延岡というまちをアーカイブ化していくには。

延岡というまちについての記憶を考えていく。

リニアモーター.......。

2009-01-28 21:25:06 | 写真

先週金曜日に、打ち合わせのため西都原考古博物館に出張した帰り。打ち合わせが昼前に終わったので、ちょっとだけ寄って行こうとコンビニ弁当を買って新田原基地の南側へ。13時からの定期的な訓練のため、12時台後半に離陸する機体を目当てに、車を基地フェンスの近くに寄せる。

高校生の時、スネ夫のように金持ちだった写真部の友人(現、舞台照明機材会社の社長)に、使っていないNikonFEと長玉のレンズを借りて出かけた、埼玉県の入間基地で撮影して以来の300mmでの航空機撮影。自分では過去、大学院生の頃に買ったシグマの200mmまでしか持っていた事がなかったので、是非とも使ってみたかった。

20090123dsc_0014b 20090123dsc_0073b 曇り空にロービジリティー(低視認性)な戦闘機の機体はピントが合いにくかったりするもんなのだが、ひさしぶりに流し撮りしてみた(写真左がT-4練習機、右がF-15J~866号機~とF-15DJ~072号機~戦闘機)。遠くから近くに、さらに近くから遠くへと高速で移動する機体に対して行わなければならない手早いズーム操作がすっかり出来なくなってしまっている。水平線が傾いてしまうし、遅めのシャッタースピードでは上手くいかなかったりして、技術の低下を感じた。スウィングしなけりゃ意味がないじゃなくって、カメラ構えて素振りの練習しようかな。しっかし、新田原はランウェイ(滑走路)が近い。

20090123dsc_0105b 20090123dsc_0111b 20090123dsc_0106b 次に、川南駅の近くへ。車窓から見つけた、前から気になっていた古い倉庫を観にいく。お~っ、いい雰囲気。

20090123dsc_0123b 20090123dsc_0129b 最後にリニアモーターカーの実験施設の最末端部へ。すでに地球上からは絶滅しているオオナマケモノを思い出した。やっぱり青空の時に狙ったほうがいいみたい...。カーナビによると、東都農駅って最近までリニアの見学施設があったんだって!!まったく知らなかった.....。情報不足が悪いのだが、そういうコアな施設ほど、残してほしかった。

どうもJRQの日豊本線南線に対する扱いがむごい。このままではリニアモータカーの実験施設もどうなる事やら...。

この後ひまゆいに写真展の様子を見に行った。


高千穂線の景観の運命。

2009-01-28 04:21:00 | まちづくり

Dsc_0013b Dsc_0014b 思うところがあって、朝、西延岡駅と行縢駅の様子をみてきた。西延岡駅に行くと、駅前の敷地に解体された木材が積まれている。なんとなくいやな予感。

ホームが杭とトラロープで囲われている。そして待合になっていた簡易駅舎が既に壊されていた。

なんでこう、すぐになんでも壊してしまうんだろうかと、悲しくなった。壊してしまった後、一体どうするのだろうか?何か次に計画があるというのだろうか?

Dsc_0022b Dsc_0026b 小規模な古い駅や周辺の軌道の有効活用を考えるのならば、遊歩道みたいな方法が妥当な使い方であろう。

少し考えてみる。横浜のみなとみらいの旧横浜港駅プラットホームなんかで行われているように、軌道の表面を残して舗装した遊歩道を歩く。田園が広がり、石蔵のある西延岡駅。美しい桜が咲き、花見客が楽しんでいる行縢駅。駅のホームに、昔の姿を残したままの休憩所がある。そこに腰掛けて持ってきたポットからお茶を注ぐ。この駅にはどんなドラマがあったんだろうと考えてみる...。

想像力を働かせて、そんなストーリーを考えてみるべきではないのか。

西延岡駅や行縢駅の景観を考慮した場合、島式ホームと簡易駅舎、そして軌道は地域社会におけるコアな資源として活用されなければならない。戦前からこの場所にあり空間を形成してきた蓄積されるべき延岡の記憶を、無計画に壊してしまうような愚の骨頂は、いい加減に考え直さないといけない時代ではないのか。

聞くと、すでにトンネルは塞がれてしまっていると言う。今後どうするんだろか?何もアイデアも出さないまま、朽ちるのを待つのみであろうか?

と、いう事で、今、ゼミの学生達と"高千穂線跡を歩こう!!"という計画をたてている。現在管轄している市役所の企画課に聞いたら歩くのは問題ないとの事。もちろん、勝手に歩いて何かあったらいやなんで、行動計画を市役所に提示するつもり。

かつての車窓からの景観や、歩いてみてはじめて発見する事もあるだろう。

3月に実施予定。