二小にっこり日記

東大和市立第二小学校ブログ
~日々の学校の様子をお伝えします~
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学校写真館《11月29日(日)》

2015-11-29 18:05:57 | 学校写真館
【今日は種の飛び方のお勉強です】NO.211

先週、4年生が総合的な学習の時間に植物の種の学習をしました。郷土博物館の館長さんから、いろいろな種の飛び方を紹介していただきました。

今日は、種の飛び方のお勉強です。




アオギリの種
8月の終わり頃からさやは内側が裂開して舟形になり、その周辺に種子が付きます。種子はなかなか離れず、冬にこの舟形の心皮とともに風に飛ばされて散布されます。丈夫な舟型構造ということで、川の流れに乗って散布することもあります。




ツクバネの種
ツクバネ(衝羽根・突羽根)の名のごとく、羽根突きの羽根にそっくりでかわいらしいです。4枚の羽根がついた実が落下する時は、まるでヘリコプターか竹とんぼの様にクルクルと羽根が回りながら落ちます。(その時は丸い部分が下側になります)。




ボダイジュの種
ヘリコプターのローター(回転翼)のように回転しながら飛びます。




カエデの種
小さな球に、飛行機のプロペラの羽根がくっついたような形をしています。種を上から落下させると、くるくる~っと回ってとても面白い飛び方をします。




ニワウルシの種
翼果の中心に種子があります。中心を指でつまんで離すと、くるくる前後に横回転しながら落下していきます。また、翼の片方がねじれているので、螺旋を描くように縦回転もします。ダブル回転して飛ぶ種です。




ラワンの種
ヘリコプターのように回転しながら飛んでいきます。




アルソミトラ・マクロカルパの種
高い木に絡んで成長するつる性の植物アルソミトラ・マクロカルパは、熱帯アジアの島々に生息しています。種子をできるだけ広い範囲に散らばせるために、種子はブーメランのような形をしています。絡みついた高い木からグライダーのように飛んで、種子を遠くに飛ばします。アルソミトラのこの形状からグライダーが発明されたそうです。

知れば知るほど、おもしろいです。

子供たちは、郷土博物館の館長さんから飛ぶ種の模型の作り方を教えてもらいました。実際に飛ばした子供たちは、大喜びでした。

自然界から学ぶこと、本当にたくさんあります。


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