無知の知

ほたるぶくろの日記

ありがたい変化

2010-06-28 23:52:50 | 日記



今日の植物は我が家のバジル。わさわさしてきました。花穂は日に数センチ伸びます。植物も動きのあるときはすごいです。花穂のついた枝をどんどん収穫してキッチンのコップに活けておきますと、すぐに根がでてきます。植えれば簡単に根付きます。大変な生命力です。

さて、今日も私なりに一生懸命やりました~ ま、毎日そうやってだましだましやっているのであります。人や物事に心が凝っていきそうになることもしょっちゅうです。過去のあれこれを思い出し、頭を抱えていることもあります。その度に「いやいやおかげさまで生かされて無事にやっております。」と思います。

最近気がつくのは心があるところに留まらないようになったことです。それにつれ、周りの風景の流れが速くなっています。人々の様子がどんどん変化し、新たな人との出会い、別れ、心の交流、裏切り、などなどが次々におこります。いや自分の認識が変化しているのかもしれません。今まで隠れていたことに気づくことも多く、それによって人々のことをより深く知ることにもなっています。

それなりの喜怒哀楽は味わうのですが、心の表面で味わっているような感じがあります。お腹はいつも暖かく、胆の冷えることはほとんどありません。以前はお腹が冷えて冷えて、夏でもホカロンを入れる必要があったくらいです。それが今年などは暑くて暑くて汗も出ます。夏だな~、という気分を味わうのは久しぶりな気がします。

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今日の散歩

2010-06-28 00:33:17 | 日記

この世で生きることは常に課題にチャレンジすることのようです。それは次々と新しい課題の場合もあるでしょうし、同じことの繰り返しという課題もありましょう。そのときそのときの課題の性質は異なりますが、生かされて何かを行うことができる、ということをありがたく思いながら生きていきたいと思います。

今日は昼から青山の根津美術館に行ってきました。昨年の秋に改装が終わり、開館しています。この春は引っ越しなどで忙しくしていてしばらく表参道にも行っておりませんでした。ときどき小雨がぱらつく程度の比較的落ち着いたお天気でしたし、このところの忙しく難しい局面の多い仕事で少々煮詰まっていましたので出かけてみることにしました。

私はいつも原宿でおりて表参道を歩きます。欅並木は深い緑でゆったりとした雰囲気を醸し出していました。昼頃は人もそんなに多くないですから快適な散歩ができます。20年前からこの辺りをときどき散歩するのですが、本当にずいぶん変わったなあと改めて思います。いいか悪いかはさておき、私としては以前の雰囲気が懐かしく忘れられません。以前の同潤会アパートも築80年でしたから改築は仕方のないことではありましたが、あそこには個性的な店舗があって楽しい場所でありました。

表参道でいまだに立ち寄る店舗としては「生活の木」があります。エコな生活が流行の昨今、ますます勢いがあるようにおもいます。店舗に入りますとハーブのよい香りが漂っていて、子供も「あ~すぅっとする~♪」と喜んでおりました。植物は本当に偉大です。

そうです、根津美術館でした。青山通りをこえしばらく行きますと根津美術館に突き当たります。外の入り口からしばらく美しい竹を見ながら建物のエントランスへ。久しぶりの訪問でしたが相変わらずの静かで手入れの行き届いた雰囲気は懐かしいものでした。今は能面と装束の特別展が開催されています。能装束の意匠、色使い、刺繍の素晴らしさをしばし堪能して、古代中国の青銅器に南米の文化を感じたりしていました。館内は成熟した現代の和風であり、凛とした空気が素晴らしかったです。お庭も楽しみにしていたのですが、スズメバチに注意の張り紙に子供が恐がり、今回はパスしました。しかし、こんなにも政治経済の混迷が続いているにもかかわらず、日本文化の現代への展開はとどまることなく続いているのを感じ、素晴らしいことだと思いました。ともあれ久しぶりに静かで密度の高い時間を過ごしました。