無知の知

ほたるぶくろの日記

ウエルシュ菌

2017-04-14 07:07:33 | 生命科学

暖かくなってきました。日曜日は25℃を越えて夏日になるとか何とか。びっくりです。

先日うちでもお鍋の中や残り物のお皿の中身にいろいろ生えていて「春だな〜」を実感したところです。気温が10℃を越えますと微生物の活動は飛躍的に活発になります。最近耳にした報道ではウエルシュ菌による食中毒が発生し始めているとか。

ウエルシュ菌はふつうにお腹に存在しています。嫌気性菌なので表面では増殖しません。ただ、この菌は熱に強い芽胞をつくり、これは頑丈です。一種のタネ。

暖かく、水分と栄養があって酸素が無い状況が作られると芽胞が発芽(?)し、増殖します。よくあるのは煮込み料理の一晩放置したお鍋の中。煮込み料理を作る時は案外衛生状態がルーズになっています。どうせ煮るし、ということでどんどん鍋に放り込むわけですが、危ないです。作ってすぐ食べない場合は慎重に作る必要があります。

植物が一斉に芽吹いているこの時期、微生物も活発になっていますので、布巾などにも要注意です。そうでなくとも体調を崩しがち。おまけに食中毒、なんてたまりません。気をつけてお過ごしください。 


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