日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

本音 ~看病という地獄~

2007-03-16 | つれづれ
こんな事を言ってはいけないのだけれど・・・。
僅か一時間の面談の中で何度この言葉を聞いただろうか。
父   今年72歳(リハビリ中)
一度脳疾患で退職したが、息子の病気のため已む無く復帰
本人  今年38歳(重病)
家族  お母様と妹さん

お母様も妹さんもこの数ヶ月で極端に体重を落としてしまった。
そして、自分も暫くの間で数キロ体重が落ちた。
病床の息子は元気であったときの面影も無いほどにやせ細ってしまっている。

大切な息子
しかし、感傷に浸る間もないほどの現実
看病と数十人の従業員
時代が変わってしまっている
過去の威厳が通じない
毎日が地獄の連続・・・。

言ってはいけない一言と判っている
しかし、つい言葉に出てしまうと言って
目頭に涙を浮かべる
「いっそ逝ってくれれば・・・。」

つらい、余りにも辛く悲しい一言です。
変わってやることすらできない現状に
ただ立ち尽くすだけの家族
できるのは一日数時間の面談だけ

病床の息子は
帰りたい・・・。を、
ボードに書いた「あいうえお」を指差すのがやっと・・・
しかも、調子が良い時で半分以上は想像で通じさせている状態
「車に乗って帰るんだ」
そんな息子の車はもう自宅には無い

看病と会社経営の否応無しの現実
苦しむ父親を見る度に
何とかしてあげたいと思うのはお人好しなのかお節介なのか・・・。

重病人を看病して初めて分かる辛さ
そして、その家族を見ているだけしかできない辛さがここにある
こんな事しかいえない自分が歯がゆい
でも言わずにはいられない

がんばれ!


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