後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

奥飛騨に泊まって昔の山国の食生活を想う

2013年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム

9月18日は奥飛騨ガーデンホテル焼岳に一泊しました。

ホテルそのものは広々とした洋室で施設も清潔で良かったです。

しかもホテルの夕食が、昔の奥飛騨の食生活が理解出来るように出来ていたのです。素朴な材料でしたが現代の日本人も深く満足するように上手に、丁寧に作った料理だったのです。食べた後、深い充実感がありました。その事を簡単に書いてみたいと思います。

その前にホテルの周囲の写真を示します。

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この建物の最上階の下の階の洋室に泊まりました。

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部屋の下にはどうどうと音高く川が流れています。窓からその上流の方向を撮ったのが上の写真です。

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窓から川の下流の方向を見ると上の写真のようになります。

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温泉は泉質の違うものが5種類もあって申し分ありませんでした。上は硫黄質の露天風呂の写真です。

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上は夕食の膳です。

手前に前菜5種の入った深皿がありますが、温泉の熱を利用して養殖しているスッポンの肉の小さな塊とチョウザメから採ったキャビアが10粒くらいあります。その他の前菜3種は全ていろいろな山菜でした。

小さな鮎の笹やき、信濃サーモンの刺身2切れと、せいろ蒸しの飛騨牛の小さな薄切り2枚はありました。どれも味見するだけの量しかありません。量が非常に少ない事は、「昔はそんな食べ物はなかった」というメッセージのように感じました。

兎に角、山菜、キノコ、サトイモ、蕎麦の実など山郷特有の食材が味噌や醤油味で美味しく仕上げてあるのです。昔の奥飛騨の食材にこだわっているのが感動的です。

主食は蕎麦の粒子をそのまま目の前の囲炉裏の鍋で煮た雑炊とソバガキでした。その上、昆布出汁もカツオの削り節も入っていません。山国にはそんな海産物など無かったのです。

しかし大変手間をかけた料理だったので精神的に非常に満足した夕餉でした。

このような夕食を出すホテルはあまり無いので吃驚し、感動もした次第です。

一度、奥飛騨ガーデンホテル焼岳にお泊りになることをお薦めします。(終わり)


日本人はアメリカ軍と共に戦う決心をすると中国は攻撃をしてこない!

2013年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム

この記事は、憲法改正で日本の自衛隊は今後、こんな多国籍軍として本格的に出陣する の続編です。

この記事ではまず中国の脅威も説明します。そして前回の記事で書いた多国籍軍をもっと具体的に書きます。

日本が将来戦争の惨禍に見舞われるとしたら、中国の先制攻撃で戦争が始まる場合です。その可能性が一番大きいのです。

それを避けて日本が平和であり続ける為には、アメリカとの軍事同盟をもっと強固にすることが一番有効なのです。

中国が日本へ攻め込んでも、アメリカ軍は動かないと中国側が判断すれば、中国が戦争を仕掛けてくる可能性があります。ですからこそアメリカとの軍事同盟を強化して中国が攻めて来ないようにしなければなりません。

安倍政権が集団自衛権を問題にしているのは、アメリカとの軍事同盟をもっと強固にし、日本を守ろうとているのです。

それを国連軍なら参加するという条件をつけて、国民に受けやすい言い方をしています。しかし本音はもっと危険な考えなのです。

アメリカとの軍事同盟をもっと強固するためには、国連が承認しなくてもアメリカが同盟国と共同で戦争をする場合には、日本が参戦すべきだという考えなのです。

ベトナム戦争で韓国兵がアメリカ兵と共に血を流して奮戦したのです。そのお蔭でアメリカと韓国の軍事同盟は非常に強固なのです。

ですからこそ北朝鮮は韓国へ攻め込んで来ません。アメリカ軍が間髪を入れずに前線へ出陣するから北朝鮮は手が出せないのです。

日本とアメリカは共に血を流して戦争をしたことがありません。日本人は戦いを極端に嫌がります。

日米安保条約で今まではアメリカ軍が一方的に戦争の抑止力になって日本を守って来たのです。しかしアメリカの世界のリーダーとしての指導力が低下しているのです。弱気になりつつあるアメリカ人は、一緒に血を流そうとしない日本人へ内心嫌気がさしています。

日本とアメリカの間に隙間が出来つつあるのです。

この隙間を埋め、強固な軍事同盟にしようとしているのが安倍政権の言う「集団自衛権」なのです。

昨日の読売新聞の一面に、集団自衛権の行使に関する政府の懇談会の座長代理をしている北岡伸一氏が日本の安全保障に関して実に明快な解説を書いています。

この解説では昔の日本が何故やすやすと戦争を始めたかという5つの条件を明示しています。

(1)昔の日本人は領土が拡大できれば日本の安全と繁栄が保障されると確信していた。

(2)攻め込む中国の軍隊は弱いので日本軍の損害が少ないと信じていた。

(3)国際社会は無力で日本が中国へ攻め込んでも有効な干渉が出来ないと判断していた。

(4)日本にはシビリアンコントロールが無かったので、日本軍には政治家の統制が効かなかった。軍の勝手な判断で戦線を拡大出来た。

(5)戦前の日本には言論の自由が無かった。軍が言論統制を強化し国民の戦意を扇動出来た。

以上の5つの条件は現在の日本にはあてはまらないので自衛隊の装備を強化したり、アメリカ軍との連携を強めても日本が先制攻撃をすることはありえないと解説しているのです。

そして以上の5つの条件を現在の中国に当てはめてみると言論統制の強い独裁国家の中国にはかなりあてはまると書いています。

ですからこそ日本を攻撃してくる可能性がある国として中国を指摘しています。

アメリカとの軍事同盟を強化するためには日本が共同で作戦に参加出来るように日本の法律を変える必要があるのです。その方向の努力をしているのが安倍政権です。

しかしアメリカとの軍事同盟強化には法整備だけでは達成できません。

日本人の一人一人がアメリカ兵と共に戦場で血を流す決心をしなければなりません。その覚悟の有無をアメリカ人は注意深く見ています。

例えば仮にアメリカ軍がイランへ攻め込んだとします。日本の自衛隊が間髪を入れずにイランの前線に出陣するでしょうか?日本人の一人一人がアメリカ兵と共に戦場で血を流す決心さえしていれば出陣が可能です。

集団自衛権とはそういう事なのです。

以上の考え方に対する反論はこの続編で書く予定です。

あなたは戦場で血を流す覚悟が出来るでしょうか。(続く)

それがそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

下に中国軍の航空母艦と、戦闘機と戦車隊の写真を示します。

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