2015年8月9日(日)に高妻山と戸隠山にトレランスタイルで登ってきました。
恥ずかしながら、高妻山が百名山のひとつであることは2週間ほど前に初めて知りました。
登ってみて、その山容の美しさ、360度の大展望に感嘆し、百名山の一峰であることを大いに納得した次第です。
後半の戸隠山から奥社への道のりは険しく、ビビりまくりでした。
(行程)戸隠キャンプ場入口駐車場10:17~不動避難小屋11:29~高妻山12:58-13:24(再出発)~不動避難小屋14:40~戸隠山15:40~八方睨16:11~戸隠神社奥社17:21~参道入り口17:41~戸隠キャンプ場入口18:02
戸隠キャンプ場入口駐車場。無料です。ここは登山者用の駐車スペースです。スタートは10時17分と遅くなりました。
キャンプ場へ向かう明るい車道を進みます。登山者の車はここには入れません。
戸隠牧場。ここを20メートルくらい進んだ左側に、兄さんがいて登山届を書くように言われます。
牧場内は、川遊びをする人やキャンプをする家族で活気に満ちています。
この牧柵を越えて一不動方面に進みます。弥勒尾根新道は右です。
牧柵の先にも明るい草地が続きます。動物はいませんでした。
このあともう一度柵を越えて山道に入ります。
沢と交差しながら高度をあげていきます。クサリ場、岩場もあります。
氷清水。ここが最後の水場です。
稜線に出ると一不動避難小屋が建っています。緊急時以外は使用しないように書かれていました(11:29)。
稜線を右に進むと、左前方に高妻山が見えてきます。
望遠レンズでの撮影。最後は急坂です。
急坂のあと、平らな岩場を少し歩くと山頂です。山頂には3名の方がおりました。展望は360度広がっています(12:58~13:24)。
山頂の岩場。朝より雲がへり視界良好です。入道雲もなさそうです。
下りのトレイル。夏の陽に輝き気分は爽快!
木立の陰影が絶妙に美しく、足どりも軽くなります。
一不動避難小屋と高妻山の間は往復コースになります。復路も小さな登りはあります(14:40)。
戸隠山までは東側が切り立っている箇所が多いです。注意しましょう。落差が大きいので足がすくみます。
踏み外したら、救命は難しそうです。
九頭竜山(1883メートル)は気づかぬうちに通りすぎていました。九頭竜山と思って到着したのが、戸隠山でありました(15:40)
高妻山が青空に映えます。
八方睨から見た蟻の戸渡り。うーん、怖そう。(実際怖かった!)
蟻の戸渡り。岩が脆そうで頼りないのが、恐怖感を倍増させます。
全部戸渡りはせず、後半は北側(向かって左側)の少し下を巻いていくクサリ場があり、迷わずそれを利用して通り抜けました。まだ命が惜しい自分に器の小ささを実感し、やや落胆。
振り返ったところ。もう2度目はないかも。
その後も、いくつかのクサリ場を下降しました。クサリで全体重を支えなければならない箇所もあり、ボルトが抜けないか冷や冷やでした。自分の臆病さを実感する場となりました。一人で来てて良かった!
戸隠神社奥社に到着(17:21) 精神的にぐったりです。人間界に戻れた幸せを神様に感謝。そして手水舎で水をペットボトルに補給させていただきました。
参道は杉の大木に囲まれます。見事。参拝者とあいさつを交わしながら、ゆっくり駆け下ります。
参道は2kmくらいありそうです。ここで鳥居をくぐった後、車道に出ず、左のせせらぎの小道に入っていきます。
せせらぎの小道入口(17:41)
木道はところどころ破損してます。走って負荷をかけないようにしましょう。
スタート地点に戻ってきました(18:02)。閑散としています。道路向かいの100台駐車場は、今夜そのまま車中泊する予定のかたが複数おられました。トイレもあるし、便利そうです。
自販機でコーラ、ファンタを購入し、今日は火打山、明日は高妻山に登るという車中泊予定のかたと少し談笑し、その後、帰路につきました。
☆☆☆
蟻の戸渡りは登りのほうが多少怖くないかもしれません。私としては、昭文社の山マップで、破線の難路にしてほしいコースかなと感じました(自分のクライミング技術のなさを棚にあげてすみません)。
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