コメント
 
 
 
文体について語るとき わしの語ること (作業員)
2007-11-17 18:16:58
読むというほど、小説など読んでないんだが、最近。小説の話を少しすると。小朝の言った、「宮本輝の恋文」、が、「連城三紀彦の恋文と宮本の錦繍」をごっちゃにしたもの、であることは、すでに多くの人が指摘しているみたい。だし。
山さんの連れでない方の、文豪村上の「マラソンがどうした」という本の題が、「愛について語るときに 我々の語ること」とかぶっている作為について、どうよ? という話もすでに語り尽くされたようだ。ちなみに、わしの記憶では、語るとき、で、「に」はなかったんだが、あったようだ。ない方がいい。

文体とは、山さんの連れの方の文豪村上がわざわざイタリアで揃えてこなくとも日本で買えるようになったアルマーニの背広のようなものではなく、はぐにはげない皮膚のようなものだ、というようなことを言ったのは、開高だった。だからどうした、と言われれば、わしとして語ることは、それぐらいしかない、ちゅうことだ。

で、語録をつくるぐらいには、山さんの文章を読んだわしは、山さんが、ものすごく文章が下手な人、だとは思っていない。JMMでも、文章がひっかかった記憶はほとんどない。たぶん、縦書きと、意識のムラ、のせいだと思う。あと、酒だろう。
丸山健二が、一日に二時間しか執筆しない理由が、そろそろ山さんには分かってきたのではないだろうか、酒を飲まない理由も。店主の近著のなかには、すらすらとよどみない部分が、ちゃんとある。問題はそのあたりだろう。ながいものは、疲れる。緊張は続かない。年はとる。酒は頭を悪くする。丸山おそるべし。
余談だが、丸山の「三角の山」に、畏怖するほどのなにかを感じるんだがなあ、わしは。三角かよ!とか、青い定規か!とかつっこめない、すごみだな、日本語の。ま、そんなとこで、風呂屋じゃ。
 
 
 
Unknown (リックの店)
2007-11-18 07:41:45
最後の一行でジーンときて、鼻の奥がむずがゆくなりました。ここに書かれていることを膨らませて?(北海道の近代史の一面や地方証券会社の盛衰も含め)小説にされては如何ですか。私はこの文章を読んで、山口瞳氏の「血族」を思い出しました。
 
 
 
Unknown (通りすがり)
2007-11-19 07:12:36
私も、ときどき芋餅を作ります。私の場合は、先にジャガイモを蒸かすか茹でるかしてから、潰しています。
 
 
 
Unknown (UNKNOWN)
2007-11-19 09:10:11
人に歴史あり、ですね。

山崎さんには小説家としての一面もあったとは知りませんでした。

>実存主義

JMMの不確実性をめぐる論考を拝見して、ちらっと実存主義を連想していたことがあるのですが、実存主義と株式投資は、不条理なものという共通点がありそうですね。

不条理だからといって何かをアテにしていい世界ではないし、確実なものを抵当に入れて賭ける自由?を余儀なくされているという意味においては、おそらくは飛躍しすぎでしょうが、そのようにも思えます。

>今、文章が上手くないのは、思春期の読書で良質の日本語をインプットしなかったせいだと思う。

個人的には、山崎さんの文章は、それほど読みにくいとも思えないのですが、私も日本文学を避けたクチなので、そのこともあって、無意識に翻訳体に慣らされてしまっているのかもしれません。

>政治的には、夫が証券会社の社長であるにもかかわらず、明確に社会党支持で反自民党だった。

山崎さんが反骨精神旺盛なのは、血筋なのかもしれないですね。

 
 
 
芋餅 (山崎元)
2007-11-19 09:51:57
通りすがり様

もちろん、おっしゃるように、茹でるか、蒸かすかしてから、すり鉢に入れて作業に掛かります。茹でるなら15分~20分(大きな塊の場合)、あるいは電子レンジなら1000Wで5~6分でいいようです。山崎ふさのの流儀では、暖かいうちに少々のバターを混ぜ、少し温度が下がってから砂糖を加えて、気長にすりつぶして、餅状になったら、木べらに醤油を垂らして、すり鉢から取り出します。手間が掛かりますが、小さな子供と遊びながら作るには、かえって好都合です。
 
 
 
山崎元 得体不明は 私もよ(笑う芸能怪) (笑子)
2007-11-20 20:41:44
…楽しくない人生はない!と

信玄か孔子か誰かが!



〇ロバの耳 裸以外は 耳せんか(ロバ)



○駅前で 外人ウロウロ 予備校も(ロバ)
 
 
 
いい話を伺いました。 (のんきなとうさん)
2007-11-24 13:49:36
久しぶりにこの欄を拝見し良いお話を伺いました。おばあさまの見識と山崎様の思いにジーンとしました。
人生過ぎ行くものですね。年を取るとつくづく思わされます。
 
 
 
実存… (ミラ)
2007-11-25 01:18:21
お久しぶりです。山崎さん。お元気かな。楽天ショッピングは楽しく買わせて頂いております。ふささま、品のあるお名前だと感じます。山崎さんが、これ程の長文を書くなんて珍しく感じられます。日本文学頭がわるくなってから読む、は、山崎さんらしく、シーン的に噴き出してしまう台詞ですね。まぁそうだと私も思いますが。芥川がイケメンじゃなかったら私もまず読んだだろうか、と、思いますし。古典から変わらなく、広範囲で恋愛的な事がやたらと扱われている気もしますし。やはり。…。私も興味が薄いという感じに、関係のない人には関係ないみたいに、他の外国の文学とはちょっと違う感じもしますよね。何の話題か少し忘れましたが。あの作家は、実存主義だね、など、先日も、私もそのキーワードを、生活のあいだで聞ききまして、英国人の方などは一冊の感想をさっぱり片付けているなぁ…という感じで。サルトル読んで…山崎さんの何が分かったのか、何が分かってるのか?とかこっちが聞きたくなる知的ぶりも青年にはありますね。。定義、?でも、山崎さんのこんな事に接しながら私は考えた、みたいに、こんな風に生きていかなければ解らないことの方が多いような気がします。経験値。世の中がぼんやり見えたと、もし書いたら、それが真実だと思いますね。真実味があるというか。寒くなりましたね。ふささまも風邪をひかないようにいのります。山崎さんも。クリスマスセールは私は買いませんよ。クリスマスどうでもよいので。なんてね。
 
 
 
反抗も革命も (トシ)
2007-11-25 21:48:54
学者でも教師でもない祖母とカミュは不思議な取り合わせですね。ノーベル賞受賞のとき日本でブームでもあったのでしょうか。西部邁(この人も北海道出身)の「大衆への反逆」所収のサルトル評で、若いころの酒場での勢いでの発言としながら、「カミュの繊細さは彼の顔を見ればあきらか・・、それに比べサルトルは・・とういうような品位にもとる発言をしたこともある」というようなのがありました。その意味で、西部似の祖母が孫に薦めるのは、私にとってはサルトルでもなく、カフカでもなく、カミュがぴったりですが・・。
それにしても修辞過多ではない山崎さんの文章が余計に哀切です。しかも、その文体の「起源」が文章に含まれているような構造になっている。そして、偶然に一致する母方祖母と孫の姓、存命でありながら語らうことのできない祖母と孫。私は30代ですが4名の祖父母はすでに他界し、訳あって両親、妻子とも別居して独りで生活しており、週末にこの文章を読んで血族ということが頭から離れず、コメントしました。

 
 
 
芋餅談義 (なじゃ)
2007-12-03 00:02:53
こんにちは、
「会社は2年で辞めていい」を昨日拝読させていただき、
最近は著者に感想を送らせていただくよう努めているのでその前に山崎様のブログを探し出し、拝見させていたところ芋餅の話題が・・。
私も札幌出身、現在東京在住の者です。(ついでですが、楽天証券と競合している某ネット証券会社に勤めております。)
本については、ご教授いただいた自分会社を極めたいと思います。
で、芋餅ですが、砂糖入れるんですね・・。もしかして、お赤飯は甘納豆で炊いていませんでしたか?我が家は北海道出身者の割には砂糖の使用量少ないのですが、白飯に砂糖をかけて食べていたという祖父の好みを一番濃く受け継いだ旭川在住の叔父の一家は納豆にも砂糖をかけてます。茶碗蒸しはカスタードプリン級。
我が家はカボチャ餅も作りますが、山崎様のお宅はいかがですか?丸く成形してバターで焼くと美味しいです。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-12-03 01:03:26
なじゃ様

ざっと40年前の記憶になりますが、祖母ふさのは、砂糖を少し入れると、粘りが出やすくなると言っていたような覚えがあります。バターと違って、多少温度が下がってから入れたような記憶もありますが、ハッキリしません。

何れかの機会に、何通りか試して、データを採って、最適を求めてみたいと思っています。

そういえば、先日やったときには、2歳の息子はすり鉢を押さえてよく協力しましたが、1歳の娘は、「やってみる?」と言ったとたんに、すり鉢に足を突っ込んで来て、熱かったのと、怒られたので、しばらく拗ねてしまいました。もっとも、出来上がりを一番よく食べたのはこの子でした。

カボチャ餅も美味しそうですね。近々試してみたいと思います。



ネット証券は「次の手」が必要になっていて、難しい環境ですね。「金融財政事情」の11.19日号の特集を見て、どこも大変なのだなあ、と思った次第です。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-12-20 01:12:57
「ペスト」の書評は「週刊新潮」12月20日号の136ページに載っています。
 
 
 
お悔やみ申し上げます (サイレントじゃないマジョリティー)
2010-03-11 20:37:22
山崎様

こんばんは。ご無沙汰いたしております。
今日はじめられたというtwitterでお祖母様のご他界になられたことを知りました。

ご愁傷様で御座います。 山崎さんとご家族、ご親族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます。

ふさの様の思いでを語られるこのエントリーは、母のことでいろいろと迷ったり悩みに突き当たった折に何度か読み返させて頂いておりました。
孫にあたられる山崎さんのおばあ様への何とも温かみに満ちた語りに、何故かこう助けられたような感じの勇気みたいなものを頂いたとても印象深いエントリーの一つです。

山崎さんはじめご家族皆様のお心の中に永久に生き続けらるお祖母様にご冥福をお祈り申し上げます。

またお子様達と芋餅を作って差し上げて下さい。

合掌
 
 
 
replica handbags (knockoff handbags)
2011-11-21 18:22:13
ボクも山崎さんの結論には全く同感です。議論ができないリーダーを二人(ここ最近ずっと?)続けて選ぶ日本ってどうなんでしょう。
例の国がミサイルを撃つのも安倍氏を望んでいるから、という面もあるように思います。ryhedrg
 
 
 
マオ (knockoff handbags)
2012-02-06 22:47:10
ボクも山崎さんの結論には全く同感です。議論ができないリーダーを二人(ここ最近ずっと?)続けて選ぶ日本ってどうなんでしょう。
例の国がミサイルを撃つのも安倍氏を望んでいるから、という面もあるように思います。yfkyy
 
 
 
大女優 田中絹代 (謎の三文字☆村石太&ウーマンリブ)
2012-05-22 21:05:31
田中絹代 サンダカンで プログ 検索中です。
この映画まだ 見ていませんけれど
ラストシーンを 違う方のプログで 読んでしまいました。悲しい話ですね。戦争 嫌ですね。今 動画でサンダカン~映画予告編を見ようと思ったら 私の パソコンでは 視聴できませんでした。動画 栗原小巻 田中絹代(サンダカン八番娼館 望郷 別れの場面1974 を 視聴しました。昔 タオル ハンカチをプレゼントするのが流行ったのを 思い出しました。晩年の田中絹代さんが 声をあげて泣くシーン すごいですね。栗原小巻さん 綺麗ですね。映画同好会(名前検討中
 
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