無知の知

ほたるぶくろの日記

さらなる変化の兆し

2010-12-28 23:22:39 | 日記

先日の冬至の日以来、つぎつぎといろいろなことが明らかになってきています。全ては来年度の大変化へ向けての前奏曲のようなものです。これまでの私の仕事人生には必ずつきまとうある厄介なことが二つほどありました。私自身の弱さ、自信(自神)のなさが全ての根底にあることはわかっています。その厄介ごとによって私はその弱点に気づかされ、気合いを入れられ、成長させて頂いてきたと思っています。その二つの厄介ごとの一つは約10年前に終わりました。そして残るもうひとつの厄介ごとに対峙してこの10年ほどじたばたしてきました。

正直に申しますと、二年ほど前にこの職場を去ろうと思ったことがあります。そうして、かつての恩師に相談したりいたしました。しかし結局残ることになり、さらに研鑽を積むことになったのでした。政治。それがもう一つの厄介ごとの正体です。組織のなかにあって、組織の末端で仕事をしている間は問題ないのですが、年齢とともにそうはいかなくなってきます。末端に留まるにせよ、責任を担うことになるにせよ、何かとゴタゴタがつきまといます。沢山の人間がいるのですから、おしくらまんじゅうは当たり前のことです。

私は子供の頃からそういうおしくらまんじゅうが苦手でした。人々と揉めたりぶつかったり、そうして親しくなったりという人間関係のいろいろが難儀に思えるのでした。つまり私はそれをやりにこの世に来たのだと思います。そしてやってきたのは強烈な個性、支配欲の強い上司のいる組織での修行でした。その方は気の弱い人間を集めて思う存分振り回しています。言いたい放題。まあ、パワハラ、アカハラの類いです。訴えればとおるでしょう。

このような組織では力のあるボスにいかに気に入られるかを皆で競うようになります。ストックホルム症候群というのをご存知でしょうか。「恐怖と生存本能に基づく自己欺瞞的心理操作」のことをいうのですが、そんな心理状態になり、人々はますます支配者に依存的になりされるがままになっていきます。飼育されるようになっていくのです。私が挑戦してきたのは、そんな中にあって、支配者に屈することなく、かといって敵対せずなんとかやり過ごし自分の仕事をすることでした。

最近は上司の意向は関係なく、自分の信じる方向性に没頭するようにしています。それでも道は険しいですから決して楽をしているわけではありません。厳しい登山であることには変わりはありません。えっちらおっちらやっていたのですが、急転直下、外部からの事情により組織が大きく変わることになったわけです。


本当に不思議な気持ちがします。課題が終わりをつげました。しばしぼうっとしています。これから怒濤の変化がおこることと思います。来年はめまぐるしい変化があることでしょう。それでもなんとかなるさ~ とおもっている自分がいます。折角のこの世です。巡ってきた体験をありがたく味わっていきたいと思います。


2 Comments

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お疲れ様でした(^^ (ひかりさや)
2010-12-29 00:34:08
うわぁ~!頑張ってこられてたんですね~!
一口に十年と言っても、なかなかそれを越してこられたというのは、ほたるぶくろさんがいかにも文章としては、さらっと書かれていても、精神的にはとてもとても大変だったと思います。。

それが、時代の変化もあるでしょうが、やはり常日頃の修養の賜物でもあるのだと思います。。

>人々と揉めたりぶつかったり、そうして親しくなったりという人間関係のいろいろが難儀に思えるのでした。

私はといえば・・、確かに私も揉めたくないし、ぶつかりたくないものの・・
そういう場面に出くわし、また厄介なことに、私の性格上、外堀をぼちぼちと埋めていたと思っていたのが、いつの間にか矢面に立たされているというか、なんというか。。
いつも、気がつけば最中に自ら分け入っていたということがほとんどでした・・
これもこれで、かなりキツイものがありました(^^;
お陰でいろいろと改善されたりしたので、それはそれでよかったし、関わった方にも喜んでもらえることでしたけどね(^^;

でもね、、私も不思議なことに。。
先日あることがあって、それを聞いたときには「えーーーーーっ!・・」って感じでちょっとがっくりきて、他の方法を何か考えなければ??と思っていたのですが・・
なんかその時に、もう無理にそれを通そうと分け入るのはやめよう・・、いや、、やりたくないよ・・と気付きまして・・
あっさり止めたら、少しして違う方向が見えてきて、なんかそれが今のところいい感じになっていってるんです(^^

そんなものなのかもなぁ、、と 気持ちを手放したら、違う方向性が見えてきたといった感じです。

なんかよくわかんないですけど・・
こんなもんだったのかも、、と ちょっと私もしばしあっけにとられた感じはありました(^^

なにはともあれ、よかったですね♪
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静観すること (ほたるぶくろ)
2010-12-29 08:03:38
ひかりさやさん、おはようございます♪
リーマンさん言うところの「静観する」ことがかなり重要だったりしますよね。
おしくらまんじゅうの最中は誤解ばかりです。それを弁解しようとして動くと、さらに誤解を重ねることもありますし、ある意図をもっている方にとっては「よっしゃー」みたいなことだったりします。

自神をもって静観することができますと、その悪因縁を断ち切ることができるように思いました。これは実感しています。いろいろな刺激に対してむやみに反応しないこと。これは自分の心が動かされなければできることのようです。つまり悪意をうけとらない、ともいえましょうか。

いろいろありますけど、なんとかするりするりと抜けていけるといいですね~
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