目指せ!ゼロウエイストな暮らし

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原発是非をみんなで決められるなら~今井一さん講演会開催のお知らせ~

2012年05月27日 | 核のこといろいろ
以前のブログで、原発の国民投票の実施を求めるための
署名集めのお願いの記事を掲載していましたが、


ついに、その「原発国民投票」事務局長の、
今井一(いまい・はじめ)さんが、佐渡に来島することになりました。

時は6月10日(日)13時~16時
会場はアミューズメント佐渡 1階展示室



一人でも多くの人に来てもらいたいから、なんと入場は無料

気になる講演内容は「原発新潟県民投票を実現するために『これからすること』」と、
とっても具体的(笑)です。




今井一さんは、




原発の是非を、一握りの権力者でなく、政治家でなく、
ひとりひとりの国民に問うべきだ!



という、至極まっとうな考えを実施すべく、
原発事故から事務局発足、そして大阪、東京への署名提出にいたるまで
奮闘につぐ奮闘を繰り返してきたジャーナリストさんです。


昨年の半ば、
全国国民投票実施から、東京都民・大阪府民国民投票実施へと
署名主旨を微妙に変えた時、
「どうしてそのように変えたのか?」という
私の疑問にも、電話で説明してくれました。
(その時は、新幹線で移動中でした)



国民投票を特集した雑誌CMが差し止められたり
想像以上に署名数が集まらなかったり、というような
幾多の困難にも負けずに、
賢明に奮闘している現場タイプのジャーナリストさんです。




すでに
「住民投票」(岩波新書)、
「原発をどうするかみんなで決める」(集英社新書)
などの著書によって、

国民投票によって、国民の真意を問うことの意義を示しているので、

講演会当日前に国民投票の真意を知ることもできます。
でも、本人の弁を聞くことでその熱意と真意がさらに深く理解できると思います。



・・・内容が内容ですから、アミューズメントとはいえ会場は1階展示室です。



1人でも多くの方のご参加をお待ちしております。


座して待つのもなんですから、現在せっせとチラシを配っております。
(ご所望の方、お店や施設に貼ってくださるという方、配ってくださるという方、
是非お知らせください。PDF原稿、あるいは印刷済みチラシを発送します)






しかし、6月10日とは随分早いなあ、とお思いの方も多いでしょう。
一ヶ月もないではないか。


・・・と、そうお思いの方、そうです!


新潟県も、原発県民投票を実施する活動を開始することになったのです!






こ、これはすごいことですよ。いろんな意味で、

柏崎原発がある県で、県民投票なんてリスキーな・・・と思う方もいらっしゃるでしょう。
柏崎の議員では推進派が当選したではないか、と思う方もいらっしゃるでしょう。


でも、全ての「不安要素」を抱えて、「やらんといけん」そう思います。



県民投票は、原発を無効にする投票ではありません。

でも、明確な意思表示ができる投票です。



県民投票を行った自治体はわずかです。
(私の知る範囲では、徳島県の河口堰投票くらいですが)

それもそのはず。


県民投票を行うための署名集計に、与えられた時間は、なんとわずか2ヶ月


この間に、有権者総数の50分の1、約4万人もの署名が必要です。
しかも、佐渡市の人間は佐渡市の人間の分しか集められない、と

なんていうの?
絶対県民投票なんてさせないぞ、的な、ニョアンスが多分に含まれた
規定がいっぱいある投票なんですよね。

県民投票って。



新潟には、日本はおろか世界で最も出力量の高い柏崎刈羽原発の立地県。
フクシマの事故は対岸の火事では決して決してないのに、
何故か、ちょっと動きに欠ける我が新潟県。


その裏には、時間がたつごとに市民の関心を、他においやり、
原発の問題を、風化させようとしている国や議会の動きがあるように思えます。
それ自体、理解のできない動きであり、それに対し声をあげる必要性を感じます。

本来ならば、これだけ大きな出力電力の高い原発を持つ新潟県こそ、
危険性を認知し、あらゆる方面で動き出さなくてはいけないはずなのに



事実は確実に目の前にあります。
今は目に見えなくても、確実に目に見える日がやってきています。
風化は、「とりあえず」目をそらさせる「ごまかし」でしかありません。




事実、どんなに「風化」させようとしても、
そして実際に「風化」されたとしても、
現実には、放射能の汚染は蓄積され、確実に子ども達の健康をおびやかし続けています。

どんなに高温で長時間燃やしても、大量の水で薄めても、
その危険性を「消す」ことのできない汚染物質、それが放射能
なのですから。



「セシウムならば、半減期が少ないからだいじょうぶ。体内から全量排出されます。」
そんな、できることならば信じたくなる楽観論があります。


ならば、チェルノブイリ事故後の奇形児の出産はどのように説明がつくのでしょうか。

切ない事実に、人は目を覆う習性があります。
その習性を利用し、事実は、権力者によって、裏から裏へと隠されていきます。
それは、かつてこの国であった水俣病やイタイイタイ病での国の無残なまでの
「弱者切捨て」の図形と簡単に一致します。


「健康被害がでないうちならば、だいじょうぶ」と思ってはいけません。


意志を表明しましょう。

もしも本当に、原発稼動を国民が決めることができるならば、


できない、と思い続けていたことが、一人ひとりの署名でできるかもしれないのです。


刈羽柏崎原発稼動は本当に必要ですか?

そう自分自身の胸に問うてほしいのです。
全ての権力を持つ人に、すべてのお母さんお父さんに、
全てのじいじばあばに、
そして全ての命ある人に。







「任せて文句をいう社会」から「引き受けて考える社会」へ
署名集め開始は7/1からを予定していまーす。





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (ウジやま猫)
2012-05-28 13:17:21
夫婦で昨年末佐渡に移住してきた妊婦です!佐渡の方でも原発の事に熱心にお勉強なさっている方々がいるだけでも嬉しく思いました。
アミューズ是非とも足を運びます!
Unknown (ウジやま猫さんへ)
2012-05-28 14:34:02
はじめまして。コメントありがとうございます。アミューズメントに足を運んでくださるとのこと、すごく嬉しいです!
会場でお会いしましょう。多分、乳児を抱えていると思います(笑)

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