思い立ってレンタカーを借りて、千葉県長南町にある笠森観音(笠森寺)へ行った。
かつて茂原市と、この長南町がある長生郡の文化財を管理していた3セクの総南文化財センター(現在は解散)の仕事を請け負っていた事があり、その時にこのお堂の話を聞き、前々から一度訪れてみたかった所である。
行ってみてその姿に圧倒された。堂が岩の上に完全に屹立しているのだ。清水寺の舞台とも似ているが、あちらは1面だけであり、あとは崖に背もたれている。それでも独特なものだが、こちらは完全に岩の上に独立して建てられており(四方懸造-しほうかけづくり-)、全て長さが異なる61本の柱が、堂を水平に保っている。
清水の舞台がM7.5の地震にも耐えられる構造であるという研究があるみたいだが、こちらはどうなのだろうか。
その後、富津市にある富津公園へ。東京湾に突き出た半島のようなかたちをしている。ここは戦時中、要塞でもあった。展望台がまた、面白い。
後で調べると五葉松をモチーフにしたものらしい。そういえば確かにそんなイメージ。高さ30mの頂上からは、東京湾を一望出来る。
国道16号線を北に走る。ここは京葉工業地帯である。道路の西側(海岸側)にずーっと工場が立ち並んでいる。すばらしい。どこか写真が撮れるところがないか、ポイントを探す。うろうろしてみるが車を止められるところがなかなか見つからず、今回はあきらめる。途中、京葉臨海鉄道が走るのを横目で見る。
千葉市内に入ってから、また探す。今度はいいところがあった!!時間的に夕方になってしまったが、美しいシルエットを観る事が出来た。さらに千葉ポートタワーへ。ここならば工業地帯を一望出来るはず。
すばらしい。今度は時間をかけて戦略を立て直してきてみたい。
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