今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

私のまわりに日本製が少ない理由

2014年05月21日 | 時事

武家礼法(サムライの所作)の伝承を我が使命と思っている私が、日本を愛する心をもっていないわけがない。
その私が愛用している品々は、残念ながら外国製(製造地ではなくメーカーが)ばかりになっている。
舶来信仰などないが、特にデザインが気に入り、所有欲をかきたてられ、所有していることの満足感と愛着を得られるからだ。

まずパソコンは一貫してApple(Macintosh SE以来)。そしてタブレットも。
車は2台続けてRoverのmini。
日本車は信頼性は高いが、「数年乗って買い替える」のを前提としている造りなので、愛着がわかない。
時計は、もとより高級志向は皆無なのでスイス製ではなく、カナダ製。
これは木製にこだわった結果。

カメラは、今はパナソニック(Lumix)のハイエンドデジカメ。
でも憧れるの昔からLeica(これについては完璧にブランド信仰)。
とうてい手が出ないから、Lumixのなんちゃってライカ印で我慢。

ヘッドホン(ノイズキャンセリング)とミニオーディオはBose。
掃除機はiRobotのRoomba。

服はL.L.Bean。
腕の長い私は日本製が合いにくい。
アウトドアがベースなのでおしゃれでないが、機能も値段も実質的。

靴はBirkenStock。
足の快適性が最高。
”計測マン”として愛用している数々の計測器も外国製ばかり。
温度計以上の特化した計器は、日本には手ごろな値段の”民生用”がない。

でも白物家電は日本製の圧勝だ。
洗濯機(シャープ)と電子レンジ(東芝)は20年以上使って故障1つせず、20年以上電源入れっ放しの冷蔵庫(ナショナル!)も修理1回で現役。
これらは実用一辺倒の生活の道具であって、必要だがこだわりや愛着の対象ではない。
そしていざというときすばやく修理できるのがいい。
逆に電球(蛍光,LED)は安い中国製でかまわない。

日本製は性能はいいが個性がない。総合平均点はいいが、オリジナリティの押しがない。
皆と同じという志向なら満たされるが、逆にそれではつまらんという志向や明確に特定された志向からは、すなわち私の志向なのだが、中途半端となり、選択肢でなくなる。
だいいち、既存の体制(既得権)をユーザーのために打ち破るイノベーションパワーがない。
ソニーのウォークマンがiPodに負けたのもこのため。
液晶テレビも東芝だが、LANが今どき(買った当初)有線のみに唖然、その点AppleTVは便利だよな。
私が唯一気に入っている日本製品は、富士通(PFU)のScanSnapだ。
これは革命的製品で、発想も使い勝手もすばらしい。
がんばれ、がんばってくれ日本!


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