その昔 栃木県のことを 「下野の国」(しもつけのくに)と言いましたが、
その 栃木県の郷土料理に 「しもつかれ」があります。
節分の後の 初めての[午の日」に(初午の日)に しもつかれを作って食べると
栄養があって 身体によいと 昔から食べられてきました。
その家庭によって それぞれ味が違うので 7軒分食べると 風邪をひかないと聞いています。
何を隠そう 私も (栃木県生まれではありませんが)昔から 母親が作ってくれたので
毎年 初午からしばらくは しもつかれを食べていました。
保存食でもありますので 大なべでたくさん作り 毎食毎食 どんぶりいっぱい食べました。
那須は 開拓で入った人や移り住んだが多いので しもつかれを作る人が あまりいないので 私が作ると 珍しがられます。
母さんのしもつかれは 特に美味しいと 自負しています。
今日は初午です!
しもつかれのつくり方を お教えしましょう
①材料
私の足程太い大根2本 人参太いの1本
塩鮭の頭(小2こ) 油揚げ(5枚)豆まき用の大豆2袋 酒粕2~3枚
道具として 「おにおろし」という 粗い大根おろしの様な物を使います。
これが おにおろしです。
②作り方
まず最初に 圧力鍋に 塩しゃけの頭と 大豆を入れて ひたひたになるくらい水を入れて 蓋をして圧力をかけ30分ほど煮ます。
この時 鮭の頭に 塩がいっぱい入っていることがあるので 塩は洗い流して 出刃包丁で 細かく切っておいた方が骨があたらない。
30分煮ている間に 次の作業をする。湯抜き
大なべに おにおろしを入れて ピーラーで皮をむいた大根を ガリガリとおろします。この時 大根が太すぎるときは 縦半分に切ってやると おろしやすい。
太い大根全部と 人参も おにおろしで粗くおろし その上に油抜きした油揚げ5枚を 細かく(幅1㎝長さ2㎝位)に切った物をのせて 沸騰するまで強火で煮る。
大根を煮ている間に 鮭の頭と 大豆が 柔らかく煮える。
煮えた鮭の頭と豆を 大根の一番上にのせ 一緒に 半分くらい汁が無くなるまで1時間くらい コトコト煮る。
鍋の中身が半分くらいになったら 一番上に酒粕をのせ またコトコト 焦がさないように煮含め、
最後に 大きくしゃもじで 返しながら 酒粕を混ぜ 味を見る。塩味が薄ければ 好みで 砂糖や醤油を加える。
私は 最後に お酢100cc位入れるのがコツ。
さっぱりして 飽きない味になると思う。独特の見た目なので 嫌いな人も多いが 私達夫婦はだ~い好き!
毎食 どんぶりにいっぱい たっぷり食べよう!ヘルシーです。
冷めると 味が落ち着くので 熱い時は ちょっと 薄味でも大丈夫!
冷めたら 保存ケースに移して 冷蔵庫で1週間くらい大丈夫!