無知の知

ほたるぶくろの日記

毒草

2017-06-18 08:51:59 | 日記

植物の姿形のバリエーション。様々な物質を生成する能力。それらは動物を越えています。様々な化学物質、医療用薬剤の原料が始めは植物に頼ったことも多いのですが、それもこれも全ていわゆる薬草が出発点だったからです。いまでも製薬会社には未知の成分をもつ植物を採取する人たちがいるようです。

そして薬理作用をもつ物質は薬にも毒にもなります。私が毒草に興味を持ち始めたのは、ある時スズランが毒草だ、ということを何かで知ったことでした。こんなに身近で当たり前のようにあって、愛されている花。花屋さんでも買うことができる花なのに。

それから園芸植物の中の毒性を調べると、何と沢山あるではないですか! 呆れたのはキョウチクトウ。これは私が子どもの頃はよく団地の生け垣などにありました。真夏の暑さにも負けずきれいな花を咲かせ、害虫にも強い植物だそうで使い勝手の良い植物だったのでしょう。

そういえば最近はあまり見かけなくなりましたが、安全性を考慮してのことでしょうか?

スズランの若芽はギョウジャニンニクと間違えて食し、中毒を起こす方も多いようです。もう季節は過ぎたと思いますが、気をつけて頂きたいと思います。

それからよく誤食の報道があるのは水仙。これはニラと間違えて食されるようです。水仙の毒も相当なものなので注意するべきです。

これらはとても有名な毒草ですが、案外園芸植物は毒草が多いものです。最近流行のクリスマスローズも毒草です。手入れの際には園芸用手袋は必須ですね。

最近はそういう心配のないもの、つまりハーブや野菜を栽培したい、と思います。何かのときには食べられますし、素手で触れる植物が一番。


2 Comments

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Unknown (せいらん)
2017-06-18 23:10:25
可愛い花に毒があるなんて~

ハーブ、キッチンで育ててみたいと思っていたところです。
パセリ、バジル、ぐらいなら出来るかな?
最近は手軽な栽培セットもあるし。
うん、いいね。
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苔玉ハーブ (ほたるぶくろ)
2017-06-19 21:26:18
とかもいいかな、なんて思っています。
実現するかどうか現在情報を集めてます〜
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