ヤマケン

「ヤマケン」は「山之上創作研究会」の略称です。
創作技術の向上を目指しています。

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次回報告会お知らせ

2010-08-08 17:33:06 | 運営
次回報國会は8月終わりに開催する予定です。
執筆者の皆さんは、執筆状況の途中経過をご報告下さいm(_ _)m


(文責:シャオリン)
コメント (2)

議事録

2010-03-15 00:11:23 | 運営
第八回例会締切:9月頃(仮設定)
形式・テーマ:特になし
※だいぶ期間があくので、6月に一度報国会を行います。

なお、年間賞は、候補作が少ないため、来年に2年分まとめて行います。

(文責:Σ)
コメント

りょくさん批評

2010-03-14 00:40:01 | りょく
遅くなってすまねぇ!
じっくり読んでたら日が暮れちまった!!

というわけで、遅ればせながら批評です。
酷評をお望みの方がいらっしゃったので、ちょっと全角ってみました。
では、どぞ~



カオス作
『鬼姫使い、幻世の夢』



構成:B
過去話のボリュームに反して、戦闘シーンの短さが気にかかる。
主人公が博識すぎて紳志さんが博士ポジションになれないので、
彼の出番が少なく感じました。他のヒロイン達は大活躍でよろしいかと。
プロローグは三人称文体で惹きこむように書いても良かったと思います。


文体:B
純文学というか、少し古風で堅い文体が良い味を出してることもあれば、
反対に読みづらく感じるところもありました。
例えるならセイント聖矢の車田正美的セリフ回し。
熱いシーンとかには、すごく燃えるような言い回しが出来そう。


キャラクター:B+
ミーコさんが残念すぎるのを除けば、魅力的なキャラクターたちです。
カニバリズムも好きですよ、えぇ。お稲荷さんのセリフや行動が、
少しくどいような気がしましたが、そう言うのも味がありますね。
個人的には喜んで人を食う食人鬼の登場はあるかが気になります。


読後感:B+
次回に続きそうなハッピーエンドで良かったです。
雷神さんがあっさりと惹いたような気がしますが、今後出てくるのなら、
それはそれでありかもしれませんね。
プロローグを今の倍ほど惹きつける文体に、キャラクターの適材適所、
嫌な人物や敵にも魅力を感じる様なキャラクター性、
そして、漢らしさを感じる熱い展開を描写すれば良くなるのでは?



総合:B
ファンタジーはドキドキとワクワクが必須ですが、
この作品にはエロティシズムも入っているおかげで、
俺みたいな思春期野郎にとっては、少しばかり内容も重かった気が。

ただ、主人公の病気の設定をうまく利用した展開は、
目を見張るものがあります。えぇ、カニバリズムは好きです。
ただ、運命の乗り越え方が、最終的に不死鳥さんの手助けになりそうで、
今後不死鳥さんの使い方を考えないといけないかもしれませんね。

楽しかったです。



りょく作
『ロア ~口の大きな女の子~』



構成:C+
作者の身から言うと、完全に伏線未回収&ボリューム不足。
読者の身から言うと、後半部の急展開感が否めない。
伏線の配置はそれなりに出来ているが、
もう少しうまく張れたはず。回収できてから言え、って話ですね。


文体:B-
一人称、諦めた方が良いような気がする。
なんて言うか、キャラの固定化が激しいしね。
ゴキブリのクルさんと同じじゃないか……

修飾語とか、回りくどい言葉とかアホほど多いけど、
文章量に比べて読みにくくは無い、と思う。


キャラクター:B-
アヤメを正ヒロインとして書いていたのに、
途中明らかにモブになってしまったのが残念。
ドSロリは書いていて楽しいですね。
意外とスポンジ大学生たちは頭に浮かびやすいと思います。

アヤメのマスクがブラフで、本当に口を隠していたのは、
入学式からつけてたマフラーだという描写を、
もっと後から読んで分かりやすくしたかったです。


読後感:C
後半の物足りなさが異常。
途中の説明文はあれくらいの分量がいるが、
それならば、後半はもっとしっかりすべき。

未回収の伏線は、露骨に分かる物と、
さり気無い物があるつもりだが、分かる人には分かるので、
結局回収できてねぇジャンばーろー!!ってことになりますね。
すっきりしない読み味です。


総合:C+
後半の分量不足が否めない。
というか、テウがまったく活躍してなくて、
主人公が主人公らしくなくなった感じがぷんぷんします。

絶対的な時間を確保して書くようにしましょう。マジで。



シャオリン作
『魔物』  

総合:B

良く言われる『普通の日常』とそれと隣り合わせにあるもの、
というイメージはわきました。
が、具体的に魔物の正体が想像しにくいです。
でも一歩踏み外した所に魔物がいる、というのは、
いっぽ踏み外してみて初めて分かるから、想像もつかないのも当然か……




まよいまつり作
『中毒兄妹』

構成:B
『マユ』の正体については王道を行く展開で、
早くから予想できるが、黒女を登場させることで、
ミスリードを誘えるようにしているような気がしました。
ただ、黒女が最後どうなったのか、ということと、
正体についても書いていただければ良かったなぁ、と思います。

文体:B
情景描写が多いので、若干説明口調っぽいですが、
普通に読める文章だと思います。
ただ、会話文は改行していただいた方が読みやすいです。
個人的な好みの問題ですけどね。

キャラクター:B-
妹については描写が無いのが少し残念です。
ネトゲ中毒で運動不足の主人公、どこにでもいる平凡な女子高生、
そして、背の高い黒ワンピースの女……は、華がねぇ(笑)

読後感:B
画面の右下に『Fin.』と書いてありそうな終わり方です。
個人的には先に続きそうな感じがして良かったです。
もし、分量を増やすなら『マユ』との触れ合いの場面や、
日常の妹との生活風景を入れると、最後が生きてくる気がします。


総合:B-
分量がもの足りません。長さや時間を気にせず、
もっと詰め込んで書けばよいと思います。
書きたいだけ書けば、きっと密度も増していきますしね。
コメント

第七回品評追加

2010-03-14 00:22:14 | まよいまつり
すみません、自分の分を忘れてました。。


まよいまつり 『中毒兄妹』

人物:C
構成:C
総合:C

いつもの通り、思いつくまま書いたうえ、推敲が足りず、随所に変なところがあります。
情景・人物描写については気をつけるようにしているのですが、
後から見返すとやはり足りないように感じます。
また、女がなぜそこまで執着するのか、主人公と京子はあのような状況下で油断したのかなど、
不可解な点を残してしまったように思います。
もう少しまともな構成、表現を心がけたいです。
コメント

第七回品評

2010-03-13 23:58:49 | まよいまつり
まよいまつりです、第七回品評を投稿します。


カオスさん 『鬼姫使い、幻世の夢』
人物:A+
構成:A-
総合:A

・キャラ設定
各キャラとも、特徴が良く表れており、バランスも良いと思いました。
個人的には、鬼を憎み、疑似家族を構成しようとするミーコの描写が秀逸であると思いました。

・構成
話の流れと設定に破綻はなく、しっかりと練られていると感じました。
伏線もテンポよく回収されているように感じます。
蓮介と那由の正体についても、序盤から随所に手がかりを上手く入れていると感じました。

ただ、第三則は、少し不満がありました。
幻鬼あたりの設定が若干つじつまを合わせているように感じられました。
また、光球攻撃の部分は、描写があっけないように感じました。
攻撃から終了までが早すぎたように感じます。

第四則は完璧だと思います。
学園部分を抜いて、島単体で話を作っても良いものができるのではと感じました。
蓮介の両親が、蓮介を溺愛した挙句、ぷっつりと蓮介を見放し、それが蓮介に影響を与える。
この流れが良く描写できていました。
ミーコのキャラ設定、背景設定も良く、蓮介に裏切られたと知って豹変する様子も、
細やかに良く書けていると思います。
蓮介と那由の関係についても、コミカルからシリアスへと話が進んでいく流れも自然でした。
特に、那由が実は食人鬼症候群というのは、自然で無理がないうえ、
読者をあっといわせる設定だったと思います。
蓮介のために舞った美しい鬼舞、そこで蓮介が食人鬼に気づいてしまったというのも、
ストーリーの構成として上手かったです。
そして体をぼろぼろにしてまで会いに行く蓮介、那由の決意、自分の体をなげうってまで
那由を助けようとする蓮介…という流れは、悲劇恋愛物の王道的な印象で、非常に良かったです。
悲劇的な恋愛模様をしっかりと描写できていました。
第四則は幻想関係で複雑な設定が随所にありながら、非常にうまく処理できていると感じました。

第五則ですが、第四則を読んだ後では、
どうしても無理やり二つの話をとってつけたような違和感がありました。
結局、二股的なものになってしまったというのも印象としては違和感があります。
また、他のシーンの描写が非常にうまいのに対し、戦闘シーンは、少々物足りない感があります。
雷神出現の描写は良かったです。

エピローグは、第四則の重厚さ、設定の複雑さに比して、
ややあっさりとした大円団で終わったという感はあります。
ただし、分かりやすい分、読後感はすっきりとして良かったです。

・文体
引っかかるところもなく、一気に読み進むことができました。
情景も浮かびやすく、キャラの様子も良く分かりました。



りょくさん 『ロア ~大きな口の女の子』
人物:A
構成:A
総合:A

・キャラ設定
おとなしいアヤメと、強気なアイセ先輩と、バランスが良いと思います。

・構成
アヤメに絡んだDQNが死ぬことで、アヤメが口裂け女の犯人なのでは、思わせます。
しかし、実は二口女だったという真相は、話の流れからも無理な設定ではなく、
矛盾もしておらず、意外で面白いと思いました。
2人で協力してアヤメの二口を封じていこうという最後も、すっきりとした読後感を得られたと感じました。
個人的には、テウがコーヒーをぶっかけるなどDQNに絡むところは少々非現実的な感があります。

・文体
違和感なく、情景が浮かびやすく、読みやすかったです。



シャオリンさん 『魔物』
リズム感が良いと感じました。
テンポ良くまとまっていると思います。
ただ、「魔物」について、もう少し手がかりがほしかったです。
コメント

ちょっと待ってね

2010-03-13 23:55:26 | りょく
批評はもう少し待ってほしいのでしゅ。
もうすぐ・……きっともうすぐなので
コメント

第七回品評会(シャオリン)

2010-03-13 22:46:41 | シャオリン
遅くなりましたが、第七回分の品評を投稿します。




カオス作「鬼姫使い、幻世の夢」

構成:B
文体・表現:B
人物:A
総合:B


○構成について
 回想部分と、その他の部分の繋がりがスムーズにいっていない印象があります。
 また、初めのうちは設定を追いかけるのに苦労しました。
 繰り返し読むと納得するのですが・・・


○文体・表現について
 いつものカオスさんの文章を考えると、
 今回はやや控えめな印象を受けました。
 うまく描いているとは思いますが、少し物足らないように感じました。


○人物について
 適度に電波、変態っぽい属性を織り交ぜて、
 キャラを際立たせるのに成功していると思います。


○総合
 繰り返し読むと面白く読める作品だと思います。
 逆に、世界観をまだ把握していない初見の状態だと、
 読者が設定を追いかけるのに苦労するように感じます。





りょく作「ロア ~大きな口の女の子」

構成:A
文体・表現:A
人物:A
総合:A-


○構成について
 次から次へと印象的な出来事が起きることで、
 途中で読者を退屈させることなく読ませるように練られていると思います。


○文体・表現
 相変わらず高いレベルの表現だと思います。
 豊富な語彙とテンポの良い文体で、
 一文一文が長いこともあまり気になりませんでした。


○人物について
 女性を魅力的に書ける力は相変わらずですが、
 今回は男性キャラにも筆力が入っており、好感が持てました。
 あと、名前の付け方が相変わらずうまいですね。


○総合について
 完成度の高い面白い作品だと思います。続編希望。




まよいまつり作「中毒兄妹」

構成:C+
文体・表現:B-
人物:C
総合:C+


○構成について
大きな破綻はないかと思います。
 ただ、黒っぽい服を着た女性の内面を窺い知るようなエピソードがあれば、
 より良かったように感じました。


○文体・表現について
 特に大きな破綻はないかと思います。
 急転直下のシーンでの文体に勢いがあるように感じます。
 ただ、もう少し風景や人物の特徴を現す表現が欲しかったなと思います。


○人物について
 黒い女の存在感が突出している一方、
 京子の存在感がやや薄いように感じました。
 平凡な属性の人物は印象に残りづらいため、
 何か特徴的な属性を付けたら、人物も印象に残りやすいかと思いました。


○総合について
 よく書けている作品だと思いますが、
 黒っぽい服を着た女性の内面がよく理解できなかったため、
 すっきりしない読後感が残りました。
 僕の趣味であれですが、黒っぽい服を着た女性=志乃で、
 痴情沙汰も絡む展開なら、もっと面白く出来たかなと思います。



シャオリン作「魔物」

構成:C+
文体・表現:C
総合:C+


○構成について
 構成そのものは可もなく不可もないといった印象。
 「魔物」が何なのかを読者にイメージさせるには、
 ヒントとなるものが少なかったかな、と思います。


○文体・表現について
 どこか既視感のある文体。
 何か特徴的な表現が欲しかったように思います。


○総合について
 妖しげな雰囲気を醸し出すのには成功しているかな、とは思いますが、
 個人的には何か物足りないなぁと感じています。


(文責:シャオリン)
コメント

第7回品評会(Σ)

2010-03-13 21:56:34 | Σ
今回も原稿を落としてしまい、本当に申し訳ございません。
せめて批評はしっかり行いたいと思います。


●カオス作 『鬼姫使い、幻世の夢』

構成:A-
序盤がかなり強引で、また最初はよく分からない部分もありますが、全ての伏線を回収する第四則には拍手を送りたい気分です。
最初に読んだ時は「?」だった事柄も、一度読み終わったあと始めから読み返すと、「なるほど!」と思わせる部分が多くあります。
ラストの戦闘がしょぼい点は不満ですが、全体としては高い評価を付けざるを得ません。

文体:A-
第四則に関しては、今までのカオスさんの作品の中で断トツでよく書けているのではないかと感じます。
一方、他の部分も総じてレベルは高いのですが、一部ラノベを悪い意味で意識しすぎてか、カオスさんにしては冴えない部分が見受けられます。

人物:A-
非常によくキャラが立っていると感じます。
那由には萌えざるを得ないし、蓮介のヘンタイっぷりも楽しいですね。
ただ、ステレオタイプに収まってしまっている登場人物も多いかなーという感じもします。

総合:A-
回想(第四則)の出来が秀逸で、ここだけでA評価が付けられます。
ラストの戦闘がしょぼい等、粗はありますが、全体の出来としては、「なんでこの作品が一次落ちなの!?」と思ってしまうくらいよく出来た作品です。
ですが、それは全体として評価すればの話。
残念ながらこの作品には致命的欠陥があり、それが一次落ちの原因でないかと思います。

導入部(第一則):D
おそらく、ですが、この作品は第一則の時点で、高確率でゴミ箱行きだったのではないかと思われます。
それくらい、導入部が厳しいです。
一度読み終わった後、最初から読み返すと、第一則には様々な伏線を張っており、それを後に綺麗に回収していることが分かり、上手いなぁと思います。ですが、それは世界観を共有した後だからいえることで、初めて読む者は置いてきぼりな序盤になってしまっています。
世界観が特殊なので、数多くの説明が必要なのは分かるのですが、第一則はほとんど登場人物の紹介・設定の説明に終始してしまっており、またその内容がかなり電波なので、僕自身読むのにかなり苦労しました。
世界観が特殊な作品を書く場合は、自然な描写から入り枚数をかけてじっくりと不自然な部分を説明するか、不自然を感じさせないくらいの文章力でぐいぐい読ませるか、のどちらかが必要になってくると思います。
しかし、本作は最初から不自然の連続で始まっており、また悪い意味でラノベを意識しすぎたのか、第一則に関しては文章も残念なレベルに落ち着いてしまっています。
第二則からはそれなりに読めるようになり、第四則に至っては読んでて思わず「やべえ、やべえ」と口走りながらニヤけてしまうくらいに面白いのですが、とにかく導入部が致命的です。どんなに素晴らしくても、最初で見切りを付けられて残りを読まれなければ評価されないわけですから。
導入部の見せ方を変えるだけで、少なくとも一次は通過できる作品になると思うんですが……。それとも、一次通過のレベルは想像以上に高いのか?



●りょく作 『ロア ~大きな口の女の子~』

構成:B-
設定は面白いですが、少し急展開過ぎる印象です。
妖怪談義への持って行き方も少し強引な気がしますし、アヤメが会って1日のテウに妖怪であることを話すのも突然すぎるかな、と思います。
あと、アヤメが大きなマスクをしていた理由はなんだったのでしょう?
二口女なら、髪長くしておけば隠れるので、マスクする必要はあまり感じないような……まさか本当にただの風邪?

文体:B+
目を見張る表現や印象的な言い回しも多く、読んでるだけで楽しめます。
ただ、相当な描写力があるからこその問題点だとは思いますが、修飾過多で文章が少し重くなりすぎているかもしれません。
また、3点リーダーが多くなりすぎ、やや仰々しく感じます。

人物:B
テウ、アヤメ、アイセのいずれも、それなりにキャラは立っています。
しかし、ほとんど初対面に近いアヤメを、自分の身を犠牲にしても守ろうとするテウの行動や、テウに簡単に正体を明かそうとするアヤメの行動は、やや不可解な感じがします。

総合:B
少し展開を急ぎすぎた感はありますが、物語の第一話としては十分魅力的な始まりになっているのではないかと思います。
続く……んですよね?



●シャオリン作 『魔物』

リズム:B
綺麗に韻を踏んでおり、歌詞としても使えそうな感じです。

文体:B-
「切れる」文章とは言えないものの、詩の世界観にマッチした言葉選びが出来ているような印象を受けます。

オリジナリティ:B-
表現がとりたてて個性的、というわけではないですが、構成にオリジナリティを感じます。

総合:B-
色々な解釈ができそうな作品ですが、完成度の高いものに仕上がっているように思います。
個人的には、「そのつもりなんだろ?」が余計な一文になってる気もしますが……



●まよいまつり作 『中毒兄妹』

構成:C
「女」の行動がかなりキてますが(笑)、途中でなんとなくオチが読める、オーソドックスな展開です。
安心して読めるんですが、出来ればもう少し意外性が欲しいところです。
どうでもいいけど、ラストがなんとかさんの消失みたいな展開……いやなんでもないです。

文体:B-
ところどころ日本語的に変な表現があり、それが評価を落としているのですが、全体的に読みやすい文章に仕上がっている印象です。
必要なところで必要な描写が入り、間を置きたいところできちんと間を置いており、非常にいいテンポで文章が書かれていると思います。

人物:B-
登場人物はいずれも丁寧に描写されており(ほとんど登場しない志乃を除く)、人物像が掴みやすいです。
「女」の異常性も、京子の普通っぷりも、よく伝わってきます。
ただ、「女」はあまりに異常すぎて、京子はあまりに特徴がなさすぎて、あまり魅力的には描けていないように思います。浩介と京子が同じ部屋にいるときに、さりげない京子の描写を入れる、とかすれば、キャラが立ったかも知れません。

総合:C+
B評価つけようか迷った末、この評価に落ち着きました。
構成が少し難点で、そこさえ改善されればもっと高い評価になったと思います。
細かい点を突けば、ネトゲ上の会話が不自然かなー。もう少し軽い口調で、顔文字など挟む方が自然だと思います。
コメント

第七回講評(カオス)

2010-03-13 15:41:49 | カオス
「ロア ~大きな口の女の子~」 りょく作

メモ(読みながらとったメモ)
・都市伝説「口裂け女」
・一人称、一文が長い(修飾語がつきまくり)。豊富な語彙と情景描写→雰囲気、キャラクターとして適切か?
・アクロバティックな表現をしようとしてわかりにくくなっている部分があるか
・季節はおそらく春→花粉症が多い現代日本でマスクを被っていることはそう不思議ではないが→若者達がスポンジ脳なので問題なしか→花粉症用ではありえないほど異様なマスクなのだろう
・『幸い、金ならありそうだし。こんなファストフードを食べているくらいだから、ペットボトルの一本、いや二本は買えるくらいは持っているはずだろう』→主人公は記憶喪失か。婉曲的な表現を好むということ。それとも何かの伏線。→巻き上げて……ということか。にしては巻き上げてないな。
・ファストフード店でいきなり喧嘩→りょく主人公(男)は喧嘩っぱやい(笑)。しかし、注意を惹き付けることができるので構成上とてもよい。
・3人称が挿入される→行を大分空けているので読者が混乱することはないだろう
・俺、マスク、ロリ先輩とおそらく主要どころが出揃う
・ほぼ初対面の俺に「ロア」「プラシーボ効果」について説明する理由は?
・先輩の説明が上手い、わかりやすい
・おっ、いつどうやって首切れた?
・うなじの口を隠すのはマスクである必要があるのか

文体 A-
……豊富な語彙による比喩、情景描写が素晴らしい。

構成 A
……定跡通り指してよし。

キャラクター A
……定跡通り指してよし。

発展性 未知数
……主人公がどのようにロア退治に絡むのか。アヤメの戦闘能力の発展性は。先輩はなんとかなりそう。

総評 A-
……「マイナス」分は少々のわかりにくい情景描写と少々の突っ込み要素に対して。その他はエンタメの常道+読みやすく豊かな表現でA。エンタメのツボが押さえられている。登場人物達の「属性」も定跡通り指してよし。
少年漫画連載第一回目のシナリオとして考えれば上々の出だし。きっと次回もチェックしてくれるゾ。





「魔物」 シャオリン作

東京にも街がたくさんある。さて、これはどこの街だろうか。少なくとも秋葉原ではあるまい。
夜の新宿とかかな。
最終行「そのつもりなんだろ」はベッドイン(高校の時の初老の古典教師の表現)を誘っているということか。
80年代~90年代最初ぐらいの東京がイメージされる。おどる→ディスコ。間違いの無い服→ホットドッグプレスなどの恋愛マニュアル本の影響。
「いま」を歌った詩ではない。

総評 B
・・・・・・ブルーハーツとかの歌詞だとして、これで歌われても多分悪くない。
「いま」の東京を描いているんだとしたらなんかイメージが違う感じ。





「中毒兄妹」 まよいまつり作

(メモ)
・一人称「俺」
・冬
・「何年も閉じられたままではないかと思うほどがっちりと閉じられた扉」→「閉じられた」の二重表現。最初を「開けられたことがないんじゃ」とすると一応解消。
・「絶賛問題」→少し皮肉な一人称比喩だとはわかるが少々の違和感。
・よし、伏線が読めた!
・「ところがどっこい。商品を送ってもらうときに住所を知らせていたのが盲点で」→盲点じゃねぇ(笑)
・ネット上には人格破綻者。まよいまつりさんのお約束。
・非常事態に女友達の家でネトゲ! これはよい。
・うわぁ、ネットの人、人格破綻し過ぎっ!

文体 B
……少々通らない表現、二つに区切ったほうがわかりやすい文章があった。一人称としてのミスはなかったように思う。

キャラクター B+
……ネットの人格破綻者こええ。マユとのチャット描写を増やしたり、エピソードを具体的に書いたりしたらギャップ萌えするかも。

アイデア B+
……ネット上の素顔を知らない友達が実は……というのはありがちだけど効果的。この話、うまくやったら超萌えると思う。

総評 B
……ネットの人格破綻者こええ。




「鬼姫使い、幻世の夢」 カオス作

狙い
・微妙な第一章冒頭の叙述トリック
・回想から書いた。だから、その他の部分はとってつけた

文体 B+
……いつものように可もなく不可もないような文体で。

構成 B+
……回想とその他の部分の接続が駄目な感じ。バトルとかマジワロス。最後、もうちょっとちゃんと戦いたかったんだけど枚数がなかったんだ……というのは言い訳に過ぎない。あと回想部分でも最初のほうやどこかの会話で「食人鬼」の恐ろしさとかに言及して伏線をちゃんと張っておくべきだった。主人公がヒロインの発病に気付いた時の衝撃度が表現できていない。亜美乃の妄想症の伏線と回収を綺麗に行っていない。あと一箇所、回想部分で蓮介が全書マニアなら知っているはずのことを知らないとしているシーンがある。

キャラクター B+
……敵キャラを悪く描くのが苦手。

総評 B+
……一次ぐらいは通るかもというのは甘かった。ライトノベルってこんな感じだろうと想像して作ったけど少し統一感に欠けた。
コメント

第七回出品

2010-02-28 23:57:12 | まよいまつり
まよいまつりです。
第七回例会に出品する作品です。

『中毒兄妹』

【特記事項】
・ネトゲしたことないのに、ネトゲの話を書いてしまいました。なのでおかしいところがあるかもしれません。。
・原稿用紙22枚程度
コメント