日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

説明できて初めての理解

2010-12-10 | 講演会日誌
私(税理士)の社会貢献の中に「租税教育」というものが有ります。
小学生
中学生
高校生
短大生
大学生
社会人
そんな人たちに「税」について理解をして貰うものです。

年間を通して何度か学校や職場へお伺いし
税についての説明をするのですが
特に難しいのは「小学生」だと思っています。

その理由は
小学生は、日本語を知らないからです。
大人なら知っている単語や人の動き、社会の常識のようなものを持ち合わせていないのです。
だから「けしからん!」というのではなく
そんな子たちに自分の言いたい事を理解して貰う難しさが有るのです。

そして、中学生くらいになると理解力は格段に上がってきます。
というよりは、理解してくれようとします。

今朝、先日租税教室を担当した中学校の担任教諭から感想文が送られてきました。
もちろん教諭の感想ではなく、中学生達の感想です。

自分たちは、たくさんの税金のお陰で中学校に来られている。
消費税を取られていると思っていたが応分の負担だと分かった。
自分たちの生活を安全なものにするためにも納税は必要だ。

などなど、租税教室で講師をした私の方が心洗われるような感想がたくさんありました。

私たち税理士の本分は
租税を通して国の財政を担う
そして、安心安全健康な社会を作る手助けをする
そんな事の第一歩が
学生生徒たちへの租税教育だと思います。

まだまだ表現力、伝達力未開の私ですが
もっともっと租税教室で正しい納税意識を持って行って貰えるようにしたいと思っています。
だって、人に説明できて初めて本当に理解していると言えるのですからね。



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