名古屋のテレビ局のテロップで、そして京都の大文字焼きの燃料の松の選定で、
岩手が放射能汚染地と思われていたことがわかった。
もともと西日本の人にとっては、東北地方は十把ひとからげで、岩手も宮城も福島も区別がつかないふしがある。
外国人が”福岡”産も危ないと思ってしまうようなものだ。
私は原発事故以来、ずっと具体的な放射線量にもとづいて議論する必要性を強調してきたが、
事故から5ヶ月になる今になっても、世間は放射能の”影”を見ただけでも恐怖におののく状態のまま。
なぜ、放射線(の人体への影響)の科学的知識を得られる新書レベルの本すら読もうとしないのか。
結局は他人事で、周囲と一緒になって怖がっていればそれで安心なのだ。
(線量計を買った人は、自分の生活圏の線量を測り続けてみてほしい。
我々はnSv/hレベルの放射線とともに生きていることがわかるから)
原発事故に関する放射線の問題については、書きたいことはほとんど書いた。
多くの人の助力で細かな線量マップはできたが、もうその段階は終わった。
μSv/hレベルの所で除染が進まない状態では、あらたに測定する意味がない。
なので、放射線関係の記事は終わりにする。
本当は、読者の皆さんと安堵の喜びを分かち合って終わりにしたかったのだが、
それはとうてい無理だということがわかった。
この数ヶ月間、ご愛読ありがとうございました。
岩手が放射能汚染地と思われていたことがわかった。
もともと西日本の人にとっては、東北地方は十把ひとからげで、岩手も宮城も福島も区別がつかないふしがある。
外国人が”福岡”産も危ないと思ってしまうようなものだ。
私は原発事故以来、ずっと具体的な放射線量にもとづいて議論する必要性を強調してきたが、
事故から5ヶ月になる今になっても、世間は放射能の”影”を見ただけでも恐怖におののく状態のまま。
なぜ、放射線(の人体への影響)の科学的知識を得られる新書レベルの本すら読もうとしないのか。
結局は他人事で、周囲と一緒になって怖がっていればそれで安心なのだ。
(線量計を買った人は、自分の生活圏の線量を測り続けてみてほしい。
我々はnSv/hレベルの放射線とともに生きていることがわかるから)
原発事故に関する放射線の問題については、書きたいことはほとんど書いた。
多くの人の助力で細かな線量マップはできたが、もうその段階は終わった。
μSv/hレベルの所で除染が進まない状態では、あらたに測定する意味がない。
なので、放射線関係の記事は終わりにする。
本当は、読者の皆さんと安堵の喜びを分かち合って終わりにしたかったのだが、
それはとうてい無理だということがわかった。
この数ヶ月間、ご愛読ありがとうございました。
直接のコンタクトが叶えば幸いです。
しかしその立場を越える問題(たとえば原発)は、自分自身の”我欲”が出てしまうのを防ぐ事ができません(利権は無し)。
我欲の世界には客観的真実はありません。自分のブログを決着のつかね政治的論争の場にする気はなく、それなら無害な身辺雑記である本来の私のブログに戻したいと思いました。
なので、この問題の更なる議論が必要なら、ブログ以外の場でしましょう。
お年寄りの方は特に。
どういうわけか線量の低い安全な地域の人ほどより恐れ、
非常に高いところの人はつとめて平気だと思いたがる
傾向があるような気がします。
これは、小さなリスクは過大評価(過敏)し、大きなリスクは過小評価(鈍感)する傾向で、
これを言い換えれば、現地のお年寄りの方は年齢的に発がんリスクがもともと高いためもあって、放射線によるリスクの増分が過小評価され、遠方の人は発がんリスクがたとえ無視できるほどでも、線量が平常値より高いということで過大評価されるわけです。
ただチェルノブイリでも年配者は引っ越しを拒否しました。年配者は引っ越しによるストレス・喪失感がとても高く、それだけで寿命を縮める可能性があります。なので、せめて自宅での線量を下げる対策を施すことで、実質的な危険量には達しないようにするべきかなと、5月に飯舘村に居残っていた人たちと話して感じました。
小さな子供のいる若夫婦などはそれにひきずられる形で
避難したくてもできないでいる人もいるようです。
老人の世話をする人も必要ですし。
だから結局、老人が避難しないと、自動的に子供も避難
できない事になるみたいなので、福島に住まざるおえない
子供のためにも。線量を下げる対策は是非やってもらい
たいです。
私は福島に家族がいるので、東京の人が必要以上に恐れ
騒いでいる様は滑稽にみえるどころか、この人たちは
自分の身のことしか考えられないのかな、と、ちょっと
不愉快に思ったりもします。
今、「放射能と健康」を読んでいます。1歳のわんぱく坊主がいるのでなかなかすすまないのですが、とても勉強になっています。
今まで知識が全くなかったので、ネット上の情報を見ると真偽がわからのに全てうのみにして不安になっていたんですが、今は落ち着いて対処できているような気がします。(知識はまだまだなんですが(^^))
危険だ危険だ、と不安をあおるような情報が多い中で、山根さんからの情報は私にとってとても貴重なものでした。もちろん気をつけるのは大切なことだと思っていますが、必要以上にすると息苦しくなってしまうので(^^;)
今までとても参考になりました。ありがとうございました(*^^*)
書きおえた後、表紙を見て気付いてあわててしまいました。失礼いたしました。