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1200m台の山に挑んだ結果

2018年09月23日 | 山歩き

下りで歩行困難になる腸脛靱帯炎者が登山をやるには、ZASMTのサポーターが必須とわかった。
問題は、どのくらいの負荷までこのサポーターが耐えられるかだ。
なにしろ、その限界を超えると途端に山の中で歩行困難になるので生死にかかわる。

そこで、標高約600mの高尾山を皮切りに、毎回ほぼ100mずつ標高を上げて、今年6月の時点で1000mまでクリアできた。

そして夏の間に更なる高みにトライするつもりだったが、思わぬ酷暑のため、いわゆる1000m台の”低山”に行く気にならず(熱中症になりに行くようなもの)、ずるずる延期になった。

「暑さ寒さも彼岸まで」という諺どおり、少しは涼しくなった秋の彼岸中日の秋分の日の日曜、秋晴れとはいかないまでも、晴天なので丹沢の大山(1252m)に行くことにした。

そう、1100m台を飛ばしたのだ。

理由は簡単、1000mがクリアできたなら、1100mも同じだろうし、先を急ぎたいから。

大山は、腸脛靱帯炎に苦しむ前に登って、最後の男坂の石段の下りで、右膝(腸脛靱帯炎でない側)を痛めて泣きを見た因縁の山。→「丹沢大山、涙の男坂」
その男坂へのリベンジの意味もあった。

大山は、中腹の阿夫利神社下社(約700m)までケーブルカーが通っている。
登山効率的にはそれを利用しない手はないのだが、男坂へのリベンジを下りでなく、登りでやりたいため(下りは勘弁)、急な石段が延々と続く男坂を登る。
ケーブル下から歩いて登る人たち(もともとその数は少ない)は、ことどとく女坂を選んでいく。
なのでたった一人で男坂をぐいぐい登っていく。
下ってくる人はいるが、中には両膝に手を当てて苦痛の表情の人もいる。
自然石の堅い石段の下りは膝をやられる(至仏山から尾瀬ケ原への下りも膝が痛かった)。
男坂を下りに使うのはやめた方がいい。

ケーブルに並行した段差のある石段の直登ルートだけに、すでに汗だくになり、両脚の大腿四頭筋が悲鳴を上げる。
少しでも膝の負荷を和らげようと、予備に持ってきたストックを早々に使う。 

やっとケーブル終点の下社駅に到着。
更に石段を登って下社を参拝し、山頂への登山入口を抜ける(自分で幣でお祓いし、お守りをいただく)。
私以外のケーブル利用の登山客は、ここから歩き始めるので、皆さん至って軽快な足取り。
それに対し、すでに一戦こなしてきた私は、長距離歩行モードに入っている。
そのため、最初の長い石段で、前を行く若いカップルに距離を開けられてしまう。
ただ、初心者ほど、歩き出しは張切って歩速を高めてしまい、それが後になって響いてくるはず。

私はマイペースで登っていくが、すでに大腿四頭筋が痛み出していて、いつもより苦しい。
なにしろ下社から上も自然石の不ぞろいな石段が続いているから。
坂道と違って、階段の登りは大腿四頭筋のみを酷使する不自然な負荷を強いられる。
男坂を登ってきた私だけが、辛いハンディを背負っているのだ。

大山は、その名の通り、稜線から抜きんでた山容をしている。
それは山体が急斜面で構成されているからだ。
ケーブルを使わず、下から直登してきて初めて大山の”険しさ”が痛感できる。

大腿四頭筋は痛むものの、心肺機能は大丈夫なので、山頂手前で、先ほどのカップルに追いつき、追い抜くことができた。
山では、ウサギよりカメの歩行が結果的には早く着くのだ。

阿夫利神社本社のある山頂で、大勢のハイカーに交じって持参した菓子パンの昼食を摂る。
山頂の茶屋にはおいしそうな蕎麦があり、その場で食せるカップ麺もある。
次回はここで昼食を摂りたい。

山頂で30分休んで、前回同様、見晴し台に降りる。
こちらも急傾斜が続く。
今度は下りなので、腸脛靱帯にとって試練だ。

13時過ぎているのに、この急坂を家族連れが登ってきた。
小学生の男の子はべそをかいている。
今から山頂に行ってしかも辛い急坂を降りて時間的に間に合うのだろうか。
それに男の子はこれで山が嫌いになるだろう。

丹沢は、目の前に相模湾が広がり、横浜と東京が望め、富士も裾野から見えて、奥多摩より展望がダイナミック。
でも斜面が急で、崩壊地が多く、道も険しい。
一言でいえば、奥多摩より難易度が高い。 
私自身、身をもってそれを痛感することになる。

そう、見晴し台に着く前に、とうとう左脚の腸脛靱帯が痛み出した。
ZAMST を着けているのに。
さらに、前回の男坂で痛んだ右の膝まで痛み出してきた。
右用のZAMSTも必要なようだ。

三峰山が目の前に聳える見晴し台に着き、振り返ると大山が見下ろしている(写真)。

見晴し台から下社までは幸い平坦な巻き道なので、膝の痛みは感じなかったが、
下社から、女坂を下るつもりで、数歩降りたら左膝がダメだと訴えたので、下りはケーブルを使った。

ケーブルからバス停までの短い石段が続く参道の下りでも腸脛靱帯が痛んで、普通に降りれなかった(新宿駅の階段でも)。
ZAMSTを着けても、1200m台が限界だとわかった。 
自分の慢心がそうさせたともいえる。 

後日:一旦腸脛靱帯炎になると、翌日も階段を降りれない状態が続いたものだが、今回は帰宅後、低周波治療(オムロンのエレプラス)をし、次いで一晩高周波治療(パナソニックのパナコラン)をしたら、翌朝は痛みが消えていた。
帰宅後の処置はこれでよさそうだ。 

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