今朝はどういう訳か脈絡も無く昔に訪ねて行った津和野のカトリック教会のことを思い出しました。津和野には長崎の大浦天主堂を小さくしたようなカトリック教会があったのです。私は独り、教会を訪ねました。長崎によくあるような畳敷きの教会です。
維新後の明治政府による弾圧(浦上4番崩れ)のとき、113名のキリシタンが津和野へ送られ、拷問に遭い、36人が殺されたのです。その殉教者の鎮魂のために、この教会を大浦天主堂に似せて建てたのです。そんなカトリック津和野教会の写真を示します。
津和野でのキリシタンの殉教につては「乙女峠友の会」を検索すると詳しく出ています。
ついでに観光案内も少し書いておきます。
津和野は城下町でした。戦災に合わなかったので江戸時代の街並みが良く残っています。白い壁や家老門の連なる風景は息をのむような美しい風景です。
感動したのは町役場が昔の家老門の中に古風な木造の建物を使っていることです。日本全国で江戸時代の家老門を構えている役場は津和野だけだそうです。
津和野の風景写真も示します。一番上の写真が町役場です。
(写真は2011年9月16日に撮影しました。)
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)