夢はハリウッド

将来書きたい小説の創作ノートです。僕の書いた作品が、映像化され、知英さんに出演して頂くのが夢です。

素兎

2020年06月06日 13時17分00秒 | 紅兎〜青鳥編


養生所と保育所の間に、養命舎と呼ばれる棟がある。
此処には、成人に達しても一人で生活するのが困難な病人や障害者が暮らしている。
彼らは、里人達が栽培や採集してきた薬草を調合して暮らしている事から、この棟は、薬堂とも薬堂養命舎とも呼ばれていた。
その日も、作業場では棟の住人達が熱心に薬草を振り分け、摺鉢で擦り、混ぜ合わせて様々な薬を調合していた。
「お帰りなさいませ、兄上。」
擦り潰された薬草を秤に乗せ、眉を顰めて調合していた応次郎(おうじろう)は、薬草の束を担いだ男が庭先に姿を現すと、静かに手をつき平伏した。
「お帰りなさいませ、久太郎(きゅうたろう)様。」
周囲で働く住人達も応次郎に続き、一斉に手をつき平伏した。
久太郎は大きく頷くと…
「そのまま、そのまま…」
軽く手をかざし、楽にして仕事を続けるよう皆に促した。
再び、各々の作業が始められた。
久太郎が縁側に腰掛け荷を下ろそうとすると…
「貴方…」
一人の女が側に寄り手伝った。
「優子、身体は大丈夫か?」
「おかげ様で…」
和かに答えかける側から、優子は激しく咳き込み出した。
「これ、無理をするなといつも言ってるだろう。」
久太郎は慌てて優子の背中をさすりながら、少し咎めるように言った。
「申し訳ありません…」
咳き込み続けながら、優子が恐縮して言うと…
「兄上の言う通りだ。向こうで少しめ。」
再び薬草の調合に取り掛かる応次郎が、振り向きもせずボソッと言った。
「でも…」
言いかける優子に…
「ここは、あたいらがやっておくから、向こうで休んどいで。久太郎様と一緒にね。」
棟の最年長であり、住人達の姉気分でもある鹿目(かのめ)が、片目を瞑って言った。
作業場に居合わせた他の住人達も続いて、笑顔で頷く。
尚も恐縮する優子を…
「さあ、行こうか…」
久太郎は肩を抱いて、作業場から連れ出した。
「ユウちゃんは良いねえ、あんな優しい旦那様がいて…」
生まれつき足の動かぬ鹿目が、少し躄りながら二人の去った方を見やると…
「何言ってるのよ。姉さんにだって、尾夜地(おやじ)様と言う立派な人がいるじゃない。」
側で薬草を振り分けていた美菜が揶揄うように言い、忽ち作業場は笑いの渦に包まれた。
「へん!あんな神鳴(かみなり)の爺さん!」
鹿目は顰めつらしてそっぽを向くと、また二人が去って行った方を見つめて溜息をついた。
結婚…
成人の祝いと同時に養命舎に移され、一生の殆どを棟から出る事なく過ごす住人達にとって、それは殆ど叶う事のない夢であり憧れであった。
玖玻璃は、どんな重い障害や病を持つ者達にも結婚や出産を認めている。いや、勧めてると言った方が良いかも知れない。
産まれて来た事を否定され、赤子のうちに殺される筈だった者達を引き取り育て続けてきた玖玻璃にとって、彼らの結婚と出産は一番の願いであった。
この世に誕生と存在を否定されるべき命などない…
その信念を貫き示す一番の手段は、彼らが結婚して出産し、幸福な家庭を作る事にこそあると思っていたからである。
しかし…
どんなに強く願っても、誰からも支持され後押しされても、身体がそれを認めてくれないと言う事もある。
最重度の障害と持病を抱えた棟の住人達の殆どにとって、結婚も出産も命の代償を伴うものであった。
そんな中…
例え一人でも二人でも、その夢を叶えられた者がいれば、それは皆の生きる希望にも支えにもなった。
優子の結婚…
しかも、一度は出産までしたのだ。
赤子は、母親の血を受け継いでしまったのか、生を受けて僅か三日で逝きはしたが…
「ゾフィ、エイティ、タロ、セブン、エース、ジャック、マン、レオ、アストラ、おいで…」
別室に行くと、庭先で遊んでいた犬達が、ヨチヨチと側に寄ってきた。
治療と新薬の実験用に飼われ、その役割を終えた犬達である。
度重なる実験で、皆ボロボロの身体であり、いつ死んでもおかしくない程弱っている。
しかし…
『生きている…それだけで誰かの支えとなる命もあるのだ…』
久太郎は、余命幾ばくもない犬達を交代で抱きしめる妻の姿を見てしみじみ感じた。
「ねえ、あなた。ゾフィって、とってもお利口なのよ。最近、保育所の子供達の面倒をよく見るのよ。」
「そうか…もともと、優しい子だったからな。」
「赤ちゃんの世話する子供達の面倒もよく見てあげてね…いつも威張り散らしてる辰三さんより、よっぽどお兄さんらしくて良いって、春ちゃんも言ってたわ。」
「それは、おまえの躾が良いからだろう。」
「そんな…私なんて…」
「いいや、おまえは本当に良い母親だよ。どの子にも分け隔てなく可愛がってな…」
「ううん…私なんて、この子達に支えて貰いっ放し…むしろ、サナちゃんとミカちゃんがよく来てくれて、この子達を優しく躾けてくれるの。」
「ああ、サナちゃんとミカちゃんね…あの子達は本当に良い子達だ。いつか、おまえに負けない良い母親となるだろう。」
久太郎は言いながら…
『どんな命も、ただ生きる事に大きな意味がある。』
また、犬達と戯れる優子を見ながら心の中で呟いた。
殺される筈だった優子を、本土総社から連れ出したのは久太郎であった。
母親に対する罪の意識からそうしたのかも知れない。
優子の母親は、素兎であった。
本土総社には、他の社より桁外れに大勢の兎神子が囲われている。
種付け参拝の相手をさせるのとは別に、神職者を目指す鰐鮫一族の子弟達に、兎神子の扱いを仕込む為であった。
神領において、神職者達の主な務めは三つ。兎神子達に種付けを仕込む事と、種付けをさせて多額の玉串料を得る事、そして、権力層や経済層に送り込む赤子を産ませる事であった。
この務めを果たすのに一番重視されたのが、年端のゆかぬ兎神子達との種付けであった。
本土総社は、神職者の養成所の役割を果たしていたのである。
通常、一社に一人とされていた素兎も、本土総社には随時二十人は囲われていた。
神職者候補として預けられていた鰐鮫一族の子弟達は、十人一組の寮に寝泊まりしていた。
その各寮に一人ずつ素兎があてがわれ、好きなようにして良いとされていた。
鱶鰭(ふかりひれ)末社領大化鱶鰭(おばけふかひれ)家の久太郎の寮にも素兎がいた。
『おらおら、もっと脚を開け!脚を!』
寮に戻れば飽きもせず、同寮の鰐鮫家の子弟達が素兎を弄んでいた。
『どうだ、気持ち良いか?気持ち良いだろう?』
その日も、既にどれ程股間を抉られたのだろう。
既に子種と血に塗れた小さなソコに、猛り勃つモノを激しく貫きながら言うのは、同郷出自である、木佐鱶鰭(きざふかひれ)家の鬼座麿(きざまろ)であった。
『イギッ!イギッ!イギギギィーッ!』
『そうか、そうか、そんなに気持ち良いのか。』
素兎が答える代わりに顔を逸らせ、身を捩らせて呻き声を上げると、鬼座麿は更に鼻息を荒げ、腰の動きを早めた。
『まだ八つのクセに、こんなに中を子種塗れにされやがって、淫乱な奴。』
五度目の絶頂を迎えた鬼座麿に放たれ、納まりきらぬソコから子種が溢れ出すのを見て、文福(ぶんぷく)が疼く股間を揉みながら言った。
周囲では、他の取り巻く同僚達が、生唾を呑みながら順番を待ち続けている。
皆、股間の疼きが限界まで達しているのは、絞り切れぬ残尿を湿らせたようになっている袴を見れば一目瞭然であった。
しかし、鬼座麿は構う事なく六度目に挑み、素兎の股間を貫くモノをまた膨張させていた。
『俺のも欲しいのか?欲しいんだろう?欲しいよな?』
文福は、もう我慢ならんと言うように、猛り勃つ股間のモノを引っ張り出した。
でっぷり太った身体同様、大根のような先端からは、糸を垂らしている。
鬼座麿は、激しく腰を動かしながら、横目に文福のモノを見てニヤけると…
『前の孔だけじゃあ、物足りねえよな。今から、後の孔にも挿れてやるからな。』
言うなり、腰の動きを止める事なく、素兎の尻を文福の方に向け、肛門を両手で押し拡げた。
『イッ…イッ…イィィッ…』
素兎は、文福が舌舐めずりしながら、限界まで疼いたモノを握り、近づいてくのを見ると、弱々しく首を振りながら、声を漏らした。
『よーしよし、俺のもたーっぷり味合わせてやるぞ。』
文福は、怯えた目を向け涙を溜める素兎の頭を撫で、その頬を舐め回すと、糸を垂らすモノの先端を、小さな肛門の入り口に押し当てた。
刹那…
『キャーーーーッ!!!!』
素兎の凄まじい絶叫が、寮内に響き渡った。
『どうした?前と後、同時に挿れられて気持ち良いだろう?嬉しいだろう?黙ってないで、何とか言え、言ってみろよ。』
『ヒッ!ヒッ!ヒーーーーーッ!!!!』
何をされても、拒んだり苦痛を訴える事の許されない素兎が、悲痛な悲鳴を上げるのを聞かぬ日はなかった。
『何だ?痛いのか?痛いんなら痛いって言っても良いんだぞ。』
『ほれ、痛いって言ってみろよ。痛いってよ。素直に言ったら、やめてやっても良いんだぞ。』
『痛い!痛い!痛い!お願いします!もう…もう…もう、やめて下さい!お願いします!お願いします!』
『何だと?痛いだと?おまえ、素兎の掟、忘れたわけじゃないよな。』
『お…お許しください…お許しください…』
『いいや、こう言う事はしっかり躾けてやらないとな。』
『今から、本当に痛いってのはどう言う事か、たっぷり教えてやるぞ。』
『キャーーーーッ!!!!!』
久太郎は、いつも部屋の隅で耳を押さえて蹲っていた。
同寮達が素兎を嬲る姿を見るのにも、素兎の呻きや泣き叫ぶ声を聞くのにも耐えられなかったからである。
すると…
『おい、久太郎。おまえ、そこでなにやってるんだ?』
漸く事を終えて満足しきった鬼座麿が、久太郎の側に来るなり、無理やり顔を上げさせて言った。
『おまえもこっちに来て加われよ。』
鬼座麿と二人がかりで素兎を責め立てていた文福も、久太郎の襟首を掴むなり言った。
『さあ、やれ!』
ひたすら首を振って嫌がる久太郎を、無理やり素兎の所に引き摺って来るなり、鬼座麿が命令口調で言った。
見れば、その日も一日中弄ばれていた素兎が、息も絶え絶えになっていた。
『どうした?早くこいつをヤレよ。』
鬼座麿は、久太郎が尚も首を振り立て続けるのを見ると、同寮達に向かって顎をしゃくり上げた。
同寮達は、ニンマリ笑って頷くと…
『何やってんだよ!』
『さっさとやるんだよ!』
『気持ち良いぞ!』
口々に言いながら、久太郎を押さえ付けて袴と褌を脱がせた。
『何だ、コイツの萎びてやがるぜ。』
『こんな小せえのぶら下げて、本当に男か?』
『情けねえ。』
同寮達は、久太郎の剥き出しにされたモノを見るなり、ゲラゲラ笑いだした。
『おいっ!コイツのを大きくしてやれ!』
鬼座麿は、素兎の髪を掴み上げ、顔を久太郎の股間に押し付けた。
『グズグズすんじゃねえ!早くしろ!』
『アァァッ!』
素兎は、子種と血に塗れた股間を思い切り蹴飛ばされて怒鳴られると、呻きを漏らしながら顔を上げ、久太郎のモノをチロチロと舐め出した。
『何だ、ちゃんと勃つじゃねえか。』
久太郎のモノが十分膨張したのを見ると、ニンマリ笑って頷く鬼座麿は…
『さあ、そろそろ始めようか。』
また、同寮達に顎をしゃくり上げた。
同寮の男達は、ニヤニヤ笑い出すと…
『さあ、このお兄ちゃんに、筆下ろしさせてやんないとなあ。』
『ほらほら、お兄ちゃんの方に向けて、大きくあんよを広げて見せるんだよ。』
『そうそう、ソコがよーっく見えるようにな。』
口々に言いながら、素兎を久太郎の方に向けて座らせると、大股に脚を広げさせ、小さなソコを指先で押し拡げさせた。
『どうした?準備ができたぞ、早くしろ。』
久太郎は、身を固くして無言のまま、ひたすら首を振り続けた。
『何だ?できねえのか?俺の言う事が聞けねえのか?』
鬼座麿は些か苛立つように眉を顰めると…
『確か、おまえの弟、応次郎って言ったな。今年、神漏衆桜井組木佐隊に入隊してたな。』
久太郎の耳元に口を寄せて言った。
『俺の兄貴は、組木佐隊隊長鬼座王(きざお)だ。言う事を聞けないと言うなら…おまえの弟、どうなるかわかっているな。』
久太郎は、応次郎の名を出されると蒼白になり、観念したように素兎に手を伸ばした。
素兎は小さな肩を震わせていた。
久太郎を真っ直ぐ見つめる目に涙を溜めている。
『おいっ、もっと中をよく見えるようにしてやれ!』
鬼座麿が怒鳴りつけると、素兎は陰部に当てた指先を、更に広く押し拡げた。
まだ八歳のソコは、種付けどころか、指先を入れるのも痛々しい程に幼く小さかった。
にも関わらず、連日絶え間なく荒らされ、子種と血に塗れたソコは腫れ上がり、付け根は裂け、中の肉壁は一面剥離して真っ赤であった。
久太郎は、思わず目を逸らし、拳を握りしめた。
しかし…
『良いんだな、応次郎がどうなっても…』
鬼座麿がもう一度耳元に囁き、ニィッと笑って見せると、観念したように息を吐き、素兎の足を持って押し倒し、股間のソコに、自分のモノを押し込んだ。
『イッ!イッ!イーッ!』
素兎が、顔を逸らせて食い縛る歯の隙間から、呻き声を漏らし出した。
そして、久太郎が小さなソコの奥まで挿れたモノを、中で動かし出すと…
『アァァァァーーーッ!!!!』
泣き声とも絶叫ともつかぬ声を上げながら、久太郎の下で素兎が悶え出した。
そこから先は、頭の中が真っ白になり、久太郎は何も覚えていない。
ただ、されている間中、悶え続ける小さな身体の感触と呻き叫ぶ声…
中に放った時の焼けただれるような股間の感触だけが、久太郎の心と身体に刻み込まれた。
夜更…
皆が寝静まると、久太郎は、素兎が寝かされている土間に行った。
素兎は、股間を押さえて蹲り、嗚咽の声を漏らしていた。
『君…』
久太郎が声を掛けると…
『ヒッ!申し訳ありません!』
素兎は、久太郎の顔を見るなり蒼白になって震え出し…
『着物を着ては行けません!身体を隠してはいけません!種付けを嫌がってはいけませ!種付け中、何をされても、するように言われても、拒んではいけません!』
連日、拷問じみた仕置きを受けながら、叩き込まれた掟を口にすると、股間から手を離し、脚を広げて陰部を剥き出しにして見せた。
『ようこそ、ご参拝を…参道は…開かれて…おります…どうぞ、お通り…』
久太郎は、何も言わず懐から薬入を取り出すと、中の薬を掬い上げ、素兎の股間に指先を運んだ。
『ヒィッ!』
素兎は、思わず顔を背けて小さな声を上げた。
また、痛い事が始まると思ったのである。
しかし…
薬を掬い上げた久太郎の指先が、陰部の上を這い出すと、素兎は急に全身の力を抜いて大人しくなった。
あの、絶えず股間を走り続けていたズキズキとした痛みが綺麗に消えていったからである。
特に、陰部の中に指先が滑り込み、肉壁に薬が刷り込まれてゆくと…
『アッ…アッ…アッ…』
素兎の目はうっとりし、小さく声を漏らし始めた。
ソコの内側は、肉壁一面剥離して痛むだけではなかった。
連日絶え間なく流し込まれる子種に塗れたソコは、いつも激しい痒みにも襲われていた。
しかし、剥離した肉壁は触れるだけで激痛が走り、とても掻けたものではなかった。
その痒みが、剥離した肉壁の痛みが消えるのに併せて擦られてゆく。
何とも言えない心地よさだったのである。
『どうだ?少しは、痛みが引いたか?』
『うん。』
『そうか、良かった。これは、小池三(こいけさん)と言う者が調合した薬だ。よく効くんだぞ。』
久太郎は、小さく頷く素兎の頭を撫でてやると、懐から曲げわっぱを取り出した。
『これは、夜の残り…大した物は入って無いけど、お食べ。』
曲げわっぱの中身を見るなり、素兎は目を爛々とさせて、勢いよく飛びついた。
素兎は、殆どまともに食べる物を与えられていなかった。
『さあ、餌の時間だぞ。』
そう言うと、猛り立った股間のモノを突き出す寮生達は、口腔内に放つ子種が素兎の餌だと思っていた。
後は、縄に繋がれ涎を垂らす素兎に、見せつけるように贅沢な食事を楽しんだ後…
与えると言うより、貪りつく素兎を見て楽しむ為に、残飯を投げつけるくらいのものであった。
その残飯すらも…
『今日は、あんまし楽しませてくれなかったな…』
その日の種付け相手が、十分勤められなかったと判断されば、目の前に投げつけた後、踏みつけ蹴飛ばして、与えられない事も少なくなかった。
真ん中に仕切りが敷かれ、半分は炊き込みご飯、半分は煮魚と漬物少々…
久太郎が、皆の目を盗んで精一杯掻き集めた残り物を、出来る限り弁当らしく盛り付けただけのものである。
それでも、物心ついて初めて口にしたまともな食事を、素兎は瞬く間に平らげると、思わず胸を詰まらせてムセ込んだ。
『はい、お水。』
久太郎が水筒を差し出すと、素兎はそれを手にして、どうして良いものかと首を傾げる。
『そうだったね。』
久太郎は、慌てて思い出したように、水筒の呑み方を教えた。
素兎は、水を与えられる時は、大きな碗の水を、犬のように首を突っ込んで飲まされていたのである。
『さあ、お休み。明日も…』
久太郎は、股間の痛みも癒え、腹ごしらえも済ませた素兎の頭を撫でて言いかけると、口を噤んだ。
明日も…
素兎に、新しい明日も、明るい未来もない。
夜が明ければ、また、絶え間なく嬲り弄ばれるだけの変わらぬ一日が始まるのだ。
すると…
『ありがとう。』
素兎は久太郎の顔を見上げて、ニッコリ笑って見せた。
*画像は、韓国出身女優のハラさんです。記事のイメージとして載せました。

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