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荒川を歩く2:北千住から赤羽

2018年10月08日 | 東京

連休最後の体育の日。
昨日と打って変わって気温が低く曇天。
これって絶好のウォーキング日和。

実はスクワットのやり過ぎでか、階段の昇降時に両膝が痛むので、山には行けない。
となると次善の選択肢は平坦な”川歩き”となる。

そして選択肢として頭に浮かぶのは、以前に口から歩いて足立区の千住まで歩いた荒川(→荒川を歩く1)と隅田川(→隅田川を歩く1)。
この両河川、(河口から見て)千住から赤羽まではほぼ隣接して流れている。 
しかも赤羽にある岩淵水門は荒川と隅田川の分流点。 
なので両者をひとまとめに歩くつもりで、荒川の前回の終了点・北千住から歩くことにする。
隅田川は不必要に湾曲してしかも河川敷がないので、荒川の方を選んだ。

さて、前回の終点千住大橋から歩くため、JR北千住駅に降り立つ。
東京東北部一の繁華街なので、まずは地元の店で腹ごしらえのつもりでいたが、手ごろな蕎麦屋が見当たらず(飯やラーメンでなく、軽く蕎麦でいい)、旧街道の宿場通り(都内でも珍しく宿場の風情が残っている)を進んでいくうち、各地に支院のある由緒ある名倉医院(母も世話になった)の本拠地を過ぎると、荒川の堤防(前回の終了点)に達してしまった。
しかたないので、空腹をかかえて歩き始める。
この先、川沿いにコンビニなどないだろう。 

荒川は、都内を流れる川では一番の大河川で、河川敷が広く、(少年)野球のグラウンドが続いている。
河川敷の道は、川には近いが、川べりとの間には潅木林が続いているため川はほとんど見えない。
むしろ堤防上の道の方が川を見下ろせ、対岸も上流も見渡せて、見晴らしがいい。
といっても、川も河川敷もそしてその周囲の景色もいくら歩いても変わり映えしないのが辛い。

足立区立中央図書館がある立派なビルが堤防上の道から入れるので、レストランがあるのを期待して行くと、最上階にあった。
川沿いで地元の店で蕎麦(たぬきそば)を食べれて満足。

トイレもすませて再び歩き出す。
この付近は、下流と同じく、川面よりも堤防外側の住宅地の方が低い(写真:左が堤防下の住宅地、右の白っぽい線が荒川水面)。
なので荒川が氾濫したら、流域一帯、すなわち足立区南部から隅田・江東区に到るまで水没する。
しかも海抜0m以下なので、その水は海に流れず溜まる一方。
かくも荒川の治水は東京の防災の最重要問題なのだ。

ほどなく、左側に隅田川が近寄ってくる。
堤防下の道路一つ隔てて、両河川が並び、左手に隅田川、右手に荒川と視野で180°離れて並行する(両方を同時には見れない)。

無人モノレールの舎人ライナーが走る扇大橋をくぐると、隅田川が離れていく。
堤防上の道は眺めがいいが(たとえば隅田川を見れる)、川を横断する道路にさしかかると信号待ちになる。
一方、河川敷の道は、眺めは悪いが、横断する道路の下をくぐり、また川の屈曲に対して円周の無駄がない。
なので、基本は堤防上を歩くが、横断道路とカーブでは河川敷を歩く。
いずれにせよ、川歩きは日差しを遮るものがないので、今日のような曇天日に歩きたい。

江北橋を過ぎると再び隅田川が左から接近してきて、今度は歩いている堤防が隅田川の堤防も兼ね、すなわち両河川の間の堤防を歩く状態になる。
丁度堤防上が拡がって「宮城ゆうゆう公園」になって一帯が芝生状になっているので、隅田川にも行ってみる。
隅田川は河川敷がなく、人工のコンクリ板状の堤防で囲われている。
川沿いに遊歩道こそあるが、広い眺めでゆったり歩くなら荒川の方がよい。

左手の隅田川は、半島状に突き出た北区の豊島五丁目団地を左カーブして、左手奥に遠のいていく。

荒川の河川敷もここからは、今までのようなグラウンドではなく、池などがある公園状になっていて、川べりまで近づける。
せっかくなので川べりに行き、川の流れを目の前で見る。
川は濁っているが、釣り糸を垂れる人もいることから、死んだ川ではない。

行く手の対岸に見える高層ビルは、川口(埼玉県)にあるエルザタワーという55階建ての高層マンションだ。

昔は、東京と川向こうの県とでは、東京側の都市的風景が勝っていたが、最近は、川向こうの川崎(武蔵小杉)や川口の方が東京側より都会的。

鹿浜橋を過ぎると、三たび左から隅田川が近寄ってくる。
右手の荒川対岸に新芝川が直角に合流してくると、対岸は足立区から埼玉県川口市となり、ここから荒川も県境の川となる。
左の隅田川の上流に岩淵水門が見えてくる。
左手に隅田川、右手に荒川、そして正面に荒川と隅田川の分流点である水門という雄大な風景の中を歩く(写真:左が隅田川、その奥が岩淵水門、中央のビルが川口のエルザタワー、その右が荒川河川敷)。

河口から千住までの荒川・隅田両河川の川歩きは、はっきり言って単調でしかなかったが、今回の千住からの上流部は、両河川が3たび並んで視野いっぱいに川の風景が拡がるので、変化があってそれなりに楽しめた。

いよいよ岩淵水門(新と旧の2つある)を通る。
隅田川はこの水門で荒川とつながっている。
実は隅田川は元は荒川の下流だったのだ。
ところが荒川の治水のため、隅田川とは別に放水路を造り、それが今の荒川下流となった。
新水門は、荒川が増水時に、余った水を隅田川に流すための役割を担っている(ただ隅田川は河川敷がないため、あまり余裕はないと思う)。
ということで荒川と隅田川は元は、そして今でも一体なのだ。
今回の川歩きでその一体性を確認できた。

旧水門奥の島状になっている緑地で一休みし、堤防向こうの「荒川知水資料館」に入って、トイレを借りてペット飲料を買う(ここは数年前に見学済み)。
河川敷は有料のバーベキュー会場になっていて、道具などは貸してくれるようだ。

ここを今日の終点とし、赤羽(東京東北部で北千住に次ぐ繁華街)に向うため、荒川から離れる。
すぐに渡った橋に流れる先ほどまでの隅田川は、水門の上流ですでに「新河岸(シンガシ)川」と名を変えている。
新河岸川は隅田川の(荒川に代わる)新しい上流になっているのだ。 

新河岸川を渡ってすぐの小山酒造(都区内唯一の地酒醸造所)の店で、「丸真正宗」ではなく「どぶろく」を買った。

この先の荒川も新河岸川も川歩きの対象にしたら埼玉県に入り込んでたいへんな長丁場になるので、とりあえず東京の川歩きとしては、これで完歩としたい。

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