山下建築舎.blog

東近江市で住宅設計をしている建築事務所

耐震改修

2023-08-03 | 耐震
耐震の補強工事を終え、内部の造作工事になりました
リフォームの際には断熱改修とバリアフリー改修も合わせて行っています








今回の内部のリフォームは1階のみなので
リフォームする範囲に合わせて天井、壁、床を
ぐるっと囲う様に改修しています
サッシは断熱サッシに取り替えました

将来は1階を中心にした暮らしになる予定です

耐震改修

2023-07-03 | 耐震
内部の梁にあまり見かけない納りを発見しました。
3m角のスペースにXに小梁が掛けられています。
多分、昔の工事で火打ち梁の代わりに入れられた梁だと思われます。
取り外さずそのまま使わせていただきました。




以前の工事で差し鴨居として入れられていた
大きな鴨居を、一旦取り外し上に持ち上げて
上部の梁の補強に使わせていただきました。




間取りの変更に伴い1階天井部分を撤去すると
2階の床下の状況が現れました。
大梁のサイズが頼りないため、鉄骨の梁りで下から補強しました。




改修工事は解体してから色々わかることもあるので
その都度、大工さんやお施主さんと相談しながらの工事になります。





耐震改修

2023-06-22 | 建物
屋根の軽量化を伴う耐震改修です


屋根瓦を撤去し、瓦の下に施工されていた土葺き部分を撤去しています



昭和の建物には土葺きの瓦屋根もまだ残っています
野地板の上に瓦を施工するために5センチ程度、土が敷かれています
瓦と合わせると重量は100kg/㎡程度になります



今回は軽量化の為に金属屋根に葺替えます
既存の野地板の上に合板で野地板を補強、
その上に雨音や熱の伝わりを低減するためにビルボードを施工しました



瓦の色に近い金属屋根を施工しました


建物の既存の躯対部分(壁、基礎等)を撤去・解体して
耐震補強を行う壁の足元は、新たに基礎を設けます

既存の下屋を残しての工事のため
下からサポートで屋根を支えながら基礎工事を施工されました






新たに土台や柱を入れ直し柱頭柱脚金物を取り付けて軸組の作り直しです



内部の間取りも変更になるため、窓や勝手口の位置も変更になり
窓台やマグサも入れ直しています





耐震オンライン講習

2020-09-08 | 耐震
県主催の耐震オンライン講習を受講してみました

コロナのおかげでオンラインのセミナーの案内が
ちょこちょこ来るようになりましたが
滋賀県でもオンラインの講習会をされるようになりました

今回 案内をもらったのは 耐震改修工法 の講習会でした
数年前にも同様の講習会を会場で受けていますが
年々改良や工夫をされた仕様が出ているようで
大変勉強になりました






自宅で受けられるオンライン講習 実際受けてみ
なかなか良いです
まず、会場に出掛ける時間や交通費もいらないし
時間は空いた時間に受講できるし
理解し難いところや聞き漏らしたところは
再度見なおしができるし
計算やソフトを使った演習も復習を兼ねて何度も
できるし
また、受講してみようと思います

メーカー主催など他のセミナーも
ちょっと調べてみようとも思います



越し屋根付住宅

2020-09-04 | 建物
昨年春から工事中でした越し屋根付住宅 工事が終わりました
正確に言うと施主様直営の付帯工事は継続中ですが・・・。

大工さんの依頼で計画に関わらせてもらい
施主様と図面のやりとりをし始めてからだと丸3年
なかなかの長期間になりました たぶん今までで最長です










農村部に建っていますが日本瓦を葺いた純和風でこの様な大きな住宅は
近頃建築工事を見ることが少なくなりました
関わらさせていただき ありがとうございました

今回のこのお家は床面積が300㎡を超えているため
省エネ法の届け出をしています
土壁を使わず断熱材を使用し断熱サッシを用いて
設備関係を省エネ化することで
1次エネルギーの計算をクリアしました

この後 外構などを進められる様ですが
どんな出来上がりになるか楽しみです