後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

心がなごむ和の世界・・・孤董館の茶室と古伊万里、柿右衛門など

2014年03月22日 | 写真

日本のものを専門にした骨董屋さんの世界は和の世界です。それは日本民族が誇りにすべき高尚な世界です。

家内の妹の夫は古い日本の焼き物専門の美術商です。書や絵画も扱いますが主に焼き物です。

心優しい真面目な人なので絶対に偽物は手にしません。

本物の古伊万里を判定するための修行をご紹介しましょう。それは伊万里の古い窯跡から発掘された陶磁器の破片を、数百、数千と手に取って、その断面を何度も眺める修行をするそうです。そうすると本物の古伊万里の粘土の特徴、焼き上げの程度、釉薬のかけ方がすっかり体得できるそうです。

素性の分からない古伊万里風の焼き物は少し削って判定すれば完璧に真贋が分かります。

しかし、傷をつけなくても粘土の特徴、焼き上げの程度、釉薬のかけ方を見ただけで判定できるそうです。

その彼の家を昨日訪問し茶室で午後の薄茶を楽しんで来ました。下は昨日撮っ和風の庭の様子です。

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そして下にはその茶室の様子や古伊万里の写真をを示します。

春の日の午後に、皆様も静かな和の世界に遊んで頂きたいとお送りする次第です。

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下の写真は、古伊万里や柿右衛門などなどです。

 写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。品物の説明は孤董館のホームページにあります。HPのURLは、http://www.kotoukan.com/index.html です。

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ウクライナ抗争で報道機関が忘れてしまった240万人のシリア難民

2014年03月22日 | 日記・エッセイ・コラム

最近どの報道を見てもウクライナをめぐる欧米側とロシアの抗争のニュースばかりです。

昨年あれほど大騒ぎをしたシリア内戦のことは一切忘れてしまったようです。

報道機関の無責任さを感じるのは私だけでしょうか。

ウクライナ問題でプーチンさんが主導権を握って、着々クリミア半島をロシアの領土に編入しています。クリミアにあるウクライナ海軍を接収してロシア海軍に編入しつつあります。

これを喜んでいるのはロシアの支援を受けているシリアのアサド大統領です。

化学兵器の国外搬出も停滞しています。ますます内戦を優勢に進めているに違いありません。

そうすると非常に危惧されるのは240万人以上もいるシリア難民の窮状です。

その難民はトルコ、ヨルダン、レバノン、イラク、エジプトなどの難民キャンプに住んでいます。そして日本をはじめ世界各国からのボランティア組織の救援を受けて命をつないでいるのです。もちろん国連も多額の支援をしています。昨年の12月には約210万人だった難民総数が今年の2月には240万人以上に増加しているのです。

このように何か事件が起きるとそのことばかりにしつこく報道を繰り返すのが記者達の悲しい性(さが)なのです。そのしつこさは異常です。

ウクライナ問題も重大問題ですが、シリア難民も大きな悲劇です。そして日本に目を向ければ福島原発の多量の汚染水の漏洩も相変わらず続いているのです。

しかし報道機関は偏執的にウクライナ問題だけを報道しています。

世界全体を見回して公平な観点から人間の不幸や悲劇を取りあげて報道して貰いたいと願っています。それこそが全ての人間をひとしく幸せにしようという態度なのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)

====シリア内戦と難民に関する参考資料========

Syria

内戦で破壊されたシリアのある街の惨状 の写真

シリア難民の移住先と難民数の増加を示す図面

下の図面の右の方が切れていますが、

http://www.japanforunhcr.org/syria/syria1.html)をクリックすると出ます。