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日本が法治国家でなくなる日

2014年07月03日 19時50分53秒 | 過去~徒然から~
7月1日、集団的自衛権に関する解釈変更が閣議決定された。
今後、これに関連する法案成立を目指すという。

過去、憲法9条に関わり集団的自衛権の解釈は変わらずにきたわけだが、この日、大きな方針転換をしたことになる。

それが、一時の政府の解釈により、変更されるという前例が作られたことになる。

これは、その時々の政府が自分たちの都合いいように「法律を変更することができる」ことを意味する。

つまり、「法律」という決まりによって国が治められるのでなく、政治家の「自分たちの考え」だけで国を動かすことができることを示している。

世論調査では集団的自衛権の行使について、現政府の解釈について反対が多いという。

もちろん、世論調査がすべてではないが、現政府のなしようはあまりにも、拙速、あまりにも国民を無視しているといえるだろう。

これは、民主主義の崩壊おも示唆しているのかもしれない。


「国民に信を問うべきだ」という意見もあるが、これに安倍首相は「解散する事由がない」と、拒否している。

当たり前だろう。つかんだ政権をわざわざ放しそうなタイミングで解散できるほど、自分たちに「自信がある」訳でも、「信念をもっている」訳でもない。

今できるから、やってしまえ、後は選挙が近づくまでうまいことやって、近い頃に国民の多数が喜ぶような何かを提示すれば、政権は維持できると踏んでいるのだろう。

温故知新、日本人は戦後ほとんどの期間、彼らの思惑通りに過ごしてきた。


馬鹿にされているとしか、わたしには思えない。


そろそろ「国民の意志」なり、「矜恃」というやつを、政治屋さんたちにお見せしたいと、感じる。
もちろん集団的自衛権というか、国際社会に貢献したいという意識をお持ちの方もいると思う。
だから政府を支持する。それも良かろう。

しかし、政府に馬鹿にされている、というこの状態だけは何とかしたいと思うのだ。

日本が日本であるために。





今後、これに関連した法案整備がなされるという。
おそらく違憲立法審査などがおこなわれるだろう。
それでも、政府は無視する。
三権分立ですら、彼らにとって馬鹿にすべきことなのだ。

だからこそ、国民の「矜恃」を見せつけたいものだ。

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