後藤和弘のブログ

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外国人観光客が日本を絶賛する5つの理由

2018年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム
最近テレビを見ていると外国から来た観光客にインタビューして日本の感想を聞く番組が多いことに気がつきました。そのような番組では彼等は日本を褒めているのです。
しかし70年、80年と日本に住んで来た高齢者にとっては日本がそんなに良い国だとは到底信じられません。戦前、戦後の食糧難を体験し戦災で焼き尽きされた街々の光景を脳裏に焼き付いている私にとっては外国人の絶賛が信じられないのです。
テレビ局が良い評判だけを取り上げた偏った編集なのかも知れません。
しかし私は最近考えが変わりました。案外、テレビ報道は真実なのかも知れないと考えるようになったのです。時代が変わったのです。その時代の変化に老人がついて行けなかっただけだったのです。
自分の頑迷さに愕然としました。
そこで今日は何故日本の評判が良いかの理由を虚心坦懐、客観的に考えてみました。
大げさに言うと比較文化人類学的な視点から考えてみました。
その結果、次の5つの理由によって日本の評判が良いことが明らかになったのです。
(1)いろいろな差別が消え、完全に平等な国
(2)幼少時から好きだったアニメ番組を作った国
(3)人々が親切で何処へ行っても安全な国
(4)清潔で世界一豊かな食生活が楽しめる国
(5)73年間、平和が続いた平穏で風光明媚な四季のある国
さて上の5つの理由を比較文化人類学的な視点から考えてみましょう。
外人観光客の6割、7割は台湾、中国、韓国などの東アジヤから来ます。欧米人は遠方なのでアジア人よりも少なくなります。
従って上の5項目の評価は自国の台湾、中国、韓国、フィリピン、インドネシア、シンガポール、アレーシアなどの国と日本を無意識的に比較して評価しています。これこそ比較文化人類学的な視点なのです。
共産党独裁の中国の社会と日本を比較して中国人観光客はインタビューに答えているのです。
台湾や韓国の民主国も同様に自国の社会と日本を無意識的に比較し、評価しているのです。
このようないろいろな国の社会問題をいちいち取り上げることは止めます。
それよりも外国人観光客の評判が良い一番本質的な理由である「(1)差別が消え、完全に平等な国」だけを取り上げて、もう少し詳しく考えてみます。
昔はアジアからの観光客は欧米人より大切にされなかったのです。昔は外人と言えば欧米人を意味していました。
しかし現在は日本人の差別感が無くなったので、外人と言えば、欧米人、中国人、韓国人、インドネシア人、全てを意味するようになったのです。
アジアから来る観光客はこのことに敏感です。かつて欧米の植民地だっただけに一層敏感です。
テレビのインタビューではこのような深層の大切な理由は言えません。人が親切だったと差しさわりの無い表現で答えます。
このように日本から差別が消え、個人が平等になったのは一朝一夕でなったのではありません。
それには敗戦後の苦しみに満ちた歴史があったのです。
敗戦の後でマッカーサーが乗り込んできて、「日本を民主化し、アメリカのように自由で平等な社会にする」と言って、大きな改革を命じたのです。
日本政府は唯々諾々と命令に従い民主化のための種々の制度改革をしました。そして学校では民主化教育をします。個人の自由と平等の重要性を強く教えました。私も先生方が何度も自由と平等が大切だと言っていたことを忘れていません。
しかしそれが本当に分かり身に着くのに「戦後73年」もかかったと言えば嘘になるでしょうか。
江戸時代から続く封建制度が身に沁みていた人々は、生まれた家の格式や自分の身分を無意識のうちに考えていたのです。
その上、明治維新以後の軍隊の強化で軍隊内の階級制度が世の中全体に深い影響を与えていたのです。
放浪画家の山下清さんは戦後ずいぶんたってからも全ての人を、「兵隊の位でいうとどの位の人」と言っていました。
そして民間会社の中でも重役は将官、部長は佐官、課長は尉官、平社員は兵隊のような処遇を受けていたのです。要するに社会のいろいろな組織の中では役職や階級による差別が当然として受け入れらていたのです。
組織の中で働いていた人々は上役の理不尽な職務命令で、時々、悲しい思いをしたのです。
このような精神的風土の社会では学歴差別、職業差別、男女差別、そして身体障害者への差別は当然のようにあったのです。
私自身も間違いなくいろいろな差別をしていました。恥ずかしい限りですがそんな時代だったのです。
このいろいろな差別が消えたのは経済の高度成長とそれに続くバブルの崩壊の時代と考えられます。
それまでは大会社が多くの子会社を隷属し、独裁的に振舞っていたのです。その経済界の差別体制が一挙に崩壊したのです。子会社は親会社から独立し自由になったのです。もう子会社だからといって差別されなくなったのです。
そしてその頃、アメリカから「差別用語廃絶の思想」が日本へ上陸して来たのです。
この頃から日本の社会からいろいろな差別が急速に消えて行ったのです。
人々は差別が消えると幸せな気分になることに気がついたのです。
差別されない社会。差別しない自分。これこそが本当の幸福だと日本人が信じるようになったのです。
ですから観光客が何処の国から来たかによって日本人は差別しません。
観光客が日本に来て居心良く、楽しく日本の各地へ旅が出来るのは差別されないで大切にされるからです。愛されるからです。この理由が一番重要な理由ではないでしょうか?
上に二番目の理由として、「(2)幼少時から好きだったアニメ番組を作った国」を書きました。このことに高齢者は違和感を感じるでしょう。しかし私の考えを書き出すと長くなりますので今日は止めます。

今日の挿し絵代わりの写真は日本の春の菜の花畑の風景写真です。
写真は「菜の花畑の風景写真」を検索してインターネットからお借りしたものです。
 
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)












 
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3 コメント

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初めまして (M)
2018-01-26 00:39:02
最近、こちらのブログを拝見させて頂くようになりました。東京在住の30代後半・男です。
地元が関西で、芦屋・大阪・京都に住んできました。帰省するたびに思うのは、京都に来る観光客数の凄まじい増加です。
もう、静かで凛とした雅な雰囲気の京都ではなくなったのが残念ですし(他府県に住む京都好きの友人知人は滅多に上洛しなくなりました)京都の親戚も言ってますが、マナーの悪さに辟易してます。(特にアジア系の方々は、ゴミ放置、どこでも大声で喋る等々)ただ、大挙して押し寄せる観光客が落ち着いたときからが、本当の観光の勝負でしょうね。
個人的に、京都を始め近畿圏は、歴史遺産が沢山ありますし、和文化がまだまだ根強く残ってるので、外国人受けが凄く良いです。
ただ、私は東京へ来て以来、首都圏や北関東へ良く出かけるようになったのですが、近畿に負けない魅力が沢山あります。源泉掛け流しの温泉や滋味豊かな野菜、ブランド豚・鶏・牛、太平洋岸で獲れる豊かな魚介。あまり知られてないけど、興味深い歴史もあるし、文化遺産も点在してます。嘗て栄え、今は衰退してる温泉地も上手く宣伝すれば観光地として再興できるはず。旅館だと、一日で和文化が体験できますし。(和食、中居さんの接客、浴衣もしくは着物、温泉、和室など)勿論そういう所ばかりではなく、全国へ外国人観光客が分散してほしいと思います。
長々と失礼いたしました。観光の事となると、いくら書いても書き足りません(苦笑)。
因みに、仙台は、非常に縁の強い土地です。親が宇和島(伊達家)なので、仙台伊達家とは切っても切れぬ縁があります。
Unknown (M)
2018-01-26 00:48:05
長文、乱文、大変失礼いたしました。
読み返していて恥ずかしくなりました。
御容赦願います。
これからも拝読させて頂きます。
有難う御座いました (後藤和弘)
2018-01-26 10:23:48
Unknown (M)さんへ、

コメント有難うございます。
特にUnknown (M)さんは30代後半のお若い方なので、一層嬉しく思います。
京都から箱根の山を越えて東国に来られ、東西の比較をなさっておられますが、その内容がとても面白く感じました。
そして中国人の声が大き過ぎるのは私も辟易していました。最近は少し静かになったようですが。
Unknown (M)さんが書かれた「全国へ外国人観光客が分散してほしいと思います。」ということに大賛成です。観光客が全国の地方、地方の魅力を発見するように願っています。案内書だけに頼らずに。
楽しい内容のコメントを頂き有難う御座いました。

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