浮世風呂

日本の垢を落としたい。浮き世の憂さを晴らしたい。そんな大袈裟なものじゃないけれど・・・

メガヨット・ギガヨットを所有する世界

2012-11-02 05:26:14 | 資料

皆さんはメガヨットをご存じだろうか。更に大きなギガヨットは?

ギガヨットでよく話題に出てくるのが、マイクロソフトの共同創業者であるポール・アレン氏所有のギガヨット「OCTOPUS号」

  

「これのどこがヨットじゃーー!!」と聞こえてきそうだが、客船ではなく個人所有の間違いなく『ヨット』なのである。

   

ご覧のように前後にヘリ甲板を備えている。そして後部ヘリ甲板の下には、日本人が「クルーザー」として想像するような一般的なお金持ちの個人所有サイズのフネを格納できるウェルドックがある。

 

その奥にはレジャー用潜航艇の姿も見える。

オクトパス号は全長126.18m、2機のヘリコプター(前後2カ所のヘリポート)、20m以上のテンダーボートを含む7艇のスピードボート、リモコン操作の水中艇などが装備されている。また元USネイビー・シールを含む60名以上のクルーを抱えており、船内にはシネマラウンジや撮影スタジオ、下部デッキには水中を見渡せるガラス張りのラウンジなどもあるそうだ。
ちなみにポール・アレン氏はこの他にも2つの巨大ヨットを所有しているとか・・・・。

日本では個人所有の船の事をクルーザーと呼ぶ事が一般的だが、アメリカ等ではヨットと呼ぶのが一般的。そしてある程度の大きさ(長さ)を超えるとメガヨットと呼ばれ、さらに大きい物をギガヨットと呼ぶのだそうだ。

この船の年間維持費は2,000万ドル以上だそうで、この船を所有しているポール・アレンという人は2009年の世界長者番付41位で資産額160億ドルという人である。

   

   

   

世界にはメガヨット・ギガヨットと呼ばれる個人所有の「ヨット」 が非常に多く存在する。

    

    

    

    

   

    

    

    

    

    

   

まだまだきりがない程ストックがあるのですがこの辺で。

内装も豪華絢爛であり、さながら豪邸住まいとなんら変わらない設備が備わっている。

   

    

      

   

   

   

   

   

世界の人口のほんの1%の人がこれらメガヨットを、更に世界の人口の10%だけがヨットを楽しむというのが現実である。残りの90%は手漕ぎのボートすら所有出来ない。

ときどき「泥ぶね」は見かけることがあるが。

地中海、モナコ、ドバイ、マリアナ諸島、ギリシャなどに集まる富豪達の乗り物は、なにも自家用ジェットだけに留まらない。ゆっくりのんびり船旅を楽しみ、世界各国を訪れる間も、彼らが投資した企業や金融機関が勝手に資産を増やしてくれるのである。

元手になった莫大な資金が、手段や方法がどうであれ、あとは合法的に庶民から地球からと富をもたらせてくれるのである。

額に汗して働いた貴重なお金が、本当の価値あるお金だと生まれたときから刷り込まれ、堀江モンや村上ファンドは汚い金だ邪道だと忌み嫌った我々庶民は、これからもどんどん貧しくなり決して富豪になどはなれない。

念を押しておくが、なにも悪事を働けと勧めているのではない。風力発電や地熱発電など雇用を生まない発電方法は無意味だと見向きもせず、原発に雇用を求めまんまと乗せられて来たのも、金の稼ぎ方であたかも価値が違うと思いこまされてきた我々が、彼ら大富豪をますます肥え太らせて来た。その結果がこれほどの別世界を彼らに与えて来たのである。

勝ち組負け組という庶民の言葉を借りれば、どちらが勝ち組であるかは一目瞭然である。

大企業は一生を保証してくれる、寄らば大樹の陰、良い大学を出て良い大企業に入らなければと尻を叩かれ頑張った結果が、儲かったのは大企業とその株主だけである。古くなった高給取りは後進に道を譲れと窓際に追いやられる。頼りにしていた企業年金は、いつの間にか失われ、誰も責任をとらずに言葉巧みに官業揃って諦めろと迫られている。

それもこれも、政治も経済も人任せ、汚いことも理不尽なことも見ざる言わざる聞かざると逃げ、やはり人任せ。自分だけは泥を被るまいとみんなが人に任せて、結局国民全員が泥を被り、そのツケを自分たちの子や孫に背負わせようとしているのが、現代を生きる我々である。

三島由紀夫は既にあの時代から、今日が来ることを予知して立ち上がった。殆どの人々が、彼を、おかしな思想にとりつかれたのではと思ったことだろう。

政府、官僚、財界、報道、検察が、同じ方向で動くとき、必ず国民の利益が失われて来た。

彼らが口先だけで全く動かないとき、国民大衆が、なぜか一斉に同じ方向に動いて行って、結果的に大きな損失を被った。しかも二度三度と繰り返す。まったくお目出度いと言うほかない。

そんな日本に呆れ、海外に住まいを求めるが、在日本大使館は票にも利権にも結びつかない日本人は棄民扱いで応じている。今は廃止されたが、外国人の海外に住む子供達には子供手当を支給しながら、海外に居る日本人の子供達は支給対象外と見捨てた。

日本国憲法の主たる「基本的人権」は、一体何を規定しているのであろうか。憲法を守れと言う人も、憲法を改正しようと言う人も、どちらも憲法をないがしろにし、別の次元の議論ばかり繰り返して居るではないか。

今のどうしようもない日本を目の当たりにしても、ただ途方にくれる気弱な自立しない日本人。

いや、日本人の底力はこんなものじゃない。きっと必ず立て直してくれる。

しかし、その言葉さえ、人任せである。自分以外の人が立て直すのである。国民全員がそう思っている。それが証拠に、今も野田政権は続いているだろう。

これだけ日本政府や海外からコケにされても、おそらく自分だけは真っ当な道を歩いてきたと自負するのであろう。日本という国がたとえ無くなっても。

 

 


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