今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

心理学は就職に不利か①:内定率の低さ

2013年02月12日 | お仕事
わが心理学科の就職内定率は、大学のすべての学科で最低だった。
心理学科には大学院があるので、進学希望者を除外した、
就職希望者における希望内定率の数字。
実はこれ、今年に限ってのことではなく、毎年の話。
この傾向はうちの大学に限っての現象か。
他大学ではどうなんだろう。
たぶん、心理学専攻に特有な傾向な気がする。

そこで、心理学と就職との関係を考えてみたい。

内定率の低さを、まず担当教員はどう捉えているかというと、
「メンタルな問題を抱えた学生が他学科より多い」ためというのが一致した見方。
統計的にいえばそうかもしれない。

そもそも心理学を専攻しようとする動機にメンタルな問題があるのも事実だ。
ただ、言い換えれば、心理学を専攻する学生は、
自分のメンタルな問題を自覚し、それを直視しようとしている。
自分の心的トラブルを自分の心の問題として引き受け、外部のせいにしていない。
すなわちトラブルメーカーになるメンタリティではない。

そもそも自分を含めた人の心に関心が強いということは、
性格の内向性が強いということだ。
内向的性格は、外部への適応力が弱い。
初対面場面や公的場面での自己アピールに弱いタイプだ。

人間に対する知識がある割りに、性格的に営業や販売には向かない。
かといって事務作業では、パソコンをバンバン使う学科に負ける。
という訳で、営業職・事務職というレベルでは、売りが弱い。

だが、性格だけで仕事が勤まるだろうか。
それなら、そもそも大学卒である必要もないはず。

能力的にはどうなのだろう。
これは次に考えてみる。

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