人間の心性を見通すことはなかなか難しいことです。長い間「このような方」と思っていた方の別の面が見えたとき、ぞっとすることがあります。表面的なあり方は狡智に長けた方の場合、かなり粉飾されています。
それを見通すことができるかどうか、は死活問題。私は社会にはこんなにも恐ろしい人間がいるんだ、という実例を観てきました。今も観察中です。
結構な割合でいるようですから、気をつけないといけません。
それを見抜くにはどうすればいいのか。頭を打たないと分からない、というのも情けないことですが、人を信じようとするのもまた人の世。「誰も信用しない」というのも殺伐とするものです。羹に懲りて膾を吹く、ということになりかねません。
そういうときに「何となく」というのは重要な要因かも、と今は思います。何か引っかかる。という感覚。これを大事にしようと思います。
ある人物が魅力的に見えれば見えるほど、要注意です。悪魔は魅力的です。