無知の知

ほたるぶくろの日記

十一面観音菩薩立像

2021-07-22 16:27:01 | 日記
三輪山を拝する大神神社の神宮寺、大御輪寺に安置されていた、仏様を拝顔してきました。



上野の国立博物館での展示です。午前中に予約が取れましたので、早めに出かけました。


このお像、大変有名で、2メートルを越す大型の実に美しい菩薩様です。
聖林寺からお出ましになる、とのことでとても楽しみにしていたのでした。

三輪山は禁足地で、山全体が御神体とされています。
謎に包まれた日本の古い神様。

大神神社は拝殿のみの神社で、三ツ鳥居という珍しい鳥居でも有名な神社です。
本館の大きめの部屋での展示で、三輪山の写真とこの三ツ鳥居の模型が展示されていました。
大神神社の菩薩像である、というお像の周辺情報も一緒であったことは、展示の仕方として重要なポイントだったと思います。

光背の残欠も展示されていて、これがまた興味深いものだったのです。後から調べたら、この復元については大きく二つの提案があって、なかなか面白いもののようです。

その辺りも展示があってもよかったのにな、と思ったり。。
キリがないですね。

大神神社は大変興味深い神社で、日本の古神道の形式を今に伝えています。
いつかは拝観したいと思っていますが、いつになるかな。



蒲の穂が出て睡蓮が咲く、夏の池です。