山農協労blog

山口県の農協にはたらくなかまの労働組合のブログです

☆報告 福島けいしろう〝農協ぐるみ選挙〟07.23☆

2007-07-23 13:26:00 | 県内NEWS
参議院選挙が近づき、
あちらこちらで選挙カーを発見しますね。

さて、以前より県内農協において
〝農協ぐるみで特定政党を支持してるのでは〟
という疑問があり、
単協の職場で実際に行われていた
選挙支援活動について11日
県中央会に申入れを行っています。

担当の中嶋農政部長は
「全中の指導文書もしらなかった」
と実態を把握しておらず、即刻
単協に対し法令遵守を徹底させることを
約束し同日中に農協へ指導文書を提示しました。
(要請を行った事を山口新聞が掲載7.12)
 ※↑画像参照

しかし、

その後も単協、連合会で
職員に対し命令的に行わせているという
話しを耳にしていました。

社会的中立の立場の農協が
ぐるみで選挙活動など許されないとして
農家組合員からの電話でのご報告も
いただきました。

7/23
日本共産党山口県委員会より報告があり
党のほうへJA関係者からの告発があったと。
ぐるみで職員に選挙活動を支援させているとして
どうにかしてほしいと切実な相談があったようです。
党のほうから県中央会へ再度実態を報告され

「もともと選挙は個人の良心の自由の尊重、
 思想信条・政治的立場の自由の尊重の元に
 成り立つもの」
「業務上優越な立場を利用して職員へ特定政党への
 支持、集票を強要するものにほかならない、
 職員の政治的意思を尊重するよう希望する」

上記の見解を示しています。




山口県の単協の労働者は

☆第93回全農協労連定期大会☆

2007-07-21 20:39:21 | 全農協労連
19―21日の日程で
定期大会が横浜市で開催されました。

「情勢にあった労組の取組み」
として今後は臨時・パート労働者の組織
未組織農協の実態把握を含め
多くの労働者を結集することが
組織の存続、強化につながって行く事を
改めて確認しました。

「労組」が時代遅れといわれ、組織率が
2割をきっている現状にはありますが、
組織を必要としている労働者はたくさんいます。

〝儲け優先〟企業の不祥事が表立って浮上し
都合が悪くなれば簡単に労働者を切り捨てる。
そんな労働社会の実態を北海道ミートホープ肉偽装事件
で明らかになりました。

職場に今、労組が存在していれば
「組織」が当たり前になり、
いかにメリットが感じられているか
追及してしまいがちです。

しかし、労組がある事自体がメリットということを
忘れてはいけません。
デメリットを探せば「組合費」=お金
でしょうか。
その組合費をデメリットと考えず
「雇用が守られている」ことにつながって
いることを改めて考えれば
デメリットはなくなりますね。

労働者の大切な組合費を
無駄なく組織の為に使うことは
執行部の責務ともいえますね。
労働条件改善に向けて
今年度も活発な運動・取り組みを
していきましょう


農協ぐるみの選挙活動は憲法違反

2007-07-11 18:40:10 | 県本部NEWS
山口県農協労働組合は、
参議院選挙の公示を明日に控え、
職場で特定政党に対する選挙活動や後援活動
(ポスター貼り、時間外の電話かけ、演説会の出席)
が労働者へ強制されている事実を確認したので、
今日の午後、山口県中央会に抗議の申し入れをしました。

県中央会担当の農政部長は、
「選挙の応援や協力をお願いしたもの、
ボランティアで協力をお願いしている」と発言。
申し入れ内容の農協を使って選挙活動することは、
思想及び良心の自由を犯す憲法違反、
農協や管理職が部下に命令することは、
就業規則違反であることを全く認識していませんでした。
また、全中が都道府県中央会に通知した文書(平成19年4月11日付け)
の存在も知りませんでした。
労働組合が”言いがかり”をつけているような発言も。
「他の企業も同じようなことをやっているでしょ」という言葉に
「悪いことを他がしているから、自分たちもして良いと言うことにはならない」
と反論。開き直ったような態度に”怒り”も頂点に。
「県選挙管理委員会にも指導を仰ぐ」と言うと、
一瞬顔がこわばったようにも見えました。

農協の指導的立場にある中央会に、
業務外の選挙活動の強制をしている農協に対して指導するとともに、
コンプライアンスの徹底を強く求めました。
県中央会も、「農協に対して、強制するようなことはしないよう指導する」
と約束しました。

夕方に県中央会から、本日開催された農協の専務常務会で
参議院選挙における法令等の遵守について説明し徹底を図ったこと、
農協、連合会、県本部宛に文書で通知したことの報告を受けました。

ある中堅職員が、「農協が、選挙でこんなことをするのは初めて」
と言っていました。
今まで投票していた支持者(農家)が、減っていることに
危機感を感じている表れではないかと。
有権者(国民)を無視した政策を続けている政党への反感を
真摯に受け止めるべきではないでしょうか。

★夏期一時金の査定撤回-山口中央支部★

2007-07-04 21:46:13 | 山口中央支部
「4日までに労使が妥結をしなければ

 10日支給は出来ない(夏期一時金について)」

と経営側はいっておきながら、
労組は6月末から団交を申し入れても
理由もなく拒み、団交を避け続けて
ようやく昨日(3日)団交に至りました。
-------------------------------
団交拒否は理由がない限り
不当労働行為、
経営側は団交に誠実に優先的に
応じる義務があります。
-------------------------------

昨日19:00からはじまった団交には
職場から多くの執行委員が参加し
県本部も同席しました。
「夏期一時金について
 考課を運用し査定をする」
と言う経営側に対し

* 考課に必要な行動観察記録簿をつけていない
* 19年度の目標面接を実施していない職場がある
* 考課者、被考課者への研修や説明が不十分
* 人事考課実施要領の規定の一部のみ運用している
* 18年度の「試行」結果や検証、データ開示がされていない

など、公平・公正な考課ができる状況にないことを主張しました。
それでも経営側は、「考課はやる」と。
労組はひるむことなく、追及を重ねました。

「管理職・考課者からもこのたびの考課は不可能、
 本当に考課をしたいなら不備をなぜ追求しなかったか、
 経営側の意思統一すらできていないじゃないか!」

すると、
経「マイナス効果はしないから理解してくれ」と。
昨年を下回る事はないと。だから考課はするけど
賃下げではないからいいだろう?と…
話しが続くと「一部頑張っている職員は上乗せする予定」
とマイナス考課はしないがプラス考課をすると
いってきました。

考課自体ができる状況にないのに、それでも考課すると
労組の主張を全く理解していない。
労組側のもっともな発言に経営者の反応は、
沈黙があったり、明確な回答になっていなかったりと。
労組から10分の休憩を求め打ち合わせを行い
再開を求めると、経営側から再開の延長が・・・
何を話し合っているのかと憶測が飛び交うことしばし
結局30分後に再開(20:42)

経:「今回の一時金には人事考課を反映させない」と回答が!

労組の求めている「一律支給」を引き出しました。
大いなる成果に労組側は本日、
みんな笑顔で出勤し、昨日の団交で得た回答を
職場に伝達しました。

夏期闘争は決着は目前。
しかし新人事制度(人事考課規定)の不備、問題点は
たくさん!ボロボロと出てきます。
すでに夏期一時金の考課期間
{4月1日から6月30日}
これは現実的に不可能と経営側も言ってきています。
ということは来年度以降も、無理なのですね??
前進がたくさんあった7月4日の団交でした。