハンドルネームを付けて下さい(返事をするにしても、しないにしても、迷惑なので)。
 
 
 
道草 (muchi)
2007-08-21 22:08:16
 クールビズの話から、日本の官僚制度の問題に話が発展しているようです。話題が逸れたついでに、明治以来、大官僚制度により運営されているこの国で、現在の官僚制度によって国民生活に弊害となっている具体的な事柄は何かについて、山崎さんのご意見を少し整理して、お聞かせ願えませんか。
 私が政権交代で期待することは、自公連立政権にかわる新政権が、どの程度、狡猾な官僚に対峙して、国民生活の向上に真に貢献できるかどうかということだけです。
 ついでながら、安倍さんは首相として論外と思います。あの方は、ご自分のおじい様を意識し過ぎで、外交や憲法改正案も私情が入り過ぎのように思われます。
 
 
 
Unknown (シンパ)
2007-08-22 17:21:25
Unknownさんについて山崎様も厳し目のコメントを出されていますが、官僚に限らず、人間が介在する組織である限り、完全無比に統制するためのシステムを構築することは至難の業だと思います。

例えば企業の例でいくと、ルールとしてさまざまな法律で規制されていますが、ただあまりにもガチガチにしてしまうと今後は自由な経済活動が抑制されるため、ある程度のグレーな部分や裁量に任されている部分もあります。

官僚の組織も、そういう意味では山崎さんのおっしゃる通り制御が全く不能な状態と、完全に制御が出来る状態との中間なのでしょう。そして、官僚を統制するための一分の不正や利益誘導も許さないシステムを作ることは、非現実的だと思うし、ましてやそのシステムを作る政治家に全面的な責任があるという主張はバランスを欠いていると思います。

一つ問いたいのが、もしシステムを作る政治家に全面的に責任があるというのであれば、なぜ官僚は自分たちに都合の悪い、例えば天下り廃止の政策なんかには猛反対するのでしょうか?システムを作る政治家に全責任を負わせるのであれば、前提として官僚は何があってもそのシステムを作る政治家やシステムそのものに全面的に従う必要があると思います。

政治家によって決められたシステムの遵守に全面的にしたがっているのではなく、その策定や改変の段階で積極的に、しかも自己の利益誘導的に作用している時点で、官僚にも責任の一旦があると考えるのが自然だと思います。
 
 
 
jinshui1000@yahoo.com (UK Timberland)
2012-09-13 13:16:38
我々は、我々はこれでいくつかのことを見つけるために私の試行の周りにこれに出会ったことを嬉しく思います。
 
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