コメント
ウエルチの著書
(
snowbees
)
2008-01-26 17:43:31
<わがままで率直な愛すべきジャック・ウェルチがキダー・ピーボディーという投資銀行を買ったことについての反省の弁を*「ウィニング 勝利の経営」(斉藤聖美訳、日本経済新聞社)から引用しよう。「バウンダリレスネス、チームワーク、率直さというGEのコア・バリューは、投資銀行の持つ三つのバリューと一緒になることがはできなかった。彼らのバリューは、私のボーナス、私のボーナス、私のボーナスに尽きる」(p265)>
*山崎さんお奨めのこの著書を、読み始めました。「率直で」オモシロイ。
外債投信について
(
isono
)
2008-01-26 23:20:45
個人投資家での外国債券投資について否定的なのはなぜかもう少し詳しく教えていただければと思います。信託報酬0.5%程度の追加型投信を利用しようと思っているのですが・・・。
3回目は過剰?
(
yasuda
)
2008-01-27 07:21:52
>もう少し丁寧にからかってあげたのに
爆笑です。。。日本の商売 セールスのやり方に非常に疑問を持つ今日この頃、そんなに面白い本じゃないだろーっと思って『江戸商人の知恵袋』と言う本を先日読みましたが、予想に反し大変参考になりました。
むしろ経済論の様な内容が主で 三井高房の遺言と言うか家訓と言うか 販売目的じゃなく子孫のために書いている分凄みがありました。
例の竹村さんとの楽しい対談以来、山崎さんの大ファンになりました。 あれは面白かった。
>3回目は過剰?
ちなみに、その時期はおおよそいつ頃とお考えでしょうか? よろしければ御指導ください。
私は零細投資家&零細大家です。
Unknown
(
山崎元
)
2008-01-27 13:04:49
>snowbeesさま
ウェルチ本はなかなか面白いと思います。彼は経営コンサルタントは役に立たないと思っているようなのですが、コンサルタントは何かというとウェルチ、ウェルチと彼の権威を借りますね。
>isonoさま
信託報酬50bpはかなり頑張った商品企画かも知れませんね。
個人の場合、外債投資に投信を使うと手数料が高く、個別の債券では不安が多い(分散不足と、価格で誤魔化される可能性の二点)ので、アセットクラスとして外債を持つことの合理性が発生しにくいというのが、個人の外債投資に積極的になれない理由です。これなら、外国株ETFで為替リスクを取る投資を行った方がいいかな、と感じています。外国債券と両方で為替リスクを取ると、為替リスクが過大になる可能性があります。
また、そもそも外国債券の期待リターンは、特別な相場観を持たない限り、円債とそれほど変わらないはずです。外貨建ての表面の金利を期待リターンだと誤解する個人投資家が結構多いのは困ったものです。
もちろん、コスト(手数料)が小さな商品が出来れば、ある程度は個人も外債を買う余地が出てくると思います。
>yasudaさま
「底」の時期なんて難しいことは分かりませんが、一つの仮説として、四-五月の決算発表時期に企業が公表する二〇〇八年度の業績予想がトータルで減益になる可能性があるように思え、この時点が「投資家にとって世の中が一番暗く見えるとき」にになり、即ち底になるのではないか、というイメージを持っています。
もちろん、その時点で判断すればいいことなので、決めつける必要はありません。
サブプライム問題への「根拠無き強気派」がここのところ急速に減っているので、「底」が案外早い可能性もありますし、米景気への影響が思ったよりも大きく出る(≒本当にリセッションになる)なら、「底」がもっともっと先になる可能性があります。
ありがとうございます。
(
yasuda
)
2008-01-27 13:35:20
貴重な御意見ありがとうございます。 山崎さんからレスを頂けて大変感激です。
先の事は誰にも分かりませんし、当然、投資は自己責任ですので御参考にさせていただき、自分でじっくり考えてみます。 ここ3年程は 休むも相場と自分で決め込み、ここ数日の乱高下でちょっとそそられましたが、素人が触ると大怪我しそうな気もしてまだ様子見中です。 今後ともブログや講演会、執筆活動など益々の御活躍を楽しみにいたしております。
ありがとうございます。
(
isono
)
2008-01-27 15:16:14
外貨建ての表面の金利を期待リターンだと誤解する個人投資家が結構多いのは困ったものです。→誤解してます。
益々のご活躍楽しみにしております。
経済評論家・勝間和代
(
snowbees
)
2008-01-28 06:31:17
スーパー・ワーキング・ウーマンの活躍に加えて、「売れる本の出し方」をブログで開示しているのが、オモシロイ:
http://www.wmstyle.jp/archives/2005/01/10_025421.php
<ご自宅、本の量がすごいですね。分野を極めるのに自己研鑽を疎かにしないということがひしひしと伝わってきますが。
勝間さん:1ヶ月に15万円は本を買います。でも、みんな、新聞・本などから、一日に2時間くらいは勉強しません?してると思うんですよ。「よくいつ寝ているの?」と聞かれますが、6時間は絶対に寝ています。時間はどう編み出していくかだと思うんですよ。テレビをだらだら見るのとか、嫌いなんです。
― そうですね。テレビを見る時間はもったいないですよね(といいながら、非合理的な時間をかなりすごしているので、内心かなりやばい;;と思っている)。しかし、15万円はすごいですね。
勝間さん:本にはお金に糸目をつけませんね。アマゾンで買って、ブックオフで売るという流れができています。食費よりもずっと出費としては多いですね。>
勝間和代さん
(
山崎元
)
2008-01-28 13:39:14
snowbeesさま
勝間和代氏には未だお会いしたことがありませんし、ご著書も読んでいませんが、「ポジティブ・シンキングな超頑張り屋さん」という印象の方ですね。今まで見た幾つかの記事では、頑張りを見せすぎて暑苦しい面もありますが、率直で好感が持てる面もあります。
ただ、一つだけ引っ掛かっていることがあります。昨年12月24日の日経だったと思いますが、彼女は、PRページでFPの浅井秀一さんと対談していて、この中で、ポートフォリオの総額の2%ロスしたら無条件で損切りしなさい、というようなことを仰っていて、「これはおかしい」、「この人の金融リテラシーはインチキかも」と思った覚えがあります。(本当に、どうしてしまったのだろうか? 原稿を校正していなかったのでしょうか)
まだ、良い人とか悪い人とかの結論は出していませんが、私のココロの中では、マネー常識の世界では「要注意人物」として分類しています。
参考になれば・・
(
栗田昌孝
)
2008-01-28 23:09:27
私はいつぞやの行動ファイナンスワークショップにて勝間和代さんとお話したことがあります(偶然にも隣の席でした、当時JPモルガン証券の通信セクターのアナリストをなさっていらっしゃいました)。小職はプレゼンターとして臨んだのですが、(私も含め)各プレゼンターにいろいろ率直に質問されている様子を記憶しています。
質問の内容が要領を得ていたかどうかはさておき、なにぶん初対面でしたので、その「質問展開力」が、好奇心に起因するものなのか、向上心の成せる業(わざ)なのか、そもそも(セルサイドによくある)ガッツ(≒目立って自分を売り込む)がそうさせるのか、判然としませんでした。
当時の私の率直な印象は「所属組織内では“はり切りすぎて空回りする”可能性がやや高い反面、外部顧客の中に熱狂的な支持者がいても不思議ではない」というものでした。
その後(メールを1,2回ほど交換させていただきましたが)、それら傍証的に考えると「何か自分の中にアイデアがあれば、それを素直に実行する(実行しなければ気がすまない)」という、ある意味で「潔い方」なのだなと思います。
狡猾的組織人にありがちな「腹にイチモツある」タイプの人種とは大いに異なると思います。
経済評論家?勝間和代
(
ペ
)
2008-01-28 23:10:52
勝間和代さんは早稲田ファイナンス大学院を卒業されてファイナンスの素養があるはずですが、著書を読む限り怪しい話が多いです。プロが運用するからリスクが低いと投資信託を進めたり、そのなかでも社会的責任ファンドを推奨していたりとトホホな感じです。
でもこの人の金融リテラシー本はいつもアマゾンのランキング上位ですね。「年収10倍」を掲げて似たような内容の本を出されていますが、少なくともご本人は年収10倍なのかもしれませんが。
勝間和代氏
(
ny
)
2008-01-29 03:47:22
まだ読んでいませんが、「決算書の暗号を解け! 」は評判が良いみたいですね。信用している投資家の方が絶賛していました。これは本職である会計士やコンサルティングの知識+経験がストレートにやくだっているんだと思います。
年収10倍シリーズはなんだかなあ~、と言う感じです。
良い事が書いてあるとは思うのですが、内容的には役に立つブログレベルでとてもベストセラーと言う感じではありません。レバレッジリーディングと同じ印象です。
アッパー系とでも言うんでしょうか。しっかり勉強して収入を増やそう!というメッセージは非常に分かりやすいので、そういう意味では潔いと言うか嫌な感じはしません。
経歴を見ると天才肌と言う感じですが、収入10倍の本を読んだ限り、あまり知性が感じられる印象ではありませんでした。あえてレベルを落として読みやすくしたんでしょうかね。
ムギ畑という女性を応援するサイトを作ったりしていることも、プラスの印象になっているのかもしれません。最初は女性の社会進出に関するコメンテーターなどで世に出たと思います。
どなたかが書かれていましたが、売れるにしたがって得意でない分野の本も書いてしまっているのでは、との事です。
「お金は銀行に預けるな」はまだ読んでいませんが、他の方の書評を見る限り、投資と会計は大きくかぶっている分野ですが、両者を有機的に結びつける事は出来ていないのではないでしょうか。ファイナンスを極めているなら(ファイナンス科で授業をされているそうです)2.3冊良著を読めば難なく理解できそうな物ですが。。
今度は経営に関する本を出されるそうですが、これはコンサルの本業が生かされそうですから、それなりに期待できると思います。
PKO
(
ちゅう
)
2008-01-29 09:17:43
でしょうか?まさかとは思いますが。
http://www.asianinvestor.net/article.aspx?CIaNID=68950
心配はいらないですよ
(
タヌ夫
)
2008-01-30 02:26:08
はははははははは。そうですか、銀行のお偉方もいらっしゃいましたか。
タヌ夫も広告の仕事をしながら、講演会で呼んだ人が「広告なんかで商品は買わない」なんて言いますと、やっぱり渋い顔をします。でもね、心の中は爆笑ですよ。「いいぞ、いいぞ!」。まあ広告は、悪口も又広告になるからいいんですが、たぶん銀行の人も心の中では「よし、これを逆手にとったろ」なんて思ってますよ。それぐらい彼らはしたたかでしょう。
もっとも山崎さんは、はなから銀行の心配なんぞしてないでしょうが。
Unknown
(
nicollo
)
2008-01-30 18:26:31
はじめまして。
マルチ・スコープにミスタイプがありますよ。
「これまで、大損トレーダーの代名詞は、ベアリングス銀行を一発で吹き飛ばす大損(1千数百円規模だったが)を出したニック・リーソンだったが、ジェローム・ケルビエルはこれに代わる固有名詞になるかも知れない。」
Unknown
(
山崎元
)
2008-01-31 07:48:14
nicolloさま
ご指摘ありがとうございます。「億」が抜けてしまっているのですね(奥まで届かなかった・・)。これは、ニック・リーソン氏にも失礼なことでありました。修正するように連絡します。
御礼と、トラックバック誤送信のおわび
(
かげのきし
)
2008-02-02 10:57:56
山崎様
いつも有用な情報をありがとうございます。
10年以上外債投資をやってきた私にとって「外債(外国債券)は個人に不向き」という意見は残念ですが、おっしゃることはその通りだと思います。
なお本日、間違えてトラックバックを送信してしまいました。申し訳ありません。
「新しい株式投資論」感想
(
伏見の光
)
2008-02-02 18:03:12
いつも楽しく読ませていただいています。
「新しい株式投資論」も面白く読ませていただきました。
個人のblogの方に感想など書かせていただきました。好き勝手に書いており、誤読などもあるかもしれませんが、お時間のある時にでも見ていただけると幸いです。
→
http://blog.goo.ne.jp/fusiminohikaru/
理論と実際
(
ドゥビ
)
2008-02-06 19:08:17
>また、そもそも外国債券の期待リターンは、特別な相場観を持たない限り、円債とそれほど変わらないはずです。外貨建ての表面の金利を期待リターンだと誤解する個人投資家が結構多いのは困ったものです。
期待リターンというものとは話が違ってくるのでしょうが、一方で、現実的には外国債券が有利に働く場合がえてしてあるようにも見えます。
例えば、韓国の債券を10年前に買っていたとして、それは現在どれほどの利益になっているでしょうか。為替で言えば、おおむね10年前は100円=1000ウォンであり、現在は100円=800ウォンです。
韓国の物価の高騰を差し引いても相当の利益が考えられるのではないでしょうか。そこには、活力のある韓国経済というものが前提としてあるでしょうし、積極的な構造改革というものもあったでしょう。
日本は少子高齢化社会へとまっしぐらですが(韓国もです)、数字としてあらわれないものとして、改革への意志や社会の活力、人材の育成など、さまざまな面から外債(外株もですが)の価値は考えてもよいのではないかという印象を持っています。
とすれば、魅力的な外債というのは、やはりあるように思います。
何だか、理論と実際と言うのは、金融の世界では意外と乖離していたりするのではないかという気もしていますが、どうなんでしょうね。あくまで素人の思いつきですが…。
抽象性のレベル
(
山崎元
)
2008-02-06 21:56:14
ドゥビさま
お久しぶりです。ご来訪ありがとうございます。
確かに、個々の国には良し悪しがありますし、特に、後から見ると、それは明らかです。
ただ、マーケットの世界は、「誰が見てもハッキリ良さそうなもの」には、既にそれに見合った値が付く世界なので、ダメな国の債券・通貨・株式が投資対象としてもダメかというと、そういうわけでもありません。
「魅力的な外債」があるはずだ、というのはその通りで、私もそう思いますが、それを自分が他人よりも優位に見つけられるわけではないと、少なくとも抽象的なレベルでは考えなければならないし、仮に「いいもの」を先に見つけて儲けた実績があるとしても、そんなものは「たまたまだ」と思うような冷めた感覚が投資の世界では必要なのではないでしょうか。
金融マンの立場から言うと、①「いいものはある」、且つ②「優秀な人はいいものを見つけることが出来る」と信じている人こそが最高のカモなのです。
抽象性
(
ドゥビ
)
2008-02-06 23:17:42
私の名前を覚えていてくださったことに感謝いたします。どうも有難う御座います。
>仮に「いいもの」を先に見つけて儲けた実績があるとしても、そんなものは「たまたまだ」と思うような冷めた感覚が投資の世界では必要なのではないでしょうか。
たまたまだと申しますか、私個人の感覚で申しますとやはり投資には「博打」の要素が少なからずつきまといます。言葉をかざって投機と投資の違いを論ずることは難しくありませんが、不確定的な要素は、すなわち結局は博打に帰結するかと。それをリスクと言う言葉で言い換えたとしても。
自らの知識をもって不確定的な要素をどれだけ確率論において正の方向に高められるか。結局は、それに尽きるように思います。
なお、長期的な視角に立てば、私は円は今後円安の方向に向かうであろうと考えています。その意味では外債への投資は、それなりに一定の有利性がある側面もあると思っています。選択は必要ですが。
>金融マンの立場から言うと、①「いいものはある」、且つ②「優秀な人はいいものを見つけることが出来る」と信じている人こそが最高のカモなのです。
私は見事なカモなのかもしれません。外債は幸い利益を得ていますが、マネックス資産設計というファンドでかなり痛い目にあっています。まぁ、10年計画で考えるべきものかと思ってはいますが、これだけ基準価格が落ち込むとやはりいい気持ちはしません。
最近バランスファンドの設計がはやっているようですが、いずれ機会がありましたら、このあたりの妥当性についても、ご意見をお聞かせいただければ有難く存じます。楽天証券でも一つ、個性的なバランスファンドを開発してはいかがでしょうか。私はマネックスで痛い目にあっていて、買いませんが。
バランスファンド不要論
(
山崎元
)
2008-02-06 23:28:22
ドゥビさま
バランスファンドというものは、そもそも、投資家かアドバイザーがしっかりしていれば不要な商品です。
アセット・アロケーションで儲けることを運用会社に望むのは高望みですし(現実に上手く行かないのだから)、そうすると、各国の、株なり、債券なりを個別に買う方が、何にリスクを取っているか分かりやすいし、コストが遙かに低廉で済みます(特にETFを使うと)。
個人的にはバランスファンドの運用は大好きなのですが、顧客にとって本質的に必要ないものを、楽天証券で作るのは気が進みませんねぇ。
もっとも、非本質的な商品であっても、マーケティング上は素晴らしいということがあるので(たとえばグロソブのように)、これがビジネス上正しいのかどうかは、私には自信をもって断言することが出来ません。
不要論
(
ドゥビ
)
2008-02-07 00:04:53
お返事をどうも有難うございました。
>アセット・アロケーションで儲けることを運用会社に望むのは高望みですし(現実に上手く行かないのだから)、
痛い目にあっている立場から申しますと、なるほどと思われる部分でした。まぁ、将来の利益を見込んでかなりの長期間(少なくとも10年以上)放置しておくつもりですが。
>個人的にはバランスファンドの運用は大好きなのですが、顧客にとって本質的に必要ないものを、楽天証券で作るのは気が進みませんねぇ。
多分、山崎様がバランスファンドを設計すると、売れると思いますよ。そのためだけに楽天証券に口座を開く人も少なくないと思います。ぜひとも、ご一考ください。
私は、痛い目にあっているので買いませんが。
山崎ファンド
(
isono
)
2008-02-07 16:34:00
楽天でTOPIXとTOKを使った分散投資について書いてあります。これを証券会社のホームページで書いちゃうところが山崎氏恐るべしといった所でしょう。個人的にはEEMを混ぜないとあまりにも夢がないかと思います。
今日読みました。
(
宮ちゃん
)
2008-03-11 11:23:02
私は退職金が降りた銀行で、資産運用をしてしまいました。すでに35万の損が出てしまいました。
何を信用すればよいのやら、とても悲しいです。
もう少し早く分かっていれば・・・
今はあきらめて放ってあります。
コメントを投稿する
名前
タイトル
URL
コメント
※絵文字はjavascriptが有効な環境でのみご利用いただけます。
▼ 絵文字を表示
携帯絵文字
リスト1
リスト2
リスト3
リスト4
リスト5
ユーザー作品
▲ 閉じる
コメント利用規約
に同意の上コメント投稿を行ってください。
コメント利用規約に同意する
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
*山崎さんお奨めのこの著書を、読み始めました。「率直で」オモシロイ。
爆笑です。。。日本の商売 セールスのやり方に非常に疑問を持つ今日この頃、そんなに面白い本じゃないだろーっと思って『江戸商人の知恵袋』と言う本を先日読みましたが、予想に反し大変参考になりました。
むしろ経済論の様な内容が主で 三井高房の遺言と言うか家訓と言うか 販売目的じゃなく子孫のために書いている分凄みがありました。
例の竹村さんとの楽しい対談以来、山崎さんの大ファンになりました。 あれは面白かった。
>3回目は過剰?
ちなみに、その時期はおおよそいつ頃とお考えでしょうか? よろしければ御指導ください。
私は零細投資家&零細大家です。
ウェルチ本はなかなか面白いと思います。彼は経営コンサルタントは役に立たないと思っているようなのですが、コンサルタントは何かというとウェルチ、ウェルチと彼の権威を借りますね。
>isonoさま
信託報酬50bpはかなり頑張った商品企画かも知れませんね。
個人の場合、外債投資に投信を使うと手数料が高く、個別の債券では不安が多い(分散不足と、価格で誤魔化される可能性の二点)ので、アセットクラスとして外債を持つことの合理性が発生しにくいというのが、個人の外債投資に積極的になれない理由です。これなら、外国株ETFで為替リスクを取る投資を行った方がいいかな、と感じています。外国債券と両方で為替リスクを取ると、為替リスクが過大になる可能性があります。
また、そもそも外国債券の期待リターンは、特別な相場観を持たない限り、円債とそれほど変わらないはずです。外貨建ての表面の金利を期待リターンだと誤解する個人投資家が結構多いのは困ったものです。
もちろん、コスト(手数料)が小さな商品が出来れば、ある程度は個人も外債を買う余地が出てくると思います。
>yasudaさま
「底」の時期なんて難しいことは分かりませんが、一つの仮説として、四-五月の決算発表時期に企業が公表する二〇〇八年度の業績予想がトータルで減益になる可能性があるように思え、この時点が「投資家にとって世の中が一番暗く見えるとき」にになり、即ち底になるのではないか、というイメージを持っています。
もちろん、その時点で判断すればいいことなので、決めつける必要はありません。
サブプライム問題への「根拠無き強気派」がここのところ急速に減っているので、「底」が案外早い可能性もありますし、米景気への影響が思ったよりも大きく出る(≒本当にリセッションになる)なら、「底」がもっともっと先になる可能性があります。
先の事は誰にも分かりませんし、当然、投資は自己責任ですので御参考にさせていただき、自分でじっくり考えてみます。 ここ3年程は 休むも相場と自分で決め込み、ここ数日の乱高下でちょっとそそられましたが、素人が触ると大怪我しそうな気もしてまだ様子見中です。 今後ともブログや講演会、執筆活動など益々の御活躍を楽しみにいたしております。
益々のご活躍楽しみにしております。
http://www.wmstyle.jp/archives/2005/01/10_025421.php
<ご自宅、本の量がすごいですね。分野を極めるのに自己研鑽を疎かにしないということがひしひしと伝わってきますが。
勝間さん:1ヶ月に15万円は本を買います。でも、みんな、新聞・本などから、一日に2時間くらいは勉強しません?してると思うんですよ。「よくいつ寝ているの?」と聞かれますが、6時間は絶対に寝ています。時間はどう編み出していくかだと思うんですよ。テレビをだらだら見るのとか、嫌いなんです。
― そうですね。テレビを見る時間はもったいないですよね(といいながら、非合理的な時間をかなりすごしているので、内心かなりやばい;;と思っている)。しかし、15万円はすごいですね。
勝間さん:本にはお金に糸目をつけませんね。アマゾンで買って、ブックオフで売るという流れができています。食費よりもずっと出費としては多いですね。>
勝間和代氏には未だお会いしたことがありませんし、ご著書も読んでいませんが、「ポジティブ・シンキングな超頑張り屋さん」という印象の方ですね。今まで見た幾つかの記事では、頑張りを見せすぎて暑苦しい面もありますが、率直で好感が持てる面もあります。
ただ、一つだけ引っ掛かっていることがあります。昨年12月24日の日経だったと思いますが、彼女は、PRページでFPの浅井秀一さんと対談していて、この中で、ポートフォリオの総額の2%ロスしたら無条件で損切りしなさい、というようなことを仰っていて、「これはおかしい」、「この人の金融リテラシーはインチキかも」と思った覚えがあります。(本当に、どうしてしまったのだろうか? 原稿を校正していなかったのでしょうか)
まだ、良い人とか悪い人とかの結論は出していませんが、私のココロの中では、マネー常識の世界では「要注意人物」として分類しています。
質問の内容が要領を得ていたかどうかはさておき、なにぶん初対面でしたので、その「質問展開力」が、好奇心に起因するものなのか、向上心の成せる業(わざ)なのか、そもそも(セルサイドによくある)ガッツ(≒目立って自分を売り込む)がそうさせるのか、判然としませんでした。
当時の私の率直な印象は「所属組織内では“はり切りすぎて空回りする”可能性がやや高い反面、外部顧客の中に熱狂的な支持者がいても不思議ではない」というものでした。
その後(メールを1,2回ほど交換させていただきましたが)、それら傍証的に考えると「何か自分の中にアイデアがあれば、それを素直に実行する(実行しなければ気がすまない)」という、ある意味で「潔い方」なのだなと思います。
狡猾的組織人にありがちな「腹にイチモツある」タイプの人種とは大いに異なると思います。
でもこの人の金融リテラシー本はいつもアマゾンのランキング上位ですね。「年収10倍」を掲げて似たような内容の本を出されていますが、少なくともご本人は年収10倍なのかもしれませんが。
年収10倍シリーズはなんだかなあ~、と言う感じです。
良い事が書いてあるとは思うのですが、内容的には役に立つブログレベルでとてもベストセラーと言う感じではありません。レバレッジリーディングと同じ印象です。
アッパー系とでも言うんでしょうか。しっかり勉強して収入を増やそう!というメッセージは非常に分かりやすいので、そういう意味では潔いと言うか嫌な感じはしません。
経歴を見ると天才肌と言う感じですが、収入10倍の本を読んだ限り、あまり知性が感じられる印象ではありませんでした。あえてレベルを落として読みやすくしたんでしょうかね。
ムギ畑という女性を応援するサイトを作ったりしていることも、プラスの印象になっているのかもしれません。最初は女性の社会進出に関するコメンテーターなどで世に出たと思います。
どなたかが書かれていましたが、売れるにしたがって得意でない分野の本も書いてしまっているのでは、との事です。
「お金は銀行に預けるな」はまだ読んでいませんが、他の方の書評を見る限り、投資と会計は大きくかぶっている分野ですが、両者を有機的に結びつける事は出来ていないのではないでしょうか。ファイナンスを極めているなら(ファイナンス科で授業をされているそうです)2.3冊良著を読めば難なく理解できそうな物ですが。。
今度は経営に関する本を出されるそうですが、これはコンサルの本業が生かされそうですから、それなりに期待できると思います。
http://www.asianinvestor.net/article.aspx?CIaNID=68950
タヌ夫も広告の仕事をしながら、講演会で呼んだ人が「広告なんかで商品は買わない」なんて言いますと、やっぱり渋い顔をします。でもね、心の中は爆笑ですよ。「いいぞ、いいぞ!」。まあ広告は、悪口も又広告になるからいいんですが、たぶん銀行の人も心の中では「よし、これを逆手にとったろ」なんて思ってますよ。それぐらい彼らはしたたかでしょう。
もっとも山崎さんは、はなから銀行の心配なんぞしてないでしょうが。
マルチ・スコープにミスタイプがありますよ。
「これまで、大損トレーダーの代名詞は、ベアリングス銀行を一発で吹き飛ばす大損(1千数百円規模だったが)を出したニック・リーソンだったが、ジェローム・ケルビエルはこれに代わる固有名詞になるかも知れない。」
ご指摘ありがとうございます。「億」が抜けてしまっているのですね(奥まで届かなかった・・)。これは、ニック・リーソン氏にも失礼なことでありました。修正するように連絡します。
いつも有用な情報をありがとうございます。
10年以上外債投資をやってきた私にとって「外債(外国債券)は個人に不向き」という意見は残念ですが、おっしゃることはその通りだと思います。
なお本日、間違えてトラックバックを送信してしまいました。申し訳ありません。
「新しい株式投資論」も面白く読ませていただきました。
個人のblogの方に感想など書かせていただきました。好き勝手に書いており、誤読などもあるかもしれませんが、お時間のある時にでも見ていただけると幸いです。
→http://blog.goo.ne.jp/fusiminohikaru/
期待リターンというものとは話が違ってくるのでしょうが、一方で、現実的には外国債券が有利に働く場合がえてしてあるようにも見えます。
例えば、韓国の債券を10年前に買っていたとして、それは現在どれほどの利益になっているでしょうか。為替で言えば、おおむね10年前は100円=1000ウォンであり、現在は100円=800ウォンです。
韓国の物価の高騰を差し引いても相当の利益が考えられるのではないでしょうか。そこには、活力のある韓国経済というものが前提としてあるでしょうし、積極的な構造改革というものもあったでしょう。
日本は少子高齢化社会へとまっしぐらですが(韓国もです)、数字としてあらわれないものとして、改革への意志や社会の活力、人材の育成など、さまざまな面から外債(外株もですが)の価値は考えてもよいのではないかという印象を持っています。
とすれば、魅力的な外債というのは、やはりあるように思います。
何だか、理論と実際と言うのは、金融の世界では意外と乖離していたりするのではないかという気もしていますが、どうなんでしょうね。あくまで素人の思いつきですが…。
お久しぶりです。ご来訪ありがとうございます。
確かに、個々の国には良し悪しがありますし、特に、後から見ると、それは明らかです。
ただ、マーケットの世界は、「誰が見てもハッキリ良さそうなもの」には、既にそれに見合った値が付く世界なので、ダメな国の債券・通貨・株式が投資対象としてもダメかというと、そういうわけでもありません。
「魅力的な外債」があるはずだ、というのはその通りで、私もそう思いますが、それを自分が他人よりも優位に見つけられるわけではないと、少なくとも抽象的なレベルでは考えなければならないし、仮に「いいもの」を先に見つけて儲けた実績があるとしても、そんなものは「たまたまだ」と思うような冷めた感覚が投資の世界では必要なのではないでしょうか。
金融マンの立場から言うと、①「いいものはある」、且つ②「優秀な人はいいものを見つけることが出来る」と信じている人こそが最高のカモなのです。
>仮に「いいもの」を先に見つけて儲けた実績があるとしても、そんなものは「たまたまだ」と思うような冷めた感覚が投資の世界では必要なのではないでしょうか。
たまたまだと申しますか、私個人の感覚で申しますとやはり投資には「博打」の要素が少なからずつきまといます。言葉をかざって投機と投資の違いを論ずることは難しくありませんが、不確定的な要素は、すなわち結局は博打に帰結するかと。それをリスクと言う言葉で言い換えたとしても。
自らの知識をもって不確定的な要素をどれだけ確率論において正の方向に高められるか。結局は、それに尽きるように思います。
なお、長期的な視角に立てば、私は円は今後円安の方向に向かうであろうと考えています。その意味では外債への投資は、それなりに一定の有利性がある側面もあると思っています。選択は必要ですが。
>金融マンの立場から言うと、①「いいものはある」、且つ②「優秀な人はいいものを見つけることが出来る」と信じている人こそが最高のカモなのです。
私は見事なカモなのかもしれません。外債は幸い利益を得ていますが、マネックス資産設計というファンドでかなり痛い目にあっています。まぁ、10年計画で考えるべきものかと思ってはいますが、これだけ基準価格が落ち込むとやはりいい気持ちはしません。
最近バランスファンドの設計がはやっているようですが、いずれ機会がありましたら、このあたりの妥当性についても、ご意見をお聞かせいただければ有難く存じます。楽天証券でも一つ、個性的なバランスファンドを開発してはいかがでしょうか。私はマネックスで痛い目にあっていて、買いませんが。
バランスファンドというものは、そもそも、投資家かアドバイザーがしっかりしていれば不要な商品です。
アセット・アロケーションで儲けることを運用会社に望むのは高望みですし(現実に上手く行かないのだから)、そうすると、各国の、株なり、債券なりを個別に買う方が、何にリスクを取っているか分かりやすいし、コストが遙かに低廉で済みます(特にETFを使うと)。
個人的にはバランスファンドの運用は大好きなのですが、顧客にとって本質的に必要ないものを、楽天証券で作るのは気が進みませんねぇ。
もっとも、非本質的な商品であっても、マーケティング上は素晴らしいということがあるので(たとえばグロソブのように)、これがビジネス上正しいのかどうかは、私には自信をもって断言することが出来ません。
>アセット・アロケーションで儲けることを運用会社に望むのは高望みですし(現実に上手く行かないのだから)、
痛い目にあっている立場から申しますと、なるほどと思われる部分でした。まぁ、将来の利益を見込んでかなりの長期間(少なくとも10年以上)放置しておくつもりですが。
>個人的にはバランスファンドの運用は大好きなのですが、顧客にとって本質的に必要ないものを、楽天証券で作るのは気が進みませんねぇ。
多分、山崎様がバランスファンドを設計すると、売れると思いますよ。そのためだけに楽天証券に口座を開く人も少なくないと思います。ぜひとも、ご一考ください。
私は、痛い目にあっているので買いませんが。
何を信用すればよいのやら、とても悲しいです。
もう少し早く分かっていれば・・・
今はあきらめて放ってあります。