無知の知

ほたるぶくろの日記

梅雨の晴れ間の例大祭

2011-06-06 01:09:03 | 日記
氏神さまの例大祭も無事終了。今年はゆっくり御神輿見物はできなかったのですが、お参りに伺って、子供と屋台巡りをしました。ちょうど御神輿が町内から帰ってきて神社の急な階段を上るところに会いましたが、盛大な人出でにぎわっておりました。みんな御神輿を見ようと集まってきていたのです。子供たちは階段の両脇の木々の中に分け入って、足下の不安定なところから見物していました。ちょっとはらはらしてしまいました。

しかし、この東京の都会で神社の御神輿のご帰還を見守ろうとこんなにも人々が集まってくるとは、すごいことです。とくに子供たちが集まってきているのが面白かったです。いまどき、他の遊びもたくさんあろうとおもうのですが、なんとなく来ているのです。10代から20代の子供たちや若者が法被姿で神社に集まり、御神輿を担いだり見ようとしていたりして、汗をかいているのを見ながら何となく安心してしまいました。まだ何とか成る。そんな感じがしました。

ところで内部被爆に関して情報を集めているのですが、これはという報告には出会いません。もちろん広島、長崎、チェルノブイリ、スリーマイル、セラフィールド、核爆発実験などなどによる人と環境への影響について調べた報告はあります。またICRP/IAEA、ECRRが出している報告書などもあります。しかしどれもいわゆる「科学的に確かな」研究結果とはいえないのです。

内部被爆という個々の被爆量測定がままならない事例に関してはどうしても『推定』や『仮定』をする必要があり、そこでどのような立場をとるかで大きな差が生じます。またアウトプットとしての晩発性効果、というものも結局「発がん」をターゲットにしているものがほとんどですが、これも近藤誠先生の「発がんバケツ」で、他の要因との関連があって評価は非常に難しい。さらに低線量の内部被爆が生物に何をもたらすのか?についてはDNA傷害の他はまともに研究されていないといっても良い状態です。どうしてこういう状況なのか?そういった研究はこれまで世の中に(原発を推進しようとする国にとっては)必要とされていなかったからでしょう。それでもこの週末にいくつか参考になりそうな報告をみつけましたのでこれから検討して行きます。

また、首都圏ホットスポットについてリンクをはっておきます。東京都葛飾区~埼玉県三郷市~千葉県流山市・柏市・松戸市~茨城県取手市・守谷市周辺は要注意です。非常に微妙な線量だと思います。松戸市や取手市では市が独自に計測しているようですので、それぞれの市のHPをご覧になるとよいかもしれません。今後も継続して計測値の更新があると思います。