集団的自衛権とドラえもん（簡易版）

昨日まとめた文章があまりに長かったので、やっぱりドラえもんを使って状況を整理してみたいと思った。

感想は昨日の通り。

要は簡単に、身近にしてみたときにどんな印象を受けるのか考えるという試みだ。

〇主題
　アメリカが攻撃されると日本が危ないので、アメリカを攻撃する国を攻撃する。

　①ジャイアンが　　　　　　　　攻撃されると　のび太が危ないから、ジャイアンを助ける。→この仮定の意味がわからない。ジャイアンとのび太は一心同体なのか？

　②ジャイアンが　みんなに　　　攻撃されると　のび太が危ないから、ジャイアンを助ける。→ジャイアンがみんなに嫌われているのである。どちらかと言えば、「みんな」に協力した方がいいのではないか？

　③ジャイアンが　先生に　　　　怒られると　　のび太が危ないから、ジャイアンを助ける。→なぜかそうなるのか。ジャイアンは宿題でも忘れていて、のび太も忘れていたのだろうか…。

　④ジャイアンが　スネ夫に　　　攻撃されると　のび太が危ないから、ジャイアンを助ける。→最もあり得ない仮定。スネ夫にのび太が攻撃される前に、ジャイアンにスネ夫がつぶされる。

（大長編ドラえもんの場合）
　⑤ジャイアンが　ギガゾンビに　攻撃されると　のび太が危ないから、ジャイアンを助ける。→ジャイアンものび太も、どちらも攻撃の標的である状態。
　　→元々のび太の命も危ないのである。ジャイアンを助ける、とかでなく、のび太自身のためにジャイアンと協力しなければならないのではないだろうか。

　⑥ジャイアンが　　　　　　　　攻撃されると　ジャイアンは決して危なくないのに『ジャイアンにおまえ俺を助けないのか！』と怒鳴られて　のび太が危ないから、ジャイアンを助ける。
　　→これはありそうだけど。ジャイアンに否はないのか？　何でもジャイアンのいいなりなのか…。

　⑦ジャイアンが　　　　　　　　攻撃されると　それを助けて恩を売っておけば後で何かと便利そうだから　のび太はジャイアンを助ける。
　　→一回や二回、恩を売ったところで、それをなかったことにするのが、ジャイアンではないだろうか。まさに『ジャイアニズム』。


…こう、考えれば考えるほど、安部が集団的自衛権を強行した意味がわからない。