北村薫さんの<円紫さんと私>シリーズの第2弾「夜の蝉」を読み終えました。
「空飛ぶ馬」の続編です。
二十歳で大学生の「私」が日常生活であれ?っと思ったり、ちょっと違和感を覚えたりした出来事を落語家の春桜亭円紫師匠がものの見事に解き明かしてくれる・・・まるでシャーロックホームズとワトソン。
「私」が円紫師匠に話して聞かせる中にいっぱい解決の糸口や伏線が張り巡らしてあるのですが、読んでる私はサッパリ判らない有様で、ちょいとイライラ、そして円紫師匠に嫉妬さえ感じてしまう。それほどに見事な探偵ぶりなのです。
そんな円紫師匠と「私」のお話の間に、「私」のお友達、正ちゃんと江美ちゃんのお話をちりばめ、家族とのかかわりも楽しませてくれます。
今回は特に、美人のお姉さんとの過去と現在も描かれていて、これがすごく面白かった・・・というより興味深かったです。
二人姉妹って女同士ですからそれなりに嫉妬やらライバル心やらで結構複雑な位置関係だと思うのですが(一人っ子の私にはこの辺りがどうも不案内で)、それをさらりと氷解させて、さもあらんと納得させてくれます。
ホント、上手いです、北村さん。
次はシリーズ第3弾、「秋の花」です。
「空飛ぶ馬」の続編です。
二十歳で大学生の「私」が日常生活であれ?っと思ったり、ちょっと違和感を覚えたりした出来事を落語家の春桜亭円紫師匠がものの見事に解き明かしてくれる・・・まるでシャーロックホームズとワトソン。
「私」が円紫師匠に話して聞かせる中にいっぱい解決の糸口や伏線が張り巡らしてあるのですが、読んでる私はサッパリ判らない有様で、ちょいとイライラ、そして円紫師匠に嫉妬さえ感じてしまう。それほどに見事な探偵ぶりなのです。
そんな円紫師匠と「私」のお話の間に、「私」のお友達、正ちゃんと江美ちゃんのお話をちりばめ、家族とのかかわりも楽しませてくれます。
今回は特に、美人のお姉さんとの過去と現在も描かれていて、これがすごく面白かった・・・というより興味深かったです。
二人姉妹って女同士ですからそれなりに嫉妬やらライバル心やらで結構複雑な位置関係だと思うのですが(一人っ子の私にはこの辺りがどうも不案内で)、それをさらりと氷解させて、さもあらんと納得させてくれます。
ホント、上手いです、北村さん。
次はシリーズ第3弾、「秋の花」です。