山下建築舎.blog

東近江市で住宅設計をしている建築事務所

外壁のメンテナンス時期

2011-09-16 | メンテナンス
先日 外壁のメンテナンスについて相談を受けました。
屋根と外壁は一番風雨にさらされる場所で 劣化や傷みを放っておくと
ダメージが大きくなる場所です。
それでは いったい何年ぐらいがメンテンナンスの目安なのでしょうか?
私も登録しています 増改築相談員の資料に
一定の目安について書かれていましたので紹介します。

屋根の場合
瓦屋根    定期点検5~6年  20~30年で葺き替え検討
カラーベスト 定期点検4~6年  15~30年で葺き替え検討
金属板葺   定期点検2~3年  3~5年ごとに塗り替え   10~15年で葺き替え検討

点検項目は ずれ、はがれ、浮き、割れ、変形、色あせ、さび、雨漏れ

外壁の場合
外壁材にもよりますが 2~4年ごとに定期点検 15~20年で全面補修を検討
目地シーリング     2~3年ごとに定期点検 10~15年で全面打ち替え

点検項目は はがれ、浮き、ひび割れ、色あせ、汚れ、変形、シーリングの劣化
雨漏れ、板材の場合は隙間、腐朽、そり 金属板の場合は接合部の緩み等が加わります。

少し早い様に思いますが15年程度で全面的な補修の検討時期になると言うのが
一つの目安ではないでしょうか。

当然、日がよく当たる場所や 風向きでいつも雨風さらされている場所などは
他より早く劣化しますし 逆にそうでない個所は新築時と変わらない様な部位も
あるかと思います。
住宅の傷み具合を発見するには 台風の後や大雨の後等 普段から気を付けて
時々点検するように心掛けるのがいいかと思います。

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