山少年の山日記

いつまで経っても山男になれないオイラです

焼岳

2009年08月16日 | Weblog

 北ア焼岳(2455.4m 日本100名山)

と  き  2009. 8.12~13

天 候
  12日晴れのち薄曇り 13日時々小雨

メンバー ポン、遊華、ラン、山少年の4名
(ポンの休みに合わせた日程で急遽決った計画だ。いつもの仲間は都合がつかず4名となった。)

交通機関 PON号

コース  中の湯登山口→第一ベンチ→第二ベンチ(リンドウ平)→分岐→北峰→
       中尾峠→焼岳小屋→田代橋→上高地西糸屋山荘(宿泊)
      翌日 河童橋→明神池→河童橋→バスターミナル

8月というのに梅雨明けがハッキリしないこの夏 台風9号が俄かに発生!心配していたがこの日は秋を思わせる爽やかな台風一過の好天気になった!

12日(水)未明アカンダナ駐車場にポン号を置き 上高地行き1番バスで中の湯バス停へ
向う、最後部乗っていて中の湯バス停で降りようと降車ドア-まで移動しかけたら中の湯バス停のアナウンスも無しにトンネル入り口で信号停車だけでジワジワ動き出した。運転手横まで行って「ここで降ります!」といったらウンチャンは「もうおそい!」といって動き出しバスは釜トンネルへ...通常なら「次はどこそこ..お降りの方はボタンを..」ってアナウンスがあって然るべきだが、結局 鎌トンネルを出たところで止まり「降りないのですか?」と言うからムカッときてウンチャンに文句言ったが知らん顔..不親切のウンチャンだ仕方なく降りた。

 
                      5:24
1.3kmの鎌トンネルを歩いて戻る羽目に..ま~いいかこのトンネルは3年前だったか
新しく出来たての時にドクター一行と上高地へスノートレッキングに来た時歩いて往復したことがあった思い出のトンネルだ。普通はめったに歩く事は無いのでポン、ランにはいい経験だろうと「腹立ち」を「いい機会」に置き換えて暗いトンネルを歩いて戻る、幸い下り坂だから楽だった。
中の湯バス停前でトンネル入り口のガードマンにシャッターを頼みトンネルを入れて記念写真を撮ってもらう。
登山口はネットで見つけた先駆者 
wolfgangさんの山行記の写真を見せてもらっていたのですぐにわかった。wolfgangさん助かりましたありがとう!↑クリックしてください
wolfgangさんにメールで登山口(新中の湯)辺りのことを尋ね早速にご丁重な
お返事をもらったっりして行く前から焼岳仲間になってもらっていました。

  
7:14  第一ベンチを過ぎ 30分ほど来た処でいい額縁みっけ 
7:44 リンドウ平だ
 辺りがいっぺんに明るくなった 紺碧の空に頂上らしき岩稜が見えて来た。
 

 やった! 青空の下 前穂、奥穂が見えて来た! 岳沢に雪渓が残ってる  8:29


          ご機嫌のみんな   台風一過の好天に感謝     8:40


                          あれが乗鞍かな...   8:50


   焼岳の噴煙が見えてきた 左は登頂不可の南峰(2455.4m)  9:13


            霞沢岳の上に涼しげな雲が飛ぶ          9:14


南峰( 地図には登頂不可とあるが登れそうな気もする..不可とは危険だから禁止の意味か?)

 辺り一面に硫黄の臭い これから登る北峰は噴煙に覆われている  10:00


                              噴火口のお釜    10:02


                       噴煙バックに全員で     10:05


               左に明神岳   上高地を見下ろす 正面が蝶ヶ岳辺りか   10:13

 
 左に小さく槍ヶ岳、西穂、奥穂、吊尾根、前穂、 岳沢の雪渓が一望だ。  10:13


槍ヶ岳から西鎌尾根が延び樅沢岳から双六岳方面へと続く稜線が見える 10:13
何時か時間が出来たら歩いてみたいコースだ。


   コースは 噴煙の噴出し口近くを通り過ぎる       10:17


不気味な音を立て熱風を噴出している。地球の息吹を感じる。硫黄の欠片を拾う。10:22


やっと登頂!ズ~ッと前から登ってみたかった山だ!みんな初登頂の喜び顔 10:25
ここで写真を撮っている間に辺りはガスって来て視界がなくなってしまった。
登ってくる途中下山の客が頂上から富士も見えたよ!と聞いていたが今はダメだ。
だが、先ほどいい写真が撮れたから贅沢は言いません。


昼には早いが朝が早かったからハラペコだ。硫黄臭の中で楽しい昼食 10:48


     これから向う中尾峠、焼岳小屋への下りルートだ。  11:15


  鞍部の中尾峠を過ぎ展望台への登り             12:23


地球の鼻の穴? タバコを吸って鼻から煙を吐き出しているみたい  熱風の蒸気が吹き出ている。 12:30

新穂高のロープウェーが小さく見える、12:35 
3年前かな?ドクター達とあのロープウエーで雪の西穂山荘、丸山をトレッキングした事を思い出した。                          ↑クリック下さい。

残念だが左の笠ヶ岳は雲の笠を冠っている。
2年前の汗かきヒロシの100名山完走記念伴走登山を思い出す。
         ↑クリック下さい。

 
 12:42焼岳小屋 ぬるいコーヒを飲む、小屋の人の良さそうな髭親父の話では今夏は晴れ日も少なく 昨日まで恐ろしいほどの豪雨が続いたそうな。急降下の梯子が3箇所ほど続く。 13:22

 
延々と続く下山道 みんなうんざり気分で口数も少ない..やっと下山 15:35
梓川の流れに沿って今夜の宿へと上流へ向う。
 
やっと着きました。河童橋近くの西糸屋山荘だ。夏場に大人気の上高地で、よくも予約が取れたもんだと感心する。遊華がネットで俄かに取ったのだ、泊まり賃は山小屋より少し高いが天と地の違いの豪華さだ

8月13日(木) 天候 曇り時々小雨 

  
               チェックアウト     8:44                 カッパ姿の河童橋  8:52                                                   
 
                        晴れていれば穂高岳と岳沢を望めるが..。8:51


       雨の明神池 しっとり落ち着いていて趣きがあるもんだ。  10:25

                                        10:25
            

帰りは平湯温泉「ひらゆの森」でにつかり、PON号だから飲ましてもらい、いい気分。心配していたお盆のラッシュには全然遭わずにスムーズの帰路だった。
お天気にも恵まれ最高の「焼岳」を堪能させてもらったラッキーな山行きに感謝感謝!