2021年1月15日、金曜日、晴。晴れてはいるものの黄砂の影響で霞んでいる。今日は南風が吹いていて温かい。6日に道を間違えた板川内から狸だまりに再び登る。
9時20分公園を出発。9時57分最初の渡渉で対岸(左岸)に渡る。
3,4分登った10時1分、右岸に渡り返す。
2分も登ると右のガレ沢に下る。ここが前回間違えた地点だ。恐らく左の植林踏み跡に気を取られてをテープを見落としたのだろう。うっかりミスだ。そもそもこの辺りで間違えたのに気付いても戻らなかったのが原因だが。(登る人が少ないのと、テープが劣化で目立たなくなっているのと、吾輩の視力が白内障で落ちてきているのが原因ではないかと考える)
数mも進むと枯れ沢に出て、眼の前は木々に覆われている。さて何処が道やらとしばらく探すと、木々に覆われた下を抜けるのだと分かる。
抜けると10時9分狸だまりへの道標を見る。
右下に沢を見ながら5分も歩いた10時15分また渡渉で左岸に渡る。
渡ったつもりであるがそこからはほとんどガレ沢の中の歩きだ。
沢は夏の大雨で荒れ放題だが木に巻かれたテープを頼りに登る。
枝沢の先に印があるが、深くえぐられていて上部を迂回して進む。
渡った先も別のガレ沢だ。
10時41分ガレ沢から左に抜けると、眼の前に大きな岸壁が現れ板川内への道標を見る。
記憶にある岩壁下に出て一安心。岩壁に沿って登る。目印もはっきりしている。
岩を見上げると、クライミングが行われていた痕跡を見つける。
10分弱で岩壁の基部を抜けると、やや急坂の樹林の中の登山道となり、所々に炭窯の跡を見る。この道は炭焼きの時に作られたルートだろうか。
11時13分、ロープ場の下に着き、急坂を登り尾根に出る。
狸だまりに通じる急坂の尾根を5分ほど登ると、
11時31分狸だまりに着く。汗をかいた体に稜線のは南風は気持ちがいい。
往路を戻り板川内に13時2分下山。半分近く沢の中のガレ道であった。登った方向を見れば、右手の尖峰は575.9mの峰だ。三角点があるのだから道があるだろう。狸だまりはこの峰の後だ。先に見えるのは808mの峰であろう。
向かう公園方向には右に二合半岳。中央に五家原岳、左に中岳が霞む。
中岳に延びる中岳尾根
板川内から狸だまりの行程、
公園9:20-9:57最初の渡渉-10:09道標-10:41岩壁下(道標)-11:13ロープ下-11:31狸だまり-12:10岩壁下(道標)-12:29道標-13:02板川内
まだ時間も早いから、萱瀬ヒバ群落まで登って見よう。
公園手前の橋を渡り、13時13分ヒバ群落に向かう。
林道両側に広がる植林も間伐されている。多良岳全域で間伐が行われている。切り株を見れば50から60年の年輪だ。
13時30分ヒバ群落下に着く。
まだまだ時間も早いから林道をさらに大原越へ進み沢出合まで登って見る。
沢出合の手前は林道が沢のようになっている。
13時54分沢出合に着く。歩くのに支障はないが道はすっかり流されている。
往路を戻る途中に郡岳から経ヶ岳縦走路の稜線の山々が西日を浴びている。見えるところは釜伏山(左)から865m峰までだろう。
確信を得るために年末に歩いた軌跡を利用して、カシミールで稜線の軌跡を作ると似ているから間違いないだろう。
往路を戻り14時30分公園駐車場に着く。暖かい日でした。