yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

まち

2020-02-22 21:09:17 | その他
小野寺史宜さんの「まち」を昨日読み終えました。

「村を出て、東京に行け」と祖父に背中を押され、都会で一人暮らしを始めた瞬一。バイトをしながら荒川沿いのアパートに住んで4年、町の人々に馴染みつつあった。そんなある日、突然祖父が東京にやって来ると言い…。

江戸川区平井にある筧ハイツに住む人たちのシリーズ・・・私は勝手に「筧ハイツシリーズ」と名付けてますが、、、
どれも心温まるお話です。
それに、シリーズの登場人物がみなさんそれぞれのお話に参加してくるので、読んでいて楽しみ倍増って感じです。
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線は僕を描く

2020-02-22 20:38:49 | その他
砥上裕將さんの「線は僕を描く」を6日前に読み終わりました。

両親を事故で失い、喪失感の中にあった大学生の霜介は、バイト先で水墨画の巨匠・篠田湖山と出逢った。なぜか湖山に気に入られた彼はその場で内弟子にされてしまうが、湖山の孫・千瑛は、それに反発し…。

精神世界を描いたというか、題材になってる水墨画そのものといった感じを受ける小説です。
ものすごくシンプルな内容で、両親を事故で亡くした人の閉ざされた心が水墨画に触れてその扉を少しずつ開き、心と体に水分が浸みていくみたいに息ができるようになる。

すごく単純なお話のようでもあり、すごく深いお話でもあり何にもたとえられない・・・初めてのお話でした。
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